定年後・田舎作って・コメ野菜

定年に到達した2008年末、房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。穫れた作物は横浜の家の玄関先で販売、配達もやっていたが、古希を迎えたこともあり、2019年春に毎週の直売をやめた。不定期の直売と宅配便利用のコメやイモ類の販売に移行している。

2010年02月

フクロウ用巣箱の組み立て

朝からひどい雨なので、予定通りフクロウの巣箱を作り始めた。

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まずは板を切る。

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一番の難所は出入り口の丸い穴だ。


これは昨日購入した新型(私にとって)の糸鋸が大活躍だった。この刃は螺旋状になっているらしく、どちらの方向にも切り進めるのである。普通の糸鋸だったら、このように中央部を切り抜くのは結構やっかいなものだが、ほとんど苦労しなかった。

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一応、形はできあがった。ステイン系の塗料を塗るか、バーナーであぶるか、何らかの仕上げをやって完成だ。

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春の息吹

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 菜の花だけでなく、しろ菜やハクサイもつぼみをつけ始めたので、会所農場は菜花だらけである。まだまだとれるのだが直売所で売れる数にも限界があり、花になる分も残しておいた。

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私は採らなかったが、ふきのとうも一斉に出ている。収穫の写真を撮っていないが、椎茸もかなり採れたらしい。

津波の余波

 チリ地震の津波でTVは大騒ぎ、鴨川やいすみ市などの地名も出てきたが、会所は海抜200mということもあり、なんとなく人ごとであった。だが、帰り支度をしているときに「アクアラインが通行止め」という衝撃的情報に気付いた。少し様子を見たが状況は変わらない。木更津ジャンクションについたときに駄目なら大回りということで出発。
 で、結局大回りのコースになってしまった。出かける前には蘇我周辺で渋滞だったが、それは解消していた。代わりに浦安の手前で1キロの工事渋滞、あとは順調だったが2時間15分もかかってしまった。いつもの時間よりちょうど1時間余計にかかっている。距離は多分50Kmプラス。
 アクアラインはとてもありがたい存在であることを再確認したハプニングであった。

春が来た

 会所の春は遅いが、ようやく来たようだ。また行ってしまうかもしれないけれど。
 
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 他所ではどんどん咲いている梅がようやく開花。
 
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 椎茸も一度にたくさん出始めている。まだ小さいものも多いので、次の週末にはかなりの収穫が期待できる。

 あと、1号田んぼに産んであった蛙の卵は一部孵っている。ずっと前に産んであり池に移したタマゴはまだ孵った様子はないが、どうやら水温の違いだろうか。

池の氾濫

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 心配してはいたんだが、到着して田んぼの方に出てみると目の前を水が流れていた。やっぱり池が溢れてそこから流れ出る水が川になっている。
 池からの出口パイプはまた詰まり気味らしく、本来のルートでは少しの水しか流れていない。何度も針金でつついたがはかばかしくないので、最終兵器を持ち出してきた。

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 その効果はさすがである。10回ほどゴボゴボやったら大きな音とともにパイプから水が噴き出してきた。とりあえず沢水の量のみ測ってみたが4立米/時程度、最大値である。
 
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農機具展示会」

 東金にあるヤンマー農機の拠点で開かれた展示会に出かけてきた。

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駐車場は入る車が列を作っているし、


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会場に入るとたくさんの農機と人が溢れている。一通りみたあと、いつもの農機具屋さんに弁当を出してもらい食べて帰ってきたが、どうやらこれは農家の一大イベントではないかと思われる。

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 農業機械は色々置いてあって、大変興味深かった。まあ、当農場の状況を考えると今のもの以上のものは要らないんだが。それにしてもコンバインという機械はすごい。能力も高いんだろうが、この機械は1300万円以上の値札がついていた。よく比較されるが、ベンツもSクラスと張り合う値段である。

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 唯一現実的な購入対象だったものが育苗箱の棚(軽トラ用)、3~4万円という価格は微妙である。自分で作ると材料費は1割程度、ヒマがあれば作るんだが。
 

今週末の予定

 明日は当農場出入りの農機具屋Kさんに誘われて、ヤンマーの展示会に寄ってから農場入り。東金まで行くのでホームセンターや八街の落花生屋にも立ち寄ってくるつもり。落花生は昨年同様、食用として売られている半立種の生豆を買って播く予定。タネ屋で買うより圧倒的に安いし、ちゃんと発芽する。ただ、あまり美味い豆だったせいか、昨シーズンはウサギにやられてほぼ全滅だったのはご承知の通り。
 農場に着いたら納屋で巣箱と取水装置の製作にかかる予定。ただ、状況によっては帰宅後軽トラに乗り換えてホームセンターに行くことになるかもしれない。収穫については、巻かなかったハクサイや山東菜を大部分とってしまおうと考えている。暖かいので、菜花は順調だろうし、もしかするとシイタケが出ているかも。フキノトウも本格的に出始めるはずだ。これまで調子が出なかったタアサイ、ホウレンソウも育ったと思う。いよいよ春である。
 

フクロウハウス

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 とりあえずフクロウのおうちのアウトラインを考えてみた。というのは時期的にはもう遅すぎの可能性があり、天気が悪いとの予報の今週末に作ってみるかという考えである。コンパネ1枚で2組には足りないのだが、先日軽トラの荷台に敷いたときの切れ端(20×180センチ)を屋根に使う予定である。ただ、設置まで今週末にできるかどうかは自信がない。おおむねコンパネの半枚分と結構重いし、これを地上10mのあたりに設置するのは楽ではないだろうから。

