定年後・田舎作って・コメ野菜

房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。穫れた作物は横浜の家の玄関先で販売、配達もやっていたが、古希を迎えたこともあり、2019年春に毎週の直売をやめた。不定期の直売と宅配便利用のコメやイモ類の販売に移行している。

農業全般

モミガラをもらいに行く

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 一昨日もらいに行ったモミガラはすべて燻炭になったので、本日は2度目のモミガラ運び。

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 今回は塩ビパイプを持って行き、それで積み込めないかを試してみた。出かけるときにカミサンが絶対詰まるといっていたが、案外平気でパイプを前後に動かすとモミガラがシュッシュと出てくる。ひとしきりやったが、出ることは出るけれど時間がかかる。アイデア倒れということを確認してスコップに変更。実は昨夜、アルミのスコップを買っていた。これはこのモミガラ用に作られているように使いやすく、まあ、満足。しかし、モミガラが高い山になっているので、パイプを使う方法も捨てがたい。そのうち、100ミリのライト管を買っておこう。今回は径75のライト管(2m×2本)を使用。
 
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 燻炭はある程度の量になったので、今回の分はモミガラのまま野菜の防寒用や土壌改良用にすることにした。いつもとは違う下の畑にモミガラを降ろして積んでおいた。


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燻炭作り

 nakakaneさんにモミガラの山のことを聞いて一昨年から燻炭作りを始めた。去年ももちろんやったが、軽トラが増えており更にコンパネで箱を作ったので、運搬の能率は劇的に向上した。
 取りに行ったことについては昨日書いたが、今朝から燻炭を作り始めたので一応前半のプロセスを書いておこう。
 
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 軽トラは田んぼの脇の燻炭作りの場所まで入れる。結構急な坂の上り下りもあるが、ATではあるが一応全輪駆動で問題なし。
 
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 モミガラ軽トラ一杯を2回に分けている。だから二山にして降ろす。
 
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 そして点火。これだけ多いと空気の流通も悪いのか、なかなか火が安定しないので、灯油を浸ませた新聞紙などを入れている。
 
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 かなり順調で、焼き芋を入れたりしたのだが、夕方前から雨が降り、まだ煙は出ているけれどどうなるかは微妙だ。
 

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バッテリー行き先表示板の設置

 このところの当BLOGの内容をご覧になると、当農場における獣害対策の重要性をご理解いただけると思うが、まあ大変である。特にひどかった今年、農場滞在時の半分以上はこれに関わる仕事をやっていたような気もするくらいだ。
 その中で主要だったのが電気柵だ。昨年は1台のみだったが、今年になってから3台を製作し、さらに2台追加で作りつつある。これと並行して、駆動用の12V蓄電池(自動車用のもの)も、安い再生品を購入し、6台となっている。本当はもう2台くらいは予備バッテリーが欲しいところだが、今ですらどのバッテリーをいつ充電し、交換時期はいつごろかという情報を管理できておらず混乱状態であり、台数増なんてとんでもないという感じだった。
 そこで、この間100円ショップに行って色々買ってきて、一応一目でわかるはずのボードを作ってみた。それがこれ。
 
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 6台のバッテリーがどこの電気柵用に使われているか、いつ充電したかを書き込めるようにしてある。早速使い始めたが、なかなかうまい具合である。一人でやっているんであれば、本来頭に入っていなければいけないのだろうが、歳をとってくるとなかなかそれも難しい。他のこともこういった目線で整理することにしたい。
 ところで、このボード類は納屋の鋼製の壁(昔は扉だったもの)に貼っているが、百円ショップに売っていた強力磁石を使うといろいろなものを簡単に貼り付けることができる。今はマーカーやハサミをくっつけているが、これもいろいろなものに応用できそうだ。たとえば鍵類も整理できるだろう。
 


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専業農家への転身について

 定年後、再雇用という立場で引き続き勤務先に世話になっていたが、今年いっぱいで3年間が経過する。総理大臣に換算すると3人分だ。まだ年金が満額でるわけではないが、そろそろ潮時という感じがしていた。田んぼ2反と畑2反は週末農家には手が回りかねるところもあり、40年間続いたサラリーマン生活を終わりにして農業に専念することにした。大多喜町の農業委員会からは農家として認定されたけれど、まだまだ生業というレベルには達しておらず、自給自足+α≒かかった経費の回収程度だが、趣味として考えればこれほど面白いものはないんじゃないかと思っているので、仕事を離れることによる空洞化現象はないと思う。むしろ、今までやっつけ仕事で済ませてきたもの(農業の方での話)を、きちんとやれるのはありがたいと考えている。まあ、何をやってもやっつけ仕事になってしまうという性格上の問題はあるので、変わらないという推測もしているが。

 ということで、現在の契約が終了する今年の暮れであらためて退職して専業農家に転身する。これまでは週末と長い休みに農場に行くというパターンだったが、週二日の横浜の家での仕事(直売所他)以外は柔軟に行き来することになる。当然、農業以外の制約もなくなるため、旅行などへも行きやすくなるだろう。だが、体がよく動くうちに農場の状態をレベルアップし、齢をもうちょっととっても農業を続けられるようにしておくということが、今の最も大きな目標である。


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農地取得が少し容易に(大多喜町)

農地取得等に係る下限面積要件が変更されました

 最初に町の頁へのリンクを置いたが、私の農場がある大多喜町では、農地取得に関わる下限面積を10アールに引き下げたらしい。これは新規就農の敷居を下げるには役立つ可能性がある。
 農地の売買には農地法というものが大きく立ちはだかっている。もともと農家であれば、農地を取得して自分の名義とすることに問題はないが、私のように全く無関係だった人間が農地を買っても認められない。仮登記ということになる。
 それを乗り越えるには、農業をやっている実態、あるいは計画を自治体の中に設置してある農業委員会に提出し、承認を得る必要がある。これは、単に作物を作っているだけでは認められず、できた農作物を販売する計画、要するに「農」だけではなく「業」としてやっていることを証明しなければならない。これだけでも障壁は高いが、営農面積が50アールを超えるということも条件になっていた。私の場合、自己所有で仮登記済みの農地は40アール程度、それだけでは不足していたが、ご近所の農地(20アール)を借りることができたので、こちらの条件も満たすことができたが、普通の感覚では5,000㎡の農地というのは半端ではない。私のところは、実質でいうと畑2反歩(2,000㎡)+田んぼ2反歩だが、週末農家ではいくらあくせく働いてもこの規模では手に負えない部分が出てくる。定年になってのんびりとやろうと思ったら、10アール=1反歩くらいがちょうどいいような気もする。そんなこともあってか、50アール以上といった農地は普通のマーケットにはまず出てくることもない。が、10アール以上なら農地売買が可能ということになれば、事情も変わってくるに違いない。大多喜町、いいところですよ。



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引き続き電気柵、そしてまだ続く

 朝から第2農場に出かけ、前に設置済みの電気柵を全部やり換えた。細いステンレス線からナイロンにステンレスワイヤーを編み込んだより線に交換した。また、絶縁体も交換した。色々研究して材料については収れんしつつある。
 
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 どちらもカインズホームで購入。より線は500mで3,980円。これはインターネットで買うより相当安い。絶縁用部材はカインズのプライベートブランド商品で「ウエーブクッションシート」というもの。60cm×90cmのクッション材だ。使い方は別途説明するが、60カ所分取れる。
 
