定年後・田舎作って・コメ野菜

定年に到達した2008年末、房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。穫れた作物は横浜の家の玄関先で販売、配達もやっていたが、古希を迎えたこともあり、2019年春に毎週の直売をやめた。不定期の直売と宅配便利用のコメやイモ類の販売に移行している。

2009年06月

水中ポンプ購入

 いろいろ問題がある川からの揚水ポンプだが、ヤフーオークションに手頃なもの(ツルミKTZ21.5-50)が出ていたため購入。2ちゃんねる語としてはポチるというらしい。いまのポンプに合わせてベルトを買ったりフートバルブなどの追加購入を検討していたが、手をかけても自動タイマー運転は無理だし、何より未使用品が安く買えるということで踏み切った。1.5KWと今のモーター2.2KWよりは小さいが、全揚程15mで0.3立米だから今のポンプより数倍出るだろう。1週間タイマーもようやく陽の目を見ることになる。
 
 水奉行と相談する必要もあるだが、川のポンプの能力が上がり、短時間である程度の水を揚げられるということになると、1号手前の溜め池をもっと大きくすることもできる。なので、生き物の関係もいろいろ幅が広がりそうである。
 

携帯電話修理完了

 記念すべき大多喜町会所携帯開通のときに代替機に役目を譲り、用に足りなかった携帯電話が修理を終えて戻ってきた。レポートでは、基板・筺体部・ICカード部不良で交換となっている。症状は液晶表示不良だが、液晶以外は全部交換ということで、ちょっと不思議な内容である。外装についてもそれほど痛んではいなかったが、電池と電池の蓋は持っていて下さいと修理に出さなかったので、蓋だけ古くあとは更新されるというちぐはぐな結果になった。
 修理前は、画面が見えなかったから中身の色々な情報を取り出すのに厄介で時間がかかった。修理完了後はいくらかましだったが、それでも1時間くらいはかかった。なるべく壊れないで欲しいと思う。
 保証は1年間だと思ったから修理費用が必要と思っていたが、Docomoプレミアクラブに加入しているので3年間は一般の故障については無料です、といわれた。これはちょっとありがたい。ちなみに電池についてもプレミアクラブに加入しており、同一機種を2年以上利用していれば無料で交換できるはず。
 
 今の契約はバリュープランというもので、12月までで本体の2年間分割支払い期間が終了し、基本料金が980円ということになるのだが、一応防水携帯の値段を聞いたら5万3000円前後とのこと。防水デジカメの倍以上であり、高いと思う。昔の携帯は安かったな。農業をやっていると防水は必要な気もするが、そんな値段では買い換えには踏み切れない。2階建てで支払えますよ、といっていたが12月までとはいえ、基本料金の他に毎月5000円も出すほど利用しているわけではない。濡らさず気をつけて使うことにしよう。

生き物シリーズ「猿」

 落花生畑をメンテしていたら、道路の反対側の山で猿の声がした。言い争うような叫び声である。ロケット花火やスリングショットを取って戻り柵から外を見ると、水源地の方に20mほど行った町道のど真ん中を悠然と歩く猿を発見した。カメラで狙うのも忘れ、ロケット弾を一発。ということで、写真はない。それにしても、このあたりは人間というよりは動物の方がのさばっている感じである。今週末は、動物・生き物の話が多かった。

ネジバナが咲き始めた

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 刈払い機で雑草を刈っていると、何か見つけたときには既に遅く刈り飛ばしたあとになる。落花生畑の周りの雑草を整理したときも、このパターンで何本か切ってしまった。カミサンから「ネジバナが咲いている」といわれ、あああれがそうかとあとで思ったものが、このネジバナだった。あらためてじっくり見てみるとなかなか可憐な花である。調べてみると、野生のランの一種であり、どこにでもある割には栽培は難しいというものらしい。野生というものはそんなものだろう。

ブヨの害

 季節のせいか、最近この虫が活躍している。私にも寄ってはくるが、顔を横に振るくらいで諦めてヨソにいってしまうから、実際には被害がない。甚大な被害を受けているのは、勘定奉行ことカミサンである。なにしろ、虫除けスプレーをかけ、腰には蚊取り線香を下げ、帽子には虫除けの薬をぶら下げ、更に首より上はネットで覆っているが、それでも毎週刺されている。刺されたあとも大変で、大体24時間後には大きく腫れ上がり、数日間はそれが続いているようだ。
 調べてみると、やはり一般的な虫除けは効かないようだ。蚊などを想定したものが多いからだろう。ブヨ専用のものもあるらしいが、ハッカ油でハッカ水を作り吹付けると効くという情報があった。どれほど効果があるかは来週確認したい。

落花生畑の復旧

 前のレポートの通り、草に覆われた落花生の苗たちを救出中である。昨日は予報が早まり昼前から本降りの雨になったが、中断したらそこで最後になりそうだったから、昼食も遅らせて全ての苗について周囲の草を刈って顔を出させた。
 刈る前には相当消えていると思われたが、実際にチェックしてみると欠けているところは1割以下で、大体発芽していた。ただし食害を受けている苗も多く、2割位は草をかき分けてようやく姿を発見できるという状況だった。場所によっては、背の高いイネ科の雑草が蔓延っているが、そんなところでは消えてしまったところもあるものの、かえって負けずに大きくなっている苗が多い。囲まれているところでは食害を受けにくいということもあるのだろう。
 もちろん、まっすぐほぼ一定間隔で植えたはずなのだが、草がのさばっているために次の株は一体どこにあるんだろうと探すことが非常に多かった。来週の後半戦ではちゃんと草を始末するが、早く落花生たちに頑張って草を抑えてもらわないと、収穫までにまた草取りが必要かもしれない。

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   これでも一応処置済みなんです 


 横の道路を歩くご近所さんたちからは、色々な反応がある。まず何が植わっているかを聞かれる。おそらく播いているときに説明はしているのだが、なかなか出ずに草に覆われてしまったから忘れ去られたのだと思う。ただ、カラス除けのテグスを張り巡らせてあるから、何かは植わっているが一体何だろうね、というのがこのところのご近所さんたちの会話の内容だったと見える。
 苦労して雑草取りをやっている様子を見て、半分はかわいそうに、半分は無茶なことをしているという反応である。播く前に除草剤を撒けばよかったといわれた。いやうちは無農薬だからと返したが、どうやらこれからも相当大変らしい。来年はマルチを検討してみよう。人によっては、花のあと下に降りていく茎(この先に実がなる)はマルチを突き抜けるからそのままで大丈夫といっていたが、私は花のあとマルチだけ取らねばならないのが面倒で今年の採用を見送った経緯がある。本当はどちらだろう。
 
