雨が降っているときはさすがに休むが、天気なら当たり前のように田んぼの草取りである。2反歩とそれほど広くはないが、ひと通り草取りをやって最初の場所にもどると(2週間後くらいか)見事に草は育っている。そんな具合だから、イネの背が伸びて跨げなくなったり、根が伸びて踏むと切れるようになったり(感覚でわかる)などで田んぼに入れなくなるまで、この草取りは続くのである。

07011めだか.jpg

 最近はいつも「草取り」と騒いでいるが、これが意外に嫌な仕事ではない。ずっと田んぼに這いつくばっているから、住んでいる生き物たちがよく見えるのである。長いニョロニョロした奴はあまり歓迎ではないが、その他のものはみるだけでもちょっと楽しいものが多い。今日はメダカの稚魚や幼魚を発見した。田植えの頃に池から連れてきて放したことがあるが、その子どもと思われる。3月から沢水をとめたので、環境としては厳しくなっているが、何とかずっと生き延びさせてやりたいものだ。

0711田のクモ.jpg

 それから、今年の特徴は蜘蛛が多いというところだ。数平米に1匹くらいの割合で住み着いている。実は今年のイネにはカメムシがついている。これまで虫は殆どつかなかったのだが、どうやらコナギの異常発生で虫には住みやすい環境ができたのだろう。蜘蛛が多いのもカメムシの発生と因果関係があるように思う。
 次の動画は田んぼの中で落とさないように注意してスマホで撮ったものだ。5月の田植えの頃、畦に白い塊ができるのだが、その中にはシュレーゲルアマガエルの卵が入っている。それが育ってようやく蛙になったのである。得意そうにイネの葉に乗っかっていたので)撮影した。このカエル、周囲の色に合わせて自分の色を変えるのである。緑じゃないのは田んぼの土の上にいたからだろう。
 春からずっと、ホトトギスが「東京特許許可局」と鳴いている。ウグイスも競うように鳴いている。今週からヒメハルゼミが山全体で鳴き始めた。そんな声を聞きながら田んぼの小動物を見つけるのもなかなかおもしろいものである。




にほんブログ村 ライフスタイルブログ 定年後の暮らしへ
にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村
  ブログ人気ランキングに参加しています。一日一回バナークリックで投票してください、お願いします。