定年後・田舎作って・コメ野菜

定年に到達した2008年末、房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。穫れた作物は横浜の家の玄関先で販売、配達もやっていたが、古希を迎えたこともあり、2019年春に毎週の直売をやめた。不定期の直売と宅配便利用のコメやイモ類の販売に移行している。

2011年02月

お掃除ロボット「ルンバ」の件

 購入1週間後に2台目を購入するというくらい、当家ではルンバを歓迎している。私自身はこうした面白いものはもとから好きなんだが、今回は超現実的で無駄なものを絶対に認めないカミサンも気に入っているのが不思議である。まあ、実際に掃除することは不要になるし、TVで取り上げられたときにどこかの奥さんが話していた言葉「文句も言わずに手伝ってくれるのはルンバだけ」という評価とつながっているのだろう。
 会所の家の居間は板張りだが、縁側方向からの光を受ける床の上のホコリは、結構目立つのである。人間が掃除機をかけたあとは、どうしても残っているホコリゼロとはいかなかったらしいが、この忠実な機械は何度も何度も繰り返し徹底的にやるらしく、本当にきれいになるのである。
 それと、終わったら自分で充電器の場所にに戻り充電を始めているということがすばらしい。まるで躾のいいペットのようである。

 昨夜、新聞を読んでいたカミサンが大きく反応していた。それは毎日新聞のコラムで「アメリカは返品天国」という内容のものだった。当方で購入したルンバは、リファービッシュというメーカーで再生再出荷したもの。いぶかるカミサンに、アメリカでは当たり前らしいよと説明し格安のものを購入したので、ここにそのことが書いてあるというわけである。
 さらに読み進むと、コラムの筆者がリファービッシュの掃除ロボットを購入したと書いてあって、興奮がいよいよ高まれりという感じだったが、それが不良品で動かなかったという落ちが付いていた。動かないのは困るけど、アメリカには気が変わったという理由でもOKという返品天国があるから正規輸入品の6割引くらいで買えるのはありがたい。(元の値段が安いアメリカでは3割引きらしい、コラムに書いてあった)
 

現在の沢水

 先々週末後のレポートで、沢水の量が異常に少ないことは書いたが、それからの一週間、雨もほとんど降らなかったけれど、沢水も相変わらず少なくて、3号田んぼに水を張ろうとしていたが3分の1くらいがぬかるみ状態になっただけで実現していない。
 今日も50ミリ程度は降りそうなので、来週末の計測が気になるところだが、冬は少ないといったような季節変動要素があるのではないかと思う。実は前回の検討以降、いろいろデータを調べていたら、昨年は1~3月も計測していて、それによると今年のように降水があっても少ないという状況であった。
 シーズンオフといっても油断せず、きちんとデータ集めはしなければならないようだ。

カエルの婚活

 前の週末と今回の週末、田んぼ中で騒いでいたヤマアカガエルたちは、昨日夕方にはすっかり静かになってしまった。田んぼに入って探してみたが、冬眠から起こされて寝ぼけマナコのヤツが数匹見つかった程度。どこかで冬眠の続きに入ったのだろう。ずっと寒かったから集中的だったんじゃないかと思われるが、今年の繁殖期間は終了したらしい。
 しかし、卵は湛水中の1号4号の田んぼの両方に広がっている。1号よりは4号の方が多いが、ドジョウたちの越冬対策で4号の水深確保を重視したので、浅めの1号を避けた親たちが多かったのだろう。それにしても、アカガエルに限らず、カエルの親たちはのんきである。卵の時代もオタマジャクシの時代も、水がなくなるという危険、トリなどの餌になるという危険があるのだが、産んだ後はいっさい関知しないらしい。こちらなんぞは、毎々田んぼの水を絶やさぬよう気を使ったり、水が凍りそうだと池に移したりという具合に親代わりをやっているんだが、カエルの連中にはきっと解るまい。

ピーポー君仕事中

 ルンバを買うと名前をつける人が多いらしい。うちでは結局「ピーポー君」になったらしい。仕事を始めるときにそんな音が出るのである。

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 今日もずっと仕事をやっていた。この写真は居間を掃除しているところだが、椅子などをどかしたので、テーブル以外はテレビ台とヒーターくらいしかなく、これなら普通の掃除機でも簡単に掃除ができる状態だった。しかし、基本的に余計なものを床に置かないという習慣はできそうだ。
 ところで、これは会所用に買ったのだが、使ってみると横浜の家にもあった方がいいということになり、速攻で二台目購入。早くも明日届くらしい。今度はポッピー君かな。

春来訪(菜の花)

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 寒さのため遅れていた菜花が咲き始めている。ちょっと小さめだが、かえっ
て柔らかくておいしいんじゃないかと思う。今日は私も収穫を手伝った。

本日の作業(畑仕事メイン)

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 今日は昨日に引き続き春めいた陽気。力仕事をすると汗が出るくらいだった。朝からウルトラポチを引っ張り出し、下・中・上の各畑の空いたところを耕耘する。このエリアは基本的に畑奉行の管理下であり、耕耘機での作業のことなどほとんど考慮されておらず、狭いところでの切り返しなどが必須の作業となる。甚だしかったのは上の畑のど真ん中に植わっていたタマネギで、周りが終わってもそこだけ5~6月まで残ってしまう。仕方なくポチを移植ごてに換えて他の畑に植え替えた。

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    タマネギ(移植後)

 午後、耕耘の残りが終わったら、今度は水やり(玄米アミノ酸+GS酵素)。移植したソラマメ、あと一踏ん張りのブロッコリーとネギ、播いたタネ(カブ、ニンジン、小松菜、ダイコン、山東菜)に散布。

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    ワラをかぶったソラマメ

 それが終わると山にあがり、途中で掛かったままだったホダ木用のコナラの始末、相当手挽き鋸で切ったが、まだ来週以降に残っている。やっぱり林の密度が高く、簡単にはいかない。ホダ木は50~60本くらいにはなるんじゃないかと思う。毎年このくらいずつ作っていけば収穫量はかなり増えるだろう。
 ということで、昨日に続き結構な労働だった。しかし、春のような気候の中で体を動かすのは快適である。

