定年後・田舎作って・コメ野菜

房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。穫れた作物は横浜の家の玄関先で販売、最近では配達もやってお客様に喜ばれている。

2010年06月

今週末の作業はジャガイモの収穫

 今週末はちょっと早く、金曜日の昼ごろに横浜を出る予定である。先週帰ってきた娘夫婦が土曜の朝まで逗留するが、戦力としては未知数である、というか戦力には入れられない気がする。ピンポイントの天気は、明日もずっと晴れ続きだが、湿度は高いということがどこまでマイナスかはわからない。ただ、来週になってもカミサンの営業活動は続くと思われるし、世の奥方のネットワークの力は凄いようだから、200キロというのが最低でも確保しなければならない量だろう。翌週末も梅雨空は続いているはずだから、明日掘ったイモがよく乾いているような状態なら300キロを目指す必要があるだろう。本当に体力勝負だ。土曜日の午前中は娘夫婦を成田に送るので、ここで一息つくしかなさそうだ。
 ナスキュウリが実をつけるまではフキやワラビ(最近不調)位しかないので、私はジャガイモ専念の予定である。田んぼの虫と草取り、第2農場のサトイモの草取りが大したことがないように祈りたい。

ジャガイモの販売について

 先週持ち帰った良品のジャガイモ48キロはほとんど売れてしまいましたが、引き続きカミサンは電話で友人などに営業を続けており、今日1日で45キロの予約注文を受けたようです。お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました。
 こちらも対抗上色々声をかけようと考えていますが、ここでもご希望の方がいらっしゃらないか、ご用聞きすることにしました。では、販売用のチラシをご覧ください。
 
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農場チラシ201006
 
 一応、通販用のページは作ってあるのですが、今回は準備不足もありメールでのやりとりをベースにした対面型販売とさせていただきます。ジャガイモは、重さはかなりあるため送料が馬鹿馬鹿しいものとなります。10キロで2500円という価格は、2000円というジャガイモの価格に送料の半分を載せたものです。送料は割り勘という考え方です。横浜と赤坂見附の間であれば手渡しも可能ですが、10キロはちょっときついので、その場合は5キロ=1000円ということにさせてもらいましょう。
 もし、購入したいという方がおられましたら、 miurajin@gmail.com こちらのメールアドレスまでご連絡ください。なお、梅雨時ですから週末に掘れない場合もあります。収穫できた分だけ順次出荷となりますので、ちょっとお時間をいただく可能性がありますが、ご容赦ください。

葡萄棚

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 横浜の家は大多喜とは大違いで、ほとんど庭のようなスペースがない。昔はいくらかはあったのだが、車を駐めるスペースが侵略し(最大で4台)、こうなってしまったのである。そんな具合だから、一時期作っていた古代米は屋上で栽培していた。ちょっと前までは、僅かなスペースに植えたゴーヤなどが日よけになっていたが、3年ほど前だったか試しに葡萄の苗を2本買ってきて植えてみた。今年はようやく日よけの役に立つぐらい葉も出てきたが、この間みたらちゃんと実がついている。一人前に葡萄の形をしている。ネオマスカットだから、大体この形と色でもうちょっと大きく育つはずだ。秋の楽しみである。

田んぼの雑草の状態

 幸運なことに、去年の田んぼはあまり雑草の被害にあわなかった。唯一、4号田んぼにアゼナが結構生えて収量には若干影響したのではないかと思うが、他の3枚の田んぼは影響はゼロだったといっていいだろう。単位収穫量が少なかったのは雑草以外の原因によるものだった。
 今年の田んぼも、基本的には雑草がはびこる状態になっていない。今年も4号ではアゼナの新芽と若干のコナギが生えているが、他の3枚についてはほとんど発生が見られない。なぜ4号と他で違いがあるかということについては一応推定してあるが、4号のみが7年ほど前まで当地に存在した田んぼとほとんど同じ位置にあって、土の切り取り盛土をほとんど行っていないことが原因の一つと考えている。他の3枚については平面的位置やレベルがずいぶん違うため、以前の田んぼをまったく引き継いでいないのだ。もう一つは、去年4号田んぼのみ機械で植えたのだが、あまりにも曲がったり株が多かったりで、じっくりメンテナンスをしようという気にならず、半分放置していたということも4号に草が多い理由と思っているし、その影響(タネなど)が今年に続いているのではなかろうか。
 ということで、今の田んぼの草とり作業の中心は4号田んぼである。先ほど書いたように、コナギとアゼナが発生しているが、前者は既に中くらいの葉が水面から顔を出しているものもある。だが、数はそれほど多くなく、8畝の田んぼ全体で両手に2杯盛程度。アゼナは田んぼの底に張り付いているものがみえてきているので、草取りの道具で削る程度でお茶を濁している。草取りが楽なことはよかったが、当分ドロムシ退治にパワーは必要だろう。
 
