0915一段落の田んぼ

 米はまだ籾の状態で、収穫量もわからないが、作業としてはほぼ終了した。今年のイネはスラリとよく伸びており、背が高い。頭は下がっていたが、少々の雨風では倒れることもなかったから、骨格がしっかりしていたと思う。それに、イネ刈りをした段階ではずっしりと重かった。稲束の折れ曲がりやカラミがなかったから行儀がよく、干しやすかったし干すときの密度も高かった。11年目にしてようやくうまくいった、という感じを持っている。
 その要因として考えているのは、苗をこれまでになく大事に育てたことだ。ハウスの中で発芽から幼苗まで育てたが、温度管理をかなり力を入れてやった。もう一つの要因が肥料だ。例年、穂が半分以上出る「出穂」は8月初め頃なので、その40日前に肥料をやった。2反歩に、いわゆる化成肥料20Kgだから多くはないが、これが有効だったと思う。あとは獣害防止かな。最近は、イノシシ・シカは入ってこないので主なる敵はサルだが、ハグレザルではなく群れもやってきたのが今年の特徴だ。しかし、被害は最低限に留まった。
 天日干し中の最後には台風15号がやってきた。房総半島全域に深刻な被害をもたらしたが、心配した稲架の倒壊などはなく、無事に脱穀も終わった。しかし稲架は、倒壊はしなかったものの杭が部分的に沈下し、哀れな状態となってしまっている。この冬の重点作業は稲架の建て替えと決まった。

0915ワラはご近所に

 稲わらもできが良かったが、ご近所さんから希望の声もあり、自家消費分以外のうち半分くらいはもらっていただいた。処理が面倒だということで、カミさんはかなりのワラを燃やしたが、ご近所さんは、しきりにもったいながっていた。ただ、去年のワラもハウス内やトラクターゲート脇の小屋(新設)に入れてあり、ワラについては十分な量を確保できている。
 田んぼが終わったので、昨日1号と3号田んぼに畑を作った。どちらも100㎡程度。今週行ったら2号と4号も耕耘・畝立ての予定。昨シーズンはまあまあの出来だったし、肥料分が残るのか残渣のせいか、あとのイネがよく育つので、少し拡大して今年もやってみる。とにかく、連作は無関係だし草も少ないし、かなり育てやすいというメリットもある。
 これまでは、失敗項目を翌年にフィードバックすることが多かったけれど、今年はうまくいった点をフィードバックできるということがありがたい。いつまでたっても新米という感じだが、それでも10年というのは大きな区切りかもしれないな。



軽トラキャンパー「えすかる号」製作記

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