運搬車の修理

 朝一番で片付けた仕事を書き忘れていた。運搬車のベルト交換である。昨日のカインズホームでは、「B-27」という文字はかろうじて判読できたが、その前に「I」のような文字がついていた形跡があり、店員も「自分の知識ではあうかどうか自信がありません」といっていたので若干心配ではあったが、ご覧のように何とか取り付けが完了。その後のテストランでも問題はなかった。

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 この機械、前身はハーベスターで年代物だからそうとうくたびれてはいるが、これでまたもうちょっと働いてくれるだろう。

水生動物の現況

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 1号も4号もカエルの卵だらけになってきた。今卵を産んでいるヤマアカガエルは、冬眠を中断して卵を産み、終わるとまた冬眠に入るということだ。しかし、一体全体あのたくさんのカエルたちはどこで冬眠していたのだろうか。

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 田んぼに入ってみてみると、もう孵化したオタマジャクシがいることが判明。あと1ヶ月も経てば田んぼ中がオタマジャクシだらけになり、別のカエルも卵を産み始め、大変なことになりそうだ。カエルだけでなくゲンゴロウらしき虫も泳ぎ回っている、まだ小さいが。しかし、メダカとドジョウは発見できなかった。まあ、どこかには居るのだろう。
 昨夜池の中をのぞいたが、ここにもカエルが大勢いる。しかし、一時期見あたらなかったアブラハヤが何匹もいるのを発見。ちょっと大きくなっている。意外と丈夫なサカナのようである。

今日の作業

 昨日ほどではないが、暖かい一日だった。農作業日和といってもいいだろう。今日はほとんど借り畑(第2農場)の仕事だった。まずはもともとネギを植えていた畑(A3エリア)の一角を耕し、ソラマメを定植した。10m強の畝2本に53株、第1農場にはほぼ同量を植える予定、まあこのくらいが適量だろう。

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 続いて昼を挟みジャガイモの準備だ。こちらは200㎡程度と広いため、トラクターを借りた。強力だし、自動水平装置付きなのであとの作業が楽である。あとの作業とは、管理機にアポロをつけて畝立てをするのだが、地面の凹凸によって進路が曲がってしまうので、平らにしておくことが大事である。今回は計画通り間隔を広げ畝の上の平らな部分も広くした。15mの畝が10本完成。ちょうど20キロ分くらいだと思う。最後にレーキで整形をする。3段階の作業には結構習熟してきたが、久しぶりで体中が痛い。

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会所でルンバ

 会所に連れてこられたルンバは、到着早々働かされていた。板の間と畳の部屋の間の敷居、部屋と廊下間などは問題なく乗り越えるので、全ての戸を開けておけばいろいろな部屋を歩き回って片っ端から掃除する感じである。
 ホームセンターに行って帰ってきたらルンバはホームポジションに戻っていた。終わって戻ったのかと思ったが、どうやら遠くの部屋で電池切れになり、「充電してください」といって停まってしまったらしい。確かに,全部開けっ放しにすると廊下を入れなくても40畳を超える。確か取説には25平米くらいと書いてあったように思うので、限界を超えてしまったようだ。

本日のカエル

 暖かいこともあって,会所の田んぼでは一斉にカエルが鳴き声を上げている。1号にも4号にもたくさんいるらしい。暗くなってから見に行ったら、田んぼの水面に突起物がいっぱい出ている。何だろうと思って目をこらすと、それぞれはカエルの顔だった。そばに近付くと泣き止んで一斉にこちら眺めるのである。デジカメで撮ったら、ちょっと暗いけれど目がたくさん映った。光っているのは蛙の目なのである。肉眼ではもっとたくさん見えている。今晩は1号田んぼも卵だらけになるんじゃないかな。

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本日の会所

 当日になったらいろいろ仕事が飛び込み、昼で帰るという予定は少しずれ込んだが、真横から14m/sのスピードで吹き付ける春一番をくぐり抜け、会所までやってきた。横浜の気温は20度以上、会所に来ても17度と異常に暖かい。結局17時近くになってしまったが、予定通り運搬車を引っ張り出し、ベルトを外してみた。写真はカバーを開けたところ、このあと外れ止のためだろうか、いろいろくっついているカバーなどを外す。それを持って鴨川に走る。

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 カインズホームについてベルトを探すが、文字が消えていてよくわからないため,店員さんに選んでもらう。nakakaneさんに教えてもらった赤いやつはなし、そもそも1種類で選択肢はないのだった。何ヶ月か前に改修してから明らかに農機具屋工具などの品揃えは減っており、そのせいだろう。ちょっと不満である。帰ってきたら真っ暗だし、寒くなってきたので取り付けは明日回しにした。ということで、今日は作業なし。

満腹の小銭入れと不審な中身

 大昔は小銭はズボンのポケットにジャラジャラと入れて歩く習慣だったが、ポケットの中の小ポケットがぼろぼろになったり、ポケット自体が破れて中身が裾から落下するなどのトラブルが頻発したため、いつからか貰いものの小銭入れを使い始めた。控えめなマークから「ロエベ」と思われるが、興味も縁もないブランド物で唯一身に着けているものがこれである。

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 以前は色々便利に使わせてもらっていた小銭入れだが、最近出番が減ってきた。それはお財布携帯を使うことが増えたからである。細かい金のやり取りも年齢とともに面倒になてきたことが拍車をかけている。スイカが使えない場合は、同じ理由で小銭入れから拾わずに札を出して釣りをもらうことの方が圧倒的に多い。自動販売機で買うときは、向かって歩きながら小銭を取出し、12枚の10円玉で缶コーヒーを買ったりすることもあるが、小銭入れは常時満腹状態である。ご覧のようにオジサンのおなかのようにプックラと膨らんでいる。
 先ほど久しぶりに中身をチェックしたところ、見慣れない硬貨が出てきた。6枚あった五百円玉の一つが、他と全く違うギザの形状を持っていたのである。見てみると、
 
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 一応五百円と日本国という文字が見える。インターネットで調べてみると、どうやらブラジル移民百年を記念した硬貨で、2008年に発行となったもののようである。昔はそんなものが出るというと大騒ぎだった気もするが、そんな時代じゃなくなったということだろうか。まあ何らかのご縁なので、間違えて使わぬよう目印をつけて小銭入れに戻した。