 

RookieFrogがいた

 2号田んぼを覗き込んでいたら,なんだかぎこちない動きの物体に気づいた。小指の先ほど小さいカエルである。ただし、まだしっぽがついている。一応平泳ぎのように泳ぎ回っているが、しっぽが邪魔なのかまだ慣れていないせいか、どうも泳ぎ方がぎこちない。幼稚園児のお遊戯のような感じかな。
 
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 ずっと見ていたら、カエルの方も手近のイネにつかまり,こちらを注目している。あまり警戒心などはないらしい。ヘビやアオサギにやられるなよ。

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3号田んぼの畦に問題発生

 今朝の見回りをやっていたら、3号と4号の間の通路に水が漏れていた。ちょうど3号の畦が崩壊し修復した箇所である。昨夜3号の水位を少し上げたが、どうやらそれが原因で水の道がつながってしまったのではないかと思う。一応、そのあたりの内外を踏んだあと水位を下げてみた。

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 一旦は水が止まったかにみえたが、昼からは雨が降り始めた。それも次第に強まり、半端ではなく豪雨といってもいいほどになってきた。畦の状態はというと、もう足で踏むとズボッと入りそうになるくらい。堅いアゼシートがあったので大槌で思いっきり打ち込んだが、それでも畦からにじむ水が流れてくる。

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     この大槌は、農作業の周辺では役に立つ 

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 前回の崩壊後、通常のパイプによる配水の他に、オーバーフロー水路を造ってあったが、それもかなりの流れになっていた。どうしても済ませたい買い物があったので早めに現地を引き払ったが、無事かどうかは気になるところである。水奉行の見回り結果によっては平日でも駆けつけなければならないかもしれない。

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    40ミリの細めのパイプが本来の配水経路、今はこちら側の水路に溢れてきている 

携帯電話がつながった

 今朝、電話をかける必要があって携帯で番号を調べた時に「圏外」ではないことに気づいた。アンテナが3本立っていて全く問題がない。約半年前の購入検討時、携帯がつながらないということは躊躇の一つの要素だった。携帯がつながらないこと自体よりもそれほど僻地であるということがちょっと問題と思われた。結局、総合的な判断で手に入れたが、ここへ来てFOMAのエリアに入るという情報があり、心待ちにしていたものだ。
 ここに入植して以来、状況が好転したものがこれで二つ目だ。一つ目はアクアラインの料金が下がったことである。いずれも購入前には全く気配もなかったことだ。特にアクアラインが安くなったことは、毎週末通う身にとってとても大きい。さっき木更津料金所でみたら、料金は1100円。アクアラインの他に圏央道を走るから、これまでの休日なら1300円だったはず。また安くなったのだろうか。千葉県が800円にするというのは確かまだ先のはず。

落花生畑の惨状

 予定通り、畑の外の草を刈り払機で切ってから落花生畑に入った。それにしてもすごい草である。落花生の葉は特徴的だが、普通に眼に入るのは3割くらいだろうか。あとは目をこらすともう3割くらい見えてくる。しゃがみ込んで草をかき分けたりするとようやく見えるものもある。そんな感じで、見えない割には結構芽は出ている。なくなっていたり、芽をかなりひどく食べられたものもあるから、やはりウサギや鹿の害を受けていると思う。
 
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 一応、草に隠れている状態から周囲を刈って浮かび上がるようにしている。今日の午後、二人がかりで3分の1くらいできただろうか。ちゃんとした状態にするのに、明日1日では無理という感じがする。来週まで引きずりそうだ。


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ジャガイモ経過

 本日午前中、残りのジャガイモを掘った。メークインが10キロ、キタアカリが30キロ、インカの目覚めが若干である。総合計は165キロとなった。
 ジャガイモはあまり手の掛からない作物で、農場最初のトライとしては適切だったと思う。種芋が20キロ+αだったから、その10倍の200キロを期待したが、それにはちょっと及ばなかった。メークインの一人勝ちという感じで、キタアカリやインカの目覚めの収量が少なく、品種ごとの違いに驚いた。とにかく、自分たちの手で作ったものはありがたく、この3週間ほどはほとんど毎日ジャガイモを食べているが、飽きたりもしていない。来年は、今年の落花生と入れ替えになるから300平米以下で自由に作付け面積も決めることができる。来年も沢山やってみようと思う。

6/27の田んぼと水

エクセルで水の計算シートを作り、GoogleDocumentに入れておいたが、6L容器の満水秒数を入れればたちどころに水量計算ができるので便利である。昨日掲示板に水奉行が書いたように、確かに今までの最大量を超える沢水が出ている。蛭にやられながらも泥を掻きだしてくれたのが良かったのだろう。ありがとうよ。

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水は落ち着いている。夕方にはちょっと減ったが、それでも4立米を超えている。立派なものだ。午前中はジャガイモ掘り、午後は落花生畑の草取りに没頭したが、常に健康そうな水の音がしていて、とてもいいもんだ。

田んぼの吸水量は、朝夕とも3立米内外で、沢水が多いから足りてはいるが、少し多めのようだ。畦から漏れている感じがある。

2009/06/27 9:00 6.00 L(計測量)
    温度   満水(秒) 流量/毎分 流量/毎時 吸水/毎時
沢水出口  16.1    4.00    90.00 L    5.40 立米
1号出口   17.9   5.00   72.00     4.32      1.08 立米
2号出口   25.8   6.20   58.06     3.48     0.84 立米
3号出口   28    10.40   34.62     2.08     1.41 立米
4号出口   28.1

2009/06/27 17:20 6.00 L(計測量)
    温度   満水(秒) 流量/毎分 流量/毎時 吸水/毎時
沢水出口   16    4.60    78.26    4.70
1号出口   19.1    5.40    66.67     4.00    0.70
2号出口   31.4    6.90    52.17    3.13     0.87
3号出口   32.2    11.30   31.86     1.91    1.22
4号出口   31.7

