定年後・田舎作って・コメ野菜

房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。穫れた作物は横浜の家の玄関先で販売、最近では配達もやってお客様に喜ばれている。

2011年07月

古代米の穂が出てきた

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 うちの古代米は早生の糯米で、いつも生育は早い。今年も、トップを切って穂を出してきた。まだ1割強といったところだが、来週になると半分以上は穂を出すんじゃないかと思う。今年はかなり元気に開帳していて勢いがある。きれいな黒米になると期待している。

電気柵追加

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 午後も雨模様だったが、とにかくイノシシを食い止めないことには田んぼが危ない。午後の仕事として、上の畑の山側に電気柵を張った。柵を張る前の足元の草刈りの方が大変だったかもしれないが、草の多いところなので、張ったあとの管理も大変だと思われる。
 
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 これで、来週北側の休耕田側にも張って、それで大体侵入は防げると思っている。

会所区の草刈り

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 朝から霧雨が降るような天気だったが、考えようによっては涼しくていいともいえる。8時の少し前に集合場所に着くと、数人のご近所さんが集まっている。もう、大体名前はわかっているし、私の顔も大体知られてきている。しばし待つとほぼ集合、10人程度。さっそく、集合場所の周囲から刈り始める。
 去年はみんなで草刈りをしたのだが、今年は人数の半分くらいは道に張り出した樹を切り、ところどころにある沢までの崖に捨てるという作業にかかっている。私も時折、刈り払い機を置いて切った樹のを引きずって崖に落とす作業を手伝った。

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 途中の休憩が終わると、私はうちのそばの道にとんでいき、沢水配管のあたりを刈り始めた。手元が狂うと塩ビ管を切ったりするこの場所は、自分でやらないと申し訳ないのである。去年は1カ所切ってしまったはずだが、今年は無事終了。
 おおむね昼の少し前に完了。休憩を除いても3時間以上の刈り払い作業は、老体にはちょっとこたえた。
 

今日は半分休養

 朝方雨が降っていたらしいが、何度か目が覚めても寝直して、結局8時近くに起床。簡単に朝食を取り、まずは納屋の中でジャガイモの整理。横浜に持って行ったジャガイモはほぼなくなり、カミサンの友達から大口の注文をいただいたので、とりあえず100キロほど持って行くことにした。ついでに一度箱を入れ替え、傷んでいないかをチェックした。傷んでいたものは若干だったが、今年は青くなったものや大きくなりすぎて凸凹したものがかなり多い。逆に小さいものは少ない。
 午後は、田んぼ周辺の草刈りをやった。まだ検討中だが、イノシシ対策の電気柵をもっと張らねばならず、その準備も兼ねている。今、北の休耕田側をかったけれど、その80mからは侵入した跡は見あたらなかった、さてどこだろう。
 雷も聞こえて、冷たい風が時々吹き始めたので、早上がりして鴨川へ、買い物をしに行った。今日はこんな感じで半分休養日。明日は、朝から会所区の草刈り。

雨の会所

 疲れていたのか、今日は目がショボショボしていたが、先ほど会所に到着。それほど強くはないが、ずっと雨が降る中を走ってきた。到着は22時過ぎだが、このくらいの時間だと途中は深夜のように人っ子一人居らず、車にも滅多にであわない。

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 さて、会所農場はどうかというと、特に問題はないようだった。水は出ている。柵に引っかかっているカボチャも残っているし、イネはまあまあ元気。ただ、カボチャの根元に近い部分の葉は黄色くなっている。あすは収穫だ。

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農村の幸せ、都会の幸せ (書籍紹介)

 オイラーや数学の本を探しに本屋に行ったが、タイトルに書いた本に目が行き買ってきた。最近、農業に関する本は結構多く、技術以外のものも買うことがあるが、今のブームの中での上滑りなものもあるけれど、これはちょっと凄く響く本であった。一通り読んだけれど、もう一回読み直そうとしている。
 著者は熊本大学の徳野貞雄教授、専攻は地域社会学。私は、2年半前から実際に田舎に飛び込んで農業的なものを始めているが、その中で感じていることを、この先生は見事にあぶりだしていると思う。日本の農業や食生活は壊れているけれど、それは何故かどこに問題があるのかを、人間・家族などの生活という視点から指摘している。
 
ちょっと面白いと思った内容を紹介する。

  トヨ田に、ホン田に、こりゃマツ田
   おまえら、田んぼの出じゃないか
    田んぼつぶすな、罰あたり!
       熊本養正園・竹熊宣孝氏 詠(本文内から)

自動車会社が悪者だと言っているんじゃなさそうだ。産業の構造が変化し、一見人々の生活は豊かになったけれど、日本人の食の根源である田んぼは減反で減っているし、なんだか肩身の狭い存在となってしまって、それをこの人は憂いているのだろう。本当に何とかしなけりゃならないよ。私も2反だけだが、田んぼをよみがえらせた。

もう一つは帯に抜き出していた本分の一部。
都会でサラリーマンになって、夏でも冬型の格好をさせられ、満員の電車に乗せられて、水虫になりながら夜遅くまで仕事をする。仕事帰りにはそこらの居酒屋で上司の悪口を肴に酒を飲んでいる。そうした暮らしは、GDPに換算すればかなり高くなるでしょうし、確かに経済としては成立しています。
経済としては成立するかもしれないけれど、一人の人間の暮らし方としてはどうでしょう。それよりも朝早くから田んぼに出て水を見回り、朝食後、ラッシュのない道を車でスイスイ走り、転勤のない職場でそこそこ働き、休みの日は、クーラーはないけれど、日本の伝統家屋には風通しが良くて涼しいポイントがありますから、そこに寝転がって昼寝をする。そして近くの川で魚を取ったりする。こんな暮らし方が、今、個人としては理想的なのかもしれません。多くの人があこがれているようです。(本文内から)

