定年後・田舎作って・コメ野菜

定年に到達した2008年末、房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。穫れた作物は横浜の家の玄関先で販売、配達もやっていたが、古希を迎えたこともあり、2019年春に毎週の直売をやめた。不定期の直売と宅配便利用のコメやイモ類の販売に移行している。

定年後の暮らし(定農連)

個人的インフラ(免許と資格について)

 15年の10大ニュースの中のインフラについては、これまで「田んぼ」と「水」の2つを挙げている。まだいろいろあるんだが、次は私自身のインフラに注目しよう。
 「百姓になったからには、なんでも自分でやってやろうじゃないか」、という想いがいつも頭の中にある。なので、入植後さっそく田んぼを一気に作ってしまった。ただ、気になったのはバックホーの講習を受けていなかったことである。通常だと、レンタル会社が貸す時に条件にするらしいが、当時ゼネコン社員だった私は出入りの業者さんに貸してもらったから、そのあたりはどうにでもなった。まあ、使えたから大丈夫なんだが。



 しかし、その後は資格にもこだわるようにしてきた。まずは狩猟免許(わな)で、これについてはケモノ対策の時に触れた。次には2種電気工事士の免許だ。いろいろやっていると、AC100Vの配線工事は結構必要になってくる。ヤミで出来ないことはないが、漏電や事故があった場合には問題である。それに、基本的な技術は身につける必要があるだろう。そんなことで、免許取得。学科は簡単だが、実技もある。試験の2週間前くらいからセッセと練習し、そのかいあって合格した。ただ、当方の場合はソーラーは24Vで運用しているし、ソーラー駆動のポンプも24Vだ。これは電気工事士でなくてもできる範囲となる。これもまあ、基本技術の取得目的と言っていいだろう。



 次はドローン免許だが、国家資格が発表される前に民間の講習を受けた段階で止まっている。ほぼ自分の敷地内でしか飛ばさないため、正式な免許はいらないと考えている。その次は3級アマチュア無線だ。ドローンと関連するかと思ったが、あまり関係はないみたいだ。ただ、取るときは周辺の携帯電波が届かない山の中を歩き回っていたので、その際の非常用にいいとも思っていた。しかし、今は膝が痛むようになったのでそれも必要なくなった。そう考えると、取った免許は必ずしも役に立っているわけではない。
 そういえば、こんな生活に入る前に取った免許がある。普通自動車免許・自動2輪(中型)・船舶(旧4級)と、乗り物系は普通に取得。車は日常的に乗っているが、2輪は近々復活予定。船舶免許は沈没状態だ。
 そうそう、断念したものについても触れておこう。それは気象予報士である。農業をやっている以上、自分自身で観測予報するのは当たり前だろう、そうそうこれこそが必要なものだと本などを買って勉強し始めたんだが、娘が眼科医院を自分で始めるということになり、そんなことやっている状況ではなくなったため見送ったのだった。医院の関係も、昨年秋から今年の春までずっと続いていた法人化が完了したし、去年までやっていた仕事を税理士や社労士に任せることになったので再挑戦も考えられたが、75歳の脳では合格は困難だろうと見送ることにした。



 なんだか免許マニアのようだが、必要最低限の知識はもっていないと危険なこともある。そのためには一通り勉強して一定の水準になっていることを確認できる免許取得は都合がいいわけだ。だが、なるべく早く取ったほうが苦労はないだろうね。私はもう終了。

1230気象予報士
  こんな写真あげるとは、まだ未練があるらしい


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エポック(その3)光回線開通

 入植した2009年、ネット環境はきわめて貧弱だった。ADSLという方式で一般の電話線(銅線)経由で繋ごうと考えたが、農場は電話局から11Kmほど離れており、NTTからは保証できないと言われてしまった。15年前でもネットがない環境は考えられなかったので、とりあえずそれでつないだんだが、おそらく電話局との間に分岐(家など)が少なかったからだろうと思うが、なんとかネットに接続できる環境となった。しかし、遅い上にときどき繋がらなくなる。