 
 第2農場の地主さんと話をしていたら、私が使っていない方の北側の畑にイノシシが入り、サトイモをほじくり返されたらしい。ずいぶん前からそこにも電気柵を設置するつもりだったが、田植えを始めいろいろやることがあり、後回しにしていたものだった。もう待ったなしなので、今度のお盆休みに設置することにした。より線は300m位残っているが、ギリギリなので今日の昼間鴨川まで出かけて買ってきたのだった。より線はこれで3本目。他に園芸ようポールも20本買ってきた。今度はしか対策も考えて2400㎜という長いものを買ってきた。ということで、ずっと電気柵に追いまくられている漢字だ。

農村の幸せ、都会の幸せ (書籍紹介)

 オイラーや数学の本を探しに本屋に行ったが、タイトルに書いた本に目が行き買ってきた。最近、農業に関する本は結構多く、技術以外のものも買うことがあるが、今のブームの中での上滑りなものもあるけれど、これはちょっと凄く響く本であった。一通り読んだけれど、もう一回読み直そうとしている。
 著者は熊本大学の徳野貞雄教授、専攻は地域社会学。私は、2年半前から実際に田舎に飛び込んで農業的なものを始めているが、その中で感じていることを、この先生は見事にあぶりだしていると思う。日本の農業や食生活は壊れているけれど、それは何故かどこに問題があるのかを、人間・家族などの生活という視点から指摘している。
 
ちょっと面白いと思った内容を紹介する。

  トヨ田に、ホン田に、こりゃマツ田
   おまえら、田んぼの出じゃないか
    田んぼつぶすな、罰あたり!
       熊本養正園・竹熊宣孝氏 詠(本文内から)

自動車会社が悪者だと言っているんじゃなさそうだ。産業の構造が変化し、一見人々の生活は豊かになったけれど、日本人の食の根源である田んぼは減反で減っているし、なんだか肩身の狭い存在となってしまって、それをこの人は憂いているのだろう。本当に何とかしなけりゃならないよ。私も2反だけだが、田んぼをよみがえらせた。

もう一つは帯に抜き出していた本分の一部。
都会でサラリーマンになって、夏でも冬型の格好をさせられ、満員の電車に乗せられて、水虫になりながら夜遅くまで仕事をする。仕事帰りにはそこらの居酒屋で上司の悪口を肴に酒を飲んでいる。そうした暮らしは、GDPに換算すればかなり高くなるでしょうし、確かに経済としては成立しています。
経済としては成立するかもしれないけれど、一人の人間の暮らし方としてはどうでしょう。それよりも朝早くから田んぼに出て水を見回り、朝食後、ラッシュのない道を車でスイスイ走り、転勤のない職場でそこそこ働き、休みの日は、クーラーはないけれど、日本の伝統家屋には風通しが良くて涼しいポイントがありますから、そこに寝転がって昼寝をする。そして近くの川で魚を取ったりする。こんな暮らし方が、今、個人としては理想的なのかもしれません。多くの人があこがれているようです。(本文内から)

私の場合は、仕事は農業そのものになるけれど、私のイメージとほぼ同じことをこの先生は描いていて共感を持った。一部のみ紹介したけれど、定年帰農あるいは脱サラq・卒サラして農業をやろうという人は、一度読んでみるといいと思う。

放射能の影響を考える

 事故車両を埋めたり掘ったり、中国政府というのは酷いことをするもんだと思ったが、実はひとごとではなく、日本政府も酷いと思うことが多い。本当のことが伝わってこないように感じている。福島原発の被災に起因する放射性物質の飛散の状況である。
 私も農業従事者で野菜やコメを作っているから、作物の安全を確認するのは重要な責務である。そんな私が参考にしているのは、政府もしくは東電が発表している資料ではなく、「早川由紀夫の火山ブログ」という群馬大の先生(火山学)がまとめた地図である。そのもとになっているのは、「nni's blog」というこれまた個人の方のBLOGで、そこには公共機関が測定した放射線量のデータが整理され地図上にプロットされているのである。それをもとに、火山灰の動きなどがご専門の早川先生が等高線図として加工しているというものである。
 それらの地図からの分析では、関東地方には3/15と3/21の2回放射性物質を含んだ雲が通り、その際に降った雨によってそれらが地表に降り、その後のいろいろな問題の原因になっているらしい。この二人の個人の方がやったことをできない政府は無能というほかはないだろう。ただ無能なだけならいいけれど、その結果として放射性物質を含むイネや肉牛の問題が発生している。こんなことは事前に予測できなければいけなかったと思う。この調子では、8月後半から収穫が始まる米がどのようになるかが大きな懸念となってくる。
 会所農場の周辺は、地図で見る限りは影響を受けている地域からはかなり離れている。念のために周辺の放射線量を参照してみると、
   大多喜町中野 つぐみの森保育園  2011/06/30 0.06 μSv/h
   勝浦市      市役所          2011/06/30 0.08 μSv/h
   君津市      坂畑小学校       2011/06/10 0.11 μSv/h
このようになっており、うち最も近い大多喜町中野の数値で年間分を計算しても 525.6μSv であり、実際には減衰するからこのまま何もなければ特に問題はないと考えているが、引き続きいろいろな情報から安全性を確認することは続けていくつもりだ。

農作業の消耗品

 毎週末の明るい時間帯はほとんど外にいて何らかの作業をやっているが、結構色々なものを使って消耗している。まずは手袋だ。畑の土、田んぼの泥、機械の油などが付くから、ほとんど何らかの手袋ははめている。もっともよく使うのが革手袋だが、洗うと堅くなって縮むので、泥だらけになる仕事には向いていない。田んぼの草取りの時などに結構便利なものは、背が布で指や手のひら部分が合成ゴムのようなやつで、これを装着していると、爪の間が黒くならない。これは大きなメリットである。
 手の次は足だ。私の場合は99%、長靴を履く。今の季節だとヘビや山蛭対策もあるが、いつ田んぼに入るか判らないし、短靴ではとてもやっていられない。長靴は色々試したが、最終的にはアキレスのいわゆるゴム長に落ち着いている。また、田んぼの中の作業を集中的にやるときは田植え用の長靴にすることも多い。夏には蒸れるのが欠点だが、ピッタリ止まっている上部から土が入ったりすることもないし、結構具合がいいものである。もっともいいのは田んぼの泥の中を歩いても足を取られることが少ないことだ。
 服は、夏も冬もツナギである。普段はTシャツと綿パンをはいているが、ちょっとした仕事をやっても土や泥が付くし、必ずツナギに着替えてやっている。
 大体そんな格好でやっているけれど、それぞれの消耗はかなり激しい。特に手袋はしょっちゅう買っている感じだ。カミサンなどは、細かい作業も多いので布の手袋をよく使っており、指先に穴が空いてツギをしたりしている。私は、元々車いじりが趣味だったから、よく軍手を使ったりしていたが、今は仕事の種類から見て軍手などは使えない。消耗の具合も段違いという感じだ。

草取りについて

 去年までと変わって、私も草取りをずいぶんやっている。最近は私の母親が農作業には不参加なので、その代わりという感じだろうか。だが、やっぱりパフォーマンスについては手慣れたカミサンとずいぶん違う。昨日の落花生の草取りは8うねあったけれど、5うね対3うねという差があった。まあ、そのうちコツは解ってくると思うが、基本的には草取りのタイミングが遅いところに問題がありそうだ。

 草取りを早くすればいいのはよく解っている。草も小さいうちなら鍬でちょこっと削ればそれほど問題にはならないが、ピークの梅雨明けから今頃の時期は、1週間の遅れがかなり悲劇的な状況を生むことになる。だが、この期間は田植えとその後の補植、ジャガイモの収穫などという基幹作業があり、その合間に防獣対策や用水関係のトラブルが入るものだから、時期を動かしづらいタネ播きや収穫をどうしても優先する結果になる。