今日の田んぼの仕事は、朝一番に1号田んぼの草取りをしたこと。追いかけっこである。少し大きくなってきているが、ちょっと力を入れ気味にしないと浮いてこなくなった。

週末の仕事(6/27~28)

 止まったポンプについては、読者の方よりポンプ本体とモーターの芯が出ていないというご指摘があり、それについては当方も気になっていたので、用意しておいた1サイズ下のベルトをつけながらよく確認してみる。その結果で農協と相談(あるいは文句)する予定。今日も天気がよく,空梅雨みたいだからポンプの出番はある。
 沢水は、水奉行が泥さらいなどをやってくれたようだが、続きをやる予定。落ち葉対策だな。
 
 気になっている1号田んぼの草は、おそらく育っていると思うので、その始末をやる。それと、ジャガイモの収穫。次いで、落花生畑の草取りとチェック。落花生畑の周囲は草に占領されているので、刈払い機の出番である。先に周りをやってから畑の中の草取りをやることにしよう。
 もしかすると時間ができて、向かいの山の上の国有林から、当方の棚田の写真を撮れるかもしれない。

棚田かどうか

 NPO法人棚田ネットワークのHPを見ていたら、棚田の定義が書いてあった。傾斜地に階段状にできている田んぼとあるから、会所農場のたんぼは何とかこれにあてはまる。ただ、農水省は傾斜について1/20という基準を作っているらしい。会所農場の場合、1号の南から4号の北までは約50m、この間のレベル差は2.4mだから、1/20には若干足りない。それに大山千枚田などを見ると、1枚はもっと小さめのようだ。まあ、別に棚田扱いになってもならなくてもいいんだが。
 ただ、4号はほとんど傾斜がないところにできている上に普通の四角形にもなっているし、1~3号とは違い明らかに棚田ではない。1~3号については6~7mの幅に比べて長さが40m以上あり、とくにその長手方向の勾配解消にかなり苦心たから、次のシーズンオフにできるかどうかわからないが、少し分割してもっと棚田風にすることを考えてもいいかもしれない。田植えの時は、途中で一休みして腰を伸ばすとき、振り返って後ろが遠いとかなりがっかりする。小さい田んぼを植える方が精神的には楽という面もある。
 
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田んぼの生きもの・思いつき

 水奉行のレポートによると、1号田んぼ手前のため池に放したドジョウはいなくなったらしい。死んだものを1匹発見したらしいが、あとは田んぼに移動したのか、アオサギに食われたのか、今はやりの空中散布処分になったのだろうか。まあとにかく、田んぼの生物環境通しての可能性は大きいと思うが、3月前には土の下だったところである。削り取った赤い粘土を積んで作ったばかりだから、生物を受け入れられる環境になるには時間がかかるのかもしれない。
 ため池については、もうちょっと大きくしないと温度も上がらないため来年にかけてどんどん変化していくことになるが、水奉行が掲示板で指摘しているようにあまり生き物向けの環境ではないように見える。とりあえずはここにも米ぬかを撒いて微生物を増やすところからやっていくことも良さそうに思う。ため池と1号田んぼの間は、水奉行が生き物の出入りをしやすく改造すると言っていたが、温度的にも微妙な部分になる。低温の沢水と田んぼの温められた水が交わるから、中間の温度のエリアとなる。淡水と塩水が混じる汽水域のようなものかもしれない。生き物により適温や好みの温度は違うだろうから自身で適当な場所を探すんじゃないだろうか。今はため池の出口にツイタテ状に板を立て、冷たい水がイネの方に向かわず2号田んぼへの出口に向かうようにしているが、生き物のことを考えるとこれは取った方がいいかもしれない。

電気柵の検討

 ネットは張り巡らせたが、精神的な結界のレベルである。ケモノにいつまで通用するかは見えない。2m以下だから鹿が本気を出すと飛び越えてしまう高さであり、網の針金で止めてある足下もイノシシが鼻を突っ込めば簡単にめくれて入れてしまう感じだ。イノシシでも鹿でも、網に体重をかけると簡単に支柱は曲がったり倒れたりするだろう。先週どういう状態だったのかは不明だが、少なくとも2本の支柱は曲がっていたし、そのあたりの網は上端が外れて1m程度の高さになっていた。そこから鹿が侵入した可能性は高い。
 ということなので、現在電気柵へのグレードアップを検討している。何はともあれ電源回路が必要なので、選定に入った。2005年に発行された「別冊現代農業 鳥害・獣害こうして防ぐ」の中に、とある自動車会社を定年で辞め、その後いろいろな電子装置を開発している方の記事があり、回路図が載っていた。HPを辿ってみると、作り方も載っているし、部品から完成品まで、いろいろな形で提供されていることがわかった。まだパソコンという言葉もなかった大昔、マイコンを組み立てたりしたこともあるし、もう一度半導体用の半田ごてなどを探してやってみるかという気持ちになっている。ただ、そうやって作ったマイコンは2台とも動かなかったっけ。

畦の状態管理が必要だ

 昭和35年頃の論文(田んぼの水について)をみていたら、畦の水漏れは温度を測ることで調べられるらしい。いつも水温測定用につかっているデジタル温度計は金属の棒ではかる方式のものだが、この用途には絶好である。
 田んぼの吸水量について2回の計測を元に推計したが、ほかにも計測した日があり、ばらつきはかなり多いのである。モグラなどの穴でも漏水するらしいし、それは崩壊の原因にもなるだろう。水温とともに定点観測が必要ではないかと考えている。毎回、田んぼに入ったり出たりする水の量から吸水量を計算するのもエクセルで計算させることにしよう。

落花生のテコ入れ

 斜めに見る程度でちゃんと調べてはいないが、どうも落花生の出具合が悪い。横浜で試験的にポットに植えたものはちゃんと出て、農場の別の場所への移植はすんでいるから、もしかするとネズミやウサギにやられたのだろうか。土曜に見かけたウサギはちょっと心配な存在だ。もうちょっと前には同じ場所でネズミも見かけている。
 基本的に2粒ずつ播いたから分けられるところがあるかもしれない。残っている豆は少しはあるから蒔き直し(ポットへ)もまだ間に合うかもしれない。ということで、落花生周りの草取りや調整の優先順位を上げることにする。自分で育てた落花生をむさぼり食うことへの期待はかなり大きい。

