定年後・田舎作って・コメ野菜

房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。穫れた作物は横浜の家の玄関先で販売、最近では配達もやってお客様に喜ばれている。

田んぼの生命線・用水計画

さっそく配管のトラブル

 昨日の昼過ぎ、田んぼの水が減っていた。最初のうちポンプの稼働時間を7時間/日にしていたが、水の減りも少なくなってきたので先々週あたりから6時間/日に減らしていたが、どうもそのせいではない。川の方の柵のそばに近づくと水の音が盛大に聞こえる。その場所に行ってみるとパイプの継ぎ手が外れて水が吹き出していた。

0413トラブル1


0413トラブル2

 パイプの修理は慣れたものだからすぐに修理して1時間ほど待ってポンプを動かした。ところが、それでも水は揚がっていない。もう一度見に行くと今度は隣の継手部分が外れていた。異常事態である。2ヶ所とも継ぎ手の接着が外れたというものだが、この部分のパイプは最も古くから使っていたライト管で、その後のVU65パイプへの交換からは漏れていたところだった。それにこのあたりは、パイプの始動時には高い正圧、停止時には高い負圧が発生する厄介な箇所で、反復的に衝撃を受けてトラブルになったと思われる。写真の中で、上を向いた不思議なパイプは、負圧のときに空気を入れる弁(自作)だ。これがないと川からの縦パイプが割れてしまうのだ。

0413重要部位

 ということで、この部分もすべてVU管(65)に交換することにした。昨日材料は買ってきていたので、今朝から作業を開始して昼前には修理が完了した。パイプについては定期的に障害が起きているが、これは、主として排水管に使われるVU管を使っていることにも原因がある。水道などの高圧用のVP管に比べると継ぎ手の呑み込みが浅い。まあ、VP管には必要な口径のものは無いのだが。
 ところで、ポンプを稼働させたときに吸気音のような音が川の方から聞こえていた。革に入れてある水中ポンプを覗き込んだら横倒しになっており、底の吸水部分が一部露出していた。立て直したけれど、川の水量も減っているようだった。長い間大した雨は降らなかったからだろう。本当は冬の間、ポンプを陸に上げて保管すべきなのだろうが、相当重くてやれていない。ということで、時々発生する配管トラブルと修理の顛末だった。

0414修理完了

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田んぼの様子(水について)

0326田んぼの様子

 先週1回目の代掻きをやって、今まで様子を見ていた。川から揚げる水については、2時・6時・10時・14時・18時・22時の各1時間、合計6時間入れていたのだが、昨日来てみると4号は半分ほど土が見えていた。この給水時間は昨年の最後のままなのだが、それぞれの田んぼへの給水量や水位を細かく調整しないと最適な状態にはならず、最初の1~2周間はこの調整にかかっている。今日は、10時と14時の給水時間を30分ずつ増やして引き続き様子を見ることにした。

1号
0326田んぼ1号

2号
0326田んぼ2号

3号(移動不要)
0326田んぼ3号

4号
0326田んぼ4号


 写真は日曜日の田んぼの様子だが、実はまだ深いところ(平均比▲10cmほど)が残っており、少々土の移動が必要である。アグリカに角材を引っ張らせるという方法ではなかなか寄らないので、腰の具合と相談しながら手で引っ張って土移動をする必要がある。今週は暑そうなので来週だな。写真には土の移動予定を入れてある。
 

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代掻時の臨時配管

 田んぼには、下の川からポンプで揚げた水を入れている。10年の間には何度も問題が発生して、ポンプや配管も何度も替えている。現在はVU40とVU65の2系統で水を配っているのだが、大雑把に言うと6割ほどがVU65で一番上の1号に入っている。残りはVU40からだが、これは出し口を1号2号3号に用意して、田んぼの状態で選べるようにしてある。ただ、4号用の出し口がなく3号から落ちてきた水のみが入るようになっている。

0323緊急配管

 普段というか落ち着いてからはこれで問題はないのだが、困るのは最初の注水のときである。起こした田んぼは団子状の泥が転がっており、水は吸われてなかなか溜まらない。かき混ぜ細かくしてトロトロにしたらようやく溜まってくるのである。このときだけは広い4号に一気に水を入れる必要が出てくる。毎年、余っているパイプをかき集めてつなぎ、1号のVU65から4号まで水を降ろしてくる。今年は余っているパイプが少なかったので、竹藪から使っていない古いライト管(75)を切ってきて使った。ただ、20mを超えるパイプを上まで引っ張り上げた際に腰に痛みが走った。当分機械作業に特化しないとダメそうだ。今シーズンが終わったら、4号への出し口を作るようにしよう。
 

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池の拡張

IMG_20180118_145605-1
カミさんが水生植物(セリ)を作りたいというので、暖いしさっそく上の池を拡げてみた。見えにくいが、トラ縄の手前が拡張部分。4割ほど拡がった。ロープは元の深い部分との区分である。田んぼに流れ出るパイプは左手前に見えている。
これまでもせりは作っていたが、田んぼの一角だったりして手荒に扱われ(扱い)大体消えていた。今度は安住の地にしてやろう。