工作ネタ2点

 取水装置の製作、第1農場の柵補修、第2農場の電気柵と課題は山積みだが、優先順位は高くないけれどやりたいことが出てきている。
 一つは育苗箱運搬用の棚である。来月の中旬から稲の苗作り期間に入るが、平日は面倒を見られないので横浜の家でカミサンが育てることになる。ある程度の大きさになった段階で会所に運び、田んぼの一部に水を張ってそこに置いて田植えを待つことになる。育苗箱の数は30枚前後。これは軽トラの出番である。当然、アルミ製のちゃんとしたものは売られているが、半分趣味ということもあり、第2農場への投資も必要となることから、金を出して出来合いで済ませるようなわけには行かない。なのでホームセンターで木材を買って自分で適当なものを作るつもりである。
 もう一つ作りたいものはフクロウの止まり木だ。一度だけ田んぼの側にきているフクロウの姿を見たことがあるが、これこそが宿敵であるウサギ退治の本命だと思っている。先日の来訪時は、何であんな細いものの上に止まれるのか不思議だったが、あぜ道に突き刺してあった園芸用のポールの上にいた。もっと居心地のいい止まり木を作り歓迎したい。猛禽類の彼らは、畦に穴を開けるねずみやモグラ、豆などを食うウサギの天敵なのである。あわせて作りたいのがフクロウ用の巣箱だ。太い樹の洞が減っているため居場所がなくなりつつあるそうだから、住み着いて繁殖してくれると大変にありがたい。
 田んぼや稲の準備が入ってくると慌しくはなるが、この2点は是非やりたいところである。
 

畝たてをやり直す

 先週末には第2農場のうち600平米程度を畝立てしたのだが、畝間は80センチ程度で少し狭かった。これは大根や葉菜類を植えた第1農場(上の畑)と同じだが、畝間が狭くて歩きにくいとか、草取りをしているときなど隣の畝をお尻でつぶしてしまうなどの不満も聞こえてきたし、今のうちにやり直すことにした。何を植えるにしろ途中で土寄せなどは必要だし、もう少し広げれば機械で中耕などを行えるので、その点からもやり直す意味はある。1反歩もあると手ではちょっと限界を超えると思われる。小型耕耘機もタイプの違うものが2台使えることになったし、機械化を考慮した作物作りを考えるようにしたい。

春の作付け計画

 今日の東京地方は春の陽気だった。稲の始動はまだちょっと先だが、野菜のうちまとまった量を作るものの計画を始めている。畑も広がったしやりガイはある。
 
 上の畑(230平米) 西半分サトイモ、東半分ジャガイモ
 中の畑(290平米) 夏野菜・葉菜類(別途検討)、サツマイモ
 下の畑(140平米) 落花生

 A1(200平米)  サトイモ
 A2(200平米)  サツマイモ
 A3(500平米)  東半分落花生、西半分ジャガイモ

 ある程度保存が可能で、定常的に直売所で取り扱えるイモ類と落花生を大体300平米を目安に植えつけるつもりだ。マーケットはマイクロサイズなのでそんなに売れないという意見もあるが、取れたらそのとき考えても遅くはない。ウサギに手ひどくやられた落花生は、今年2箇所に分けるほか、第1農場では完全に囲うことも検討している。ちなみに、必ず達成できない私の収穫目標によれば、ジャガイモ=550キロ、サツマイモ=480キロ、サトイモ=250キロ、落花生=75キロである。

電気柵の手配

 第1農場の柵の修理をやらないうちに第2農場の電気柵設置計画をやらねばならなくなってきた。第2農場については、昨年秋にそれまで面倒を見ておられた方が急逝され、作物がほとんど収穫されない状況だったために、鳥を含む獣たちの草刈場となっていたものだ。ハクサイ・キャベツ・ねぎ・サトイモなどが被害にあったらしい。シカは明らかに侵入しており、イノシシ・サル・ウサギ・タヌキなど、千葉にはいない熊を除いてほとんどの害獣を視野に入れた防御が必要だ。
 ただ、よそのお宅の敷地内(屋敷もある)だし、外周は網などで囲われているから(でも入ってきている)、あまり大げさな仕掛けも具合が悪いと思われるため、一応シンプルな電気柵からスタートしようと考えている。それですべての害獣に対応しようとすると段数は増やさなければならない。あと、トラクターや人の出入りと、電源のスイッチを工夫することが必要条件となってくる。地主さんの基本了解はもらっているのだが、飼い犬2匹が時折放し飼いになっているので、彼らにはかわいそうかもしれない。まあ、ビリビリくれば近づかなくはなるだろうが。
 一応、今回借用を予定している南側エリアの外周は200m程度。約4mおきにポールを立て、高圧線4段とアース線3段をまわす。機材としては、高圧発生装置(2万円)、バッテリー(5千円)、ポール50本(1万円)、ワイヤー(5千円)、その他(1万円)程度と考えている。できれば太陽光発電パネルなどもつけたいところだ。バッテリーは車用の予備があるので、代わりに適当なソーラーチャージャーを購入すればよさそうだ。

軽トラのおうち

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 カミサンが「傷むから納屋にしまったら」というので入れてみた。何とか入るのだが、小型耕耘機をギリギリ奥まで入れて、その手前側に運搬車をギリギリまで入れて、最後に軽トラをギリギリまで入れるとようやくシャッターが閉まる。それも先導役が必要なほどギリギリまで入れるのである。これじゃ商売にならないし、第一くるまはみんな外に置いてあるじゃないか、ということで次回からは外に置くことになりそうだ。

沢水の量と降水量の長期変動について

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 この約1年間の降水量を睨んでいる。このグラフは直前30日と60日の降水量を累計した数値の推移を示している。どちらも似通った傾向だが、ごく最近の動きに注目すると、1月上旬に下げ止まった30日累計値に比べて60日累計は下げ止まりが遅れて2月上旬となっている。上昇に転じたのは双方ともあまり変わらぬ先週くらいということになる。水文学的には何か理論があるのかもしれないが、少なくともうちの水源地の場合は60日というような比較的長期間の累計降水量が影響しているのではないだろうか。引き続き、以前の数量化モデルとの関連を考えてみることにしよう。