空飛ぶトンビ

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 最近、農場の上をトンビが飛ぶことが多くなった、最大2羽だけれど。これから繁殖期になっていくのだと思われる。以前週末を過ごしていたところは海のそばで、小さな漁港もあったしトンビの数は相当多かった。それに比べると会所のトンビは非常に少ない。きっと餌になるものが少ないのだろう。だからトリまで餌にしているんだと思う。
 古い写真を見ていたらトンビの写真がいろいろ出てきた。記憶に残っているもっともよく撮れたものは見つからなかったが、何枚かアップしてみることにしよう。

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今週末の作業予定

 少し春めいてきた気分なので、明日の金曜日の午後は特に予定外のことがなければ休暇を取り、現地に向かうことにした。日曜日は雨が降り始めるようなので、行くのも前倒しがよさそうだ。到着時間がまだはっきり見えないが、先週末に調子が悪くなった運搬車のベルトを外し、カインズホームに行って交換部品を買ってきて直そうと考えている。野良仕事を始めると結構出番は多いため、早めに修理をすませておこうというところだ。

 そのほか、というかメインの仕事は、ジャガイモ畑の準備、借り畑のA3エリアの一角にソラマメを植えるための準備(去年播いたものの定植)、以前伐ったホダ木用コナラの樹が3本ほど、立木に掛かっている状態なので、完全に倒すのをやっておこうと思う。ボカシの準備をそろそろ始めたいので、米ぬかを集めることも必要。
 収穫についてはまだ寒いので期待はできないが、フキノトウ・シイタケ・タアサイ・ブロッコリーの脇芽といったところ。秋からの気候不順の影響は大きく、去年に比べると穫れていないものが多い。

ジャガイモの準備

 そろそろジャガイモの準備が近づいてきた。一応、タネイモはキタアカリとメークインを10キロずつ購入済みだが、畑の準備がこれからである。植える場所は借り畑のA2というエリアで面積は200平米程度、、昨シーズンはサトイモを育てていたところだ。現在は一度トラクターで起こしてトンプン堆肥を撒いた状態になっており、もう一度耕耘して畝を立てるのを次の週末、その翌週くらいに植え付ける予定。
 去年に比べると3分の2程度の面積だが、タネイモはそれ以上に減らしており(去年は35キロ)、今回は畝の間も少し広めにして、管理機での土寄せが楽にできるようにするつもりである。1.2~1.5m間隔程度だろうか。貧乏性なので、今まではギリギリにしていたため、機械が入れなかったり、イモが危険にさらされたりしていたのであった。

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ルンバがうちにやってきた

 先週末、カミサンが珍しくルンバを買おうかと言い始めた。日曜日に会所にやってきた弟たちに聞いてみたら、甥っ子が知り合いの家でみて評判もなかなかだったというので、すぐにインターネットで購入。560という一応フルスペックの機械が¥32,800と格安。リファービッシュという返品になったものをメーカーが検品し直して再販売したものだ。

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    かなり大きい、昔のLPよりも一回りデカイ、それに厚い

 そのルンバが本日午前中に到着、さっそく充電して動かしてみたらしい。それも椅子の上にあがってずっと観察したらしいが、かなり賢くて、みているだけで面白いという評価だった。私も興味はあるが、本来の働き場所である会所の家に行ってからじっくり観察することにしよう。ちょっと動かしてDOCKというボタンを押してみたら、ちゃんと充電器のところ(巣)に戻った。まあ、ペットのようなものかもしれない。

沢水水量推定モデル改訂について

 昨日から引き続きいろいろ検討している。基本的には沢の流域に降る雨の総量を推定し、それがどのように流出するかを考えてモデル化するという作業である。であるから、考える要素としては ①降る雨の量 ②流出する量と時間的変化 ③直近の雨以外の水量 それ別で検討してみる。
 
 昨日書いたように、流域面積は7000平米である。降水量1mmにつき7立米という計算になる。ただ、それは一気に流れ出るわけではなく、徐々に減りながら流出すると考えられる。あと、沢に流出する以外に、蒸発したり地下に浸透していわゆる地下水になるものもあると思われる。そんなことを考慮しながら、前回のモデルを使用してパラメーターの推定を行ってみた。
 その結果、当初の単位時間当たり流出量としては0.05立米/時、毎日の低減率は0.75が一応の最適値ということになった。新モデルでは、まずこのパラメーターから毎日の降水量がどの程度の量で沢に流出するかを計算する。これは、日々の雨が次第に減少しながら流出するという要素の計算である。(降水量実現値) この数値の累計は、降水量の7割弱に収斂するが、感覚的にはそんなものだと思う。
 次に、30日累計降水量の数値を用意する。これはどちらかというと長期的な傾向値といったもの、地下水の滲出のようなものかも知れない。(長期傾向値) 沢に流れ出なかった残りの3割が徐々に滲み出すという感じで、これも適当ではないかと感じる。
 それで、降水量実現値と長期傾向値を利用して重回帰分析の手法により実績値と降水量等の関係をモデル化してみた。結果は、

新推定値=0.141846
    +0.502628×降水量実現値累計
    +0.007861×30日累計降水量

実現値と30日累計降水量は同じモンじゃないか、という突っ込みはくる前に自分で指摘しておこう。推定値と実績値を見比べてみると次のようになる。これで見る限りは、所々にかい離は見られるけれどおおむね同傾向、実用になりそうだが。まあ、2009年については、取水口や配管の障害が頻発していたし、異常値が多かった。もうちょっとファインチューニングの余地があると思うが、もう疲れてしまったのでこの辺で手を打とう。

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春の兆しいろいろ

 先週末は、畑奉行が久しぶりに小型管理機を連れ出し、中の畑のあいているところを耕した。私も田んぼのうちの1枚を起こしたけれど、卵を産んだカエルたちのように春の兆しを体で感じたというところだろうか。
 一部に人参などのタネをまいていたが、会所はとても寒いのでマルチをかけてタネをまいたあと、さらに不織布をかけるという重装備である。次の週末は、横浜からタネをもっと持ち込んで本格的に播くということだから、私も手伝うつもりである。
 ところで、春の知らせはほかにもいろいろある。写真を撮ったりはしていないが、まずはシイタケが穫れ始めた。それとフキノトウも出ている。今年は借り畑に出ているものも穫らせてもらえばある程度の量になると思っている。シイタケについては、今年ホダ木をまとまった量作るので、再来年は収穫量が増える予定。まだ菌も植えていないのにちょっと早いか。狸の皮算用である。

