定年後・田舎作って・コメ野菜

房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。穫れた作物は横浜の家の玄関先で販売、最近では配達もやってお客様に喜ばれている。

2009年05月

とりあえずの獣害対策

 あまりうまく植わってはいないが、さすがに機械は早い。時間的に余裕ができたような気がする。手で補植することは一応頭から除外しておき、余裕ができた時間を活かして昨日購入した獣害防止ネットを張ることにした。植えた苗まで鹿に食べられるくらいだから、待ったなしの対策が必要である。位置は基本的に電気柵を設置する予定のルートだ。道路側の一部と西側の山沿いである。
 朝から始めて16時頃までかかった。50m×2本と20mの網を使い切ったが、まだ不安箇所は残っている。竹杭を作る暇もなかったので8分の竹を15本程度買い、前に切って置いた竹杭や畑用のポールを動員して何とか間に合わせたが、風が吹いたり鹿がもたれたら倒れそうだ。これをベースに支えを増やしたり電気柵にグレードアップしていく予定だ。

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さらに鹿の害

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 これまでも田んぼを横切る足跡は気になっていたが、昨日よく見たら足跡に沿って苗も食われていることが判明。昨夜はワイヤーメッシュを買ってきて夜中に何カ所かに置いたりしたが、そんなことには無関係にまた新たな足跡があり、苗も食われている。田植えも一応完了したし、獣害対策を急ごう。

4号の田植え

 実は3号畦の決壊は4号にも影響していた。崩壊は一気に進行したんだと思うが、泥と水が通路を横断して4号に流れ込んでいた。ちょうど土が足りずに深くなっているところだから好都合だったが、実はそれでもまだ深い。
 水を抜きながら田植機を持ち出した。とりあえず苗を積み込んで1往復してみたが、あまりうまく植えられない。ちゃんと植わっているのは1/4もない、あとは苗が出なかったり刺さらずに浮いていたりという状況。やっぱり専門家にきてもらおうといつもの農機具屋さんに電話をしてみたら、都合良く大多喜のどこかにいたようで、30分ほどできてくれた。
 さっそく機械の状態や設定などをチェックしてもらったが、基本的にはちゃんと動いていること、設定としては深植え(途中から中間)・苗の量は中間ということで、ほぼそのままでやってもらったが、どうも完全にはいかない。苗の状態(長さ・根のからみ方)に問題がありそうだ。苗がちゃんと出ないことがあったり、泥の中に潜ってあまり植えに出ないことがあったりという具合である。
 時間的にはとても早く30分ほどで終わってしまった。二人がかりの手植えだったら2日でも終わらないはずだ。一応残っていた8箱をほとんど使った。できあがりの方だが、水の上に顔を出している苗はあまり多くない。よく見ると植わっているが水の上に顔を出していないものがかなりある。再来週くらいまで待ち補植をするが、かなり大変そうである。
 今年の苗は生育が今ひとつだった。鹿に食べられたというハプニングはあったが、そのせいだけでもないだろう。手植え、機械植えいずれにしても、苗をどう作るかということをもっと調べる必要があるだろう。

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畦決壊

 色々なことが起きるものだ。到着してさっそく点検したら、3号田んぼの水位が低く一部土が露出している。パイプが詰まったかと思ったが、下流の4号田んぼは満水状態である。何が起こったのかわからなかったが、3号田んぼの右奥の畦が何かおかしい。いってみると見事に崩れていた。

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 この部分は、盛り土の畦の下に広い通路を作ってある。そのため人が歩かずに踏み固めが不足気味なのだ。おまけに、崩壊した部分は盛り土の幅も小さめだった。こういうことも想定して先週末も一応チェックはしていたが、相当な雨が降ったのだろう。とにかく納屋に行って先々代さんがちゃんと整理してくれている土嚢袋を持ってきた。あたりの余っている土を詰め崩壊箇所に積み上げていく。二人がかりで約1時間位で復旧は完了した。

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 原因については雨量が多かったこともあるだろうが、出口側のパイプが細かったため水位が上がった可能性がある。また、ちょうど畦波シートの継ぎ目の部分でありちょっとした水漏れが拡大したのかもしれない。あるいは鹿が壊したんじゃないか、などといろいろ考えられる。梅雨に向けて色々な対策を考えたい。
 

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まだ書くことがあるが、また明日

田んぼ造りの総括

                                 田んぼ均し中の農場主
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 1月末の入植時よりずっと前から田んぼを造成することは主要なテーマであったが、何しろほとんど足を踏み入れたこともなく、航空写真で平面的な状態こそはある程度見当がつくが、敷地の高さについてはほとんど判らない状態で、2月が実質的なスタートだった。まずは平面的な検討だが、その概要は次の項目に残っている。
         田舎予定地の概要