沢水の状態に変化の兆し

 22日の朝はジトジトと雨が降っていた。降水量としてはたいしたことがないと考え、20日に測ったばかりだから今度の週末はもういいんじゃないかと思っていたが、夕方になって沢水の出口を見るとちょっと増えた感じ。そこで測った結果は次の通り。
    沢水出口    605L/時
    1号出口    503
    2号出口    507
    3号出口    361
    4号出口    466
計測の30分ほど前にカミサンが野菜を洗ったせいか、下より上が細いといった矛盾があるが、沢水の出口の数値は間違いない。これが一昨日の473L/時から増えている。朝の雨量はウエザーニュースによると2ミリ(会所では5ミリ程度とみている)くらいだから、このくらいの雨で増えたのは最近の傾向とは明らかに異なっている。
 雨が降っても乾いたスポンジのように吸い取っていた水源地の山も、飽和状態に近づいて雨降りに沢水が反応するようになってきたのではないかと推測できる。ずっと外れが続いていた数値モデルには、もっと長期的な変動要素を付け加える必要があるらしい。

会所は今朝も雨だった

 朝起きると雨、田んぼも畑もなにもかもぬかるみになって仕事にはならない。晴耕雨読と洒落込んでマイクロ発電の本を読んだりしていたが、小やみになったので外に出て残っていた柘植の木の剪定を始めた。そのうちに農機具屋のKさん到着、すぐに第2農場に向かう。耕耘機「サラダ」は、やはりワイヤーの固着だった。交換で修理完了。そのあとトラクターのポイントを伝授してもらう。
 
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 本格稼働は昼からになった。うちの耕耘機を軽トラに積み第2農場に出発。
 
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 一番広い畑(500㎡)の畝立てを行う。雨が降った割には土はつかない。この畑の土は第1農場よりは少しさらさらしているかもしれない。しかし、どうもトラクターでの耕耘が深すぎたようで、時折ちょっと曲がってしまうが、一応完了。
 
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 続いて一番道路側の畑(300㎡)の畝立てに取りかかるが、こちらの土は色も黒くて軟らかい。耕耘機が潜り気味になってまっすぐ進まない状況で、畝の幅が不揃いになってしまう。この畑は一度トラクターを入れてやり直すことにした。
 
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 夕方前に耕耘機を再び軽トラに積んで撤収。どんどん農民になりつつある。

沢水と池の状態

 このところ雨が続いたため、延々と続いていた沢水の減少傾向がようやくストップした。2月20日の8時半の計測だが、

  沢水出口(池)   473L/時
  1号出口      458L
  2号出口      455L
  3号出口      429L
  4号出口      409L

まだ決して多くはないが、乾燥状態からは脱したんじゃないかと思う。

池に大量に入れた蛙(アカガエル)の卵は孵っていない。だが、2匹のカエルが池の中に住み着いており、夜などライトで照らすと慌てて底の蛙の卵に潜り込んで隠れたりしている。今晩の水温は5.6℃、ちょっと水温は上がってきたのだろうか、今までは底にじっと張り付いていたアブラハヤが水面近くに浮いてきている。ちょっと活性が上がってきた感じだ。そろそろ春になってもらわねば。

キャリーのモディファイ

 あまりいじるような車ではないが、最低限のことはやらなければいけない。
 その一番目はETCだ。購入を決めてすぐにインターネットで購入したが、ナンバーも書き込むので登録後に知らせてくださいといわれてちょっと待たされた。申し込み後10日くらいで送られてくるはずだったが、なんと翌々日には到着。きっと去年の春の狂乱時が基準なんだろう。機械と登録料で約6000円、取り付けは自分でやったのでこれだけでついた。アクアライン2往復で元が取れてしまう。豊作だったらこれで横浜に戻ることもあるかも、まああり得ないが。
 続いてシガーライターソケットだ。たばこは吸わないんだが、ここからアダプターを経由してAC電源を使うことは多い。もっともよく使うのがノートPCだ。ナビソフトを動かすのである。今回の陸送では久しぶりに Navin'You を使ったが、今フィールダーについているNAV-Uというソニーの携帯ナビに比べると使い勝手が悪いことに気づいた。やはり10年前のソフトである。そういえば去年の秋に久しぶりに使えそうなPC用ナビソフトが発売になったらしいことを最近知った。しかし1万円台で携帯型のナビが買える今、PCソフトの位置づけは微妙である。
 ということで、ACCおよびアースの線とアンテナの線がキャビンの中を走り回っているが、一応テスターでチェックしながらやったので配線の間違いもなく、ETCも正常動作をしているらしい。近いうちに実験もしてみたい。
 
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 あとは軽トラならではの装備だ。納車後すぐに買ったものといえば、荷台のシートとRVボックスだ。いずれも買い物などに行くときは必要なものだ。軽トラのキャビンはかなり狭いので、二人乗車の場合スーパーで買ったものなどは乗せられないと思った方がいい。それでおもむろにシートをめくって荷台に載せるのである。うちの場合、鴨川で買い物したあとは林道を通るから、昨夜も納豆が袋から飛び出して荷台の前の方に行っていたが、そんな事態は往々にして起こるだろう。RVボックスも重要な収納場所になるわけだ。
 続いてツールセットも購入した。キャリーの場合、パンク修理用のジャッキとレンチのみで、あとはドライバーもついていないのである。メーカーは品質に自信を持っているのだろうか。まあ心配なので購入、横浜の家を探せば何セットも出てきそうだが。
 あとは荷台にコンパネを敷いた。一応70センチ幅を2枚作り(長さは180センチ)並べて敷いてある。モミガラを運ぶときは刺し板にできるんじゃないかと思っている。
 