次の米は秋

 米については、カミサンの知り合いを中心にご好評をいただいており、途切れず注文があるため、昨年の米はほぼ行き先が決定した。一昨年は新年になった時点でほぼなくなったはず。昨年はその倍穫れたけれど、2月で終わり。まあ、冷蔵設備もないし、このくらいがちょうどいいのではないかと思う。
 今シーズンもがんばってうまい米を作りたい。たびたび、何度も書いているけれど、米を作ることの楽しさは一体なんだろう、このワクワクする気分はどうだろう、やっぱり日本人のDNAには米作りのプログラムが含まれている、絶対に。少なくとも親のその前の代までは米作りとは関係なかったんだけれど。

沢水の水量について(推定モデル見直し)

 これまで、降水量と沢水の測定値をみながら、固定的な流量と降水量ベースの流量、それと毎日の低減率を推定して数値モデル化を行ってきたが、もう一度基本から確認し直してみた。

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 まず、沢水の流域だがこの地図の赤く塗ったエリアがそれである。会所高原の尾根の北側だが、両隣にも谷があり、比較的南北に細長く延びている。当農場と比較して面積を算定したら約7000平米となった。うちの農場の7割程度でそれほど広くはない。
 次に降水がどの程度流出するか、すなわち流出係数を調べてみたが、0.2程度とみておけばいいらしい。
 ここで、このエリアに100の雨が降ったと想定すると、雨の総量は700立米。このうちの2割が24時間で流出すると仮定すれば、6立米/時程度になる。
 毎時看護との定数(雨が全く降らなかったときの最低流量)は、0.2立米程度と経験からみることができるが、通算期間25日程度で低減率(毎日どのくらい流出量が減るか)をみると、だいたい75%程度が適当ではないかと思われた。
 ということで、以前の推定モデルのパラメータを次のように見直すことにした。
 
 予測値(立米/時)=Σ(R×0.06×0.75のd-1乗)+0.20
           R:ある日の雨量
           d:予測日からある日までの日数
  モデルの前提:ある日の雨量は基本的に実現率を乗じた形で流出する=0.06
        :流出量は低減率の割合で日々減っていく=0.75
        :どういう状況でも一定の量はある=定数(0.2)

このモデルは当初のものの見直しで、その後の長期傾向加味のモデルとは成り立ちが異なっている。今現在発生している渇水状態での降水量には合わないという状況には、まだ何らかの要素検討が必要である。30日累計降水量などの要素をみて更に考えてみようと思う。

トリの羽事件

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 田んぼの横、ちょうど田んぼから引き揚げたワラを積んだ場所の横あたりに、トリの羽が落ちていた。羽根の部分のものもあるが、羽毛のような体から生えていたんじゃないかと思われる羽が散乱している。午前中のワラ運びの時にはなかったので、それ以降の時間に何か事件が起こったと思う。
 最近、上空をトンビらしきトリが旋回している姿をよく見かけるので、カエルが集まってきたのでそれをねらっているんだろうかと思っていたが、今回の犯人として一番あやしいのはこれである。そうであれば、上空から急降下して一気に掴まえるのだと思うが、是非ともそんなシーンはみてみたいものだ。

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沢水の水量がおかしい

 昨日の夕方(2/20、16:00)、久しぶりに沢水の量を池の入り口で計測してみたところ、6Lの容器を満たすのに50.3秒、1時間で430Lという結果だった。これまでの統計と最近の雨の状況を見比べて、4~5立米/時という配管キャパシティまでいっているのではないかと考えていたが、土曜日の目視でそれほどではないことを認識してはいたものの、計測結果は予想を大きく外れたものだった。水源地もチェックしたが、明らかに堰に流れ込む水が細い以外はおかしなところはなく、原因は全く分判らない。
 水源地のあたりの山は、特に変わった様子はないと思う。だから原因としては、土曜日にちょっと書いたように、相当乾燥していたから山が吸い込んでしまったとしか思えない。これまで、イネのシーズン以外は計測していなかったため全くの推定だが、何らかの冬の特性があるのかも知れないが、2年間続けていた降雨量と沢水水量の関係になにが起こったのかはとても気になるし、今年の田んぼのやりくりに大きな影響がある。とりあえず状況を見守るしかないが。

丸太柱のその後

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 先週立てた丸太の柱だが、足元は固めたつもりだけれどどうもグラグラする。結局、一旦引っこ抜いて石を根元に入れて立て直した。しかし、それでもまだグラグラするため、小さい石を集めてきて鉄筋棒で突き堅めながら立て直した。ようやくしっかりしたけれどまだ完璧ではない。場合によってはもう一度やり直すことも考えなければ、という具合に掘っ建て小屋作りも結構大変そうである。弟はコンクリートで固めたらいいというが、どうも農地でコンクリートは使いたくない。石だけでなく砂も使って固めれば大丈夫ではないかと思う。やはりもう一回やり直しか。

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 以前、2×4の木材で作ったタコ(突き固める道具)が思いの外役に立った。最後は土を少し盛り上げてこれで周りを突く。

本日の作業

 陽があまり射さないため、温度はそれほど低くないと思うけれども寒い。田んぼに入るのは若干ためらいもあったが、昨日の続きでワラの引揚げを続けた。昨日は賑やかだったカエルたちも今日は静か、ワラの中での冬眠に戻ったのか、ワラをめくると出てくるカエルたちが多かった。1号田んぼにいたヤツらは池に移住させた。昨日の分と合わせてワラはずいぶん出てきた。
 
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 これはビニールのマルチの代わりに使うつもり。雑草よけになるし、分解すれば養分にもなる一石二鳥。それにしても、水を吸い込んだワラはかなり重い。運搬車のベルトが酷使のせいで伸びたらしく、2速では滑って走らなくなった。来週はベルトを買って交換だ。