 週末農業という制約とか、田んぼと畑2反歩ずつが能力を超えているなどの問題はあるのだがそれは別にして、作業予定をもっと細かく煮詰めることにした。たとえば作物別には、肥料、播種、定植、草取り、土寄せ、追肥、収穫、事後作業などをある程度前から予定に入れておく。また、私とカミサンの作業調整は前日行っているが、これも予定表をベースに共通情報にする予定。作業結果も私はBLOG、カミサンは手帳という具合にバラバラに記録されていたが、これも共有する。

 まあ、こういう地道な情報整理というものは、とかく忘れがちで自然消滅するものだが、やっぱり農業をやっているとこのスケジュール管理はとても重要だと思う。去年や一昨年は、ご近所の人たちから種まきの時期などを遅くするようにとの指摘があったけれど、その影響だろうか、実は今年は遅れ気味だった。大体のところ、隣のおばあちゃんが終了したというのを聞いてうちも追いかけたから、1~2週間は遅かったんじゃないかと思う。サトイモ・サツマイモ・落花生、いずれも途中の出来栄えには大きく差がついている。プロとアマの違いといえばそれまでだが、この播き時の違いもかなり大きいとみている。それは結構変数の多い複雑な連立方程式を解くようなものだ。新米農家の我々は、隣りのおばあちゃんについては、これからは事前に予定を聞き出すようにしようと話し合っているのである。

急遽、イノシシ対策

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 草取りの途中、1号の土手のあたりでイノシシの真新しい掘り返した跡が見つかった。色々なところを見て回ったが、まだ電気柵を設置していない上の畑の山側、北の休耕田側からは入った形跡がない。設置済みの電気柵にはとくに異常はないが、どう考えても電気柵の間をスリ抜けたか、あるいは上を飛び越したという感じである。

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そこで、下から1段目と2段目の中間に1本、一番上に1本のPP白テープを張った。とりあえず、これで一週間様子を見てみる。

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 ところで、電気柵の外側には掘り返した跡があった。入れないからここでミミズを漁ったのだろう。それでもやっぱり執念深く中に入ってきたのである。

イノシシらしきもの発見/田んぼ

 3時前に目が覚めて一度様子を見に行ったが、おぼろ月夜に照らされた静かな田んぼであった。戻ってなんとなく田んぼの方の様子をうかがいながら横になっていたら、どうも水の音がする。もう一度出てみると茶色いケモノが田んぼの中を走って逃げていく。田んぼの向こう側でうなり声も上げたようだ。一度玄関まで戻って、明け方ではあったけれどロケット花火をお見舞いしたが、逃げたあとだったかもしれない。
 ケモノは1匹だけ、中型の犬くらいの大きさだったが、少し太めという感じ。おそらくイノシシだと思われる。田んぼの土手あたりのミミズを掘り出していたんだろう。今日は、昼の間に侵入経路のあたりの草を刈ったり、夕方にはロケット花火で火薬の匂いをまき散らしたりしたけれど、それでもやってきたということは、毎日の餌場にしている可能性がある。今日は電気柵を設置しよう。まだ朝の4時、ようやく薄明るくなってきたようだが、まだ早い。

会所農場は大童

 朝、5時前に一度目は醒めたが起きられず、7時半の起床。簡単に朝食を済ませて外に出る。カミサンからはサツマイモが再度やられたと報告があった。実は先週の帰り、電気柵のバッテリーの線をつないだかと確認されて、大丈夫だと答えたんだが、第2農場の電気柵の方だったらしく、結局うちの電気柵は活きていない状態だったのである。せっかくサルに仕置きをしてやるチャンスだったんだが、残念なことをした。うちのサツマイモは今年は見送りに決定。第2農場に期待がかかる。

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 イノシシの被害は昨夜速報的に書いたが、明るくなったらかなりひどいことが判ってきた。大きく掘り返されているところは3カ所、そのうち1カ所は田んぼの土手で、40m近く連続で掘り返されている。あとの2カ所については、土が掘り返されていることに加えて、パイプが外れていた。田んぼの中身にはほとんど被害はなかったが、土手はもうちょっとやられると崩壊につながる危険がある。とりあえず、外してあったシシオドシを復旧、これからホームセンターに行って資材を揃えて電気柵を設置する。

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電気柵の模様替え

 これまで第1農場で設置していた電気柵は、網を張った柵の外側にステンレスワイヤーを張ったものだった。防獣柵自体は結構華奢な作りで傾いだり倒れたりすることも多く、ツタ類が巻きつくことも多いため、管理が面倒ということもあり、今年は柵の内側に独立した電気柵を設置しようと考えている。これは、園芸用のポールを立てて、スタイロフォームを絶縁体として使い、ステンレスワイヤーを3~4弾張るというものである。しかし、このスタイルで設置した第2農場の電気柵が、2回もシカに破られるという被害が出て、何らかの改善策が必要になっている。
 シカに破られた原因は、夜間では細いステンレスの針金の存在が目立たないため、シカが気づかずに突破してしまうということだろう。去年までの張り方なら、明らかな障害として網があったからそういう状况にはならなかったと思われる。一応、次の週末には第2農場の電気柵を復旧して、さらに夜でもわかるようなテープをワイヤーと並行して張り巡らす予定だ。また、電気柵用として販売されている導電性のテープや紐も使用を検討してみる。その結果で第1農場の電気柵を再設置しようと思う。第1農場の方だが、一応既存の防獣ネットの内側、田んぼの畦ぎわに設置してみる予定。畔の雑草はなんども刈るので、雑草対策がしやすいと思っているからだ。

畑の様子など

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 ジャガイモは順調に育っている。一部、芽が出ないものもあるが,もう少し待てば出てくるんじゃないかと思う。先週、うちの畑で土寄せをした。借り畑の方は今週中に土寄せと草取りをしようと考えている。
 保存してあったサトイモ(種芋)も芽が出始めているので、これも今週中には定植をするつもり。今日もトラクターで耕耘したので、明日か明後日に畝を作って定植できると思う。腰はちょっと心配だが。
 他に植えるものとしては、ショウガがある。私が腰痛で寝ている間、カミサンはキュウリ・カボチャの苗・ネギ、ダイコンのタネ播きなどをやったそうだ。

ウルトラポチのオイル交換

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 以前からnakakaneさんにお願いをしていたが、本日ウルトラポチのオイル(エンジン、ロータリー)交換にきてもらった。オイル交換など通常であれば自分でやるのだが、ウルトラポチという機械(それも再初期型)は、メンテナンスについてはかなりやりにくく、たとえばベルトの交換などは一度やり方を見せてもらったが、ちょっと自信がない。オイルについては、2年前に総チェックをしてもらったから、おそらくそのときにやってもらっているはずだが、引き取り修理だったからみていなかったのである。
 エンジンオイルのドレインは、一応探したのだがよくわからなかったし、たまにはやってもらおうということで頼んだのだった。ドレインボルトは、やはりわかりにくいところにあった。それほど太くないもので、いわれないとなかなか判らないだろう。しかし、これで次回からは自分でできそうだ。
 