配管修理(緊急工事)

 配水管の補修・交換はほぼ年中行事化している。現在メインにしている配管資材は、大容量の川水揚水系統はVU65、その他は必要容量などによりVU40とVP13~20を選択して使っている。トラブルは継手部分に集中しており、ある時期から慎重に接着するように心がけてたが、どうもトラブルフリーとはいかない。野の中を通しているので、経時変化などで継手部分に曲げる力が発生したり、ケモノが蹴飛ばすなんていうこともあったし、冬には凍結も発生する。

0809配管トラブル1
      向こう側のパイプから水が出ている、古いパイプが上に突き出ている

0809障害部継ぎ手
      古い継ぎ手はライト管用


 今回のトラブルも継手部分であった。実際に行ってみると、昨夜の記事に載せたイメージ写真とほぼ同様の状態で驚いた。一応継ぎ手は見繕って持っていったが、ここは極めて特殊な部分で結構手こずった。現在の川水の揚水系統は前記の通りVU65を使用しているが、もともとは開拓者さんが敷設したライト管(75)をそのまま利用していた。このパイプはあまり使われなくなっているようで、継ぎ手などの入手が困難となり基本的にVU65に入れ替えた。僅かに残ったライト管とVU65のつなぎの部分の継ぎ手が外れていた。実はライト管とVU管の継ぎ手は売っておらず、私はVU65をライト管75の中に差し込むという「サヤ管接続」を常用していた。本当はバーナーで炙ったりするといいはずなんだが、まだそれはやっていない。ちょっと切ってソケットでつないで終わりというわけにはいかず、またサヤ管接続をやり直した。現場は竹やぶの一角の急斜面、ハチとヘビ・蛭を警戒しながら、蚊に刺されながらの作業だったが、何より湿度が100%に近く、日蔭でも辛かった。
 まあしかし、一箇所のみの作業なので直ぐ終了して1時間乾かしてポンプを動かした。予定では9時半から4時間ほどで満水に戻るはずだ。揚水ポンプを稼働させない冬期はゆっくり計画してやれるのだが、シーズン中は時間に猶予はない。また、農場を空けるのも2日ほどが限度であると再認識した。

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大事件発生

 といったら少し大げさだが、さっき農場にやってきて見回ったら田んぼの水がなくなっている。どうやら川からの揚水経路に異常が発生したらしい。夜間の柵から川側はケモノの領域なので確認はできなかったが、ポンプを連続停止にして明日朝点検と修理を行うことにした。

0808パイプ外れ    
イメージです

私のやり方では中干ししないのだが、ちょっと干してしまった。干からびているわけではないので根は傷んでいないと思うけれど、これから米ができるじきだけにちょっと心配である。

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梅雨明けなんだが、空梅雨の後始末

0719上の水栓2

 大多喜町会所のヒメハルゼミさんたちの判断よりも10日ほど遅く梅雨明け宣言が出た。梅雨後半の乾燥状態で野菜はカラカラ、特に水が好きなサトイモはかわいそうである。何年か前の渇水の夏には、サトイモ自体も弱った上にイモムシが着いて大変なことになったことがあった。昨夜の(東京や横浜の)大雨には期待したのだが、農場のエリアでは残念ながらお湿り未満で、状態の改善には至らなかった。普段は露地野菜に水はやらないのだが、今年は特別に野菜に水をやることにした。
 ナス・キュウリ・ピーマンなどの夏野菜は、水が行っているハウスの周りにあり数も知れているので、現状で水やりに問題はない。困るのは上の畑のサトイモだ。上の畑の端には池を作ってあり、ここにはソーラーポンプが水を汲み上げているが、地面より下の池からは汲み上げにくい上に藻が繁茂していているのでこのままでは汲みにくい。このため、水の出口のパイプに細工をしてみた。

0719上の水栓1

 出口にチーズを取付け、その先には点検口を取付けた。そして上向きのパイプを取り付けてみた。平常時は点検口を開けておくのだが、これを閉じると上のパイプから水が出てバケツに貯まるというわけである。今日の夕方は、ここから300L程度の水を取り、サトイモにやってみた。この畑の横では水が大事な人参の種を蒔いてあり、そこにも沢山やっておいた。一株あたり2~3Lだから十分とはいえないが、今週はこのように何度か水撒きをすることにした。

元の水出口はこうなっていた
0719元の水出口


0719サトイモ害虫

 ところで、1匹だがイモムシを発見した。このまま乾燥状態が続くとこいつが増えるはずだ。このほかに、玉虫色の甲虫も何匹かいて葉っぱを食べていた。まあ、見つけて手で取るしかない。