 だましだまし使ううちに朗報が舞い込んできた。大多喜町が光回線の導入についてのアンケート調査を始めたのである。どうやら光回線敷設を後押ししようということだった。城東3区(足立・葛飾・江戸川)ほどの面積の中に人口1万1千人(当時、現在は8千人台)だから、きわめて効率が悪いはず。自治体が後押ししないとおそらく実現しないだろう。
 そして光がやってきたのは2011年6月のこと、山の中の生活が始まってから2年半だから、意外に早く追いついたというところだ。その後12年半、プロバイダーは2回ほど変えたが、ほとんど問題は発生していない。高速な回線に繋がっているからと、LINUX使ってサーバーを立ち上げて自前のクラウド作ろうとしたが、どこかで諦めた。今や、google・apple・microsoftの3種のクラウド使っているので、自前は諦めている。私の場合、BLOGも含めて過度にネット環境に依存しているので、光回線が繋がったのは大きな出来事だった。
 ちょっと話題が替わるが、入植前後は携帯電波が来ていなかった。15年前は今ほど携帯電波に依存してはいなかったが、それでもカミさんは土地購入にネガティブな理由の一つに上げていたし、第一田舎の証明みたいなものだった。当時、DOCOMOのホームページには開通希望のアンケートの頁があったので、それに希望を出したのが効いたのか(違うだろうが)、これはずいぶん早く開通した。2009年(入植した年)の6月である。





 ということで、当初の劣悪な通信環境は思いのほか早く改善された。NTT光回線とDOCOMO FOMAプラス回線で、こんな片田舎でも標準以上の状態になっている。実にありがたい。

2010年頃の横浜の家の居場所、ノート1台と自作PC2台を使っていたらしい。
1230俺のデスク2010


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15年の軌跡(ケモノ対策)

 15年間の出来事を眺めても、当初からずっと害獣対策に追われていた軌跡が見える。最初の年(2009)には狩猟免許(ワナ)を取得しているが、積極的に使ったというよりは、防衛的にワナを仕掛ける程度だった。それでも敵の姿を掴む手がかりはこれで得られた。当初はやみくもに電気柵を張ったりしたが、ヤツラからすればほぼ出入り自由だったらしい。シカやイノシシ入り放題という状況が続いたが、2012年にゲームチェンジャーが出現した。



1229パレットフェンス


 横浜の家のご近所さんのお陰で、廃棄処分となる運送用のパレットを大量にもらうことが出来たのだ。農地の回りは300mほどあるのだが、6割位にそのパレットを利用してフェンスを作った。よく倉庫などでフォークリフトが爪に載せて物を運んでいるのがパレットだが、単管パイプなどと組み合わせると結構簡単に柵ができる。必要に応じてネットなどを組み合わせると、かなり有効な対策となる。



 イノシシはその後も何度か侵入を試みていたが、あきらめたようでほとんど完璧に大型獣は排除できている。ただ、イノシシ・シカを防げてもそれでオーケーではない。次はタヌキ・ハクビシンなど、パレットの柵を簡単に乗り越えるか、小さな穴をすり抜けるケモノが攻めてくる。トウモロコシや落花生などはほぼ収穫まで守れない作物となった。そのうちに手強い敵であるサルが眼をつけてきた。最初に狙ってきたのはカボチャだった。これは、パイプで作った建屋であるカボチャシェルター(H=2m・W=5.4m・D=8m)に壁と天井にネットを張ったもので防いだ。これは結構有効だったが、昨年からついに破られ始めた。知恵比べである。サルのもう一つのターゲットはコメである。数年前から収穫時期になると定期的に現れてコメを頬張っているが、監視カメラを増設して花火などで追い払うという方法で大きな被害は避けられている。



 そして最近はキョンである。去年くらいからうちの畑に入るキョンの数が増えてきている。これは新芽でも葉っぱでも何でも食べてしまうので、放置しておくと収穫にはとても至らない。防御するのは種を播いてから収穫まで、すべての期間である。一応電気柵を張れば近寄ってこないが、足元の草刈りとか電池交換とか、期間がながいため手間はかなり掛かる。
 と、まあ話し出すときりがない。私の仕事の4割は害獣対策、他の4割は用水対策、残りは他のモロモロだが、コレじゃ草だらけになるはずだ。なんとか害獣対策をもう少し減らしたいのだが、敵はいろいろいるし、波状攻撃で攻めてくるので容易ではない。まあ、ゲームだと思えばかなりの面白さはあるので、負けずにやってやろうじゃないか。