掲示板を設置

掲示板を用意しました。
特に目的はありませんが、
自由にお使いください。
LINKからいけますが、URLは次の通りです。

http://rookiefarmer.bbs.fc2.com/

携帯電話の故障

 昨日夕方、突然携帯電話の画面がおかしくなった。消えたり流れたり変な具合にスクロールしたり、時々普通に見えたり、という具合である。電話としては使え、モバイルSuicaの定期も使える状況。昔、ノートPCの画面が同様に乱れたことがあったが、その時は本体とディスプレイがついている蓋側をつなぐフィルム状のケーブルがおかしくなっての不具合だった。今回も同様の症状に見える。
 雨もやんだので、昼から近所のドコモショップに出かけていってみてもらった。ドコモのお姉さんも同じような見立てで修理することになった。そこまでは早かったのだが、あとが厄介。お財布携帯ということで、スイカ定期券やEDY・DCMXなどが入っているのだが、今日の段階では画面は全く出なくなっており、壊れた方の携帯では何も手続きができない。スイカのコールセンターやEDYのセンターとのやりとりが必要になる。EDYについては書類を送ることまで必要になるらしい。
 所要時間はなんと2時間、約1週間に修理から戻ってきたら、またそれなりの時間が必要になる。携帯を定期として使う、財布代わりに使う、なんだか便利そうでCMにも乗せられて使っていたが、本当に便利なものかどうかあらためて考えてみる必要があると感じた。

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水奉行見回り

今日これから水奉行が見回りに出かけるらしい。ありがたい。
ただ、今日は30㎜位降ったようなので、田んぼについては問題はないと思う。
取水堰は泥と落ち葉だらけかもしれないが。

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              取水堰付近からみた道路側
              右側の配管はその後整備済
              堰や取水口の状態がよければ、下流に水は流れない。

 

謎が解けた(足跡)

 先月、田んぼの中に鳥のものらしき足跡を見つけたことがあった。長さ13センチくらいと大きく、カラスだろうかと推測していたが、何ら確証はなかったものだ。ふと思い出し、Googleの画像検索で「アオサギ 足跡」と入れてみたら、どうやら同じではないかと思われる。
 5月の中頃当時、3号田んぼは田植え前だったが、アオサギはもうそのくらいの時期から偵察に来ていたらしい。確かに今よりもその頃の方がカエルなどは多かった記憶がある。それにしても、ほとんど田んぼに出ているし常に注意を注いでいるんだが、あんな大きな鳥に気付かなかったとは、一体いつやってくるのだろう。

では、もう一度
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天気予報(大多喜町会所)

WeatherNewsのサイトによると、会所農場付近では、明日朝から昼にかけて40ミリ以上の雨が降るということだ。昨日一昨日と雨が降らずちょっと気になっていたが、一安心というところだ。
 先週土曜日に干上がった田んぼをみて以来、田んぼの水が気になってあれこれいろいろ考えBLOGにも整理して書いたが、おかげでよく状況を理解できた気がする。まだとても農業を語る立場にはないが、今まで40年近く過ごしてきた社会の中での生活と大きく違うところは、人間同士のチームプレーとはちょっと異なり、きっと自然とのチームプレーなんだと思う。田んぼなどは自然の要素が融け合った高度なシステムだ。もちろんチームプレーの仲間である。

沢水パイプのメンテナンス

内輪ネタですみません。「水奉行並びに関係者に申し送るマニュアル」(注)写真で補足予定

 沢水を引いてくるパイプは、先々代さんが設置したものだ。敷地外となる水源地の沢は町道を百数十mほど上がったところにあり、向かいの山から下りてきている。沢からの半分位は道路脇向こう側を露出で走り(40ミリVU塩ビ管)、途中から埋設されてどこかで町道の下を横断し家側を埋設のまま走り、最後は黒パイプになって出てくる。途中の埋設部分がどこを通っているかまだ判明していない。また、水源地で取水口周りを清掃したりすると結構あっけなく詰まり、かなり焦ったことがある。ちょっとした泥水だから平気だろうと油断してはいけない。何かやるときは必ず水源地の堰の下にある接続部を切り離して放流状態にしてやるようにしている。堰側から下流向きになり、左側の縦ドイを軽く左側にたたけば外れるような仕掛けにしてある。
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 塩ビ管から黒パイプへの接続部の断面が小さくなっているところが最も弱点となっており、もし詰まった場合はそこだろうと思われる。田んぼと屋敷を仕切っているネット柵の一番道路側、下の畑側にため池からのパイプが走っていて、崖をかけ上がった道路に一番近いあたりにつなぎ目がある。上から来る黒パイプを下からの塩ビパイプがサヤのように受けているが、この塩ビパイプを手前に引っ張ると黒パイプの端部が出てくる。田んぼとの境の柵に10数mのワイヤーが丸めてかけてあるが、それの「の」の字に曲げてある側を突っ込み、復旧する。こちらからは10m程度しか入らず、その先はパイプが曲がっていると思われる。10m以内の作業で回復しなければ、どう走っているかわからない埋設部分に障害が起きている可能性があり、大変な事態になる。

という具合に詰まった場合の対策はかなり厄介なので、底さらいなど堰関係をいじるときには堰下の継手を解放することと、終了後ある程度水が澄んでからつなぎ直すことを励行する必要がある。

ポンプの能力について(田んぼの水を考える)

 今回の「田んぼの水」検討は、これで一段落。
 現在のポンプ用モーターは3相200Vの2.2Kwというものである。もともとは5.5Kwだったが、農協担当者の「ポンプの規格から2.2Kwのモーターで可」という意見で、交換するモーターはそのサイズにした。ポンプの本来の仕様でどの程度の能力があるかはまだ判っていないが、今の使い方では60L/分程度である。期待とはほど遠い能力だ。
 同じ2.2Kwの水中ポンプの能力を調べてみた。鶴見製作所のKTZ2 2.2という型番のものでは、揚程20mの時に0.3立米/分となっている。当方の場合、高さは20mにはならないが、水平距離もそれなりにあるため大体こんなものだと思われる。現ポンプの60Lに比べ300Lだから5倍の能力と言うことである。イニシャルコストを無視すれば、現在のポンプ能力をベースにした試算値80円の5分の1、つまり米1キロ当たり16円ということになる。永続的に4枚の田んぼを維持していくということであれば、水中ポンプへの交換は必須条件となるだろう。
 現在の田んぼと畑の面積比は2対1である。敷地条件と田んぼと畑の必要労力を推定し、この程度のバランスがいいだろうと考えた結果だ。直売所が意外に好評ということもあり、もう少し畑を増やそうということになる可能性もある。そうすると、4枚の田んぼのうち1枚ないしは2枚を畑に転換することがあるかもしれない。そうなると川水(ポンプ)への依存度は画期的に低下してくる。2枚なら基本的に沢水だけで田んぼができてしまうと思われる。
 という具合に、色々なことを考えながら方程式を解いて最適解を模索しながら農場をやっていくのはとても面白い。