耕耘機の不調

 うちの耕耘機ではない。借り畑の家にはトラクターの他にホンダのサラダというミニ耕耘機があり、これも「使っていいよ」といわれていたのだった。今日出かけていったら地主さんが、「一応使えるんだがアクセルが戻らないんだよね」といっていた。
 一通り仕事が終わったあと、様子を見てみた。確かに何だか引っかかっている様子。カバーなどを外してワイヤーの先をみるがそのあたりでは異常は見あたらない。このあたりで地主さんも加わる。レバーのところからワイヤーを外し引っ張ってみるが、どうやらワイヤーが固着している感じだ。

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 二人がかりでワイヤーを回したり力任せに引っ張ったりするがだめ。この状態だと交換した方がいいだろうということになり、休みにもかかわらずいつもの農機具屋のKさんに電話。今のところ使う予定はないが、明日は平日だが私は会所にいるので都合がいいのである。一応明日様子は見に来てくれそうだ。

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 明日はうちの耕耘機を持ち込んで畝たてをしようと思う。これで向こうは準備完了である。

本日の作業

 昨日の午後、借り畑のお宅に行き範囲の確認をしておいたので、今日は向こうの畑の準備を行なった。キャリー(軽トラ)に、堆肥や一輪車、石灰や油かす、それにスコップや鍬などを一式積み込み、出発。
 まず肥料を撒く。持って行ったものは、ボカシを60Kg、油かすと米ぬかを20Kgずつ、それと蠣殻石灰適量。向こうにあった豚糞堆肥が40Kgを調達。ちょっとずつ1輪車を使って混ぜてテミでバラ撒く。今年借りる分1反歩と、地主さんが自分でやる2畝、合計1200平米に撒くのでかなりの運動になった。
 そのあとはトラクターを引っ張り出して撒いたあとを軽く耕耘する。明日はできたら畝たてをやるが、それで借り畑の準備は一応完了する。ボカシと堆肥は少し少なめだが、実際の植え付けの直前に作物に合わせて適量を追加する予定。

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本日の作業(軽トラ+植木や)

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 昨日はノートPCをナビにして会所まできたのだが、キャリーにはシガーライターソケットがなかったのである。予備電池を持っていたから途中で消えることはなかったが、持って行ったインバーターやAC電源は役に立たなかった。
 ということで、本日の作業はシガーライターソケットおよびETCをつけること、昨日ホームセンターの駐車場で仮止めした荷台シートの取り付けなど、車の面倒をみることが今日の仕事であった。色々欲しい部品などもあったので作業開始前に鴨川まで一走りしてからの開始だった。
 こういう仕事は久しぶりだったが、一応完成。ETCもついたので横浜にも帰れるが、夕方からの本日二回目の鴨川行きにつきあったカミサンは、横浜までは無理そうだといっていた。
 

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 くるまの面倒をみたあとは先週の続きで剪定作業。上が剪定前、下が剪定後。

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  下から始めたが、上に行くほど雑なのがわかる

非常事態発生

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 昨日は軽トラに浮かれるだけでは済まなかった。会所に到着して巡回すると田んぼの手前の道がかなりぬかるんでいる。おまけに水も流れている。その水はどうやら池から流れ出ているようだった。池までいってみると出口のパイプは水の中に沈んでおり溢れた水がずっと下まで流れていたのだった。
 もう明日になる時間だったが、針金を持ち出しパイプの中をつつくと、詰まっていた腐葉土が流れ出てくる。あっちからとこっちからと3回ずつやると、ようやく水の量が増えてきた。ザーッと流れてこないのはちょっと不満だったが、朝までには回復するだろうと眠りについた。
 夜が明けると一応状態は落ち着いていたが、沢水自体はこのところの雨にもかかわらずあまり増えていない。一度ザーッと流れないとまだ腐葉土が残っている可能性があるんだが。

会所に到着

詳細はまたまとめるが、龍ヶ崎から会所まで約100キロ強を大体3時間かけて走ってきた。車は思ったよりよく走る。3速ATだから80キロも出すとシフトアップしたくなるほど回転はあがるが、下道で走っている限りはMT5速の4段目で走っているくらいの感じだから流れに乗って走るのは訳のないことである。後半は道もすいて平均速度も上がったが、養老渓谷駅のあたりと会所付近は霧。会所では2カ所で計4頭のシカと出会った。狩猟時期が終わって里に出てきたのかもしれない。

今週末の作業

 私の勤務先では創立記念日の休み(2/22)がある。このため、月曜まで休み。天候も回復に向かうということで、なにやら動き始める時期が来たという感じだ。
 先週末は天気に恵まれず野良仕事はほとんどやれなかったが、今週末は借り畑にボカシや牡蠣ガラ石灰などを持ち込み、改めて耕運しようと考えている。小型の耕運機を持ち込んで畝をたてるかもしれない。それと電気策設置のための測量や位置ぎめも行っておきたいところだ。
 継続中の仕事としては、沢水取水装置があるが、パイプ用の穴をあける回転ヤスリ(?)も買ったから、時間ができれば取りかかろう。先週やった剪定の続きもある。おお、なんだかやることは多いが、きっと軽トラで遊ぶのは高い優先度だろう。

軽トラの準備が進行中

キャリー
    買ったのはシルバーメタだが

 月曜日に検査証がFAXで送られてきた。同じ日にアルミの歩み板(農機の積み降ろし用)も届いた。カミサンに頼んでいる車庫証明完了、明日は任意保険の申し込みを頼んである。ということで、金曜日の納車に向けて準備が着々と進行している。登録完了後10日程度かかりますといわれていたETCも本気津到着。土曜日の最初の仕事はETCの取り付けになりそうだ。
 金曜日は仕事を少し早く切り上げて常磐線の佐貫という駅に行き、そこまで迎えにきてもらうことになっている。電車の時間は調べたが、どうせならフレッシュひたち(特急)に乗ってみようなどと結構楽しんでいる。受け取ったらさっそくホームセンターで荷台のカバーを購入する。安ければRVボックスも調達しようと思う。それからいよいよ3時間のドライブである。

