小学生の頃、古本屋好きの本の虫だった父親に連れられて古本屋によく行ったものだが、おかげでいろいろな本を買ってもらった。当時の子供の本の定番といってもいいファーブル昆虫記やシートン動物記などに始まり、エラリー・クイーンジュニアミステリーというような推理小説も好きだった。しかし、宇宙に関わる子供ための小説もかなり多かった。それは例えば、主人公の少年がロケットに乗って火星に行ったり、惑星の基地で生活したり、といったことが核になる冒険小説であった。まだ人が乗るロケットはおろか人工衛星すら実現しておらず、全くの仮説の世界なんだが、子供の頃の私は喜んでぼろぼろになるまで読み続けていた。小説だけではなかった。小学生の頃の最も欲しいものは天体望遠鏡で、確か中学になる頃に買ってもらった。口径80mmの反射望遠鏡で、月や惑星などを眺めていたものだった。ただ、手に入って使ってみると、星の映像はそれほど興味を引くものでもなく、これはすぐに埃を被るようになっていた。

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 昨日、つるんつるん温泉からパラボラアンテナをみて一度行ってみようと思ったのだが、今日になっても雨がやまないので、最近動かしていないキャリイ(えすかる号共)を動かしてJAXAに出かけていくことにした。つるんつるん温泉にも近く、トラック買ったダイハツにも近く、最近できたベイシア勝浦店にも近いところの山の中に通信所はある。えすかる号載せているから上り坂ではあえぐし、減り気味のタイヤは滑りそうだが、約30分で到着した。

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    ひまわりのリアルタイム画像


 大きなアンテナが点在する山の上の一角、追跡管理棟というメインの建物の中に2つの展示室がある。ガードマンが受け付けをやっていて、入り口でパンフレットなどをもらって、展示を見て回る。昼過ぎに行ったのだが、本日3番目で他の見学者の姿なし。スペースはそれほど広くはないが、人工衛星(レプリカ?)やロケットの縮小模型など、展示物は多い。見なかったが、ビデオライブラリーはかなり充実している。それにしても、宇宙に関わる私の常識は思いの外少ない。いろいろな情報に出会っても、そこにはどうも届くことが難しい。元宇宙少年ではあるけれど、最新の宇宙事情にはちょっと距離がある感じといえばいいだろうか。

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 ということで、元宇宙少年のノスタルジックな見学はちょっと中途半端な形で終わったけれど、房総半島は結構奥深い。えすかる号で泊まり歩くほどではないけれど。
 
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