 さて、草で(今のところ)苦労していないのはなぜだろう。第一に思い浮かぶのは、田植え後直ちに米ぬかを撒いていることだ。この方法はいろいろなHPなどで紹介されているものだが、これにより田んぼの底を酸欠状態として雑草の芽が出ることを抑えるというものだ。うちの場合、4枚に1袋ずつだから40Kg/反程度しか撒いていないが、確かに田に入ると足元からガスが沸くし、効果があるんじゃないかという気がする。その代わり、糸ミミズやプランクトンの湧きも少ないような気もしているが。他の理由については、ちょっと思いあたらない。このまま毎年続いてくれるとありがたいと思う。
 

ジャガイモの収穫徐々に開始

 土曜日に速報として書いたが、梅雨の合間を縫ってジャガイモの収穫を開始している。土曜日の収穫量をあらためてかいておくが、良品のキタアカリ24.5キロ、同じくメークイン23.5キロ。この他に小さかったり傷がついていたりなどの理由ではねたものが8キロ程度。地主さんに差し上げてきたものが、良品で8キロ程度。合計で64キロとなる。畑は完全に乾いた状態でもないので試し掘り+αといったところだが、まだ1割も掘れておらず、当分の間天気と相談しながらの収穫である。去年よりも一株あたりの収量は増えており、特に小さいイモの割合がかなり減って大きなイモが揃っているのが特徴だ。去年はメークインに差をつけられていたはずのキタアカリも、今年は同じぐらいのイモをつけているんじゃないかな。
 直売所ではポツポツ売れるといった感じだが、常連さんや知人からのまとまった注文が相次ぎ、実は多めに掘ったつもりの48キロも残り少ないといううれしい状態で、今週末には掘れる状態の畑となっていて欲しいと思っている。

先週末の水、大雨のあとの取水システム

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 到着後、池に入っている水の量を計測すると、6Lで10秒を超えている(2.13立米/時)。どう考えてもおかしいのでさっそく水源地に出向いてチェックすると、堰の上から水が盛大に溢れ出ている。取水装置のそばにいってみると、堰から装置に水を流すパイプに木の葉などが引っかかり、十分な水を取り込めていないことが判明。すぐにそれを取り除くと、装置の方にドッと水が流れ込んできた。それ自体にはほとんどゴミや土砂などはたまっておらず、問題はない。
 池に戻ると、配管途中の空気などが押し出されるため、ひとしきりガボガボと音をたてていたが、やがて安定して強い勢いで流れ始めた。こうなると6Lは4.3秒程度(5立米/時)。これが配管のキャパシティである。
 敷地内の作業に追われ、その後は水源地に行けなかったから、水量が多いときにオーバーフロー分がどうなっているかが気になるが、堰から装置への配管は75ミリライト管2連装だからかなりの容量があるはずで、正常ならば堰の上から溢れることなどなく、取水装置が取り込めない分が流出するという形になるはずだ。今回のように50ミリを超えるような雨量があった際には、沢に積もっていた落ち葉などが流れ込むことは十分考えられるが、今の仕掛けなら堰が大きく崩れるといった事態にはならず、行ったときに落ち葉を取り除くぐらいで復旧すると思う。ということで、堰と取水装置はおおむねうまく働いているようだ。

サトイモ畑の草取り

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 田んぼはドロムシ騒ぎになっているが、サトイモ畑も大変な状況になっていた。サトイモは既に芽が出始めており、株によってはかなり葉が伸びているが、足元は概ね草に占拠されている。だが、イモの葉は規則正しく並んでおらず、欠けている。どうも出遅れたヤツが結構いるらしい。ということで、見当をつけて草を取り払うと伸び切れない芽が何本も見付かった。