ポンプについての考察(田んぼの水の問題)

 当初のポンプに対する要求条件の中に、週間タイマーによる自動運転というものがあった。ポンプの関係についてはご近所さんの助言もあって農協に頼んだのだが、担当者が今ついているポンプは使用できるのでモーターの交換のみで使えるようになると判断し、こちらの費用を押さえたいという要望と合致し、それで依頼した。しかし、自動運転をさせるという条件が正確に伝わらず、あとになって呼び水が必要とか、フートバルブが不調とか、能力的に不足しているという状況が判明してきたが、あとで言っても仕方がない部分がある。今の課題は、このポンプで行くかそれとも自動運転も可能で能力的にも勝る(揚水量が多い)ポンプに入れ替えるかの判断である。
 さて今のポンプだが、おおむね調子がいいときの沢水レベルの揚水量である。時間4立米だから96立米/日である。前の推定では、1日の吸収量は90立米とみていたから、ポンプを24時間稼働とすれば、沢水なしでもいい計算となる。この場合の電力料金を計算してみると約500円/日、月1万5000円だ。灌漑期間を4ヶ月とすると6万円。今の目論見では720キロの米がとれるとみているから83円/キロという計算になる。売るとは決まっていないが1キロ400円と想定すると、うち2割は水を揚げる電気代ということになる。結局、今のポンプでも米を作るための量は確保できるが、コストや省資源的見地からは???という感じである。道楽のようなものだから良いというわけにも行かない。
 では、日曜日の段階でその時点の不足量と天気予報から稼働期間を決め、タイマーの切る方の機能を使うという考え方がある。今のポンプは、動かすときに人間の手が必要となり、切るのは勝手というものだからである。この場合だと、沢水が概ね50立米平均と考えれば、川水は40立米となり、週に280立米分を揚げればよいことになる。3日間である。そうすると、1キロ当たりでは80円の4割、つまり30円強が電気代となる。このくらいが限度かなと言うところだ。
 ということで、頭の中はかなり整理できた。どうやらこれは、いったい米がちゃんととれるのか、来年以降も4枚の田んぼを続けるか、とれた米はどうするのかといった問題を併せて考える必要がありそうだ。水中ポンプという効率が良くタイマー制御も可能なものではおそらく工賃込みで15万円から20万円はかかるはずだ。手頃な中古の機械が見つかっても、その3分の1以上はかかると思う。今シーズンはすでにモーター交換費用を投資しており、それも償却した来シーズンの投資として考えることにしよう、今のところ。 

沢水についての考察(田んぼの水の問題)

 雨の効果と共に考えなければならないのが沢水の量だ。雨が降ったあとそれなりの水が沢に流れ込んでいれば、パイプの最大容量である4立米/毎時=96立米/日が望める。調べたところでは、4月25日に80㎜というかなりの雨が降った後約1週間にわたりそのレベルの量が出ていた。一方、1週間以上まとまった雨が降らなかった5/25には26立米/日という記録もある。沢水についてはこの26立米と96立米の範囲で増減があるととりあえずは考えておこう。
 次に一般的な田んぼの吸水量を調べてみる。イネの吸水量と田んぼの蒸散量の合計は3~8㎜/日、地盤への吸収は15㎜/日らしいから、1500㎡の田んぼの1日当たり吸水量は35立米となる。沢水の量が最大ならばかなりあまるということになるが、それで安心していいというわけではない。地盤への吸収量は田んぼごとに大きく違うらしいが、当方の田んぼの場合、1日の吸水量がもっと多いではないかと思われるデータがある。

各田んぼの推定吸水量/日     4/30     6/07
    1号田んぼ(約312㎡)   21.6立米   30.0立米
    2号田んぼ(約232㎡)   17.2立米   17.3立米
    3号田んぼ(約319㎡)   15.8立米    4.3立米
    4号田んぼ(約663㎡)     不明       不明
これらは、それぞれの田んぼの出入りを調べて計算したもの。4号の出口は計測不能のため(水が足りて出ることも少ない)不明としてある。3号までの合計は52~55立米、面積計が863㎡だから、一般的な田んぼの吸水量18~23㎜/日という数字は、当田んぼの場合、約3倍の60㎜/日となる。これは4号までを含めた全体で約90立米/日である。
 以上のことから考えると、沢水が最大量に近いときならば4号まで十分な水が回るが、雨が降らずミニマムに近付くと1号と2号程度しかまかなえないということになる。これは、先週土曜日の状態そのものである。今の旧式ポンプでいいか、もうちょっと能力の高いポンプが必要かどうかは、このあたりの数字を睨んで決めなければならないが、これでみると能力もさることながら、週末のみの稼働では問題である。当初の目論見通り平日もタイマーによりポンプを動かすことが必要になりそうだ。
 

雨の効果(田んぼの水の問題)

 土曜日に報告の通り、4号は7割方干上がり、3号は3割程度干上がっていた。そんな状態の中でポンプが不調になるという悲劇が起こったが、日曜日の雨が一気にその問題を解決してくれた。記録を辿ると,どうやら日曜日の1日で29㎜の雨が降ったようだ。1号と2号の2枚はほぼ水を保持していたから、ここに降った水は3号と4号の不足分をカバーしてくれたはずだ。さらに、沢水の上流域に降った雨で、流れてくる沢水の量も最大まで増え、日曜の夕方前には田んぼは満水状態になった。
 
 あらためて量的な推定を加えてその状態を振り返ってみる。田んぼの面積は詳細計測中だが、大体1反5畝(1,500㎡)内外である。全体に10センチの水が入っているとすると満水量は150立米(150t)である。土曜日の時点での概算不足水量は、3号300㎡×3センチ=9立米、4号600㎡×7センチ=42立米、合計51立米となるが、田んぼに直接落ちた雨の量は1500㎡×3センチ=45立米、だから不足分は雨でほぼ補えたということになる。これまでの半年の降雨量実績を見ると、30㎜/日程度の雨は3回/月ぐらいの頻度で降っているようだから、10日に一度位は今回のような状況を回復させる程度の雨が降ると期待でき、田んぼの水についてはちょっと気楽に考えていいかもしれない。
 

