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 「ランカスター(PA)・アーミッシュの村を訪ねてみた」の続きである。 
 今回の旅行では、期せずしてアメリカの古い時代や、古くから続いている文化に触れることになった。ウイリアムズバーグとランカスター、アメリカの奥の深さと幅の広さをいやというほど感じたのだが、なかでもアーミッシュの存在や生活の概要に触れたことは、私にとって衝撃的ですらあった。帰ってきてからさっそく写真家菅原千代志さんの「アーミッシュ:もう一つのアメリカ」を買って読んだし、「目撃者」のDVDも注文した。私の子供の頃はまだ戦後の混乱と貧困が続いていたが、10代後半からは堰を切ったように物が増えて消費も増大する世の中となり、それをなんの疑問も抱かずに享受していた自分自身をあらためて見直すことになった。
 といっても、彼らの生活をそのまま真似するようなことも現実的ではないし、そんな表面的な話で済むものではないだろう。今もっとも強く反応しているのは、新しいものを取り入れるときの姿勢である。先祖から受け継いできた自分たちの生活にとって必要なものかどうかを実に慎重に評価して、採否を決めているらしい。そのあたりは前回の記事でも紹介した「アーミッシュのハッカーたち」に詳しい。特に最後のあたり。私自身を振り返ってみると、手当たり次第に新しいものにとびつき、次々に移って忘れていった姿が見える。今の時代背景の中で、そんなパターンを見直すことは必要かもしれない。

 ところで、原発なんていうものはまず最初に本当に必要かどうかを慎重に考えるべきだろう。根本的な議論を進めずにいつの間にか居座ってしまうのを看過しちゃいけない。それにしても、ランカスターのアーミッシュ村がスリーマイル島から40キロくらいしか離れていないというのは皮肉なことである。 


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