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 今年3度目の燻炭作りは、雨・風・大嵐で波乱含みだったが、それでもまあまあうまくできた。燻炭作りはいろいろな要素が絡むため、毎回同じようにいくわけではなく、常に見張りながら適切に手をかける必要があるし、終わらせるタイミングにも難しい部分がある。しかしながら、農業用資材としての出番も多く、モミガラを入手することが可能であればぜひともチャレンジすべきである。私も毎年数回は作っているので、そのやり方をまとめて掲載するので、これから燻炭を作ろうとする皆さんの参考にしていただきたい。また、私などよりもずっと経験をお持ちの方もおられると思うので、改良点やコツなどをコメントなどでお知らせくださるとありがたい。
 
「モミガラ運搬」
 まずはモミガラの運搬から始めよう。私は軽トラにべニアを差して運んでいる。左右両側に3×6尺の型枠合板を立て、前後に約1.2m幅の同じ板を立てている。前後の板には2×4の角材で補強をしている。荷台の大きさにちょうど合うようにカットしてあるので、それぞれ同士はねじ止めなどせず、ロープで固定するだけで十分である。これで約2立米のモミガラ運搬が可能である。モミガラの比重を調べたこともあったが、一応積載重量オーバーにはならなかったはずだ。モミガラ袋換算だと約20袋分というところだろうか。モミガラ袋は約1俵分のはずだから、20俵分のモミガラを一度に運べる。
 
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「準備」
 次は燻炭作りに入っていく。現在は1台分を一度に作っている。最初はもっと少なくやっていたが次第に増えて、このくらいがちょうどいいと考えている。使っているのは、円錐に煙突のついた燻炭器(ホームセンターで1500円程度で買える)であり、軽トラ1杯の場合は2台並べてやっている。ただ、燻炭器一台当たり1立米というのは通常よりも多いと思う。後述するが、消すのに手間がかかるので台数を増やすか、モミガラの量を減らすことも検討すべきである。
 
「作る場所」
 燻炭を作る場所は決めてあるのだが、そこにはいくつか工夫を加えてある。水を引けるようにしてあること、それと全体を凹みにして水を溜めるようにしてあることだ。燻炭作りで厄介なことは最後に火を消すことだ。特に私のように大きな山にして作る場合は簡単には消えない。水以外にも消す方法はあるはずだが、とにかく確実に消すことが燻炭作りの肝になると考えている。
 
「最初の手順」
 それでは準備に入る。モミガラを満載した軽トラを燻炭場に付けて降ろす。2台の燻炭器を並べてふた山に積む。成層火山のように煙突の先まで積むのだが、今の2台のうち古い方の1台は煙突の先が潰れて短いのでモミガラの量も少なめになる。多い方で大体1立米ほどだと思う。
 
「着火」
 着火は、私の場合新聞に灯油を浸み込ませて中に入れ、最後に火をつけたものを放り込む。火をつけて一気に高温にすることで燻炭器に接した部分のモミガラに火をつける。それで空気の吸い込みも強くなり、火が持続するようである。以前は灯油などは使わずにやっていた。灯油の使用はちょっと邪道のような気もするが、大量のモミガラを処理するようになってから、おそらく空気の量が不足するからだと思うが、なかなか火がつかない。また、このように灯油仕様の着火を行うようになってから、午後に始めても一晩でだいたい出来上がりに近づくようになった。それまでは24時間以上はかかっていたように思う。

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「消火・タイミング」
 消火は、水を注いでいる。燻炭製作時の終盤では表面も燃えて黒くなるが、火はモミガラの底の方を這うように回っている。すそ野の方が早めに黒くなることも多い。燻炭を作っている場所は窪みにしてあり、注水すると底の方にたまり、火を消してくれる。ただ、それだけで消えるほど簡単なものではない。水をかけることももちろんやるけれど、なかなか芯の火種までは浸み込まないのである。これと同じことだが、結構な雨が降っても浸み込まないから消えることもあまりないのだ。しばらく経つと底の部分に水が溜まって燻炭に浸み込むので、スコップで天地返しを行う。これをしばらくやると落ち着いてくるので、家に戻ったりして具合を見る。まあ、簡単には消えないから、何回か見に行って煙の出る場所に水のパイプを動かしたりしてつぶしていく。1立米くらいやっていると、完全に消えるまでは半日くらいかかることもある。
 消火のタイミングだが、最初表面の一部が燃えて黒くなるが、燃えていないところのモミガラをかぶせたりして様子を見る。感覚的には八割程度黒くなった段階で水を入れ始める。表面はまだ黒くなくても大丈夫。底に水を入れながら上の方をかき混ぜると、燃えているモミガラと燃えていないものが混ざってだんだんちょうどいいくらいになってくる。表面が全部真っ黒になるまでおくと、白い灰になっているところもかなり出るようだ。ということで、結構生のモミガラが混じったぐらいで良しとしている。

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 これで一通りの説明は完了である。ドラム缶を使うことや、納屋の奥にある昔のコメを入れる大きな缶も使えそうだと思うけれど、やり慣れてきたので燻炭器利用の方法で毎年やっている。今年は田んぼに撒こうと考えているので、まだ何回も作らねばならない。が、なかなか作業としては面白いものなので頑張ってやることにしよう。
 
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