1229パレット


膨大なので、特段の用がない場合は見ないほうがいいと思う。



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いくつものエポック(その2)人生の楽園

 エポックという視点で振り返ると、テレビ朝日の長寿番組「人生の楽園」に出たということは大きかった。定年後の再雇用で続けていたサラリーマンを完全引退した2011年の暮、テレビ朝日の担当者からこの番組の取材について打診があった。番組のことはよく知っていたし、こちらもサラリーマンから農家へと言う節目だし基本的に了承し、TV側もGOということになって、3月に入ってからロケがあった。ロケは、3月17日(土)から始まり、農場の取材や横浜への移動、直売の様子など、毎日ではなかったと思うが4月になるまで続いていたらしい。(記憶は定かではないが、googleフォトを読み解いた結果。)




 放送の内容は上のリンク先のごとくで、実は今もやっていることはほぼ同じ。横浜と大多喜の家を往復し、一方では農作業もう一方で収穫物の販売をやっている。もちろん、その基本以外の部分ではずいぶん色々な変化は起きている。これは別稿で触れることになりそう。

1227ロケ1

 それにしても、テレビの力は恐ろしいもので、零細直売所とBLOGには多くのお客様が来られるようになった。直売の方だが、付近の方だけでなく横浜市内でも離れたところから来られる方もあり、やがて配達もやっていくことになる。

1227ロケ2

 供給という面では、木更津エリアの農家さん(もともと知り合いだった方)のグループから出品の申し出があり、お客さんが増えたこともあるので提携していくことになった。当方も含めて3~4軒の農家の生産物を集めると、青果店に行かなくてもものが揃う状況となり、お客さんの便利さも向上するのである。
 メディアへの伝播もいろいろあって、雑誌・テレビ・ムックその他色々なところで話題になったらしい。一部の知人には事前に連絡したが、とくにカミさんには放送後色々な方から連絡が相次いだらしい。
 影響については、一過性のものももちろんあったが、作物をあいだに挟んだ直売という形があとまで継続していったのは、「人生の楽園」のおかげも多いだろう。しかし、この前の記事にも書いた通り、一度辞めることになった。さすがに10年も経つと色々薄れてくるものだ。次の記事は、番組スタッフさんに当方の概要を整理して伝えたものだと思う。我ながら、当時の状況をうまくまとめていたので、ここにリンクを貼ることにした。




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10大ニュースの15年:農業インフラその2は水

 田んぼには水が必要だ。うちの田んぼでは、当初2種類の水を利用した。一つは田んぼの18mほど下を流れる養老渓谷源流の水、もう一つは100mほど離れた山から流れ出る沢水である。沢水は天候によって増減するのだが、不足分を川から農事用電力利用で汲み上げる水で補うことになる。
 2015年頃までこの組み合わせでやってきたのだが、そのころ突然沢の土地の所有者と称する人物から水の使用料をよこせという手紙が入った。調べてみると、うちの農場の土地の前の持ち主が裏にいるらしく、どうやらその土地を売らずに将来使用量を取ろうと企んでいた模様。一応、弁護士さんと相談して反論したところ大人しくなったが、使用は諦めることにした。
 それでその後は、揚水ポンプの強化などでカバーしている。若干だが、ソーラーで組み上げている井戸水もシーズン中は田んぼに入れている。使用している農事用電力は、一般の動力線(3相200V)よりは安く、4〜8月に6,000円/月くらい。
 後半の出来事は、パイプを壊されたこともあり、警察に被害届を出したため、10大ニュースには取り上げなかった。まあ、いろいろなことがあるものだ。

川水揚水開始2

10年前の田んぼ、川から揚げた水がなぜか噴き出している。


最初のころ使っていた1.5Kw水中ポンプは能力不足、一時期は0.8Kwポンプを足して、2段で揚げていたこともあった。現在は2.2Kwのものを使用。

昨年の重大トラブル(トラブルはよくある)



