定年後・田舎作って・コメ野菜

房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。穫れた作物は横浜の家の玄関先で販売、最近では配達もやってお客様に喜ばれている。

2011年05月

ブドウの花が咲いた

横浜の家では、日除けとしてブドウ棚を作っている。今年で3年ぐらいは経過しているはずだが、昨年からブドウの房ができるようになった。昨年はすべて鳥に食べられたようで、今年は袋を作ってガードするということである。

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ところで、ちょっと映っている茶色の蔓は、どうやら自然薯のものらしい。そのあたりにすてたイモの欠片から芽が出たのだろう。会所でも育てようとしてはいるが、横浜の家の蔓のほうがずっと立派で頼もしい。

マコモの苗を発見

日曜日の会所からの帰り、馬来田の直売所で面白いものを見つけた。実は探していたものでもある。

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去年の農閑期に(日本の)中国地方に行ったのだが、そこの直売所で見つけたマコモダケを買ったことがあった。根もなく食用にする部分のみが売られていたらしく、バケツの水につけておいたが枯れてしまったものだ。
田んぼの片隅(水生生物の越冬池のあたり)にぜひとも必要と思われる部品と思っていたので、駄目になったことはとても残念だったし、生きている株とどこかで遭遇しないかと思っていたところだった。今は横浜の玄関先に置いてあるが、今週末会所に行ったら早速植えてみる予定だ。

 

山椒の栽培を検討しよう

 横浜の家に山椒の木があって、今年はじめて実がついた。これまではお隣の木の影に入っていて駄目だったらしいが、その枝が払われた結果実をつけるようになったらしい。なんでも挑戦するカミさんは、早速コレと昆布、シラスを使って佃煮を作ったが、これが相当うまかった。
 会所では、実はそこらじゅうに山椒の木(苗)が生えている。鳥が身を食べて糞としてまき散らしているのだろう。ワラビを取りに行く国有林にも多数あるので、これを持ってきて育ててみようと思う。ただ、かなり神経質な植物らしいので、植替えが失敗する可能性も高い。そのままにしておいて、実だけいただくほうが正解かもしれない。

借り畑の美人

 畑を借りているお宅には、以前おばあちゃんがおられ、畑の作物だけでなく花なども丹精をこめて作っておられたようだ。一昨年の秋に急逝され、そのあと当方が畑の部分を借り受けることになったのだが、こんな物も残してくれており、息子さんだけでなく我々も楽しませてくれる。

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 もちろん私は名前も知らなかったし、あらためて眺めるのも初めてじゃないかと思うのだが、聞いてみると「芍薬」という聞いたことのある花であった。幸いなことに、うちのカミさんはこの分野での最低限の常識は持ち合わせていて、教わることは可能である。
 あたりには、白・黄色・この色と3種類が咲いているが、とても綺麗だと、私でも思うのである。

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      ちょっと前に咲いていた藤の花

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      これはこの前の日曜に撮影、名前は忘れてしまった

電気柵の模様替え

 これまで第1農場で設置していた電気柵は、網を張った柵の外側にステンレスワイヤーを張ったものだった。防獣柵自体は結構華奢な作りで傾いだり倒れたりすることも多く、ツタ類が巻きつくことも多いため、管理が面倒ということもあり、今年は柵の内側に独立した電気柵を設置しようと考えている。これは、園芸用のポールを立てて、スタイロフォームを絶縁体として使い、ステンレスワイヤーを3~4弾張るというものである。しかし、このスタイルで設置した第2農場の電気柵が、2回もシカに破られるという被害が出て、何らかの改善策が必要になっている。
 シカに破られた原因は、夜間では細いステンレスの針金の存在が目立たないため、シカが気づかずに突破してしまうということだろう。去年までの張り方なら、明らかな障害として網があったからそういう状况にはならなかったと思われる。一応、次の週末には第2農場の電気柵を復旧して、さらに夜でもわかるようなテープをワイヤーと並行して張り巡らす予定だ。また、電気柵用として販売されている導電性のテープや紐も使用を検討してみる。その結果で第1農場の電気柵を再設置しようと思う。第1農場の方だが、一応既存の防獣ネットの内側、田んぼの畦ぎわに設置してみる予定。畔の雑草はなんども刈るので、雑草対策がしやすいと思っているからだ。

今年の苗の評価と反省

 何もかも毎年違ったやり方で、すべてが実験といってもよさそうなのが当農場の稲作りだ。来年にフィードバックするために、また同じようなことを考えている人たちにも伝えるために、今年の結果を整理しておこう。とりあえず苗についてだ。
 