軽トラも1年経過

 1年前の今日、竜ヶ崎まで軽トラを買いに行ったのだった。それから1年で走行距離は3000キロ程度、その辺を走り回り時々ホームセンターに行く程度だとそんなものかもしれないが、積むものは農機・農機具・収穫・長尺など、ステーションワゴンでは運べないものが多いからずいぶん役に立っていると思う。このペースだと10年乗っても3万キロ程度、老人マークをつける頃まで元気に走るだろう。

本日の作業

 今日は何だか春めいていた。予定していた田んぼのワラ引き上げ作業もつらい作業ではなかった。午後からの作業開始だったため、1号と3号のワラを集めたところで本日は終了、明日続いて4号のワラを集める。1号と4号については、レーキで残っている細かいワラも集めようと考えている。

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 3号については、ワラを集めたあとポチで起こすところまでやり、その後水を張り始めた。水は、予想よりは少なかったが、まあまあ出ているので、明日になったら3号にも水が溜まると思う。

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 沢水だが、増えてはいるけれど予想ほどではなかったので、水源地まで行ってみた。取水装置からはあふれておらず、つまり配管の容量までは水が出ていなかった。73㎜も降ったのに不思議である。よっぽど乾燥状態だったのだろうか。

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賑やかな連中

 会所に到着して見回ると、田んぼの向こうの方からたくさんのトリがいるような鳴き声が聞こえてきた。ちょうど、養鶏場のそばにいるような感じである。うちの田んぼには何もいないようだから、向こうの休耕田に渡り鳥でも来ているんじゃないかと見に行くと、途中で音がやんだ。4号田んぼの中をみると、あちこちの水面に輪がみえる。田んぼの水の中を見るとカエルがたくさんいて、しかも卵もいっぱい産み付けられている。トリの声だと思ったのは、実はカエルの鳴き声だったのである。

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 今年は遅いといっていたヤマアカガエルの産卵が、暖かい日があったので一斉に始まったとみえる。雨のおかげで4号田んぼも満水になっているので、少々氷が張っても卵は生き延びるだろう。

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沢水の復活

 2月に入って、ようやく長期的な渇水状態からの変化が見え始め、2/6以降累計で132㎜の降水量があった(大多喜町松尾地区/weathernews)。今日一日で73mmも降っている。この頃沢水量の計測をサボっているが、久しぶりに5立米/時という配管のキャパシティいっぱいの水が出ていると思う。トラブルさえなければ。
 シーズン中の田んぼ全体の必要水量(1.5立米/時)以上の水準は少なくとも2週間程度は続くだろうと思うので、この間に2号を除く3枚の田んぼを満水状態にして、畦の整形を行おうと思う。もちろん、昨日書いたワラの引揚げに加えての話である。水量の測定については長い空白ができたが、基本的な情報であるため、再開しようと考えている。

今週末の作業

 3週末ほど、仕事がはかどらない状態が続いた。今日などは、くしゃみと鼻水がひどく花粉症も疑われるが、それでもほぼ正常状態に戻ったと思われるので、今週末は頑張って仕事をしよう。天気がどうなのかは気になるけれど。
 今週は田んぼの仕事をそろそろ始めることにしたい。湛水中の1号と4号は、秋にバラまいたワラがこれからの作業の邪魔になりそうなので、それをまとめて引き上げようと思う。一応、不耕起とはいっても去年の株の間を改造管理機で耕耘するのだが、実験したところではワラが絡んでしまい、うまくいかないのである。それに切り株から下は残してあるから、有機物量としても十分のような気もしている。それと、引き上げたワラは畑の作物の間に敷くこともでき、それが有用ではないかと思っている。
 2号と3号は畑として利用中だが、菜花を撒いた3号は全滅、2号の菜っ葉類も出来が悪いので、こちらは荒起しをしようと思う。ワラの作業の具合では来週回しになるかもしれないが。
 畑の方は、耕耘はまだやらないが、今年のレイアウトを決めておきたい。品目を増やすため、30~40㎡単位で区画をして考えていこう。

単3LEDライト

 この前、単3用のLEDライトを買ったことを書いたが、もう一個買ってしまった。どうも秋葉原を通りかかると素通りはできないようだ。

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 今回はタイムサービス的な目玉ではなく、普通に売られているもの(だと思う)。作りはちゃんとしている。これに比べると前回のものはちょっとチャチであった。ただ、明るさはたいして差がない。ただ、前回のものはレンズで集光するものだったから、絞りきると発光素子の凸型が壁に現れるというちょっと興ざめなものだったが、今回のものは普通に反射鏡で集めているからまともである。

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 ということで、大地震などの災害が起こるかどうかはわからないが、一応通勤バッグの常備品として持ち歩くことにした。2本入らないから、1本は仕事場に置いておくことにするかな。

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    謎の18650充電器(2個)と共に
    最右は前回のLEDライト

意外に便利(そう)だったモノ

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 先日、あきばおーでリチウムイオン充電電池(18650)の充電器兼給電アダプターを買ってみた。PCのUSB端子からの電力で18650電池の充電ができ、反対にUSB端子から5Vの供給ができるので、iPod や携帯の充電も可能というスキマ的なモノだった。
 18650という充電電池だが、世の中には幅広く出回っている割にはそれだけで売られていることはあまりない。幅広く出回っているのはノートPCの電池としてである。カチッと取り外しができる電池のケースの中には、たいていの場合3個とか6個の18650電池が入っている。

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 単3電池と並べてみたが、このようにボリュームが大きいため、電圧は3倍程度、容量もまあまあ大きい。そんなことから、LEDライトなどはこれを使うものが増えてきている。ただ、普通の電気屋では売られていないので、ちょっと変わった店に行って買う必要がある。また、安物の場合はノート用の電池をばらしただけのものもあり、そういう場合には何個か溶接でくっつけてあるものも存在する。また、次の2つをみてほしいのだが、通常は左側のようにプラス側の端子は出っ張っていないらしい。こういうものを2本直列で使う場合には電池の端子同士が接触しないため使えない状態となる。だから私は右のようにプラス側端子に半田の出っ張りをつけて使っている。また、これ用の充電器も品質が悪いものが多いようで、私はまだ安心して使えるものは持っていない。