 今回みてはもらわなかったが、借り畑の家のトラクターもそろそろオイル交換してもいいはずだ。明後日は雨だと思うので、チェックと交換をやってみることにしよう。

今年の(農業)ロードマップ

 米については昨年秋から検討を重ね、1号と4号田んぼ(面積で3分の2程度)を冬季湛水とし、不耕起栽培を目指している。品種についてもこれまでのコシヒカリに加えてミルキークイーンの導入を予定するなど、2年間のやり方を一部踏襲するけれど、新しいやり方も採用することにしている。単位収量では平均以下だったが、自給自足量をある程度上回る収穫を得たため、新しい試みに取り組む余裕ができたというところである。やり方が相当変わるので、あまり安心していられるわけでもないが、まあまあ米についてはやりながら考え工夫をしていくことができるように感じている。
 今年の大きな課題は野菜である。これまでの2年間、私の主たる役回りは田んぼと米であり、畑の関係はカミサンということで、畑のうち手が回らない部分(上の畑と借り畑のかなりの部分)を私が片手間でやるというパターンだった。田んぼ仕事の合間だからどうしても不十分な部分があり、草や害獣の被害にあったこともあって、私の管轄した畑のパフォーマンスはかなり低いものだった。今年はまだ週末農業を脱することができないため制約はあるが、畑についても、もうちょっと丁寧にやることにした。力の入れ具合からいうと、
        田んぼ  畑   その他
 2009    50%  10%  40%
 2010    60    20   20
 2011    40    40   20
その他とは米・野菜に直接かかわらない仕事、造成なども含むインフラ的なもの、草刈り、山や竹藪のメンテなど。これは全体の2割程度では少ないと思うけれど、週末の二日が基本ではこれ以上割けない。全体的なレベルアップは専業になってから。田んぼの仕事はちょっと減らすことにして、その分を畑の仕事に回すという考えだ。
 野菜については、無農薬・有機栽培ということにこだわってはいるけれど、商品と考えると質・量ともにもうちょっと向上させる必要がある。まあ、いまの横浜直売所の状況からみて、量よりは室のアップにつながるような手間のかけ方を考えるつもり。先週末、畑の面積確認も今一度やったところだが、とりあえず作付けと配置の計画検討を手始めにやるところである。

動作確認

 朝一番で電撃装置のチェックを行った。いつも使っている電圧測定装置を取り付け、バッテリーにつなぐとカチカチという電撃音が聞こえた。電圧は5000Vまで点灯している。VRを回して間隔を少し早くしてみるが問題なし。一応初期不良はなく順調に稼働しているらしい。

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 残りの2枚については、道具一式を横浜に持ち帰り組むことにする。

夜なべ仕事

 動作確認はまだだが、3時間ぐらいの作業で電気柵の本体装置(半完成品)ができあがった。使用するデバイスも少ないしプリント基板だし、作業としては簡単なものだろうが、いちいち確認しながらの慎重な作業が3時間続いた。

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 といっても、最初の1時間くらいは環境作り。今回デビューの拡大鏡やコテ台、ようやく探し出したテスター、ドライバーセットなどを揃え、テーブルの上に適当なスペースを確保するのに1時間程度。今回デビューするはずだったANTEXのコテ先は、ヒーターが断線しているらしく熱くならないため役に立たなかった。もう一台、これも大昔使ったもう一本のANTEXが何とか使用可能だった。

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 一つ一つ、ものを確認して極性の有無などを調べながら半田でつけていく作業はなかなか面白い。久しぶりではあったが、何とか半田付けのコツも思い出した(ような気がする)。完成した基板をケースの中のボードに取り付けて一応完成。明日試運転の予定。うまくいけばあと2台の組み立てだが、明日はそこまで行くかどうか不明。一歩前進である。

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堆肥に関連した話

 堆肥を持ってきてくれたのは、町内にある養豚場のオヤジさんだったが、最初に電話をしたときに「ああ、神奈川の方から来られている方ですね、聞いていますよ」という反応だった。畑を借りているAさんが何度か頼んでいたようだったから、そのルートで話が伝わったのだろうと思っていたが、運んできてくれたときの話の中で、どうやら大多喜町の農業委員さんということが判明。私は、去年の4月の農業委員会で晴れて農業従事者として認められたが、そのときに認識をしたということらしい。
 持ってきたついでに畑や田んぼも見てくれたが、農業委員という立場からも、我々のように都会からきて農業をやるということは歓迎らしい。それともう一つ、その委員さんのお宅のそばに、横浜から出かけてきて、同じように横浜で直売所をやっている人がいるという話を聞いた。こんな活動をする人はどんどん増えるといいと思う。

二回りを終えて、そして次のサイクル

 去年の1月末に入植して以来二回り目のシーズンが終わろうとしている。計画と反省はそれこそ毎日のようにやっているのだが、大きな区切りとして振り返ることも重要なことだろうと思う。
 2年前というと、現在の農場を購入することを決めて契約をした時期で、なにも知らないそして経験のない農業の勉強をⅠから始めた頃である。そのころよりこのBLOGを始めていたから、足跡のほとんどを追うことは可能だが、だれもそれほどヒマではないはずだから簡単にまとめてみよう。
 
 まず農業そのものについてだが、これは挑戦する価値のあるものであることは間違いない。解決しなければいけないことはわりと頻繁にやってくる。しかし、それに完全に応えようとこだわることはないみたいだ。イネなどは典型的だと思うけれど、植物というものはしたたかである。こっちがあわてている間に大抵のことは跳ね返す力があるんじゃないかと思う。だから私は、保護者でも管理者でもなく、まあ露払いの係みたいなもので、様子を見ながら「頑張れよ、虫に負けるなよ」などと横で言っている応援団みたいな感じである。決して多くはないけれど、始めてから2年ともうまい米を作ってもらえたから、こういう話も自信を持ってかけるのである。ただ、これだけで生活を成り立たせることができるかと聞かれれば、それはNOといわざるを得ない。そういう意味では、まだ「農」に「業」をつけるのは尚早かもしれない。

 業ということにこだわらなければ、いろいろな問題をあれこれ考えるのはとても面白い。なにしろ考える範囲は森羅万象の全てに関わっているから、インターネットに助けてもらうのはもちろん、図書館の本や近所の先輩たちの助言、昔習った生物・物理・化学・数学まで総動員である。この2年でずいぶん偏っていた常識の範囲は広がりをみたといえるだろう。そして、どうやら今の延長で毎年その範囲は広がるのではと思う。忘れることも多いに違いないが。
 まあ、中でも著しいのは自然そのものに対する知見の拡大である。今頃になってヒノキとスギの違いがわかったなんていっているほどだから、まだ全然大したことないけれど、進歩には違いない。それにしても、冒頭の文にもつながるが、自然は確かにすごいと思うし、それにどっぷり浸かりながら生活することの醍醐味を知ることができたことは、いろいろ得たことが多い中でももっとも光っている事柄だと思っている。
 たびたび書いているけれど、このBLOGを書いている理由は、読んでくださる方々に私のやっていることを伝えることだった。できれば自分もやってみようという方々を期待したい。
 
 明日から2011年だが、また色々なことに挑戦する予定だ。ここにきて読んでくださる皆様、来年もよろしくお願いします。

燻炭終了

 朝カミサンが見に行ったらもうかなり黒く燃えていたようで、モミガラをかけてくれたらしい。残っているモミガラを全てかけて草刈りに出かけた。
 午前中の分を済ませて家に帰ったら早くも燻炭が仕上がりかけていた。昨日の夜からかなり風が強かったので順調だった。消火は準備していた沢水の引き込みだ。1号田んぼ側の栓を開けると水が流れ込んでくる。燻炭スペースは次第に下がるように作ったので、鍬で水を置くまで引き込むと、ほぼ鎮火する。と思っても、あとになると煙が上がっていたりするので、二度ほど水を引き込んだがかなり楽になったと思う。
 休みは長いので、もう一度くらいはモミガラを取りに行けると思う。

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燻炭の利用について

 12/4~5に焼いた燻炭は、運搬車に載せるとだいたい3杯になった。元々は軽トラ1杯分(Ⅰ.4×2.0×0.9m=2.5立米、2.5立米×0.12(モミガラの比重)=300Kg)だったわけだが、生焼けだったから本来の量よりも少し多めだったかもしれない。運搬車のキャパシティはちゃんと計っていないが、前には燻炭にすると4分のⅠくらいになるとみていたけれど、次回行ってそのあたりを確認してみたい。

