台風の直接的な被害については、既報の通り幸いなことに軽微だったが、その後がかなり具合の悪いものだった。台風の通過時、風雨のピークだった午前3時頃に停電、その復旧にはかなりの時間がかかった。さらに携帯電話も不通、これは基地局の非常用電源が尽きたからと思われる。
 9/10は、昼前から勝浦のベイシアに避難した。この比較的新しい店は、うちから25分ほどで行けるのだが、イートインコーナーもあり、こうした際の避難場所にはもってこいなのだ。お腹が空けば、ベーカリーやお店に行ってなにか買って戻ってきて食べればいい。それに、コンセントやUSB5Vが用意された席もあり、充電難民も助けてくれるのだ。もちろん公衆wifi有り。だから、ノートを抱えた人たち、我々のような老人たち、子供連れのお母さんたち、多様な人が集まっていた。
 3時頃、その避難所から出て一通りの買い物を済ませて戻ってきたのだが、今度は更に困った事態が待ち受けていた。携帯回線が不通になってからは固定電話回線+無線LANでネットに接続していたのだが、今度はそれが途切れてしまった。完全にNET難民である。ノートPCも携帯端末もタブレットも、全く役に立たずに電池だけ減るゴミ状態。データは、メールも含めてほとんどクラウドに預けているので、もうこうなると何もやることがなくなってしまう。しかし、ラッキーなことに気象関係の本を何冊かkindle版で買ってダウンロードしてあったので、それに没頭できた。しかし、メモもとれないし、読めば頭に入るというわけにはいかない。まあ、テレビやネットに邪魔されずに読めるのはありがたいかもしれない。
 ようやく停電が回復したのは9/10の24時の少し前、東電の発表では大多喜町1500戸の復旧は当日中となっていたから、ぎりぎり間に合ったわけだ。しかし、君津の鉄塔倒壊に起因する停電以外は当日中の復旧といっていたのだが、実現できたのはその2割程度、大半の家庭は不自由が継続しているわけだ。うちはラッキーだったと喜んでいるわけには行かない。それに、通信が固定・携帯どちら経由でもつながらない状況は改善されていない。停電だから駄目ですというのは全く情けない。
 ということで、意外な弱点を色々発見したのだった。それにしても、今回は4台のポータブルバッテリーが活躍した。いざとなれば電話関係、テレビ、ポンプ、ボイラーなどの一時利用もできる。照明は大型でなくスマホ・タブレット用の外部電池でも十分だ。いい気になって使っていると充電の必要が出てくるが、そんなときえすかる号は充電ステーションになりうる(若干力不足なれど)。なので、災害時のしのぎ方については大いに参考になった。

0912ポータブルB

 今回の立役者、AC100V出力のあるポータブルバッテリー、一番左の小型のものはえすかる号以前に買ったもの、右2台がえすかる号用、左から2番めは隣と同じanker powerhouseだが、一応遊軍として購入したもの。えすかる号でどこかに出かけるときは積んでいくが、普段は家において色々な用途に使うことにしているが、普段はあまり必要はない。まあ、えすかる号作っていなければこんなモノ買わなかったかも。しかし、間違いなく災害時にはあるとこの上なく便利だ。

その後、9/12夕方にようやくdocomo復活、これをようやく書き込める。

軽トラキャンパー「えすかる号」製作記

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 定年後の暮らしへ
にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村
  ブログ人気ランキングに参加しています。一日一回バナークリックで投票してください、お願いします。