背景の変更(2010/02)

 夕焼けにも飽きてきたので先日の雪景色に変更してみた。こうすれば早く春になるんじゃないかという期待もある。もう少ししたらアブラナ科の野菜がいっせいに花を出すんじゃないだろうか。
 
    新背景 雪の農場 
    旧背景 夕焼けの農場 

相当すごいHP

 剪定というキーワードで検索していたら、「素人園芸解説」というところにたどり着いた。このHPは凄い。どこに行っても文字だらけ、私のBLOGも文字が多いが比較にならない。ただただ文字だらけ。ただし内容の充実度も半端ではない。切り戻し・整枝・剪定の項目だけで、サクラエディタでビッチリ印刷して4頁、文字数にして一万二千字くらいはありそうだ。「管理人より」の言葉を読むとご本人の経験をこつこつとしたためたようだが、それにしても膨大な情報量である。内容的には、基本事項・花・樹木など幅広いが、私にとっては基礎知識の各項目が参考になるようだ。ちょうど農閑期でもあり、格好の勉強材料である。

剪定の技術

 あとさきになっているが、剪定というキーワードで検索してみたところ、こんなHPを発見した。昨日私がやったことといえば、葉のかたまりから飛び出た芽をはさみでチョキチョキやること、まさに床屋さんの仕事だったが、本当は枝の具合を見てこのように基本骨格を修正するものらしい。まあ、ツゲなどは最も簡単で年に数回刈り込めば自然に枝も揃うと書いてあるHPもあったのだが。
 実は、昨日やったうちのツツジには結構てこずったのである。となりのツバキとくっつくまで成長していたから、外側だけでなく株元を含む枝の整理もやる必要があったのだが、大混乱といった状況になっていた。枝同士が絡み合うようになっていたのである。その状態を思い出しながら参照HPのイラストを見ると、ああなるほど放置するとこうなるんだ、という見本がツツジだったのである。
 
 

春はどこまで?

 そろそろあちらこちらで梅が咲き始めているが、当農場の梅はまだつぼみの状態である。今にも咲きそうに膨らんでいるというわけでもない。カミサンが、「去年の今頃梅が咲いていた」というので写真を見直したらその通りで、2月の8日ごろには一部咲き始めており、2月16日の写真では五分咲きとなっていた。さらに去年は椎茸もどんどん出ていたというので、もう一度写真を捜して見ると、確かに2月16日に椎茸の写真を撮っている同じころにフキノトウも出ており既に春の息吹がめぐってきているという感じだ。今年は、菜の花が出始めたりしてはいるが、少なくとも昨年よりは春の訪れが遅いという感じだ。

今日の会所農場と今日の仕事

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 結局雪はやまなかったようで、朝起きると一面真っ白。天気は快晴なので輝くように白い。
 
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 ボカシのところは温度が高いため雪は積もらない。

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 普通の農作業はできないので、ずっと気になっていた植木の剪定に挑戦してみた。まずは玄関の真ん前にある柘植の樹である。基本的な形はできているんだが、新芽がピンピンと出かかっている。

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実は経験はゼロ、とりあえず刈り込みハサミで刈るが、床屋のようなものだ。刈ったり離れて眺めたりしながら形を整えていくんだが、なかなか面白い。そのうち脚立を持ち出し、高枝ばさみも持ち出し、刈った枝や葉を落とすために小さな竹の熊手も取ってきた。一応必要な道具は全部揃っている。それぞれを雲のような形に刈り込んで概ね終了。
 
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 次には門扉のところにある柘植に取りかかる。
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表側は大体完成したが、裏側はちょっと汚い。特に中の畑側は枝や葉が金網を突き抜けている。これも思い切って整理したところ、随分すっきりした。

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    実は、根本の方の独立した株を切ったところ、銭ハゲができてしまった。結構目立つ 
 
 
 その他、椿・ツツジ・柘植を書く1本ずつ剪定して本日は終わり。なかなか面白いんだがかなりの労働で時間もかかる。2月中に屋敷の周りの樹を全部やりたいんだが。

いつもの侵入者たち

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 積もっている雪は色々な記を残している。今見回ってきたのだが、雪の上にあったものは足跡。特徴的なそれは、どうやらウサギのもののようだ。ところが、どこから来てどこに行ったかがよくわからない。田んぼの向こうまで探しに行ったのだが。
 
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 もう一カ所、道路に出る門扉のところにもあった。こちらの方が小さいが、子ウサギだろうか。左から来て、右には門扉があるので止まったらしいが、こちらもこの後どこに行ったのかがわからない。ウサギというものは、横っ飛びしたりして足跡を消すような技でも持っているんだろうか。子供の頃読んだシートン動物記に書いてあったかもしれない。

 フクロウはウサギも狩るらしいが、せっかく来た昨日のフクロウはどこに行ったんだろう。

雪の会所

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 今朝起きて外を見ると外は雪景色。これでは作業もできはしない。テレビを見たりしていたが、じっとして何か食べるだけになってしまうので出かけることにした。一面の雪景色だが、道路の舗装部分には雪が積もっていなかったのである。
 茂原にでも行ってみようということになったが、どうせなら勝浦に出て海沿いに行ってみることにした。すぐそばにある会所トンネルを越えると風景は一変、雪がほとんど積もっていない。長さ200m程度のトンネルだが南北の較差は相当なものである。
 黒潮ラインという、名前の割に海には近づかない道路を淡々と走り、途中で色々寄ったりしながら茂原到着。茂原ではカインズホームの巨大さに感動した。何でもあるという感じである。付近には同系列のベイシアもあり、一大ショッピングゾーンになっている。
 散々遊び、色々買って会所に帰ってきたら、なんとまだ雪がちらついている。すっかり消えていると思ったんだが、ここはやっぱり寒いようだ。