 土曜日に撒いた運搬車1杯目は、中の畑の未利用部分に撒いてみた。日曜日には湛水中の1号と4号の田んぼにおおむね1杯ずつ撒いた。畑については土質改良用、田んぼは肥料用と考えている。田んぼについては、このあと米ヌカと発酵鶏糞を撒くつもりだ。土曜日にカインズホームで見て買った発酵鶏糞は、15キロで145円だった。町内の養鶏業者から入手すると配送込みで無料なんていうところもあるが、このくらいの価格なら軽トラに積んできて野積みよりもずっと扱いやすいので、今後はこれにしようと考えている。2年前にもらった鶏糞は、ブルーシートはかけていたのだが一旦ドロドロになり、その後土やモミガラをかき混ぜたけれど草が生えて大変な状態になっていた。でも、いまでも掘り起こして利用しているけれど。
 

燻炭の消火について

 この前の日曜日は、はかなり執念深く水をかけたので、前回のように燻炭を通り越して灰になるようなことはないと思うが、絶対に確実とは言えない。結局、いくら上から水をかけても底まで浸透しない可能性も高いため、奥の方に追いやられていた火種が段々と勢いを盛り返し、水分を飛ばしてついには再度燃焼し始めるということらしい。軽トラ一台分をまとめて作るというようなズボラをしなければ、水も下まで届くのかもしれないが、限られた時間でやるにはどうしてもまとめて作りたいところだ。

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 それで、何とか解決策を絞り出してみた。それは燻炭を作成する場所に沢水の導水路を作り、帰りにそこに水を引き込むという作戦だ。幸い、いま燻炭を作っている場所は1号田んぼの水面レベルよりも下にあるため、基本的にはあまり問題はないはずだ。あとは燻炭の場所にある程度水が溜まることや、その水が再び4号田んぼへのルートに合流すること、次の燻炭作成時には沢水を在来ルートに戻せるようにすることだ。
 燻炭を作っているのは、次の2枚の写真の場所である。

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    地図の①、南側から見たところ(1月の改修時の写真)
    ワラの載っている場所で、現在燻炭を焼いている

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    地図の②、北側から見たところ

今年の正月のバックホーによる作業で、稲刈りの時の作業場所として盛り土したのだが、ハーベスターも田んぼに乗り入れて使ったし、このままワラを積み上げたままになっていた。モミガラを積んだ軽トラを道路からバックさせてそのまま卸すのに都合がいいので、ここで燻炭を焼き始めている。レベルとしては、1号より若干低く3号よりは60cm程度高い。写真で見る通り上の面は傾いているが、配置図に書いたように土手を作って1号から流れてくる水を溜め、溢れた水が2号の水口に流れ込むようにはできそうだ。

 来週は、できた燻炭を田んぼや畑に撒き、燻炭場を空けなければ次の回に進まないわけだが、その時に水を溜めるような改良をするようにしたい。

先週の燻炭

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 先週末に、燃え切らずに途中で消した燻炭だが、30分くらいは水をかけたと思うのだが、今回きてみると燃えて灰になってしまっていた。それどころか、そこの方にはまだ火が残っていて、まだ煙が出ている状態。昨日の午前中はひどい雨が降ったにもかかわらずである。燃え広がらなかったのは幸いだったが、たくさん一度に作ると、奥の方の火を消すのは結構大変である。

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 朝一番で火をつけてほかの仕事を始めるという予定は大幅変更で、モミガラを取りに行ってきた。前回同様2山にするが、燻炭器の煙突に換えてトタン板を丸めた臨時煙突を作成したが、全く問題はなさそうだ。昼前に火をつけたが、夕方までほぼ順調に燃えている。明日までに消し方を考えていかないと。
 
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燻炭作り

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 軽トラでまとめて運んできた今年は、燻炭を一度に大量に作ることにした。去年だと、1回にモミガラ5袋分を処理していたが、今回は作り始めの時でその倍くらい、最終的には4倍くらいの量を作ったことになる。昨日の場合は夕方から火をつけたため、火の盛りは夜になってからになった。隣に積んであったほぼ同量のモミガラを、勢いのありそうな所に積み増して眠りについた。今朝は5時頃に起きて様子を見に行ったところ、ほとんど真っ黒になり全体から煙が上がっていた。まだ朝早くて真っ暗だし、ホースを引っ張ってきて水をかけるのも面倒だったので、隣のモミガラをほとんど追加しておいた。

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 結局、昼頃になって完成となったが、何度水をかけても火が消えない。奥の方でくすぶっていて、時間が経つと煙が吹き出す。そんなやりとりを午後ずっとやっていた。燻炭の山があまりにも大きいため、水をかけても奥の火まで届かず、火の勢いが盛り返すらしい。夕方からやってきた弟二人に手伝ってもらい、3人がかりで何とか消し止めた。ホース水まき係+レーキで掘り返す係+ライトで照らす係である。火の消し方を考える必要がありそうだ。

モミガラ輸送

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 今日はモミガラをもらいに行った。昨年とは違う場所に積んであったが、ご覧のようにかなりな量である。

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軽トラ+アタッチメントはなかなかうまく機能した。持ち帰ったモミガラの4割程度は燻炭にしている。ほぼ同量を脇に積み上げてあるので、1杯が終わったらこちらも燻炭にする予定である。

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 次回はパイプを持って行って、モミガラの山から直接流し込むという方法を試してみよう。
 

モミガラ満載時の積載重量について

 日曜日に作った仕掛けを使うと、相当量のモミガラを運べると期待しているが、一体重量はどのくらいかが気になっていた。箱の容積は、1.4m(幅)×2.0m(長さ)×0.9m(高さ)だから、大体2.5立米程度。水であれば2.5tとなるから、350Kgの積載重量を大幅に上回る。まあ、水と比べるのも極端だが。
 ということで、インターネットでモミガラの比重を調べたら、0.12という数字が出てきた。これを使えば300キロということになり、積載量オーバーにはならない。ただ、乾燥状態の数字と思われるので、雨のあとなどではかなり変化するだろうが、問題にはならないと思う。
 ところで、モミガラ袋に入れるときは15キロ/袋程度と思っていたが、そうなると20袋分ということになる。袋に詰めて満載するのと比べ、せいぜい倍程度と意外に少ない。積むときの効率を上げて往復回数を増やすようにしよう。家の方では、そのままおろして野積みということになりそうだ。

電気柵についてちょっと考えてみる

 電気柵自体については一応の効果はあると判断しているが、ワイヤーの張り方などで有効性は左右される。タヌキやサルが目をつけたときに今のワイヤー2段張りの電気柵が有効かどうかはわからない。第2農場の防御固めもあるから、高圧発生装置はもう一台買う予定だが、運用についてはいろいろ検討の余地があるとみている。

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 たとえば、昨年に続いて田んぼについては、もっとも進入の可能性が高い山側に重点を置き、まず防獸ネットを張りそれに海苔網で高さを稼ぎ、更に電気柵を加える形で設置していた。この方法は防御という観点からは良さそうだが、管理・保守という観点からは困ったことが多かった。網と伝染が接触したり、網に絡んだ蔓や葉が電線に接触して漏電したりといったことである。網と縁を切って電気柵を外側に設置するとか、網をやめて電気柵だけにすることも考えてみたい。そうすれば、管理(草刈りなどを含む)の問題から、普通の柵と海苔網のみで防いでいた北側隣地(休耕田)側にも電気柵の設置が可能になってくる。
 ということで、まだまだいくらでも考えることがある。農業を始めて思うのだが、本当にいつも考えている。誤解されそうだが、それまでもいつも考えているということは同じだが、考えることの裾野が非常に広いということが違うのである。前に、田んぼの検討事項を図でまとめたことがあったが、本当に多くの要因が関係する方程式をいつも考えているのである。ただ、救われることはどの要素も(多くは自然科学系の事柄だが)、調べることが有効だということである。それでも自然界の出来事であるから答えは一つではなく、いろいろな可能性をあてはめながら解いていく必要はあるのだが。まあ、こういう頭の体操は嫌いではない。特にコメを作るということなど、定年後の趣味として位置づけろとこれ以上のものはないんじゃないかとさえ思う。どうです、やってみませんか。