         
 2月中に、最終的なレイアウト(4枚の棚田)や、川水と沢水の利用という基本的な考え方も決まり、田んぼエリアはウルトラポチ(乗用耕耘機)で一度耕耘し、運搬車を改造して一部の均平作業を開始したが、運搬車故障等により頓挫し、3月下旬の適当な時期に重機をレンタルすることを前提に、具体的な田んぼ造成計画に着手した。そのあたりのプロセスの一部は次のようなものだ。
         田んぼの整備(機械化検討) 
         田んぼ予定地のレベルと作り方(ほぼ最終)
 
 そしていよいよパワーショベルがやってきた。借入期間は3/20~31で、機械はコマツのPC20UU-3という整備重量約2t、バケット容量0.066立米のミニバックホウ=パワーショベル=ユンボである。工程も検討して整理したが、前半の粗造成については予想の半分くらい(5日が3日未満といったところか)で済んだ代わりに、均しの方はなかなか予定通りには行かなかった。均しについては排土板で削る方法もやってみたが、結果的に見ると高い部分をバケットですくい取って土を減らし、埋め戻しながら固めていく方法の方が早いかもしれないが、これは機械の大きさによっても違うところだろう。作業途中の田んぼを撮った写真が次のところに収まっている。 
         田んぼについてまたまた考える 

 先に、前半の粗造成が早くできたと書いたが、全体的に同じようなレベルで進め、最後に仕上げていくという今回の進め方ではなく、一つ一つ完結する方法もあったのではないかと反省している。それは畦の盛り土側の土を十分固められなかったことが理由だが、見通しのつきづらい仕事を限られた期間でやるということになると、平均的に進めざるを得ないのかもしれない。
 
 ユンボを返却し、肩の力が抜けたときの書き込みが次のものだ。
         田んぼ造成終了 

 費用や、作業前後の写真の比較などは次の通り。
         田んぼ作りの経済計算 
         田んぼ造りの前と後 
 
 4月に入ってからは、田んぼの配水計画の検討を開始した。実際に田んぼの形ができて水を張り始めて沢水がどの程度のものかとか、川水の要不要なども判ってきたのである。また、水を張ることによって、乾燥状態でユンボを使ってできる均平作業では詰め切れない部分がはじめて認識でき、本当の均平作業が始まった。本当は、ユンボがある間に適切に水を張り、ユンボで均す手もあったのだが、一度ユンボをぬかるみに埋めており、それがトラウマとなって踏み切れなかったのである。
         田んぼへの配水計画と水管理 
 
 水を張ってからの均平作業はかなり曲者である。本当に手こずった。ウルトラポチに角材をくくりつけたり、人力で角材を引っ張ったりしたが、どうもレーキで押したり引いたりするチカラワザが一番のようだ。私はこの田んぼ造り最終段階で、画期的に体脂肪や腹回りの脂肪を減らすことができ、昨日の健康診断でもメタボとは認定されなかった(去年は腹回り計測でメタボ)。
 来年は、できている田んぼからのスタートになるので楽になると思いたいが、作った後で反省すると、田んぼの周りに無駄なスペースが多すぎる。1号田んぼの周りは特にそうだ。田んぼの面積を増やすということになると、またユンボの出番もありそうだ。そのあたりは秋の収穫後の検討課題として残しておこう。

タケノコ・ラッシュを振り返る

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 タケノコは嫌いな食べ物の一つだったけれど、2月頃の入植当時から竹藪とタケノコのことは意識していた。BLOGを振り返ると4月に入ってからイノシシにやられたタケノコ痕を発見しており、今年はこの頃から出始めたんだろうと思う。最初のうちは、どうもイノシシなどにはかないそうにないと思っていたが、4月の中頃から一気に出始め、ようやく獣だけでなく地主にも回ってくるものだと認識できた。
 それからはかなりの勢いで出てくるタケノコとの戦いが始まった。ちょっと放置するとイノシシや鹿にやられてしまう。顔を出したタケノコをひたすら掘るという期間が4週間ほど続き、GWの終了でようやく下降し始め5月中頃でついに今シーズン完了となった。その5月中頃になると山蛭や蚊も出始めるため、その意味でもベストのシーズンは終わりとなる。
 当家の竹藪は傾斜地であり、整備が十分でないこともあって荒れ放題だから、別項にも書いたとおり来シーズンに向けて全体的整備はしてみるが、掘るときの注意事項もあらためて整理し、今後につながる採取方法を考えておくことにしよう。
 