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 という事情があるから、18650の充電ができるものは大歓迎だった。それと、いつも iPod を2台持ち歩いている私としては、出先で充電できるものがあれば、それもウエルカムだった。価格は電池1個付きで1350円。一通り充電から iPod の充電までやってみたら、これはちゃんと役に立った。
 それで、今鞄の中にはこれが2組入っている。実は気に入ったので先日追加でもう1個購入、冷静に考えると2つあっても重いだけだし、使う機会もそれほどはなさそう。買ったということだけで半分満足というところか。

イモなどの栽培計画

 去年は3種類のイモと落花生をまとまった面積で栽培した。ジャガイモとサトイモが300㎡ずつ、サツマイモが200㎡程度、落花生が300㎡。好調だったジャガイモと直売所でもそれほど売れないサトイモはもてあまし気味、サツマイモと落花生は獸害で悲惨な状態となったので、明暗それぞれだが、庵の方が優勢だったかな。
 今年は、この4品目については200㎡程度ずつとしよう。そうすると、借り畑をほとんどこれらで占めることになる。いずれもかなり放りっぱなしでも育つからちょうどいい。まあ、獸害対策は電気柵主体でやる予定だが。カミサンは今年はジャガイモは20キロ(昨年は35キロ)位といっているから、200㎡を割るかもしれない。まあ、今年は品目を増やそうというコンセプトで行くつもりだから、空いたらいろんなものを植える予定。
 ということで、第1農場(うちの畑)の方で他品種栽培をする方向。ただ、第2農場(借り畑)のみで鹿栽培しないというのもリスクがあるため、多少は入れ替えることもあり得る。

週末農業の実態を考えてみると

 昨年春、農業委員会に農業従事者の認可を申請したときに、色々なチェックや検討をしたのだが、その中に確か就農日数も入っていたと思う。150日/年というのが一つの基準だったはずだ。
 私の場合、毎週土日が休日だからそれだけで110日程度、祝日が16日、長い休暇が正月・GW・お盆の3回あり、それぞれ5日休みと考えると、合計で140日くらいは休みの日となる。そのほかに有給休暇が20日取れるので、多少の重複を引いても150日くらいは作業可能日になっている。結局週あたり3日弱は休みということで、意外に多い。
 私の場合、仕事をリタイアしても行ったり来たりとなりそうだから、週2日程度農場にいる日を増やすとすれば、150日が250日くらい、つまり倍にはならないが6~7割程度増えるという計算になる。横浜の家に100日というと、ちょっと少ない気もするが、田舎4日横浜3日が基本で、農繁期・農閑期でバランスを変えるというところが実際的かもしれない。

今年の(農業)ロードマップ

 米については昨年秋から検討を重ね、1号と4号田んぼ(面積で3分の2程度)を冬季湛水とし、不耕起栽培を目指している。品種についてもこれまでのコシヒカリに加えてミルキークイーンの導入を予定するなど、2年間のやり方を一部踏襲するけれど、新しいやり方も採用することにしている。単位収量では平均以下だったが、自給自足量をある程度上回る収穫を得たため、新しい試みに取り組む余裕ができたというところである。やり方が相当変わるので、あまり安心していられるわけでもないが、まあまあ米についてはやりながら考え工夫をしていくことができるように感じている。
 今年の大きな課題は野菜である。これまでの2年間、私の主たる役回りは田んぼと米であり、畑の関係はカミサンということで、畑のうち手が回らない部分(上の畑と借り畑のかなりの部分)を私が片手間でやるというパターンだった。田んぼ仕事の合間だからどうしても不十分な部分があり、草や害獣の被害にあったこともあって、私の管轄した畑のパフォーマンスはかなり低いものだった。今年はまだ週末農業を脱することができないため制約はあるが、畑についても、もうちょっと丁寧にやることにした。力の入れ具合からいうと、
        田んぼ  畑   その他
 2009    50%  10%  40%
 2010    60    20   20
 2011    40    40   20
その他とは米・野菜に直接かかわらない仕事、造成なども含むインフラ的なもの、草刈り、山や竹藪のメンテなど。これは全体の2割程度では少ないと思うけれど、週末の二日が基本ではこれ以上割けない。全体的なレベルアップは専業になってから。田んぼの仕事はちょっと減らすことにして、その分を畑の仕事に回すという考えだ。
 野菜については、無農薬・有機栽培ということにこだわってはいるけれど、商品と考えると質・量ともにもうちょっと向上させる必要がある。まあ、いまの横浜直売所の状況からみて、量よりは室のアップにつながるような手間のかけ方を考えるつもり。先週末、畑の面積確認も今一度やったところだが、とりあえず作付けと配置の計画検討を手始めにやるところである。

カエルはどうしたんだろう

 去年を振り返ると、1/23にはヤマアカガエルが産んだ卵を発見していた。今年も1号と4号に水を張って待ちかまえているのだが、まだその気配はないようだ。
 ウィキペディアなどで調べてみると、産卵期間は1~6月となっており、温暖な地域では1月から、冷涼な地域では早くても3月普通は4~5月などと書いてあるので、どうやら今年は寒いということではないかと思われる。ジャガイモの定植や野菜の種まきの時期なども慎重に検討する必要がありそうだ。
 そういえば、思わず一昨年の記事も探してしまったが、まだ田んぼができておらず、そんなに早く卵を産むカエルがいるなんていうことは全然知らなかったのだった。

 カエルについては、このHPが参考になりました。

再び風邪の総括

 ずっと引きずっていた咳がようやく下火になった。最初は一月末だったからほぼ半月、1年の24分の1不具合が続いたわけだ。3日と4日に「風邪を振り返る」などという記事を書いているから、その時点で収束すると思っていたんだが、どっこいそうはいかなかった。これは年齢を考えろという天の忠告に違いない。
 いろいろ振り返ってみると、単なる風邪ではないんじゃないかと思う点がある。最初の数日から一週間は風邪だったと思うけれど、その後については薬の影響がありそうだ。ずいぶん前になるが、一度アスピリンで赤い斑点がでたことがあった。その後もそのことは気にはなっていたが、ある時薬が原因の喘息ではないかと思われる状態になったこともあった。今回も、中盤以降はラッセル音と気管支の違和感からの咳がずっと続き、先週の中頃にはついに薬の服用を中止して様子を見ることとし、そこからようやく快方に向かった感じである。
 次回の風邪の際は、今回の薬の種類と症状をあらためて医師に説明し、原因と対策を考えてもらうことにしよう。