イノシシ襲来を振り返る(まだ途中かも)

 簡単には書いたが、思い出してもう少し詳しく書いてみる。
 最初にこれまでのことだが、入居時には現在田んぼになっているあたりの草原に、のたうち回った穴(ヌタ場)が残っていたし、以前は道路沿いの椎茸小屋のあたりには住み着いていたという近所情報もあるが、竹藪にきてタケノコを荒らしたことはあったと思われるが、それを例外としてこの2年弱の間、当方の耕地内にイノシシが入ったことはなかったと考えている。
 今年の場合、会所区の西(上)の方から被害が出ており、米についても区内のお宅で3分の2をイノシシにやられたといった情報が入ったり、当家北側の休耕田から鳴き声が聞こえることもあり、電気柵を整備するなどの対策は施していたところだった。今年は機械で田植えをしたので、4枚の田んぼの田植えををほぼ1日で終わらせたのだが、イネ刈りについては1号から刈り始め、最後に4号の西半分が残っていた。
 うちの田んぼに入っている姿をみたのは24日の夜だったが、その二日前の22日の夜、予防的な意味でロケット花火を発射させたときにうなり声などの気配がした。慌てて夜の9時頃から月明かりの中でイネ刈りを始めたのだった。結局、すでに倒れているイネも多くぬかるんでいる部分もあったため、残りの約半分200㎡程度をバインダーで刈ることが精一杯だった。翌朝は早起きをして手で刈り始めたが、前夜も更に暴れ回ったようで、一部を刈り取ったにとどまった。24日は家族がやってきていて前夜に続いてBBQをやっていたのだが、一段落して家の中でワイワイやっているときに、田んぼの方に何らかの気配を感じ、外に出てみるとLEDライトの中に動くものが見えた。よくよくみるとそれはおそらく体長1m程度のイノシシで、目が赤く光っていた。すぐに玄関に戻ってロケット花火をとって引き返しメクラ撃ちしたが、もう逃げたあとだったかもしれない。
 という感じで、かなりギリギリの駆け引きがあった。冷静に考えるとむちゃくちゃな夜のイネ刈りも、やらなければ1俵強の米が減っていたことになる。結果的には正解だったようだ。それにしても、あらためて思うことは、奴らの執念深さである。一度味をしめると、そのものがなくなるまであきらめない。落花生のタヌキも同様だった。あともう一点は、かなり危険な状態もあり得るということである。イノシシのいた場所は、家から田んぼに出たあたりから40m程度向こう。ライトで照らしても向こうもびっくりしない距離である。これがすぐそばだったら捨て身の攻撃に出てくるかもしれない。この頃の泊まっている間は、田んぼエリアと住まいの境界にある金網を閉めずにあけっぱなしにしていたが、これは必ず閉めておくことにする。あともう一つは、隣地の休耕田(現在はススキの原)を冬の間に何とかしようということだ。せめて草でも刈らないと奴らの格好の隠れ家、巣になってしまうだけである。お隣と交渉することにしよう。

とりあえず購入(GS51EMR-20)

 かなりの頻度で買い物に行く鴨川のカインズホームだが、日曜日に行ったところ今度の24日から改装のため休みになると書いてあった。そうなると閉店前のディスカウントが気になるところ。
 購入予定品を探す傍ら物色したのだが、気になったものが二つあった。偶然だと思うがいずれもエンジン付きのポンプである。一点目は揚水高さ30m以上で水量もかなりの量の大型のポンプ、160CCのエンジンがついたホンダ製のもの。もう一点は、エンジンは刈り払い機並みの小型のものでいわゆる動噴の仲間となるものだった。
 今年は渇水時期を何とか乗り切ったが、もし1ヶ月ずれていたら現在の水中ポンプでは1号と2号に水を揚げられないので、そんなものがほしいと考えていたから最初のものは非常に気になったが、口径が3インチということで、配管や継ぎ手類に金がかかりそう、1インチサイズでも用は足りるということで見送った。
 後者については、ポンプとしての能力は7L/min程度だからほとんど使えないものであり、前に買った手押しポンプ式の噴霧器と用途としてはダブるところがあり、野菜への葉面散布などに出番は多いと考えられたが、結局買わずに帰ってきた。しかし、いろいろ考えてみると使い道はありそうだし、エンジンのついた機械は好きなものだから、¥12,800ならとにかく買ってみるかということで、日曜朝の忙しい時間帯にカミサンの顰蹙の視線を浴びながら買いに行ってきた。買ってから使途を考えるという安物会の銭失いのパターンであるが、田んぼも畑もやっているときっと出番はあるに違いない。その機械は、丸山製作所 BIGM動力噴霧器GS51EMR-20である。
 
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    出したり試運転する暇はない、型番確認用の写真をようやく撮っただけ

今週末を振り返る

 今年のコメを食べるというエポックはあったが、今週末は予想以上に忙しかった。イネ刈りと脱穀、もみすりが重なるのは予定通りだったが、それだけでも厳しいうえにタヌキによる落花生被害がかなりひどいという予想外の事態が発生し、それに2人工×3/4日を取られたのが痛かった。去年の落花生は、シカとウサギにやられて壊滅状態となったが、今年は別の敵にやられた格好である。日曜日にとにかく掘り起こし、山にして網をかけておいたのだが、その夜には網が食い破られて、葉・茎・莢の混じった山には、タヌキが頭を突っ込んで食べたあとがいくつもできていた。日曜の夜はさすがに疲れて見回りもしなかったのだが、タヌキの落花生にとどまらずシカが4号田んぼを荒らし回った形跡もあり、厄日のようだった。もっとも、ケモノの攻勢はかなりひどく、近所の人たちとの話題もその方向が主になるほどである。落花生はうち以外も全滅に近いようだ。うちでは奇跡的に無事だったカボチャは、どうやらよそでは全滅したらしい。こんな状況が毎年続くと、農業をあきらめる人が出てきて当然だと思う。

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      何とか救出した落花生、でもちゃんと実が入っているものは少ないだろう

相当ひどい雨

 今日の昼ごろは都心部で20mm/時くらいの雨だった。雨雲レーダーの画像では南に行くほど雨量は減っていたが、大多喜町会所でもこれからがピークで、明日までに60~70ミリくらいの雨は降るんじゃないかな。この調子だと、金曜・土曜は田んぼにバインダーを入れるのは無理ではないかと思われる。定規なしで植えてバインダーでは刈れそうにない古代米と、各田んぼの周辺部など、バインダーでは苦労しそうなところを手で刈ることにしようと思う。
 手で刈るときの能率だが、なかなかそういうデータは見当たらない。やっと調べたものが1反歩を1日で刈るには2~3人必要というものだった。これでいくと、全体2反歩を刈るのに2人がかりで3日あればよさそうである。3日間は続きそうにないが。もう一つ別のデータで、1条刈りのバインダーは5.2~9.2アール/時くらいの能率ということだから、6時間くらいで19アールの田んぼは刈れてしまう。金曜と土曜日に手で刈ってあとは日曜日の午後くらいにバインダーを持ち出して全体の半分程度(干せるだけ)を刈るという予定にしておく。