取水堰の改良について

 現在の取水堰と取水口の断面は次の図のようになっている。
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 取水堰本体の内側(図の右側)には長靴がすっぽり潜るくらいの泥が堆積し、本来は水底より上にあったはずの取水口が底のレベルになっており、そのことで泥が詰まりやすくなっている。また、取水口を囲って異物の混入を防ぐ役目の篭も、底に近くなっていることや、そもそも溜まり水の懐が狭くなっていることから落ち葉などで目詰まりを起こしやすくなっている。最近の障害の主原因は後者である。
 ちょっと上流にある砂防堰も土砂が一杯で何も機能していない。どう考えても両方の堆積土砂を取り除く必要がある。加えて、篭に直接落ち葉などが行かないようなネットなどを張ることも必要だと思う。土曜日の夕方、水奉行と見に行って応急対策をしようとしたが、それほど易しくはないためほとんど何もせずに引き上げた。日曜の夕方まで沢水は好調だったが、もうちょっと根本的に手を入れないと長くは続かない気がする。
 
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溜まり水だけでなく、取水口周りの篭もフトコロがない。取水口(パイプの先端)は篭の奥。まだこの篭も取ったことがない。

ついでに、沢と取水堰。中央の少し下、斜めの倒木のあたりが堰本体。左下からパイプが入っている。沢は右手奥より流れている。この時は開通前、長い間放置された状態だったから、水は全て堰を越えて下流に流れていた。
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来週に向けた計画

 作業的には一段落ということだろうか、作業の前の「どうしようか」と考える必要のあることが増えてきた感がある。週末は終わったばかりだが、次の週末に向けての検討事項を整理してみる。

 土曜日夜の鹿の様子を見ると、発見時は山の麓にいたし、その後次第に山を登って逃げたようだから、川から崖を上って山の向こう側から入っている可能性が高い。昼間まさに山の崖側の一部にネットを張ったのだが、鹿の髑髏のあたりまでは張れていなかった。そこのあたりががかなりあやしいと思う。今週末発見したが、イネの食害は畦際の苗に目立っている。田んぼの中まで入り込んで食うという今までとはちょっと変化した感じ。もしかすると他の動物が食べている可能性もある。鹿のものではなさそうなフンが発見されたし、落花生畑の方だがウサギが入ってきているところもみた。一応予定していた道路側のネット張りもやれていないので、防獣対策は継続的にやらなければならない。
 田んぼの仕事としては、1号田んぼの草取りがある。4号が干上がっていたから、2号3号よりも草の点では要注意。畑はジャガイモの最後の収穫だ。田んぼ以外の草刈りは、刈払い機を気に入ったらしい勘定奉行が引き続きやるといっていた。
 
 ポンプについて農協に聞いてみたが、プーリーがかなり錆びていたしベルトが伸びたのではなく減ったのではないかという見立てだった。なるほどと思われる部分もあるのでいったらチェックしてみる。能力的にはもともと不足気味でもあるし、次の週末に動かないと困るので、ワンサイズ下のベルトを注文し自分で交換してみることにした。沢水も、取水口の状態が不安定なので,何等かの対策が必要で、週末までに考えておかねばならない。
 

直売所便り(6/22)

今週はジャガイモがメイン、
野蕗とニンジンが若干というところです。

犬になりたかった

犬に生まれていれば、スヌーピーと呼ばれたかも。

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謎の鳥を推定する

 今朝4号田んぼから飛び立った鳥は、いろいろ調べた結果アオサギではないかという結論に至った。写真を撮れなかったことが悔やまれるが、かなり大きかったこと、色が灰色だったこと、形態が鷺らしいということや、田んぼには比較的なじみ深い鳥らしいということがその根拠だ。
 4号はまだ田植えをした直後という感じだから、おそらく様子を見に来たのだろう。4号は昨日まで干上がっており、オタマジャクシなどは随分減ったはずだ。そんな状況だからがっかりして飛び立ったのではないだろうか。一応、4枚のうち何枚かは冬期も湛水するつもりなので居着いてくれるとうれしいが、あの大きさを維持するには当家の田んぼだけでは足りないだろう。そばの養老渓谷源流も、あまり生物豊富というわけではないからどうだろうね。

今週の農作業を振り返る

 日曜日は夜明け前から強めの雨、たまにはいいだろうとゴロゴロする。 11時頃、大山千枚田に向け出発。ついでに麻綿原を通るが、あじさいはまだちょっと早い。会所あたりのあじさいは綺麗なんだが、ちょっと上がっているから時期がずれるのかもしれない。
 千枚田から戻り、15時頃雨が上がるという予報だから昼寝をしてみた。が、15時になっても降り止まない。早めに帰ろうということになり、まだ雨は降っていたが昨夜鹿がいたあたりのネットを高くするという補修をやって作業終了。
 
 今回はジャガイモ掘りが一番の仕事。田んぼ係の私は少ししか掘らなかったが、土曜日一日で60キロ程度。累計で123.1キロ。残りは5畝(全部で16畝)だが、あまり採れないキタアカリやインカの目覚めが残っているので、あまり多くは残っていないと思う。
 田んぼの関係では、4号の残りを植えたことが大きい。1号の草取りは今週もやったが、今まであまり出ていなかった南の田んぼ側を帰り際にのぞいたら、随分たくさん芽が出ていた。来週も草取りは重要な仕事になるだろう。

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    山に海苔網を張っているときに撮影、4号は干上がり中

 昼寝などしたもので、帰ってからも余裕でBLOG更新ができた。

ポンプのトラブル

 昨夜機能を停止していたポンプの状態を見に行った。もともとゆるゆるだったベルト2本のうちの1本が見事に外れていた。ゆるめのため1本ではポンプを回せないのだろう。モーターの台座は動かせないため、ベルトを張るのは結構やっかいだと思う。まだろくに使っていないのにこれではしょうがない。農協に文句をいわなければ。

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水中撮影(ドジョウ編)