連休3日目

 3日連休にしては成果は少ない。体調もも天候も今ひとつだったし。

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 朝は曇っていたが、すぐに青空になった。雪景色も青空の下では一層映える。しかし、午前中は雪も溶けず再び屋内作業。2台目の電撃装置(2年前に買ったものを合わせると3台目)の組み立てを行った。動作確認したところ正常動作。これで3台だから、2個所の田畑でもおおむねカバーできると思う。あと一台はケースから揃えなければならないので長期戦だ。

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 午後は借り畑の点検だが、とくにやることはなく、3匹の犬と遊んで帰還。帰ってきてからはヒノキの柱を立てた。地上220㎜だが、もうちょっと高くてもよかったかもしれない。
 柱の表面をみると、ナスカの地上絵のような不思議な模様があちらこちらにある。おそらく虫の食いあとではないかと思う。1年以上林の中に放置している間に虫が入ったのだろう。
 
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雪の会所

 今朝起きたら、雪も積もっていないし晴れ模様だったので会所に出かけることにした。横浜ではほとんど積もっていなかったが、アクアラインの向こう側は冬景色。高くはないが、山も一応白くなっている。
 
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 会所に近付くにつれ、道の脇の雪は増えていく。農場はほぼ真っ白。
 
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 農場の中を調べて回ったが、ウサギの足跡が結構色々なところにあった。わがもの顔である。収穫が一つあったが、山側の防獸ネットに一個所穴が開いていて、そこがウサギの出入り口らしく、足跡が集中していた。
 
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 沢水は順調に出ている、水量は計っていないけれど。ほとんど雪だらけでやることは何もなく、いろいろ歩き回るくらい。さっきは鴨川まで出かけて電撃装置のケースなどを買ってきた。
 

雪の日の内職

 予報はずれ込んで、横浜エリアでは朝から雪になったが、今のところあまりつもらない雪である。しかし、会所の雪はもうちょっとすごいだろうと思うので、強は横浜で休養ということにした。
 休養とはいっても、風邪もようやく一段落したようだし、ボーッとしているのももったいなく、一式持ってきていた電子工作セットを持ち出し、残っている2組の電撃装置の基板を組み立てた。動作確認は会所にいってからだが、大体コツはわかりかけている。この勢いでもう少し何か作ってもいいかもしれない。2月いっぱいはそれほどやることも出てこないだろう。

ただ今冬眠中

 1号と4号田んぼは湛水中だが、永い間雨が降らなかったことから、4号に水を回すために1号田んぼの方は水位を下げたので、ほとんど底が顔を出している状態だ。今週は少し雨が降ったので状況は改善されていると思う。1号と4号に加えて、菜花の種を播いたがろくに芽が出なかった3号田んぼも湛水する方向で見直していこうと考えている。

 ところで、1号と4号にはワラを撒いたり積んだりしていたのだが、ほとんどその分解が進んでいない。春になって暖かくなれば進むとは思うが、事前の準備(改造管理機による部分的代掻き)の邪魔になりそうなことは間違いない。そんな状況だから、この間の週末も体調はベストではなかったけれど、アメリカンレーキでワラを田んぼの中に散らすという作業を行った。

 そうやってワラの固まりをどかしていたら、冬眠中だったらしいカエルやドジョウが何匹もでてきた。どれも、迷惑かつ不機嫌そうにこちらを一瞥し、まだちょっと早いんだよという感じでのそりとワラの中にまたもぐる。

 ということで、我々以外にも春を待っている連中がいることを確認した。

最近の通勤音楽

 iPodに収納している曲はもうすぐ2万曲になろうとしている。これ等をランダムに聞くのもあまりにも焦点が絞れないので(だからといって問題もないが)、トップレート1,380曲を聴いていたが、これだと範囲が狭いため、★3個以上(3,800曲)を選んだ別のiPodを聞くようにしていた、そのくらいがバリエーションとしてはいい具合だ。
 しかしこのごろはそれにも飽きて、アーティスト固定という方法を試みている。これはなかなか加減が難しい、鼻につく場合もあるし、ずいぶんはやく「もういいや」となることもある。そんな中で比較的続いたのは、まずB.B.King 、その次が James Brown だ。
 B.B.King のほとんどはブルースで、聞きようによっては皆同じ曲のようだといえないこともないが、そこは神様みたいな人だし、同じ曲の違うテイクだって、続いても大丈夫である。
 その次の James Brown も、これまた不思議な音楽である。ブルースならまだコードが回り、曲という感じがするけれど、JBの場合は相当違う。ベースを含むリズムセクションは延々と繰り返しだし、JBは歌というよりは叫び声をあげるだけ。それでも不思議にかっこいい。そんな具合なので、ここ数日はずっとこれである。たとえば、満員のEVの中で聞いていたりする。みんな黙ってすまして乗っているし私も同じだが、外の静寂と聞こえている叫び声の対比が何ともいえず面白かったりする。今、JBの★★★以上は約80曲、大本のiPodに収録しているJBの曲はその4倍強、今評価の見直しを始めて少し 曲を増やそうとしている。

鉄道トリビア

 ウィキペディアを調べていていつも思うことは、鉄道関係の情報の充実度だ。みんなで持ち寄り的に作っているこの百科事典の性格上、密度のバラツキは必然的なものだが、鉄道関係に関しては外れや手抜きがなく異常に平均点が高いと思う。そんなものだから、何かを調べていて鉄道関連の項目に紛れ込むと、芋蔓式に興味が広がり、調べごとの重点が大幅にずれたり、はてなにを調べていたんだっけ、という事態にしばしば陥るのである。こんなことが重なると、いつの間にかテッチャンの一員になっている気分にさえなってしまう。

 そのことと同じ軸上にあるんじゃないかと思われるHPを見つけた。マイコミジャーナルというサイトの中にある鉄道トリビアという連載記事である。2/5現在で85項目あるし週に1項目程度は増えるらしいから相当いろいろなことが網羅されているが、本物のテッチャンの皆さんには当たり前のことかもしれないと思いつつ、新鮮な「へえー」で一気に読んでしまった。興味を持った項目をいくつかあげると、
  今旬の相撲に関しては
    九州には現役力士の名を付けた特急がある
  毎日実は気になっている
    京浜東北と山手線、どっちが速い
  新幹線・羽田直結も可能?
    羽田の地下にJRの線路がある
  迷惑だがないと困る
    周辺の電車をすべて停める仕掛けがある
ほかにもいろいろあります。行ってみてください。

