この10年間、農的生活と並行して収穫物を売るという役目を負っていた直売所(と言っても横浜の家の玄関先の棚)を閉じることにした。70歳になったことで毎週の往復と配達で依存していた車の運転を少し遠ざけようと思ったこと、収穫日を含めて週のうち3日の直売関係作業のうちのいくらかを農作業に振り向けようとしていること、この2点が方向転換の理由だ。他にもいろいろ事情はあったのだが、なにしろ農作物の栽培には準備期間が必要だ、出品してくれる協力農家さんたちもいるし、早めに決断をした。

0327直売所

 定年後の10年間を振り返る(1)で簡単に書いたが、入植した2009年の春の筍から始まって、ずっとある意味農作業を後押ししてきたのが直売所の向こうにいるお客さんたちだった。当初はうちの前の細い道を(ワンちゃんの散歩などで)通る人たちがメインのお客さんだったが、2012年春に人生の楽園(テレビ朝日)で取り上げられてからずいぶん幅が広がり、その後もネット経由で無農薬野菜というキーワードで探してくれた方も加わる、という具合に失速することなく続いていた。また、人生の楽園を契機に始めたメール配信と取り置き・配達もずっと続いてきた要因になっている。それに、そのころから木更津の農家さんが加わったことも大きい。一通り野菜関係が揃うということで、利用される方も増えるのである。
 そんな感じに上手く回っていたのだが、日月火で300Km近くも走るのは少し心配になってきた。運転に問題があるとは全く感じないけれど、年寄りは自分ではわからない。何かあってからでは遅いだろう。しかし、日曜日に収穫して夕方木更津の提携農家さんに立ち寄って委託品を預かり、横浜の家についたら品物を整理してメールを書き、月曜朝にメールを出して注文を集め、取り置きしたり配達したり、そして火曜の夜には農場に帰る、という一連のリズムがなくなるのもいいかもしれない。また、商品に不具合はないか、注文間違いはないか、決めた時間に配達できるか、といった心配もなくなるわけだ。緊張感が失われるかもしれないが、10年間の緊張をほぐすのもいいかもしれない。ということで自分で第二の定年にした。
 とはいっても、農的生活をやめるわけではなく、むしろ更に深耕しようと考えているので、穫れたもの(コメ芋中心)を何とかするという必要は残っている。第一の定年はサラリーマンから田舎暮らし農業への大転換だったが、今回の定年(2)はそれほどドラスティックではない。しかし、いろいろ考えて更に楽しもう。

 ところで、10年間の直売所の売上は1290万円、うち46%はうちで作ったもの、34%が木更津の提携農家さん出品、残りはうちのコメや芋などを箱売りした売上げだ。ただ、半端でなく赤字だったな。
定年後の10年間を振り返る(1)

定年後の10年間を振り返る(2)

定年後の10年間を振り返る(3)

定年後の10年間を振り返る(4)

定年後の10年間を振り返る(5)

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