昨年のコメは、無農薬の宿命のようなところがあるが、雑草(コナギ)に邪魔されて前年の4割程度という惨憺たる状況だった。今年はそれを繰り返さぬよう準備も色々やって臨んだのだった。

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 一つの重要な対策はイネの苗を強く育てるということで、生育途中にハウスから田んぼに出したり、田んぼにはケイカルを撒くなどの対策を実施した。田植えからまだ1ヶ月強だが、しっかりと根を張ってピンとしたイネに育っている。昨年のように早い段階からコナギに負けるということはなさそうだ。

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 もう一つは草取りの早期実施で、田植え直後から自作草取り道具を使って目に見えないくらいだったコナギの芽をとるという作業を開始した。現在3回り目になっている。草取り道具は、コナギがまだ小さいときほど有効で、小さなモヤシのようなコナギを大量に浮かしてくれる。ただ、1ヶ月後の3回り目では浮くことは浮くのだが、育ちすぎたコナギは根を再び田んぼの底に伸ばしてくるかもしれない。

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 4枚の田んぼそれぞれに状況は違うのだが、今年の特徴は浮草の早期発生で、1号はほぼ覆われた。他の3枚には、伝染してはいるが一部のみのカバーにとどまっている。浮草はコナギ対策にとって有効と思っていたが、コナギもなかなかしぶとく、浮草の下で育ってすきあらば葉を水面より上に出そうという勢いだ。かえって他の3枚のほうが、油断せずにコナギの芽をとった分、その発生は少なめだ。

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 ということで、昨年よりはかなり楽な状態となっている。もちろん油断は禁物で、当分の間暇さえあれば田んぼに入るという状態が続くと思う。
 
 今日は草取り棒のロングバージョンを作ってみた。これまでの2mに比べ1m異常長い3.2mバージョンである。重さが増すから取り回しづらいかと思ったが、逆に先の刃の部分に重量がかかり、引っ張るだけで草を取れるという感じで具合はいい。最初は4mから始めたが、ちょうどいい長さに切ったのが3.2mである。


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 もう一つ道具についてだ。田植え靴はかなり便利なものだが、ピッタリしているから履くときと脱ぐときはちょっと厄介だ。「雑誌現代農業」に出ていたのが、ポリ袋を履いてから田植え靴を履くという方法。これが結構効果的で、履くのも脱ぐのも楽になった。ただ、足にかいた汗はポリ袋に溜まるようで、それはちょっと心配なところである。
 
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