 池の中をのぞいたら、石の上にドジョウがいた。沢水が入っている池だから水温は低い。そのためか活性は低くじっとしている。デジカメを取り出して水中に沈めて撮り始めるが、なかなかうまく撮れない。水が濁っているためだろうか。

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 撮ったあと、ソフトで増感させて何とかこのくらい。しかし、カメラ目線のようだ。一応意識はしているんだろう。 まだ満足できないので晴れている日に再挑戦してみよう。何をやってもじっとしているので、ちょっと触ったら土管の中に逃げ込んだ。

大山千枚田

 雨は降り止まず、何も作業はできないため、鴨川の千枚田を見に行った。鴨川の中心部から内房に向かう道から看板を頼りに左折すると田んぼが始まるが、まだ千枚田ではないらしく看板が続く。トンネルを抜けると上りとなり、左側に千枚田が始まる。

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 中腹の駐車場に車を停め、あたりの田んぼを見て回るが、田んぼ毎に植え方などはかなり異なる。生き物がいないかと探したが、日光も出ていないからか、何も発見できない。登り切ったところにセンター的建物はあるが、本日は児童がたくさんいて貸し切り状態だったようだ。
 雨が降ったりやんだり、時折強く降る状況で、帰路につく。用水路でもないかと探しながら帰ったが、雨も強くなってきてそのまま帰宅。やっぱり自分でいじれる自分の棚田が一番である。しかし、写真の通り、これだけ広くて多いとなかなか綺麗である。

田んぼの訪問者(大きな鳥)

 朝の見回りに出たら、4号田んぼからかなり大きな鳥が飛び立った。鷺の類だろうか薄い灰色のもの、大きさはカラスなどよりずっと大きい。蛙を狙って降りてきたのだろうか。これからはドジョウが増えるはずだから、こうした来訪者も増えるはずだが、今まで登場した来訪者達と比べるとプラスが多いはずだ。
 田んぼは本格的な雨のおかげでちゃんと水が溜まっている。
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   1号田んぼから出てきた水(2号田んぼ入り口)
 
 
 昨日ウサギを発見した落花生畑。左側の道を向こうから帰ってくる途中、ウサギはネットのこちら側写真の右端あたりにいた。
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 落花生は、芽が出ているものでもこんな感じで草に囲まれている。何とかする必要はありそうだが、生えそろってもう少し大きくならないと手の打ちようがない。270平米ほどあるから、手で草を取るのも大変である。

ウサギらしき侵入者

 今朝はかなりの雨が降っている。最新の予報では今日は40mm以上の降雨量が見込まれ、ポンプのトラブルを帳消しにしてくれるかもしれない。 
 昨日書き忘れていたが、水源地から水奉行のスクーターの後ろに乗って帰ってきたときに、落花生畑にウサギを発見した。灰色の毛の割合大きめのやつである。後ろのポケットにはパチンコ(スリングショット)が入っていたのだが、一瞬のことで狙撃は無理だった。着いてからすぐに畑に向かったが、当然逃げたあと。しかし、一応ネットは張ってあるんだがどこから出入りしているのか不明である。落花生はまだあまり芽も出ていないが、もしかするとウサギのおやつになってしまったのだろうか。

鹿の襲来

 今朝は5時起きだったから、もう寝ているはずの時間だが、ちょっとチェックをしようと外に出て、田んぼや山の方をLEDで照らしたところ、青く光る目が見えた。そんなこともあろうかと持っていたロケット弾を一発発射した。驚き跳ねる鹿の姿が見えた。しかしそのまま逃げるわけではないらしい。ライトで照らすとまだ眼が光っている。場所が違うが別の鹿なのかそこまで逃げたのかは不明だが、こちらの様子をうかがっているようだ。もう一発お見舞いする。さらに眼を発見して一発。結局4発撃ってようやくいなくなったが、どこまで怖がっているかはわからない。どうせ花火だ、と思っているかもしれない。が、少しは遠慮して欲しい。

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   鹿のいた辺り・向こうの山のふもと(今朝の会所は霧の中)


 そして気づいたのは、川の水が出ていないことだった。上からポンプの様子を見たが、モーターの音は聞こえたからポンプの本体に何らかの不具合があったのかもしれない。一応、上にあるメインスイッチを切って止めたが、明日朝チェックしなければ。
 
 なかなか前途多難ではないかと思わせるハプニングであった。
 

4号の田植え(続き)(最後)

 4号田んぼは干上がりかけていたが、これはある意味チャンスである。 深かった西側の一角に残っていた苗を植えた。かなりアバウトかつ適当だったが、まあいいんじゃないかな。

ドジョウを放す

 今日は水奉行がやってきた。途中のペットショップでドジョウや水草を買ってきたようで、1号の前の池に放流。水は冷たいが大丈夫だろうか。田んぼは逆に温度が高いが大丈夫だろうか。昔は貴重なタンパク源だったようだ、我々も秋には鍋に入れてやるつもりだ、元気に育つんだぞ。
 せっかく買った防水カメラなので水中撮影を試みたが、ドジョウの姿は写せなかった。また今度トライしてみよう。

クレソンは順調

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 反日陰にしたのが良かったようだ。すっかり緑になったし、根もちゃんと着いて範囲も広がっている。まだ収穫は憚られるが、これを味わえるのもそれほど先ではないようだ。
 

害獣はどうか

 山の麓に作ったネットが変だった。支柱が曲がっていてネットも上が外れて低くなっていた。足跡は見あたらないが、獣が悪さをしたに違いない。

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 色々チェックしてみたら田んぼには足跡が見あたらない、しかし、イネは畦沿いの外側のものが食べられている。もしかすると鹿ではないのかもしれない。真新しい糞はあったが鹿だけでなく他の何かの糞もある、何だろう。狸かもしれない。
 
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 とにかく何らかの対策は必要。海苔網を担いで山を登り、崖の上に張り始めた。1枚250円の廃品だがこういう用途には絶好である。高さ1m半以上長さは20mくらいある。ただ、1枚目はうまくいったが、2枚目はほぐし方を失敗してこんがらがってしまい、思わぬ時間がかかりそれを張ったところで中断。明日の雨の合間で続きをやらなければならない。
 