    掘った痕の始末:これは大切らしい。堆肥を入れろという説もあるが、そこまで
            しなくてもあたりの竹の葉混じりの土位は入れておくと再生産の
            ためにいいらしい。
    掘らないことも考える:人が歩く道が崖を横切るように走っているから、道の脇の
            タケノコは残しておく方がいいという説もある。確かにそんなところを
            掘ると人の歩く道が崩れそうになるのは事実。ただ、そうやって
            さわらずにおいたタケノコを鹿にやられてしまったケースもあった。
            大事なタケノコは網でくるむなどの対策も必要だ。
    安全第一:結構危ない体勢で夢中になって掘っていたが、何も事故がなくて
            幸いだった。基本的なことだが、通路や階段の整備もしなければ
            ならない。タケノコは傾斜地であろうとかまわず出てくるが、全ての
            場所に行ける通路は無理にしても、多少は計画的な通路整備も
            必要だ。
            傾斜地でも鹿は平気らしい。味をしめられるわけにも行かないので、
            出るものはなるべくとる必要もある。
            また、今通っている道が崩れて通れなくなることもあり得るし、この
            環境整備を別項の対策に追加しておこう。


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 どこかで紹介したが、掘ったタケノコは速やかに大きな釜で茹でている。相当入る釜だが、最高は4~5杯/日くらいだったと思う。農繁期とも重なるため我々身内だけではとても無理で、お客さんが頑張ったらそこまで行くという話だが、竹藪を竹林にしてもっと掘れるように頑張りたい。

渋谷の街角で

 西武百貨店や丸井のある一角にあったはずの大盛堂がなくなっていた。渋谷の代表的な本屋だったのだが、いったいどうなってしまったんだろう、という浦島太郎気分で渋谷を歩いていたら、変わった人を見かけた。

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 頭に日本軍と書かれたヘルメット、半ズボン、背中には「豊」と買いてあるリュックサック、思わずデジカメに記録したが、結構早足で前には回りこめなかった。
 あとで「渋谷」「変なおじさん」などのキーワードで適当にgoogleしてみるといくつもヒットする。着ているものがサッカーの日本チームのユニフォームであることから「サッカーおじさん」と呼ばれていることが判明した。そして、日常的に渋谷を中心にその印象深い姿で歩き回っていることもわかった。どうやら写真を撮られることは嫌いらしい。
 そんなことで掲載についてはちょっと考えたが、後ろ姿なら街の景色の一部だろうと自分で解釈して載せることにした。横顔が映る信号待ちの時の写真はやめておこう。

 渋谷には「サッカーおじさん」を見に行ったわけではない。できてからずいぶん経ってしまった副都心線を見に行ったのだった。とくに渋谷駅は著名なアーキテクトの設計で、端正なたたずまいや大きなタマゴ状の構築物が特徴的だが、どうも渋谷の雑然とした様子からは浮き上がっている感じである。逆に「サッカーおじさん」の方が街にとけ込んでいるようだったりする。東急文化会館が復活したり、東横線が副都心線に乗り入れたり、駅周辺の再整備がすむとシームレスにつながるのだろうか。


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         地中船の一部
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         周りは雑然

 渋谷という街には縁が深かった。小学校の後半と高校時代を過ごした家が渋谷からバスで15分ほどのところにあり、街に出かけるというと渋谷だった。高校も渋谷圏だったし、時々だったが大学に通うのに大盛堂前から出るトロリーバスを使ったこともある。さすがに時間の流れは色々なものを変えてしまうものだ。


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      建築学科学生風のグループ

モリアオガエルのタマゴ

 田んぼの畦にいくつもあるタマゴ。木の上に産み付けることで有名らしいが、ここでは田んぼを見下ろす位置に樹木はないので、こんなところに産むようだ。シュレーゲルアオガエルかと思ったが、親をみたところでは、モリアオガエルの特徴である模様があった。

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1号のイネ達

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 この前の週末に撮ったわずかな写真をひっくり返してみた。これは今月の初めに植えた1号田んぼの現況である。

 植えた後も外の道路からではなかなか認識できないほど小さく、ご近所さん達からは「ようやく青く見えるね」などといわれる今日この頃である。植えた直後は水没する苗もあったが、みんな元気に育っている。

オートマ・バス

 本日は雨が降っていたこともあって、最寄りの駅からバスに乗った。私の横浜の家がある山は、道も細くてバスなどは無縁と思いつつ永年住んでいたのだが、1年半ぐらい前だったか突然小型バスが走り始めたのだった。この頃は、週末の農作業のせいかどうもバスに乗ってしまうことが多い。
 今日は大混雑で、後に飛び乗った私は運転席を見下ろす位置に立っていた。何気なくメーターをみていると回転の落ち込みが激しい。更にみてみると手も足も動かないのにギアが変わっている。どうやらオートマなのである。バスにはオートマチックは着かないと思い込んでいた私はちょっとびっくりした。確認のためにカメラを取り出し、変速レバーのあたりを撮影し、先ほどソフトで増感してみたらやはりオートマで、まるで軽自動車のスタンダードのようなしょぼいシフトレバーが映っていた。
 細いカーブの山道を上っていくんだから、この路線の運転手さん達は大変だと思っていたが、いよいよバスまでオートマになってきているんだね。

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