猛禽類

 いつもフクロウのことを話しているし、巣箱まで作ったけれど、実はオオタカなども興味の対象である。どう考えても会所の周りの森にはオオタカが住んでいるに違いないと思っているし。

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 この前の日曜日、屋敷の方にいたら猛禽類らしき茶色い鳥が田んぼの方に降りていくのを目の隅で捉えた。早速一眼に望遠をつけて田んぼに向かうが、その鳥はすでに飛び立ったようで頭上を旋回している姿が見えた。すぐにもう一羽加わり、独特の鳴き声をあげながら周り始めた。一応写真に収めてみたが、どうやらオオタカではなくトンビだったらしい。しかしあきらめずに今後も注意を継続したい。

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 ところで、鳥というともう一つ話題がある。湛水中の4号田んぼのそばを通ると一群の鳥があわてて飛び立つときがある。茶色で、鳩よりは小さくハクセイキレイなどよりは大きい。ときおり忍び足で田んぼに入り、いると思われるあたりの見当をつけて望遠レンズで探すが見つけられない。それどももうちょっと近づくと、どこにいたのかバタバタと飛び立つのである。何とか撮影したのが次の写真。これでみるとくちばしが長く見えるが、巣を作るための藁でも加えているのかもしれない。この鳥ももう少しちゃんとかんさつしてみたいものである。

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ストリートビュー

 とかくあれこれといわれることの多いストリートビューだが、行ったことのないところや最近行っていない場所などをみて、あれこれ楽しむのはなかなかのものだと考えている。しかし、なかなか自宅のあたりを見ることは多くはない。横浜の家の前の道は、タクシーも嫌がる細い坂道で、さすがの Google 車も入ってくることはないと思っていたけれど、この前見たら見事に撮影されていた。周辺の状況から見て去年の春ごろではないかと思うが、まだ確定的な状況はつかめていない。
 私の家の前を進むと道路は2方向に分かれるのだが、どちらも幅が狭い。片方は以前、ご近所の奥さんが落輪させて大騒ぎになったのだが、こちらは避けたようだ。もう一方の道も普通車でも通りづらかったのだが、一部の柵が撤去されて新築の家ができ若干幅が広がった。この写真は、住宅の着工直前のころに撮影されたと思われる。
 
 そのストリートビューを辿ってバス通りの方に降りてみると、なんだかどこかで見たような人物が乗っているスクーターが撮影車をずっと追いかけてきている。顔は判明できないが、なんだか幅広い体型が身内の人物につながるのである。スクーターのタイプは違っているようだし、身内よりは少し細めかな。本人だったら反応してほしい。

山歩き

 山のヒノキ林で丸太用材を物色していたら、下の道を歩く足音が聞こえた。このあたりを歩く人はほとんどいないからヒョイと覗くと、畑の地主さんが見上げていた。話を始めると崖を上ってきてポケットから出してきた鋸で杉の苗を切り始めた、大きくなる樹は早く伐った方がいいと言いながら。本当にそうである。樹にしても枝にしても、見逃しているといつか大きくなって始末に困るものらしい。
 ところで、なんで鋸を持ち歩いているのかと聞いたら、ちょっと山を歩いてきたからね、山には時々いいものがあるんだよ、という返事。どういういいものがあるのか教えてはくれなかったが企業秘密だろうか。確かに山を歩くのは楽しいと思うようになってきたこの頃である。だが、当分の間農場の中の山で精一杯だ。

久しぶりの雨

 昨日の仕事納めの時間帯にポツリと来た。帰り支度や食事を済ませ横浜に帰ろうというときには、傘がいるような雨になっていた。ウエザーニューズの実況天気(大多喜)では6ミリほど降ったらしい。去年の12月22日以来のちゃんとした雨だった、45日ぶり(途中にお湿り程度2回)。この渇水状態で野菜は悲惨な状態になっていたから、恵みの雨である。これでちょっと気温も上がればブロッコリーや菜っ葉類も息を吹き返すだろう。

軽トラの荷台シート

 過保護のキャリーは、週末以外は納屋の中で過ごしている。そんなに大事にしているわけではなく、単に荷台にスコップや鍬、鎌などを置きっぱなしにしているから車ごとしまっているようなものだ。

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 今日は、あまり仕事もする気にならなかったので、いつもは外している荷台のシートをきちんとつけてみることにした。キモは荷台前部(キャビン背中側)の部分だ。ここを高めにしてロープで括る。次に最後部を引っ張ってゴムで留める。これで背骨のように高い部分ができるので、雨などが脇に流れる。あとは左右や後ろの隅を引っ張りながら留めておしまい。
 引き続き、シートをたたむ方法を何か考えてみよう。大きな荷物を積むとき、モミガラの刺し枠を使うとき、そんなときに上手く収まるようにしておかないと、再び外して置きっぱなしになってしまう。

ヒノキの丸太柱(設置中)

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 去年伐ったヒノキは山の中に放置してあったが、その中から適当なものを選んで下に降ろしてきた。根元の方を火であぶって黒くして、樹皮は剥ぐ。残念ながら全部剥ぎ終わる前に暗くなってきたため仕上げは来週送りとした。あらかじめ掘っておいた穴に差し込んできた。(最終的にはちゃんと垂直にする)

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 屋敷から田んぼに出るあたりのこの辺は、ピザ窯や東屋を設置する予定。この柱にAC100Vを引いてきてコンセントとライトをつけようと思っている。それとライブカメラも。赤外線投光器とカメラもここ。という具合に、かなり重要な機能を持たせることになる。

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動作確認

 朝一番で電撃装置のチェックを行った。いつも使っている電圧測定装置を取り付け、バッテリーにつなぐとカチカチという電撃音が聞こえた。電圧は5000Vまで点灯している。VRを回して間隔を少し早くしてみるが問題なし。一応初期不良はなく順調に稼働しているらしい。

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 残りの2枚については、道具一式を横浜に持ち帰り組むことにする。
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房総で百姓やってる...

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