田んぼの状況

 夢は半分当たっていた。沢水は細く、1号出口ですでにチョロチョロ、3号と4号には全く水が入ってこなかったようだ。3号田んぼはかなり土が見えており、4号は畑に近い状態である。さっそく川に降りてポンプを起動、水源地に行って取水口を掃除した。水は1号に流れ込んだが順番に4号まで降りるには時間が必要だ。水対策についてはじっくり考えるつもりだったが、これではちょっとしょうがない。ポンプのグレードアップは必須かもしれない。それも早めに。

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    3号は一部土が見える

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   4号は相当干上がっている

 夕方、また水源地に行ってみたが、どうやら沢の水自体が少なめである。明日の雨がちょっと待ち遠しい。
 

今週末の作業(6/20~21)

 梅雨に入ったが今週末も雨は降らない模様。先週は日曜の16時頃になって降り出し、ちょうどこれで仕事終わりという感じだった。少し温度も低めだし、米にはどうかと思うが、ジャガイモ掘りには都合がいい。今週はそのジャガイモ掘りのピークとなる。残りは3分の2ほぼ100キロ程度、どのくらい掘るかは育ち具合をみての判断。
 昨日は沢水が止まって田んぼが干上がりかけているという夢を見た。普段は夢など見たことはないんだが。水については分からないことだらけで、少なくとも最初の1年は心配と悩みが続くと思われるが、イネの底力に任せるしかないだろう。昨日書いたポンプの悩みもあるが、とにかく現状で1年やってみてからじっくり最良の方法を選択するのがいいという方向に頭の中は収斂しつつある。夢から話題がそれたが、水源地清掃などの水周りの整備は必要だ。
 防獣ネットはのこりの30m位をやっておけば一安心。すでに張ったところについては支柱の補強、それと、余裕があれば山の崖側に海苔網を張ることにしよう。イネの苗がまだ残っているので、最後の補植をして残りを処分する。4号田んぼの川側の深いところが、まるで池のように空白状態となっている。ここにも一応植えることにしよう。

 あとは行ってみてびっくり、という問題発生対応がきっとあるはずだから、それに残しておく必要がある。田んぼの雑草の出具合は行ってみないと分からない、そろそろ2号以降にも出てくるのではないかと覚悟して現地に入ることにする。

降水量調査

 普段行けないものだから、Weather News のサイトで降雨量の実績はチェックすることにしている。予報については僻地である大多喜町会所のピンポイントでも出てくるが、実績データとなると無理。8キロほど離れた大多喜町松尾というところがアメダスの降水量調査地点となっており、そこの降雨量は検索が可能である。毎時の量がわかるから、これは現地の状態推測にはかなり役に立つ。
 
 関東地方は6/10に梅雨入りしているが、それ以降9日間の農場の降水量は19.5㎜に留まっており、今のところ雨不足である。今週は16日(6.5mm)と17日(0.5mm)に降雨があったらしいが、この程度だと畦などの問題発生はないだろうが、沢水がきているか、4号まで不足なく水が降りているかといった方が気になるところである。
 3号田んぼの畦の崩壊は5/30に発見したが、これは28日(79.5mm)、29日(49.0mm)、30日(24.0mm)と3日間で150㎜以上の降水量となり、特に3号には配水計画の不備から田んぼ3枚分の降水が集中したことが原因だった。これについては各田んぼにオーバーフロー用の水出口を作ったから対処済だ。その他の多かった記録としては、5/5に 62.5mm というものがある。この日は仕事場の同僚Yさん一家がきて田植えをしようとしたときだが、この雨だからずぶ濡れになり、2号田んぼの2割程度で諦めたのだった。入植した1/31以降を眺めてみると、ちょうど入植日に123㎜という今年の最大降水量を記録している。しかしもう随分昔のことのようで、全く覚えていない。それ以降は、大体毎月1回程度は50㎜以上の日があったようである。
 

蜂の巣

 自然に包まれて生活すると、歓迎したくない相手との接触も避けて通れない。先週、ふらりと遊びに来た隣の坊やが、軒下にぶら下がっている蜂の巣を見つけた。徳利型の巣はスズメバチの仲間のものだと思ったから、おそるおそる殺虫剤などを撒いてみたが、蜂は出てこない。エイっとたたき落としたら、中から女王蜂らしきヤツが逃げていった。巣の中には幼虫がいたからちょうど拠点作りが始まったところのようだった。坊やの指摘がなければ厄介な状況となっていたかもしれない。少なくとも毎週一回は見回りが必要だ。巣については、慌てて処理したため写真を撮り忘れた。いつもデジカメは持っているんだが、撮り忘れも結構多いのである。

3ヶ月半の変化

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 現在背景に使っている写真は、GW後5月の中頃のものである。入植当初のほぼ同じアングルのものと見比べてみた。甥っ子の広角レンズとでは画角の違いが大きいので、2枚の写真をパノラマソフトで次いだものだから一部画面が乱れているが。

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 田んぼができているのは大きな違いだが、季節の違いもまた大きい。あと数ヶ月経つと、黄金色のイネが波打つはずだ。いや、波打って欲しい。

ポンプ問題

 ポンプについて迷っていることが一つある。現在のポンプは、先々代さんが使っていた40年くらい前の骨董品だが、モーターを新品に交換しただけで何とか水は揚がってくる。ただ、川から10m以上揚げることもあるが、4立米/毎時という水量は調子がいいときの沢水程度だから、2.2KWも電気を使ってもこの程度かという疑問はある。さらに、川につかっている取水口の逆流防止弁(フートバルブ)が錆の塊になっていて動作が確実ではないという問題があり、使いはじめの時に操作を誤ると呼び水を入れるなどの結構な作業を経ないと水が揚がらないのである。
 インターネットで探したところ、もう骨董品的といってもいいほどの鋳物のフートバルブは見つかったが、それが¥12,800という値段である。これを買って交換するのが一番良いようにも思えるが、今の能力では、真夏のピークに24時間稼働の可能性がある。たとえば水中ポンプというモーターごと水の中につけて押し上げる(呼び水不要)もっと近代的な仕掛けのものは、中古で3万円程度で買えたりするし、揚水能力が大きければフルではなく断続稼働でいける気もする。ただ、こちらの場合は今ようやくきちんと収まっているポンプと揚水パイプの接続をやり直す必要がでてくるし、モーターの交換や揚水パイプの修理で払った金が無駄になるようで決めきれない。それに、中古でいいのかという懸念もないではない。
 いっそのこと、2系統の揚水方法を確保しておくかという考えに走りそうである。どうするか、もうちょっと考えたい。
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