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10大ニュースの15年:農業インフラその1

1223ユンボ

 150件のニュース項目を眺めると、基盤作りに該当するものが多数ある。それもいろいろな方向にわたるのだが、やはり農業関係がまず最重要だろうと思うので、最初はこれからいってみよう。
 まずは田んぼ、全てはここから始まった。うちの農地を開拓したのは2世代前のオーナーさんで、戦後に開拓で入った方だ。平成13年頃だろうかおそらく高齢化で次の持ち主に売ったのである。この方はすでに亡くなっていて会うことは出来なかった。続く先代の持ち主は農業はやっておらず、農地の登記のために近所の方に頼んでコメを1度作って、その後は放置していたため、田んぼはまったく姿を消して、草が生えた単なる傾斜地になっていた。




 買うときにはいろいろ調べたので、昔は田んぼだったことがわかっており、これがここを買うことに決めた最大の理由だったのである。そして、入植後は田んぼを作ることが最初の目的となった。まず測量用レベル(中古)を購入して、田んぼ予定地の高低測量を行い、平面と断面の概略を決めて、ユンボを2週間ほど借りて一気に田んぼ造成を行った。と、簡単に書いたが、実はレベルもユンボも触ったことがなくぶっつけ本番だった。幸い、ゼネコン勤務だったから、作るプロセスはよくわかっており、迷うことはなかった。ラッキーなことに、勤めていたゼネコンが汚職絡みで営業停止となり、大手を振って2週間休めたのだった。

1223ユンボとレベル-EDIT


 そのあと、田んぼに必須の水の問題解決とか、いろいろなことが続くが、ここで一区切りつけよう。そんなこと無理に決まっている、と思われるかもしれないが、そんなことはない。「やってみたらかならずできる」ということをここで感じたから、今までそのことが何についても背中を押したのである。





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会所農場15年の歩み(長い)

2020年01月05日21:55に投稿した11年の歩みを増補修正。10大ニュースを項目のみ(一部解説入り)列挙したものです。今後もこれをメンテしていくつもり。

 2014年から10大ニュースをまとめ始めたが、実際には2009年に入植していろいろやってきた。ついでだから2009年から2013年までの5年間も同じように10大ニュースを抽出して項目だけでも並べてみたら、流れをよく振り返れそうだと思った
今のところ、これまでにまとめた2014年以降の10大ニュースほど丁寧に調べていないので、単なる項目の羅列+アルファである。2009~2013年は、10大ニュースの記事を未作成(2020/01現在)。

会所農場10大ニュース 2009年
1.田んぼを造成
  12日間バックホーをレンタルして、草原を田んぼにした。
2.田んぼの水確保
  山から出る沢水と養老渓谷の水(農事用電力で揚水)
3.狩猟免許取得
  ワナ免許
4.横浜直売所開設
  玄関先の棚(5番のタケノコがきっかけ)
5.タケノコ大量に採取
  直売所開設につながる
6.携帯がつながる
  DOCOMO 入植時は圏外
7.農業機械を揃える(バインダーとハーベスター)
  乗用管理機・田植え機・籾すり機はあった。
8.池の築造
  田んぼの水の入口と出口に池を設置
9・ケモノと戦う
  周囲の柵が未整備だったため、シカ・イノシシ・サル出入り自由
10.美味しい米が取れた
  自分で作った米は最高にうまい
  
会所農場10大ニュース 2010年
1.軽トラ購入
  スズキ・キャリイの新古車、龍ケ崎まで買いに行った
2.畑を借りる
  ご近所さんから。5反歩のうち2反歩程度借用
3.農業者になる
  大多喜町の農業委員会で審査。これにより農地を本登記
4.玄関前スペースにコンクリート打設
  有効な作業スペースとなる
5.農と農業の間に挟まれる
  ジャガイモが900Kgも穫れてμ直売所では手に負えない
6.ミニ管理機購入
  カミさん用に買ったが、意外とじゃじゃ馬
7.鉄筋ハウスをもらう
  会社の先輩作成の鉄筋製の小屋、数年間活用してサビにやられる
8.ボイラー故障。交換
  もともと点いていた灯油ボイラーが寿命を迎えたので交換
9.イノシシと戦いながらイネ刈り
  夜中にもイネ刈りやった
10.田んぼの拡張
  周囲の無駄が多かったので、年末年始に再びバックホー借りて拡張

