今回根拠地にした娘の住むマンションは、メトロ・レッドラインの駅(White Flint)から3分程度ののところにあり、30分以内でDCの中心部に行けるという恵まれたところだった。だから、スミソニアンエリアに行ったりするにはとても便利だった。また、1日パスが9$/人で、ウロウロするにはこれがまた絶好だった。
 しかし、東京のメトロなどと比べると、いろいろなところに違いがある。まず、インフォメーションが貧弱である。車両や案内標識が路線ごとに色分けされ、乗り換えなどの際もわかりやすい東京のメトロに比べ、ワシントンのメトロは実に素っ気ない。次の駅がどこかも表示されていないし、島式ホームでは自分の行く方向の終点をよく認識して、どちらか判断することが必要である。今回は、飛び乗って逆だったことも一度あった。終点が途中駅というケースもあり、初心者にはなかなか厄介である。とはいえバスに比べればよっぽどわかりやすく、今回も何もトラブルには遭わずに済み、便利な乗物だった。

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 ちょっと日本の感覚と違うのは駅である。駅のエスカレーターは直線で長い。狭い日本なら、4本とか5本に分割し、稲妻状に配置するところだろう。上から見ると地の底までつながっているような錯覚に襲われる。滑り落ちたらただでは済みそうにない。現地居住者に聞いたところでは、しばしば故障で止まることもあるらしいが、上るのは大変だろう。また、そんなこともあって太めの人は地下鉄を避けるらしいともいっていた。あと、このエスカレーターには賑やかなものが多い。タイトルに動物園とつけたが、それはこれが理由である。一番多く使った White Flint では、ご丁寧に道路を横断する地下道のエスカレーターが両方とも音を出していて、一方はまるで象の鳴き声だった。滞在中ずっと同じ状態だったから、それが普通なのだろう。この国の機械は、一般に音が大きい。たとえば換気扇・冷蔵庫・トイレの乾燥器など、いずれも働いていることを誇示しているように音が大きい。ただ、わずかだったがその中で暮らしてみると、音ぐらいどうでもいいじゃないの動けば、という気分である。
 
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