昨年の秋に、ご近所でご不幸があったので、今年のお盆は「新盆」ということで特別な準備が必要となる。私が不在だった間に、そちらのお宅から準備の案内がきていたので、予定日の昨日は朝からでかけていった。向こう3軒両隣は呼ばれており(向かい側は山なので実質4軒)、早速作業が始まる。

0807高灯籠作り

 1つ目の作業は高い灯籠の柱建てだ。どこかで伐ってきた5mほどの杉が用意されており、穴を掘ってこれを建て3本の縄で引っ張る。上の方には腕木と滑車を取り付け、灯籠が上下する仕掛け。
 次は、案内用の手作りの提灯だ。四角く切った板と割った女竹で枠を組み立てて障子紙を貼る。釘を打つ係をやらされたんだが、1本目は斜めに入って尖った先が飛び出した。「1級建築士ダメじゃないか」と囃されたが、作業は自分でやってはイカンと教わった記憶がある。墓地からお宅までの4箇所にこれを設置して本日完了。普段なら、そのあと食事と坊さんのお経があるらしいのだが、今回コロナでそれらはなかった。坊さんはあとで来られるそうで、ご家族のみでの法要になる。ところで、諷誦(ふじ)というものを通常のお香典の他に持っていくと事前に教わった。坊さんに対する小遣いの様なもの。こうしたものは、千葉のこのエリアの特別な風習らしい。0807案内灯籠

0807諷じ

 いったり来たりしているが、11年も経つと近所の仲間として認められてこういうときにも声がかかる。これはちょっと嬉しいことである。一方、横浜の家のあたりでは、近所の付き合いはほとんどなくなりつつある。時代の流れだろう。
 
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