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ソーラー井戸ポンプの不具合

0703不良のコントローラー

 井戸の水を汲み上げている(ソーラー)水中ポンプについては、5月の中頃に一度 不具合が発生していた。その時には、連続稼働ではなく定期的(2時間に一度程度)に止めて数分後に再起動するという間断操作に変更したところ、それが奏功してうまく動きはじめたので、その時点で交換は見送っていた。しかし、ちょっと前から時々異常停止するようになり、昨日ついにOFF&ONしても動かなくなってしまった。使用しているポンプはDC24∨で動く3相モーター駆動で、水中に入れるポンプ+モーター本体と地上部に設置している駆動用回路部分に分かれている。予備のポンプを持ってきて、まず地上部分のコントローラーを新しいものに交換してみたところ、一応問題なく動くようになった。水中のモーター・ポンプ本体(機械敵部分)には異常がなかったようだ。
 一応、動かせるようになったということで横浜に戻ってきているが、結局のところ、原因としてはコントローラーの半導体回路が熱などの影響で劣化して不具合となったらしい。これまではだいたい半年に1回ぐらいの割合で動作不良が発生し、その都度モーター(コントローラー込み)を替えていた。今回、回路側から替えてみたことで、トラブルの原因がある程度判明した。当初は定格24ボルトを上回る電圧がかかったりしていたのでそれが原因だったはずだが、現在のところは dcdcコンバーターで24ボルトに変更しているので、回路部分をを冷却するという方法によりもうちょっと長い期間にわたって使えるようになると期待している。


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ローリータンクの(配管)活用について

 ハウスの中ではローリータンク(コダマ樹脂工業製)を1台ずつ使用している。養液栽培をやっている1号ハウスでは500Lをいれて自動給水としている。2号ハウスでは一時貯水用であり、300Lを使用している。ローリータンクは水の取り出し口に標準で単なるネジブタがついているが、これでは不便なので塩ビ管を取付けられるアダプターを購入して使用している。このあたりについて友人から問い合わせがあったので、ここにまとめておくことにした。

 塩ビ管をつなげるソケットとしては、「1インチソケット25A」というものがあり、タンクを売っていても揃えていないホームセンターも多いので、私はコメリのオンラインショップ(店頭受取)を利用している。価格は確か税込み730円。これだと25サイズのTS継ぎ手にそのまま繋がる、

 私のタンク周りは次のようになっている。

1号ハウス内
0621配管1

2号ハウス内
0621配管2


タンク自体は何かで高さを稼ぐようにするとバケツに入れたりする際に便利、私はパレットを重ねてその上に載せている。ここではプラスティック製の水栓を使用しているが、凍結障害やゴミなどの詰まりで壊れることも多く、金属製バルブに交換しようと用意している。また、「1インチソケット25A」はかなり脆くて力がかかると割れるので、できれば配管系全体を固定するほうがいいだろう。

0621配管3

真ん中が「1インチソケット25A」、右のVPバルブソケット25とネジは同サイズ同ピッチなのでこれにTSソケット(エルボウも可)を付けていける、左の金属製バルブを直接つけることも可能(写真のものは1サイズ小さい20径)。冒頭の写真は1号ハウスの養液栽培用のタンクで、大きいバルブは元栓、径を落とした配管が2本出ており、それぞれはボールタップ利用の自動給水で養液槽に水を配っている。

よく見かけるローリータンクは黄色だが、これだと屋外で使用する場合に藻が発生して具合が悪い。水栓やボールタップにも悪影響がある。うちでは2台とも黄色なので、これを覆うことで藻の発生を回避しているが、黒いローリータンクもあるようなのでこれを購入することを勧めたい。

0621配管1B


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現在のソーラーシステム

 ソーラーパネルが発電した電気をバッテリーに仮保管し、井戸に仕込んだ水中ポンプで農業用水を汲むというシステムは問題なく動いており、春から夏に向かう今頃はハウスの給水に大活躍している。野菜には基本的に水はやらないのだが、真夏にカラカラになると上の畑のサトイモには水をやりたくなるのでそれ用の配管をしようと思案中。そうなるとついでに下の畑の給水も考えてみるかな。という具合に、(現在は昼間の12時間だが)とまることなく水が出てくるということはありがたく、とても勝手の良い給水装置になりつつある。
 2ヶ月ほど前だったか、交換して半年の水中ポンプが停まるようになり、交換しなければならないかなと思ったのだが、2時間稼働後5分程度止めるというスケジュールで動かしてみたら、以降は順調に動いている。使用している中華水中ポンプは5000~6000円と比較的安価だが、それまでは半年ほどで壊れていたから結果的には高くついていた。このように一休み運転で寿命が伸びるのはありがたい。
 バッテリーの過放電防止については、ソーラーのコントローラーの機能の利用、市販の過放電防止回路の利用などを試してみたが、いずれも帯に短し襷に長しという具合で、現在はタイマーによる制御にしてこれで落ち着いている。先ほど書いた2時間で5分の休憩というのもこれで簡単に実現した。今は朝7時から夕方7時までの12時間稼働させているが、夜のバッテリー電圧は25V位となっており、まだかなり余裕がある。現在1系統のバッテリーを増やす、あるいは3系統のソーラーパネルを減らして他に使う、などさらなる活用を考えてみようと思う。

0616ローリータンク

1号ハウスには500Lのローリータンクを設置し、ソーラーポンプの水を貯めている。養液槽への給水はここから自動で行っている。日光のせいで藻が発生するのでシルバーのマットで遮光している。

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