会所農場10大ニュース 2011年
1.ミルキークイーン(コメの品種)導入
  当初のコシヒカリに加え導入、のちにこれのみとなる
2.山の開発
  通用路開設、ヒノキ伐採、ホダ木用雑木伐採など
3.ホダ木作り
  2.で伐採した雑木で作成
4.トラクターゲート設置
  もともとあった朽ち果てた鉄扉を交換
5.光回線開通
  2011年6月
6.プリウスα購入
  農場と直売所の往復用
7.イノシシによるコメの減収
  2割程度しか穫れず、壊滅的打撃
8.電気柵による防獣対策
  田んぼには十分な効果がなく、7.の減収となった
9.(マイクロ)ユンボ購入
  0,5tの小さな中古ユンボ(バックホー)
10.サラリーマンを引退
  定年から追加で3年勤め、引退して専業農家となる

会所農場10大ニュース 2012年
1.大時計設置
  会社の後輩諸君が贈ってくれた。農場のどこからでも見える。
2.ワシントン旅行
  NIHに勤務していた娘夫婦を訪ねた
3.屋敷内の整備
  家は昭和27年築。基本住めるが、囲炉裏・書斎など整備。
4.定年帰農者連絡会立ち上げ
  現在も時々情報交換
5.山側パレットフェンス構築
  イノシシ・シカの侵入箇所を塞ぐもの
6.テレビ朝日人生の楽園に出る
  大多喜で作った作物を横浜で売るというライフスタイルを取材される
7.テレビ効果いろいろ
  お客さんが増えてメール注文制度を開始、提携農家さんも参加
8.さつまいもがイノシシにやられる
  借り畑の芋畑を電気柵で護り、被害は最小限にとどめた
9.運搬車購入
  入植時にあったハーベスター改造の運搬車が壊れたので更新。
10.メディアの取材相次ぐ
  TV効果。「畑道楽」「月間ふるさとネットワーク1年連載」
  
会所農場10大ニュース 2013年
1.移動通信開始
  b-mobileシムとhuaweiスマホ(テザリング)で開始
2.怪我したフクロウを保護
  2週間で回復、森に帰った。あんなに可愛い生き物はない。
3.ビニールハウス(1棟目)建設
  ミニトマトなどのハウス栽培開始
4.ハウス内に沢水を引く
  田んぼに向かいパイプから分岐させ、ハウスで用水利用
5.最初のスマホ持ち始める
  新古のgalaxy nexus を格安シムで運用 電話はガラケーのまま
6.直売所の配達サービス開始
  近所のお客さんだけではなくなり、拡販につながった。
7.コストコ小屋を作る
  農機用の小屋。正式名称は Lifetime Shed
8.テラス・屋外便所など整備
  生活関連施設を拡充
9.コストコ小屋裏の山入り口と登山道整備
  山の開拓用設備を作った(その後放置)
10.メディアの取材ますます拡大
  TV効果。雑誌現代農業(3件)、雑誌「人生の達人」、中国国営TVほか


会所農場10大ニュース 2014年を振り返る
(1) 大雪(2月) (気象)
  電気・電話・携帯全てだめになり陸の孤島
(2) 農民車交代 (基盤)
  プリウスαからフィールダーハイブリッドに交換
(3) 乗用管理機(トラクター)交代 (農機)
  ウルトラポチからアグリカ(ディーゼル&クローラ)へ
(4) 天井裏にケモノ (防獣)
  アライグマ化ハクビシンが屋根裏に住み着く・業者に駆除依頼
(5) ビニールハウス2号棟建設 (基盤)
  1棟目が有効だったので増設
(6) 水源地のダムを作り替えた (基盤)
  沢水をせき止めて田んぼに送る施設を再整備→現在は使用していない
(7) 溶液栽培に挑戦 (農業)
  1号ハウス内に養液栽培実験プラント設置→成功
(8) 雑誌「野菜だより(2015/1)」に記事掲載 (媒体)
  タイトルの通り
(9) ふるさとネットワークに連載記事 (媒体)
  田舎暮らし不動産情報誌に1年間12本の連載記事
(10) FM東京ホンダスマイルミッションに出る (媒体)
 全国をインタビューして回る番組で取り上げられた