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軽トラ情報

 購入した店の担当者はちょっと頼りない。調べて連絡してくれといっても向こうからの連絡はあったことがない。いつもこちらが電話する。カミサンにいわせると、車を買ったときのオトウサンは異常にしつこいというが、安いとはいえ金も全額支払っているし、毎週末は軽トラがあれば相当便利という状態が続いているんだから、できるだけ早く納車をするのは当然ではないかと私は思う。なので、いつも尻を叩くのである。迷惑な客かもしれない。
 先ほど電話してみたら、来週の週末には間に合うと思います、と頼りない言い方だったから、金曜の夕方に取りに行くことに決めた。そのまま会所に乗って帰るつもりだ。横浜も会所もほぼ百キロ、のんびり走って3時間というところである。ということで、来週金曜日はベルさっさで茨城県まで行くことになった。
 偶然というべきか、私の弟も車を買った。これまでの柄は大きいが人2名+荷物微量という使えない車から、現代風のチープで省エネな車に換えるらしい。チープで省エネといえば軽トラにはかなうまいが。

米ぬか入荷

 昨日の予告の通り、農機具屋NのKさんのお世話で米ぬかを10袋入手できた。午前中は色々野暮用があって会所到着は1時半頃だったが、勝浦市宿戸というところにあるコイン精米(ヤンマー)まで20分位。通ったことのない田舎道はなかなか楽しい。
 セブンイレブンで待ち合わせ、そこから数分の現地に行く。慌てることもないのだが、寒さを吹き飛ばすようにどんどん袋に詰める。秋以降の合計は20袋程度。夏にかけての必要量はあと10袋程度だろうか。あと油かすなども必要だろう。当分ボカシ作りである。

何かいる

 暗くなってから見回りに出た。カミサンは、この寒いのに一体何しに行くのというが、何が何でも行かねばならぬ。田んぼの方に出てみると、田んぼの真ん中あたり、刺してあるポールの上に何かいる。一度家に戻り、カミサンにも声をかけてもう一度戻り、再びライトを当てるとその物体は翼を広げて竹藪の方に飛んでいった。数十メートル先だしライトの光も弱くなっているからはっきりはしないが、形から考えるとフクロウのようだ。最近タマゴを産むカエルも多いので狙っているんじゃないかと思う。こんな環境ならきっといるだろうと思っていたんだが、ついにその姿をみることができた。これだから見回りはやめられない。

今週末の仕事

 今日は祝日だったが、用事があり会所には行かなかった。その代わり明日休暇を取ってゆっくり目に会所に向かう予定だ。農機具屋さんに頼んでおいた米ぬかが溜まっていそうなので、まだなくなっていなければ午後にでも取りに行こうと考えている。明日は天気が悪そうなので仕事の予定は入れない。土曜日と日曜日は取水装置の組み立て、借り畑の整備などをのんびりやるつもり。

マイクロ水力発電

 以前このことを書いたが、まだ継続的に調べている。シンフォニアテクノロジー(旧名:神鋼電機)という会社が、家庭用(0.5~1.0KW)クラスの水力発電機を出しているというので見にいってみた(HP)。まだ実験段階ということで、「具体的な案件があれば下記弊社営業までお問い合わせください。」などと書かれている。本気で頼む人もまだ少ないのだろう。しかし、24時間連続で発電すれとすれば、バッテリーや100V交流変換装置などがあれば普通の家庭用電力はまかなえそう、当家の場合は川に設置するといいかもしれない。
 ちょっと考えているのは、沢水の利用だ。今は異常渇水状態だが、宅内で2m程度の落差は作ってある。この下の部分に小さな発電機を取り付けて、電気柵のバッテリーに充電できたらメンテナンスフリーになる。ということで、図書館から関連図書を借りて読んでみることにした。
 
 

借り畑の現状・鳥獣害

 当農場から麻綿原の方に入ると、獣害は一段と厳しくなるらしい。昨年こちらはサルの被害もなく、シカ若干とウサギ結構やられたくらいだったが、奥はサルにカボチャを全部やられたなんていうお宅ばかりだ。当家の隣は50頭以上の牛を飼う酪農農家だが、そこである程度獣たちを食い止めてくれているんじゃないかとも思う。
 今回借りるお宅も、サツマイモの葉をシカにやられたり、相当な被害があったようだ。ケモノだけではなく鳥の害もひどい。次の写真はキャベツとハクサイだが、ハクサイなどは徹底的にやられている。この犯人はヒヨドリらしい。畑の主が亡くなったあと、収穫もできずにそのままになっていたということも原因のようだが、味をしめた連中がいるのは確かである。まあ、ヒヨドリは春になったらいなくなり秋までこないのだが、何らかの対策は必要だろう。当分、向こうに行くときにはスリングショットを持って行かねば。

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    ひどくえぐられたキャベツ

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    見る影もないハクサイ

 獣の対策も必須だろう。外周には海苔網が巡らせてあるが、ほとんど素通し状態ではないだろうか。とりあえず南側の畑の周りには電気柵を設置するつもりだ。北側に進出するときも電気柵はもう一系統必要である。

ジャガイモの準備

 去年は2月に入居して3月に植え付けだったから、あまり細かく考えることもなく植え付けて、そして時期が来て収穫という感じであった。カミサンは考えていたかもしれないが、当初10キロくらいの種イモを買い、さらに格安の種イモを見つけて10キロ買い増しをしてようやく130平米の畑を埋めたくらいだったから、計画性は不足気味だったと反省すべきだろう。それで収穫はというと、160キロ程度だった。
 今回は借り畑の話がまとまって揺れ動いているが、そちらで当面やろうとしているのは1反歩前後になりそうだからジャガイモへの割り当ては300平米程度、自前の土地の分も入れると400平米程度になりそうだ。今年の3倍に相当する。あまり手はかからなかった記憶があるが、それは私がやらなかっただけで、実際には草取りや土寄せが必要だったはずだ。やはり省力化が求められるので、マルチを使うのは必要条件だろう。肥料は基本的にボカシを使うが、この広さだと100キロ程度、種イモについては80キロ程度を用意する必要がある。
 耕地については畝幅90センチ株間30センチ程度を考えているが、マルチの幅との兼ね合いを考えないと風が吹いたらめくれるようでは困る、よく考えよう。あと、マルチを使って土寄せをどうするかも調べておかねば。今週末は引き続き自由な時間がありそうなので、研修日というところだ。
 