私の場合は、仕事は農業そのものになるけれど、私のイメージとほぼ同じことをこの先生は描いていて共感を持った。一部のみ紹介したけれど、定年帰農あるいは脱サラq・卒サラして農業をやろうという人は、一度読んでみるといいと思う。

今週末の作業予定

 今週も草対策に追われる見込みだ。日曜の午前中は、会所区の草刈りの予定がある。総出で、みんな刈り払い機を持って道路脇の草を刈って歩くもので、一種壮観である。どの家も普段は仕事に出ている人たちが出てくるので、顔を覚えたり情報を収集したり、なかなか面白い機会である。去年もそうしたのだが、うちの前のあたりには道路脇を沢水の配管が露出で走っている部分があり、そこは自分でやらないといけないので、途中からそこに専念する。去年は確か注意をしていたにもかかわらず1か所塩ビ管を壊してしまったが、そんな厄介な場所を人にやらせるわけにはいかない。
 それ以外、私は田んぼの草取りと畑の草取り、今回は第2農場の大豆(3回目)をやる予定。田んぼ以外の通路部分の草刈りもかなり残っている。カミサンも刈り払い機をやるといっていたが、敷地内でも二人掛りでやらなければならないようだ。
 水にしろ、ケモノにしろ、いろいろ想定外の問題発生はあるかもしれないが、それはなってからの検討にしよう。それと、そろそろ秋から冬に向けた畑の作物の準備も始めなければならない。第1、第2のジャガイモのあとなど、一度耕耘して草を片付けておいてもよさそうだ。

オイラーの法則

 TVで、オジサンの間に数学が流行っているという話題が取り上げられていた。そうそう、その通り。私もポンプや配管の関係で流体力学をやったりして、数学能力の衰えを痛感していたし、まさに私の考えていることと同じだという感想を言ったら、カミサンはあっさり「全くミーハー」という評価を下した。
 番組中で取り上げられていた本「オイラーの贈り物」でも注文しようかとアマゾンに行ったら、やっぱり品切れになっていた。シャワーを浴びる前に注文すべきだったかもしれない。しかたなく、愛用の電卓でeのiπ乗を入力したら、あっさり-1という答えが画面に表示された。オイオイ待ってくれ、”オイラ”の脳は全くついて行けないよ。

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田んぼの雑草の問題

 4号のコナギは一段落した感があるが、実は他の田んぼでも問題が発生している。
 
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 これは確か3号の西側だったが、コナギ以外の草が色々発生している。まだ種類も影響の大きさも調べていないが、状況次第では引き続き草対策に追われることになるだろう。いつも書いているけれど、うちの田んぼは疎植であり、日の光がイネの足元まで十分に入る。その結果、密度が高ければ消えてしまう雑草も元気に伸びてしまうという弊害もある。
 
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 1号田んぼでは、既に3分の2程度が浮き草に覆われている。浮き草自体はあまり大きな外はないはずなので、こうなってくると安心なんだが。現在、この浮き草は2号と3号の水口にも発生しており、増殖の兆しが見える。それが期待である。

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放射能の影響を考える

 事故車両を埋めたり掘ったり、中国政府というのは酷いことをするもんだと思ったが、実はひとごとではなく、日本政府も酷いと思うことが多い。本当のことが伝わってこないように感じている。福島原発の被災に起因する放射性物質の飛散の状況である。
 私も農業従事者で野菜やコメを作っているから、作物の安全を確認するのは重要な責務である。そんな私が参考にしているのは、政府もしくは東電が発表している資料ではなく、「早川由紀夫の火山ブログ」という群馬大の先生(火山学)がまとめた地図である。そのもとになっているのは、「nni's blog」というこれまた個人の方のBLOGで、そこには公共機関が測定した放射線量のデータが整理され地図上にプロットされているのである。それをもとに、火山灰の動きなどがご専門の早川先生が等高線図として加工しているというものである。
 それらの地図からの分析では、関東地方には3/15と3/21の2回放射性物質を含んだ雲が通り、その際に降った雨によってそれらが地表に降り、その後のいろいろな問題の原因になっているらしい。この二人の個人の方がやったことをできない政府は無能というほかはないだろう。ただ無能なだけならいいけれど、その結果として放射性物質を含むイネや肉牛の問題が発生している。こんなことは事前に予測できなければいけなかったと思う。この調子では、8月後半から収穫が始まる米がどのようになるかが大きな懸念となってくる。
 会所農場の周辺は、地図で見る限りは影響を受けている地域からはかなり離れている。念のために周辺の放射線量を参照してみると、
   大多喜町中野 つぐみの森保育園  2011/06/30 0.06 μSv/h
   勝浦市      市役所          2011/06/30 0.08 μSv/h
   君津市      坂畑小学校       2011/06/10 0.11 μSv/h
このようになっており、うち最も近い大多喜町中野の数値で年間分を計算しても 525.6μSv であり、実際には減衰するからこのまま何もなければ特に問題はないと考えているが、引き続きいろいろな情報から安全性を確認することは続けていくつもりだ。
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