会所農場2015年10大ニュース
1.コメの(大)減収 (農業)
  コナギの異常発生でコメは壊滅的打撃
2.4号田んぼの暗渠完成 (基盤)
  稲刈りのとき、乾かずに苦労する4号に暗渠設置→成功
3.ソーラーシステムの導入 (基盤)
  ソーラーで井戸水を汲むシステムを立ち上げ、現在まで続く。
4.カボチャ決戦サルに完勝 (防獣)
  パイプと防獣ネットで囲むカボチャシェルター設置→有効
5.養液栽培順調 (農業)
  昨年実験プラントで成功した養液栽培を本格導入
6.欠番


7.水中ポンプの更新 (基盤)
  第1世代の水中ポンプが老朽化したので更新
8.ハウスへの配水工事完成 (基盤)
  ソーラーによる井戸水をハウス内にも配水
9.北側隣地境界の柵を更新 (防獣)
  北側隣地境界(80m)の柵をパイプとパレットで整備
10.マスコミで取り上げられる (媒体)
  色々なメディアに取り上げられる(所さんの目がテン!など)
旧6.イチゴやイモが豊作 は削除

2016年会所農場10大ニュース
1.収録書「定年就農(単行本)」発刊 (媒体)
  タイトルの通り
2.川水配管増強 (基盤)
  川水を20mほど揚げるライト管をVU管に替えて強化
3.田んぼの土手と畦整備 (基盤)
  畦シートにより強化・整備
4.納屋内整備 (基盤)
  2×4材で棚を作り、収容力を向上
5.ソーラー利用井戸ポンプの運用 (基盤)
  前年の続きで、強化
6.台風9号の被害 (気象)
  ハウスのビニール破れて使用不能となる
7.耕運機更新 (農機)
  正確には管理機、入食事に中古で買ったものを新品に交換
8.cube i9他、windowsマシン導入 (端末)
  メインのPCを更新
9.huaweiトリオの導入 (端末)
  スマホラインアップ更新
10.田んぼの雑草対策で農薬使用 (農業)
  ついに田んぼに初期除草剤使用

会所農場10大ニュース(2017年)
1.軽トラハウス「えすかる号」完成 (虎家)
  軽トラに載せるキャンパーユニットを製作
2.籾摺り機交代 (農機)
  老朽化で不調となったもみすり機を更新、今度は100V
3.井戸ポンプ更新 (基盤)
  入植した際にすでに古かった井戸ポンプ、壊れたためインバーター型に交換
4.PCの不具合と交換 (端末)
  メインのPCを去年に続き更新。いい加減にいいやつ買えよ>自分
5.端末の変更 (端末)
  androidも不調になる
6.農場のTV購入 (他)
  ちゃんとしたTVを購入
7.町道脇土手の整備 (基盤)
  荒れていた道路脇の斜面を整備
8.納屋道具棚増設 (防獣)
  納屋の道具用棚を整備
9.山の時計移設 (基盤)
  木が茂って見えにくくなったため、時計を移設
10.コメの不調 (農業)
  コメ減収、ミルキープリンセスに替えたせいか


会所農場10大ニュース(2018年)
1.長雨で天日干し難航 (気象)
  長雨で乾かず大変に苦労した
2.ハイゼットトラック購入 (虎家)
  安全装置がついた軽トラを増やし、キャンパーユニット専用車に
3.田んぼの裏作に成功 (農業)
  稲刈り後の田んぼで冬野菜を作る試み→成功
4.えすかる号本格供用開始 (虎家)
  軽トラキャンパーユニット運用本格化→コロナに邪魔され始める
5.エアコン購入 (基盤)
  ずっと不要だったエアコン、ついに導入。その後も年々稼働日増加
6.4号田んぼに暗渠設置・トラクターゲート建替え (農業)
  4号の暗渠増設、トラクターゲート建て替え
7.pixel 3 XL と ThinkPad PCとスマホの代表交代 (端末)
  スマホもPCも、ちゃんとしたものに交換
8.イノシシ侵入といちごのハクビシン被害 (防獣)
  害獣がちょこちょこ入ったが、大きな被害なし
9.格安SIM・ファミリー割引導入 (端末)
  ずっと使っているIIJ、ファミリータイプに変更
10.自前サーバーに挑戦・挫折 (基盤)
  XOOPSというサーバーアプリを導入、→挫折