取水装置の製作(フェーズ1)

 どんどん時間は過ぎていくので、ちょっとした合間を縫って取水装置の製作をちょっとだけだが進めた。なかなか格好のよい持ち手つきのバケツを買っておいたので、その上に育苗箱をグラインダーで切断して載せ、さらにその上に台所の水切り箱を載せた。

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    水は向こう側に流す、うまく行けばバケツ内に入る。落ち葉などは向こう側に押し流される
                                           (はず)

ここまではまあまあ簡単、その次の取水用パイプのところで中断である。バケツのどてっぱらに75㎜ライト管を差込み、以前作った継ぎ手(50㎜パイプと75㎜ライト管をつなぐもの)で塩ビ管につないでいくつもりだが、穴あけと止水を考える必要がある。それと、現地に持って行って土を掘りながら納め方を考えるということをやる必要もあるのだが、昨日は時間切れ。午後遅い時間になると水源地は寒いのである。

沢水管理記録

 別の記事に書いたように、沢水は増えていないどころかさらに減っている。沢水の量についていうと1週間前の370L/時から325L/時になっている。20㎜程度の雨ではカラカラだった山に吸われてしまうのだろうか。推定用の数量モデルも再検討かな。
 
計測日時 2/6 13時
    池(沢水出口)  66.40秒   325L/時  池による吸水量は20L/時
    1号受水口    70.73秒   305L/時  データ誤差
    2号受水口    69.10秒   313L/時  2号受水口の吸水量 31L/時
    3号受水口    76.50秒   282L/時  洗い池周りの吸水量  6L/時
    4号受水口    78.35秒   276L/時  

池の吸水量は漸減傾向にある。先週から5L減、その前からだと10L減である。土曜日にレンコンを買ったので、池に放り込もうかと考えているが、せっかく減りつつある吸水量がどうなるだろう。根が耕盤を突きぬくとそこから水が漏れるんじゃないかという心配もある。ちょっと研究してみよう。

池に腐葉土投入

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 以前水奉行から要請があったので、池に腐葉土を入れてみた。池の底には田んぼから避難させたアカガエルの卵が相当量入っていたのだが、今度は落ち葉のかけらが表面や水中に溜まり、底は見えなくなっている。いよいよ怪しい池になりつつある。このまま季節が過ぎていくと、そのうちに河童が棲み着くのではないかと期待される。

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 池自体は素掘り(+ベントナイト塗りつけ)だから、一部に米ヌカが溜まってい白くなっている程度の変化しか観測できないが、下流の田んぼの受水口のバケツの壁などは緑色に変わりつつあり、植物性プランクトンが発生している状況がみえる。すべての始まりはそれからだから、幸先がいいと思われる。
 本当は落ち葉などは山に行けばそれこそ山ほどあるんだが、農閑期とはいっても耕地を離れることは容易ではない。それが2箇所となると余計そうなるだろう。昨日の日曜日は借り畑に2往復したけれど、トータルで1万4千歩となった。

かなり寒い会所

 日曜日の朝のこと、池を見に行ったら4分の1程度が氷に覆われていた。通常よりは多めである。2時間ほどしてもう一度見に行くと氷の範囲がこうなてほぼ全面に広がっている。まだ山の陰で直接日光は当たらないが、気温は上昇しているはずなのに不思議であある。
 考え出した理由は次のようなものだ。沢水の水温は夜でも5度程度ではないかと思われる(ちょっと前の計測結果による)。だから、どんどん出ていれば相当気温が低くても池の水が凍ることはない。しかし最近は量が少ないため表面が多少凍ることがあったわけだ。昨日の朝の場合は夜中かけて池の水全体が徐々に冷やされ、気温が最も下がる夜明け前を過ぎてもまだ低下し、一方気温も0℃を下回っていたので凍結がさらに進んだものと思われる。

 寒い日が続いていること、雨は少し降ったけれども沢の水はちっとも増えず、相変わらず少ない状態が続いていることからこのような現象が起きたのだろう。昨日の帰り、会所を出るときに車の温度計(外気)は-1℃と表示されていた。横浜に着くとそれは+7℃、誤差はあるかもしれないが8℃も違うということになる。寒いわけだ。ちなみに、朝起きたときにヒーターをつけたが、これによると室内でも零度。

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畑を借りる(その2)

 昨日の続きである。今朝は相当冷え込んで作業は何もできないため、借りる畑に出かけていき広さを測った。その結果、南側から360㎡、200㎡、500㎡となっている。それぞれ、A1、A2、A3と呼ぶことにした。屋敷に一番近いブロック(約300㎡)は地主さん用ということになった。当面は実質1反歩強で始まることになる。

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 午後になってからもう一度出かけた。今度はトラクターを動かしてみる。ウルトラポチと同じといえば同じだが、大きくて力がある分楽である。A3の500㎡を耕耘して大体様子がわかり、今日はここまでにした。ボカシなどを撒いてからもう一度耕耘して畝を立てるのである。

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 帰る前に、北側の元田んぼのエリアをのぞいてみた。配管がまだ残っている。広さは2反歩ほど。余裕があればこちらにも挑戦するつもりだが、果たしてどうなるだろう。

