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 先月の台風で壊れた倉庫の中には、移転してきた当初から正体のわからない袋があった。コメやセメントの袋のような丈夫な紙袋で、ノバテックPPなどと書いてあり、どうやらポリプロピレン樹脂のペレットではないかと推測された。そのような袋は何袋もあるのだが、農業の中で一体全体どんな用途に使うのか、ずっと考えていたのだった。もしかしたら田んぼの暗渠にでも使うんじゃないか、とか。

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 この前の台風のあと、これらの袋は納屋に退避させたが、あらためて持ち上げてみると不思議に軽い。ペレットが中に入っているとはとても考えられないほどだった。そこでついに開けて中身を見たのである。と、不思議な物質が入っていた。ペレットとはちょっと姿が違うサラサラしたものである。一度燃やしてみようと思いながらそのままにしていた。
 少し経ってから、先々代の持ち主時代から出入りしている農機具販売業者さんなら知っているんじゃないかと、立ち寄ってくれたついでに聞いてみた。そうしたら、昔はバイオトイレを使っていたからそれに入れるおが屑ではないでしょうか、という回答。なるほどそうだったのか、袋はきちんと閉じてあったから袋の外側とまったく違うものが入っているとは考えもしなかったが、それなら確かにある話だ。入居以来、まったく入っていないトイレも確かにある。

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 ということで、本日はカミさんが畑に堆肥などと一緒に撒いていた。木質だから当分の間窒素などを吸うだろうが、長期的には土質改良につながるだろう。これで、倉庫の中でちょっと邪魔になっていた謎の袋を有効に活用できそうだ。
 
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