 ところで、ウエザーニュースをみていたら、神奈川県山北町あたりで本日の午後500ミリ程度の雨が降った模様。ずっと70~80ミリ/時という雨量だから、水もはけないだろうし地山でも崩れるんじゃないかと思う。私が整理している大多喜町松尾地区の実績情報(2006~)でも、一日の雨量が100ミリを越えたのは確か1日だけだったし、年間雨量だって1800とか2000ミリ程度だから、大変な量である。
 

エンドファイトという生物のこと

 最新の「現代農業」に茨城大学農学部の先生が書いていた記事を読んだが、ちょっと気になっていたことと関係がありそうだ。まず、エンドファイトというものは何かを受け売り的に書いてみよう。これは植物の体内で生活する微生物(細菌類など)のことらしい。ちょっと前にTVで同じような話を聞いたが、そのときは確か根粒菌を例として挙げていたと思う。インターネットで確か早稲田の先生が書いていた記事も読んだ覚えがある。細菌と植物が互いに相手を呼んだりするコミュニケーションを行うなんていうことも書いてあった。
 さてこのエンドファイトだが、植物の中に棲付いてアミノ酸などの窒素源から植物が吸収できる窒素に変換してその生育を後押しするらしい。反対に、植物の光合成でできる炭素類はエンドファイトに取り込まれるという共生関係があるようだ。植物が直接吸収できる化成肥料などではこうした相互協力関係は成り立たないらしい。

 さて、私がずっと疑問に思っていたことは、玄米アミノ酸やGS酵素という不思議な資材がなぜ植物の生長に役立つのかということだったが(実際に役立っていると感じている)、このエンドファイトを活性化させ、ひいては植物の生育にも役立つものということではないかと思いついた。この酵素系の効果については、冬野菜で比較テストをしてみようと考えている。圃場を4分割して、GS酵素・玄米アミノ酸・中国産黒酢、この3種類をそれぞれ撒きながら育ててみようと思う。

ジャガイモについて

 ジャガイモはまだ残っていて我々の腹に少しずつ収まっている。まだ梅雨も明けぬ間に穫った泥んこのイモについては、腐ったり傷んだりするんじゃないかと心配していたが、一旦乾燥するとけっこう堅牢になり、保存性についてはあまり心配が要らないことを確認できた。青くなったり発芽するので、光には気を遣うが。こんなことも160キロしか穫れなかった去年はわからなかった、残らなかったのである。この調子だと、新米まで食いつなごうと思えば可能じゃないかと思う。
 それにしてもジャガイモは奇跡といってもいい植物だと思う。300平米の畑を3ヶ月間占有したが、その結果900キロの収獲を実現した。うちの田んぼは面積でその6倍、期間はその5割り増しで、穫れる米の従量は大体同じだ。米とジャガイモを単純に重さで比べるのが適当かどうかはわからないが、効率からいうと大体10倍ということになる。不思議な植物である。
 そういえば、春先に今年は冷夏じゃないかと考えていたが、とんでもない夏になってしまった。そんな見通しから、ジャガイモも植える量を増やしたのだが見事に外れである。でもまあ、たくさん取るということも新米農家にとっては重要な訓練かもしれない。このあと、米とかサツマイモとか、奇跡の植物が続いて穫れてくる。農業の醍醐味といっていいだろう。

動力散布機を動かしてみた

 6時ごろから雨が降り出した。屋外の仕事ができる状態ではなかったので、カミサンは納屋の掃除、私は以前から気になっていた動力噴霧器を動かしてみることにした。これは、前の前の地主さんが使っていたもので、ウルトラポチや田植機などと同じである。ただ、化成肥料や農薬の散布用だから出番がなかったわけだ。しかし、昔の人が使っていたものはなるべく生かしたいと思っていたので、こういう雨が降って仕事ができないときに挑戦しようと思っていたのだった。

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 とりあえずホコリをぬぐう。おそらく10年近く使用されていなかったはずだ。蓋を開けると裏側には購入日と購入金額が書いてあった。土地と建物を売るまで約10年間、きっと大事に使っていたのだと思う。

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 ガソリンタンクは当然からから、底にはなにやら堆積物がある。ガソリンのパイプが詰まっていそうでちょっといやな感じ。混合ガソリンを入れる。とりあえずエアクリーナーを外すと、スポンジはボロボロで粉々になってしまった。掃除機で注意深く吸い込む。タンクはエンジンより下になっているので、ゴムのボタンを何回か押してみる。キャブへのパイプは真っ赤で、ガソリンがきているかどうかはわかりづらい。一応プラグを外してスターターを引っ張ってみると、火は飛んでいる。続いて、一応キャブレターにクリーナーをたっぷり吹き込む。ここで疑問が生じた。アクセルと散布量の調節レバーはわかったのだが、エンジンスイッチが見あたらない。ちょっと nakakane さんに電話で聞いてみると、どうも独立したスイッチがないということがわかった。止めるときにはアクセルを全閉にするようである。

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 ということで準備完了。リコイルスターターを何度も引っ張ると、やがてエンジン始動。「おお、やったー」と思ったらすぐにエンスト。それからまたエンジンはかからない。どうやらキャブクリーナーが燃えたらしい。やはりパイプが詰まっているのか、ガソリンはキャブまで来ていないようだ。そこで、最初に何度か押したゴムのボタンをどんどん押してみる。そのうち押しても戻りが悪くなってきたので、これはガソリンがきた証拠。スターターを引くと、今度は本当にエンジンがかかった。
 さて、何に使えるだろう。kanetunaさん情報では、ブロワーのように使っている人もいるらしいが、結構風量はあるようだ。本当は液体の散布に使いたいのだが、少し考えてみることにしよう。
 

業拡3-作物の範囲を広げる

 田畑以外の活用もあれこれ考えている。断片的に書いたりしているから見当がつくという方もおられるだろうが、ちょっと整理しておきたい。
 
 まずはシイタケ、実は農場に入植して最初に大量に収穫したのはこれ。去年の春のことだ。ホダ木の追加や整備が不十分なため、去年の秋や今年の春は大したことがなかったが、商業的にみてもかなりの可能性があると考えている。
 
 次はワラビ、これも昨年からとれている。今年は6月中頃で採集を終わりにした。冬の間に根をもらって増やそうと試みたが、どうやら寒さに負けたようで、移植したところからは一本もワラビが生えなかった。来シーズンに向けて再挑戦する予定。
 
 次は野ブキ、これもかなり丈夫で自然に生えてくるが、ワラビの方が勝つようだ。今のところ、下の畑の両方が混在するエリアではワラビ優勢。来年のフキは第2農場をあてにしようと考えている。
 
 これに似たものとしてはミョウガがある。これも畑ではない木の下などに生えているのだが、今年はボウボウに生えた草の中となり、あまり採れていない。できてはいるはずだが、どうやら畑奉行も蛇を警戒しているらしい。
 
 これらの延長で考えているものは、一部で試験栽培しているクレソン、秋からはじめるワサビ、これらについては、水を引いた圃場が必要、冬の仕事。西洋ワサビも考えているがこれは畑、来年春から。今日届いた「現代農業」では、杉林でワサビを育てるという記事があり、これは興味を持った。
 自然に生えているものから、だんだん手が掛かりそうなものまで入ってきたが、そういうことであればショウガやニンニクも少し力を入れたいところだ。
 
