以前執筆依頼があったということで紹介した連載コラムについては、1~4回目のものを当BLOGの記事にしてきました。ここでは7月号分を掲載します。

以下月刊ふるさとネットワーク2014/07からの転載

タイトル:定年帰農生活はまるでテーマパーク
5:農業従事者になる(農地取得)

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 農家ではない人が農地を所有(登記)することは簡単ではありません。農地法の制約で、自治体の農業委員会が農地取得者を農業従事者として認めることが前提となるためです。私も農地を取得(仮登記)した年の春に大多喜町役場に相談に行きましたが、かなり否定的な反応だったため、態勢を整えるために1年程度待つことにしました。(否定的だったことにはちょっと事情があったようです)。
 その1年の間に作物を実際に作り、横浜の自宅でそれを販売することを積み重ね、再び役場に出向きました。向こうの担当者も人が替わっていたせいか前とは全く異なるポジティブな反応で、5反歩以上にするために近所の農地を借りることと私を農業従事者として認めることを一度に委員会にかけてくれ、晴れて農家となることができました。担当者の交代だけでなく、町として新規就農者や移住者を増やそうという方針がその1年の間に出ていたのかもしれません。その後も大多喜町では、通常5反歩必要な面積制限を1反歩まで下げ、新規就農者の敷居を下げてくれています。また、空家バンク制度などの定住者増加対策も始めています。
 ところで、農業委員会に認めてもらうためには営農計画書をまとめて出さねばなりません。自治体により書式は異なるかもしれませんが、年間の作付け計画・収支見通し(売り上げや生産経費など)・農業機械の現状などをまとめたものです。提出するのはまとめた数字ですが、私の場合は経験のない農業を自力で立ち上げたことでもあり、細かい内訳まで検討して作りました。計画書をまとめることが一種のシミュレーションとなり、色々なことを進めていくための道標となったのです。サラリーマンを卒業した2012年度からは青色申告制度を利用していますが、これも営農計画の延長であり収支の整理がとても簡単でした。ということで、農業従事者として認められたことだけでなく、その後の農業の計画や実行にとても役に立ったのでした。

   この記事は田舎暮らしの総合情報誌「月刊ふるさと
   ネットワーク」のコラムとして掲載されたものです。
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    電話:03-3351-5601(ふるさと情報館・代表)
    HP:http://www.furusato-net.co.jp

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