 これまでは、散水などの面倒をみるために農場ではなく横浜の自宅で苗を育てていた。今年もそうしている。3/28(月)に仕事を休んで横浜の家でモミを播いた。今年は種まき機を購入したのでこれを初めて使ってみている。まき終わった苗箱は、ビニールで囲う育苗器に並べておいた。これは昨年から使用している。
 種まき機を使った結果だが、まあまあというところだろうか。ローラーの付いた容器にモミをいっぱい入れて動かすというのが本来の使い方で、そうすればもう少し一様になるのだろうが、私の場合は70~80gとかなり薄い密度で播くので、この機械の少なめの標準の3分の2程度、1回分ずつモミを入れてローラーを動かすため、どうしても粗密ができてしまうので、それを手で補正した。来年は、ローラーを動かす速さを色々加減して、超薄播きの適正速度を見つけたい。
 苗の出来具合だが、今年は出来具合の差がかなりついてしまった(昨年もそうだったが)。一様に育った苗箱は半分程度、あとは部分的に芽が出なかったり、虎刈りのようだったりで、機械で植えるのは無理というものもかなりできた。おそらく、育苗器での管理中に日当たりの差や水が十分に回らない箱があったりして、そのような結果になったと思われる。全部で37枚ほど作ったが、最低必要枚数20枚の確保が心配だったため、GWに農場の方で8枚追加作成した。こちらも同様に種まき機を使用したが、できた苗箱はすぐに田んぼに並べてビニールで囲った。1ヶ月少々遅かったため、気温などの条件も違ったのだろうが、こちらの苗は出来が非常に良かった。浸種期間が短かったせいもあるが、風呂場に2日間持ち込んで、ちゃんと芽出しをしたこと、田んぼという環境が良かったことなどがよかった理由だと思う。来年はわざわざ横浜で作ったりせず、農場の方で今回の2回目のやり方に準じて作ることにする。
 できた苗は、根の絡みが弱くて箱から取るときや田植機に載せる際に切れたり崩れたりした。箱の下にはたくさんの根が深く降りていたので薄播きのせいだろうと思うが、そのために詰まったりして欠株になったことがあったかもしれない。底土としてマットを使用したものと燻炭を使ったものの2種類を作ったが、この根の問題は燻炭のほうが顕著だったようだ。燻炭は被せる方のみに使用すべきかもしれない。
 
 田植機をほぼ倍速で使用することができたので、実際に使用した苗は12箱(1932㎡)だった。このため、用意した苗の3割弱で済んだ。一応、2回目の苗(8枚)はあと2週間程度はとっておいて、根の張り具合を含む成長の様子を観察しようと思う。来年の苗作りは楽になりそうだ。

電気柵のトラブル

 今朝、借り畑の地主さんから電話が入り、昨夜鹿が入って電気柵のワイヤーを2箇所切られたという報告があった。借り畑の敷地は南北に長く、真ん中あたりに屋敷があり畑をほぼ2分している。私は南側の大半を借りているため、電気柵はその南半分の西側境界に設置してあるが、もともとシカが頻繁に入っていたところであり、切られたのはこれで2回目だ。暗い時には細いステンレスのワイヤーは見えづらいのだろう、気付かずに突進してきたらひとたまりもないのである。まあ、深刻な被害になるようなものはないので、次の週末までそのままにしておくしかないが、これからは修理キットを渡して直してもらうことも考えよう。
 ところで、北半分の畑には地主さんがジャガイモや夏野菜などを植えつけているのだが、そっちの方にはシカだけでなくイノシシも入ったらしい。電気柵のセットは1台余裕があるので、それを北側にもつけようという話をしていたところだったが、もう少し目立つワイヤーを付けるとか、単なる白いテープを張るとか、何らかの工夫が必要だろう。田植えも済んで一段落というところなので、作業予定に入れておかねば。ただ、第1農場も電気柵はじゃがいもの周りだけしか張っていない。田植えも済んだので、苗をシカから防衛するためにこちらにも設置する必要がある。色々やることは尽きない。

サトイモ、芽が出る

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 6月中頃以降には収穫時期になると思われるジャガイモに続き、サツマイモとサトイモも既に植えてある。サトイモはようやく芽を出し始めた。昨年は暑さと干ばつ、それに虫にやられて散々だったが、今年は穏やかに順調に育って欲しいと思う。
 今年はヤツガシラ、赤芽、石川早生に加えて、トウノイモという種類を初めて植えている。

ハチ地獄

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 2週間前、借り畑のジャガイモに土寄せをしているとき、そばの樹にオオスズメバチが樹液を吸いに来ていてとても怖い思いをした。そして、インターネットで調べてハチ用のワナを作ってぶら下げておいたのだが、1週間後の先週末には入っていなかったけれど、今週見に行ったらかなりの数のスズメバチが入っていた。スズメバチ以外にも大型のハチが入っている様子だ。タイトルは地獄にしたけれど、この液体は基本的に”酒”である。ハチたちは酔っ払ってそのままいってしまったのだから、これはもしかしたら極楽かもしれない。
 これで多少安全になった。真夏になると、その樹にはカブトムシやクワガタが集まってくるということなので、それもちょっと楽しみである。
 
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前記事「スズメバチ対策」

田んぼに米ぬかを撒いた

 これまでの2年間、うちの田んぼは無農薬でやっているにもかかわらず、ほとんど雑草には悩まされなかった。その理由の一つは、田植え後に米ヌカを撒いていたからだと思っている。

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 今年は異例に梅雨入りが早く、田植えも雨の中。米ヌカは、田植えの直後に撒く必要があるらしく、朝から空を見上げてやんだらすぐに撒こうとしていた。しかし、使えると思っていた動力散布機が不調でエンジンが再度かからなくなった。いろいろいじっている間に小やみとなり、仕方なく運搬車に米ヌカとシャベルを積んで田んぼに出た。力業で振りまくが、風もあるので田んぼに撒いているのか、自分に撒いているのか、とにかくヌカまみれになりながら、何とか撒き終えた。

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 その後、各田んぼの水出口のパイプ高さを確認し、今晩の大雨に備えた。田植え後の田んぼをよく見ると、結構欠株などが多そうだ。来週は忙しそうである。
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