 あと二つ考えているものがある。一つはドジョウ。一体全体マーケットはあるのだろうかと思いつつ、生き物を飼うというおもしろさもあるので実験中。メダカもついでにやっている。メダカなどは直売所でも売られていることがあり、60~100円/匹とバカにできない価格である。ただ、うちの直売所ではちょっと無理だろう。
 もう一つ考えているのはヤマユリだ。今年はミツバチの代わりに花粉を付けて回ったが、タネ、木子、鱗茎、球根というようにいろいろな繁殖方法があり、うちの山の斜面をうまく使えば生産は可能、何年もかかるようだが。あらためてヤマユリを眺めるととてもきれいだし、花の咲く球根や株は売れるんじゃないかとも思う。商業的にも可能性はあるとみているが、売れなくても山全体にヤマユリが自生しているなんていうのはとてもすばらしいと思う。まあ、近代になってからヤマユリはすごい勢いで外国に持ち出されたそうだから、悪い奴の手から護る必要はあるかもしれない。
 ということで、もっと産物の厚みを増やしていきたいと考えている。計画倒れもありうるが。

7月末の定点観測

 去年の今頃は何をやっていたのか、どういう状態だったか、このBLOGを見れば大体判るので大変にありがたいものになっている。しかし、今年になってから耕地も拡大したため、並行して色々なことが動くようになってきている。これをあとになって一目で確認するのは、ちょっと大変なことになるだろう。ということで、各月の終わりの状態を一覧表的にまとめることにした。
 
第1農場
 1号田んぼ ほぼ順調。古代米の穂が出始める(7/25ごろ)
 2号田んぼ コシヒカリの穂が一部出始める(月末)
 3号田んぼ コシヒカリの穂が一部出始める(月末)
 4号田んぼ コシヒカリの穂が一部出始める(月末)、一部にコナギが生えたため手作業で除去
   これまでのところ、ほとんど沢水で足りている。
   川水はテストで数回揚げた程度、このままいけるか
 
 上の畑 ジャガイモは前月末で終了、あとは1度耕耘済み
     サトイモ順調 草取りと土寄せ実施、酵素を撒く
     サツマイモ 草取り実施、酵素を撒く 草取り後回復
 中の畑 夏野菜は播種が遅かったせいか、まだ順調ではない。ナスは出始めた。
     ソラマメ・インゲンなどは先月で終了、あとは1回耕耘済み。
     ネギ微妙。
 下の畑 落花生はかなり順調、カボチャまあまあ、ネギ苦戦。
 
第2農場
 A1畑 サツマイモ:シカによる食害で南3分の1は苦戦、オクラまあまあで実が付き始める
 A2畑 サトイモ:ひどく草にやられたが、何とか回復。
 A3畑 ジャガイモは6月で終了
     落花生:一部にシカの食害、まあまあである。
     ネギ:これも草にやられたが回復中

その他
 水源地 堰の内側に泥が溜まり、緊急浚渫工事実施
 池   ドジョウ・オタマジャクシの元気がなく、流下防止装置を外した
 竹薮  ほとんど意識外
 杉林  ほとんど意識外
 イワツツジ林 ほとんど意識外
 雑木林 ほとんど意識外
 梅   剪定できなかった、来年も不調か

業拡2-品揃え

 直売所を単独でやっていくのは楽ではない。できることなら毎週必ず店を出したいが、買っていただけるようなものを安定的に確保できるかどうかが割合に難しい。作物の収穫時期は、たとえ播く時期をずらしたりしても同じようになりやすい。また、端境期を完全に回避して埋めることもかなり難しいところだ。カミサンは、少量でもいいから多品種を栽培することでこのあたりを解決したいと考えているようだが、私は米・イモ類などの保存が効くものをある程度作り、これを生鮮品と並行して毎週販売していくような解決策を考えている。まあ、どちらも必要でうまく組み合わせていくように考えなければならないのだろう。ただ、今回のジャガイモの反省としては、大量の収穫を一気にやる必要があったため、他の農作業にいろいろな影響が出たこと、単価を安く設定しすぎた嫌いがあり、労力などに見合うような売り上げとならないところに反省すべき点があった。

 そんなことを考えながら、品揃えの大枠を考えることにする。
 第1は生鮮野菜である。葉物や夏野菜がこれに該当するが、どんどん採れて
   直ぐに売らねばならないものである。
 第2番目は、保存可能野菜である。次と区別するため、収穫時期に余裕があるもの、
   ダイコンやハクサイなどをこれに入れておこう。ネギもここでいいだろう。
 第3番目、保存可能なもの。穀類、豆類、イモ類など、収穫後ある程度の保管が
   可能なものをここに入れる。今作っている落花生や3種のイモが入るが、
   他にショウガ、にんにく、タマネギなどがある。米も当然ここである。
 第4番目は、採取品としておこう、ワラビやシイタケなど、あまり手のかからない
   野草類など、本当は手はかかるが。

 このような4種類に含まれるものを常にある程度バランスをとりながら確保していくことがこの問題の解決につながると思われる。

>>>>>> 続く

業拡1-販売方法

 今の販売方法は、住宅地内にある自宅のガレージに棚を置き、前を通るご近所さんたちに収穫物などを売るというものである。畑の多い地域では道端によく野菜が並べられ、お金の箱が横においてあるが、それと同様のものである。ただ、家の前だから人影が見えるとカミサンが出ていったり、早い時間帯にピンポーンと呼び出されて、今日は何があるの? といった問い合わせもあるらしい。当面はこれが主体である。
 BLOGに直売所情報を掲載する積もりはあったが、今のところちゃんと動いていない。また、インターネット経由の販売も考えてHPは用意してあるが、これも稼動していない。現在の態様では平均して精々10種10袋程度を中心とした品揃えであり、反響があっても十分にお応えできかねるのも不稼動の大きな理由である。先ごろ900キロ以上を収穫したジャガイモについては、軒先販売ではとても捌ききれず、カミサンネットワーク経由で5キロ10キロ単位の宅配便利用も含む販売を行ったが、配送料のウエイトもかなり高く、業というレベルにはなっていない。当分は今のやり方を続けることになるかもしれないが、今回の色々な検討の結果で販路等についてはあらためて考えることにしたい。

>>>>>> 続く

業拡0-農業の「業」の拡大について

 定年農家という我々の立っている位置は微妙である。一応収穫したものや採取物は横浜の家の方で販売しているが、とてもではないがこれで食っていけるというものではない。毎週、生活上の本拠地である横浜と農場の間をアクアラインを使って往復している交通費と、タネ・肥料代その他消耗品類費用の回収くらいがいいところで、インフラや農機への投資を回収するようなレベルではない。一応定年後の再雇用という制度があるため、勤めを続けているから生活はそれで賄うという感じだ。年金受給となってもそのあたりは同様である。しかし、田んぼ2反歩+畑2反歩という規模は趣味のレベルをはるかに超えており、土日農業では追いつかないのが実際のところだ。ただ、企業に所属して1要素として働くのではなく、自然を相手にしながら自分ですべてを決め、その結果のプラスもマイナスも直接受けとめるという状況はとても新鮮なもので、傍目には大変と映ろうとも、あまり苦労と思わずにやっていけるのである。それがいつまで続くかは予想がつかないけれど。そんなことから、定年を迎える人たちにこんな道もあるよと示し、できることもできないことも伝えるということは意味があると思うし、それこそがこのBLOGの本分だと考えている。
 ただ、今年の春に大多喜町農業委員会に営農計画書を出し、農業従事者として認定されたということもあり、そのような安直なレベルに留まらずに、もっと「業」を極めて生業とする方向を目指そうじゃないかという気持ちも強い。このあたりは共同でやっているカミサンの意識とはかなり違っているところだと思うけれど。そういう目で1年半の経過を考えてこれからの組み立てを考えて行くことにする。

>>>>> 続く
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