畑を借りる

 ご近所の畑を借りることについては、先週基本的に了解をもらっていたのだが、本日あらためて具体的な相談をした。そのお宅は当農場から麻綿原高原の方に向かって2軒目、時々遊びに来る坊やの牧場の向こう側になる。あるいて500m位かな。

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 昨年秋にそのお宅のおばあちゃん(といっても我々とあまり歳は離れていない)が亡くなられたのだが、丹精を込めて面倒をみておられた畑も、仕事を持っている息子さん達は面倒をみられないということで、やってみたいという申し出をしたものである。

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 そこのお宅には、ちょうど真ん中にある屋敷を挟んで南北に大体2反歩ずつの耕地がある。北側は以前田んぼだったようだが、最近は使われていなかったらしい。南側がつい最近まで畑として使われていたのだが、とりあえず南側のかなりの部分を借りることにした。一角にはビニールハウスもあり、張り替えれば色々使えそう。

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 これで、当家の分と合わせて畑は2反歩。田んぼも2反歩だから耕地は4反歩ということになる。田んぼの2反歩よりは畑の2反歩の方が大変そうだが、草だらけにするわけにはいかない。軽トラもくるし、よしやってやるぞ、というところである。

電子展示会(国会図書館)

 ネットサーフィン(死語)をやっていたら、珍しい昔の写真に行きついた。「写真の中の明治・大正」ということで集められているが、HPは ndl.go.jp  ndl.go とはなんだろうとさかのぼって行くと「国会図書館」であった。そのなかの「電子展示会」のひとつが「写真の中の明治・大正」だったのである。無尽蔵にある蔵書の中からイメージデータを電子的に整理してHPとして展示しているものだった。
 すべてを見たわけじゃないが、まだ内容は貧弱で将来に期待したいという言い方にとどめざるを得ないが、(街の)古い写真が好きな私としては、こういうことは大歓迎である。写真だけではなく、たとえば「源氏物語」などの書も収録されていて(残念ながら一部のようだが)、いろいろな楽しみ方があると思う。
 
 

軽トラを購入

 懸案だった軽トラを購入した。スズキキャリートラック、2009年式(DA63T、11月登録)4WD・3AT、走行距離800キロの実質新古車である。これまではインターネットやFAX・電話のやり取りで注文書はこれから送られてくるから納車はまだ先だが、来週後半から再来週にかけての納車となるだろう。ただ、購入したのは茨城県龍ヶ崎市にあるスズキ系列の中古車店で、金額を下げるために2万2000円という陸送費用も切ったから、自分でノコノコ取りにいくので、いわゆる納車とはちょっと違う。そんな状況だから現車の確認もなしで、電話による「新車同様」と「新車のメーカー保証を継承」の2点のみの確認で決めた。
 田舎のおじいちゃんたちの足「軽トラ」を手に入れ、これでまた一歩百姓への道に近づいた。モミガラ・堆肥・米ぬかなどの入手、収穫物の運搬(直売所の販売量は軽トラを要求はしていないが)、農業資材・機械類の運搬など、多方面での活躍を期待したいが、結果的にはドライバーが働くことが前提であり、自分に鞭打つことになる。
 
 ところで、先ほど書いたように茨城県龍ヶ崎市というところの店だが、仕事場がある赤坂見附からだと常磐線の佐貫駅まで行き、そこで関東鉄道龍ヶ崎線という私鉄に乗り換えて、入地という駅から33分歩くらしい。佐貫という駅にタクシーはいるんだろうか。まあ、店から迎えに来てもらえるとは思うが、これから先一生乗ることはないと思われる電車に乗るのも面白いだろうと思う。鉄チャンではないけれど。電話に出た担当者に取りにいくと告げると、帰り軽トラで横浜まで帰れますか? なんて聞かれた。こちとらは40年以上前に最初の軽規格(3m×1.3m、360cc、20Hp)のスバルサンバー(ボロボロ)で伊豆の先端まで行っている人間だ(本当はサンバーを中古で買ったんだが、免許が間に合わず運転者は友人だった)。その後のHONDA N360(同じ規格)では関西にも行った、当時は高速道路はなかったような気がするが。そのことを考えればきわめて容易な百キロである。

取水装置の計画

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 先週末カインズホームに行ったときに板を物色したが、カットや組立のことを考えて木の板ではなく適当な大きさのポリバケツにした。ちょっと厚めのやつだが、写真は撮っていない。これを堰の下流側に斜めに埋め込み、スノコ状の蓋をかぶせてそこに堰のオーバーフロー水を流し、落ちた水の上澄みをパイプで取り出すというものである。スノコの部分は百円ショップでいかにもそれらしい「食器かご」と「巻き簾」を調達したので、これらを利用して作る予定だ。
 基本部分は組立てなくていいとはいえ、課題はいろいろある。たとえばパイプを2本(取水用と排土用)接続する必要があり、その取り付け方は検討課題である。コアンダ効果というやつでゴミと水を分けるのだが、スノコがちゃんと機能するかどうかはやってみないとわからない。堰自体の止水性も水位を上げたときにどうなるかはちょっと怪しいと考えている。が、とにかくやってみないと始まらない。

先週末の沢水の状態

 月・火と少しまとまって雨(雪)が降ったが、日曜日の段階では相変わらず悲劇的に少ない。沢水の出口で369L/時である。1月は、
   11日に604L、
   16日は577L、
   24日 415L、
   31日 369L
という具合に、完全な右下がりだった。ちなみに予測モデルに降雨量実績を入れてみると、1/31の推定値は330Lであった。先月末の降雨量を入れてみると今日は1.6立米、今度の土曜日には1.09立米という予測値である。

軽トラックを探す

 耕地が2カ所になるため、いよいよ軽トラックが必要になってくる。農機具やボカシなどを積んで行ったり来たりということになりそうだ。水奉行情報では新古車が多数出回るということなので、そういったタマを探してみるつもりだ。
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