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 この畑は昨年落花生を植えていたところだが、去年もひどい草に悩まされ、ご近所の皆さんから「除草剤を撒くとずいぶん楽」といわれたのだが、そうはいかないと頑張っているところだ。落花生は草でボロボロにされたあと、ウサギの食害で全滅に近かったが、今年のサトイモは失敗しないように頑張るつもりだ。サトイモは、葉や茎にはアクがあるせいか、あまりケモノの害は受けないようである。収穫時期にイノシシにやられることはあるかもしれないけれど。

ドジョウについての整理

 断片情報は伝えたが、一応今週末のドジョウ関連情報を整理することにした。
 まず、到着直後に救出したドジョウの幼魚だが、昨日写真を撮っておいたので、あらためてアップすることにした。
 
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 ごらんのようにまだ小さいけれど、ちゃんとドジョウの形をしている。1匹だけオタマジャクシが混じっている。ドジョウは7匹いたはずなんだが、なぜか1匹足りない。写真は撮れていないが、夜中の田んぼをのぞくとあちこちにいるドジョウの子供は、この連中の仲間のようである。
 
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 もう一枚は、夜中の池の中の写真だ。昼間は姿を見せないドジョウの成魚がオタマジャクシに混じって泳いでいる。非常にみづらいが、中央部に2匹いるのがみえる。今度は水中にカメラを突っ込んで撮ってみよう。
 
 ということで、どうやらドジョウは繁殖をし始めているようだ。おそらくは今年になってから池にいれたドジョウたちが子供を産んだものと考えている。池はオタマジャクシで超過密状態だったが、卵や稚魚は大丈夫だったんだろうか。沢水が直接流れ込む池は、水奉行がコメントで指摘していたように水温が低く、貧栄養でプランクトンも育たない。田んぼの環境がよくなってきたから、池の底をさらってドジョウを田んぼに移すことも検討してみよう。繁殖期は後半に入っているようだが、温かい水の田んぼに移ればまだまだ産卵はするに違いない。

メダカ情報(追加)

 一番最初に池に入れたメダカ(約10匹)のうち7匹については、その後一番下の4号田んぼまで落ちて泳ぎ回っているのを確認していた「再び、メダカたちの消息-参照」。その後、4号田んぼから3匹を救出してメダカ天国の甕にいれたのだったが、天国が地獄になって白メダカは全滅してしまった。

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      3つのうち左のものはメダカではないかもしれない

 昨日4号田んぼを見ていたら、一番山に近いあたりで泳ぐ数匹の白メダカを発見した。7匹の残りであれば4匹以内のはずだが、どうやらもうちょっと数はいるように思えた。残りのメダカが繁殖して子供が生まれたということのようである。
 ドジョウにしてもメダカにしても、人為的環境よりも田んぼ(これも本当は人為的なんだが)に入れて自由にさせることが正解なんだろう。
 

イネドロオイムシについて

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 これは比較的冷涼地で発生するイネの害虫らしい。地域的にいうと、北海道や東北、北陸地方での発生例が多いようだが、山間地などではそれ以外の地域でも発生するということだから、南房総とはいっても福島県並みと思っている会所に発生するのは不思議ではない。ただ、去年は気付かなかったから、今年の冷涼な気候に原因があるのではないだろうか。まあ考えてみると、去年は無我夢中でじっくり観察する余裕はなかったから、発生しても被害が軽くて気付かずに済んでしまった可能性もある。

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      最も被害を受けている株

 被害の状況だが、黄変が進んでいる株はまだそれほど多くはない、全体で数株程度。かなり小さい幼虫が付着して一部黄変が見られるものはかなり多数、数百株といったオーダーである。草取りも兼ねて2回ほど田んぼをみて回り、幼虫を認識した場合は手でしごくようにしてつぶした。ただ、卵の状態のものがあったとすれば、それについては何もやっていない。交尾中の成虫を一組見つけて捕殺したが、手に負えないほど蔓延している感じではないので、まだあわてる段階ではないと考えている。効果がある薬もあるようだが、他の虫やドジョウ・メダカなどへの影響はあるだろう。生き物と一緒に作る米に意味があり、薬に頼るつもりはない。
 来週末は、アメリカから一時帰国中の娘夫婦を案内して金曜に農場入りする予定だが、また見回って一株ずつしごいて虫を獲って回るという地道な作業と、イネの体力をつけるため、ボカシなどを撒いてみようと思っている。
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