会所農場10大ニュース(2019年)
1.横浜の定期直売(配達)終了 (農業)
  70歳を迎え、運転負荷の多い配達や知合い農家さんとの提携をやめた
2.第2種電気工事士に合格する (基盤)
  電気工事をひんぱんにやるので免許取得
3.帯状疱疹にかかる (他)
  これが結構長引いた、ペインクリニックまでかかった
4.えすかる号拠点は横浜に (虎家)
  使用機会を増やすため拠点を横浜に移す→その後元通り農家配備
5.台風襲来(15号・19号) (気象)
  房総半島は大きな被害、当家は軽微な被害で済んだ
6.トラクターゲート+ハウス完成 (基盤)
  トラクターゲートを小屋と一体にして強化
7.カメラによる監視体制実施 (防獣)
  監視カメラを増やしてサル対策
8.農場の看板の更新 (基盤)
  ぼろぼろになっていた看板を作り替えた
9.ハーベスターの故障 (農機)
  脱穀機が最終局面で故障、だましだまし使って一応終了
10.キャンパーフェス2019参加 (虎家)
  えすかる号で、信州で開かれたミーティングに参加




会所農場10大ニュース(2020年)
http://kaisho-farm.blog.jp/archives/1078345095.html
1)第3の人生始まる
  (マリン眼科事務長)
2)端末の変化
  (進歩?いろいろ増えたり代わったり)
3)農民車の交代
  (ヤリスを注文)
4)ハーベスターの交代
  (前年に壊れたため、中古購入)
5)ソーラー井戸ポンプシステムの改良


6)電気工事少々
  (田んぼエリアにACを引く)
7)映像機械の充実
  (360度カメラとドローン)
8)ケモノ対策の新展開
  (監視カメラの拡充)
9)台風復旧作業に追われる
  (2019年の台風被害)
10)信州旅行にでかけた
  (コロナ禍だがえすかる号出動)




2021年10大ニュース
1)ヤリス登場
  12万キロ走ったフィールダーハイブリッドから交代
2)健康シフト
  1月に血圧高めを発見、以降対策強化
3)山歩き
  農場周辺の山を歩き回る
4)クリニックの会計業務
  元町マリン眼科初年度の会計業務をやる
5)えすかる号の足回り交換
  重いえすかる号本体を積むハイゼットの足回り強化
6)サル対策(監視カメラ)
  無線LAN拡大で、カメラも増強
7)ポンプの更新結果
  川からの揚水ポンプ交換
8)アマチュア無線に挑戦
  ドローン運用とともに無線免許も取得(あまり関係はない)
9)メインPCの入れ替え
  windows11非対応だったので、thinkpadを新機種に交換
10)ドローン本格活用(?)
  DJI Air 2Sを購入、本格利用開始


2022年10大ニュース
 この年は色々忙しかったようで、毎年やっている10大ニュースまとめをすっかり忘れてしまったらしい。よく年の暮れに気づき、慌ててまとめたもの。
1.軽トラ交代(キャリイからジャンボへ)
13年間使ったスズキ・キャリイ(DA63T)を例のビッグモーターが40万円で買ってくれたので、安全装置フル装備のハイゼットジャンボに取り替えた。
2.トラクターと田植え機(中古)購入
農機具店の紹介で、90を超えたご老人からトラクターと田植機を購入した。田んぼはやめるのかもしれないが、新しいトラクターを買ったそうなので、まだまだ頑張るのかも。
3.トラクター小屋完成
田植機はともかく、トラクターはなかなかの大きさで入れるところがない。とりあえず小屋を作った。田植機小屋は先送り、納屋に収容。
4.田んぼへの揚水ポンプ壊れる
春頃に配線の腐食で一度動かなくなった水中ポンプが、夏の終わり頃に完全に壊れてしまった。ちょうど2年の保証期間が終わったあと。1世代前のポンプを使って最後の水を揚げた。
5.3号田んぼ暗渠工事実施
3号田んぼの水がなかなか抜けないので、暗渠を構築した。ところが、水が出てこないため、今のところ効果を発揮していない。
6.アマチュア無線免許取得
ドローンとの連携が必要ではないかと取ったけれど、どうも必要ないみたいだ。コールサインももらったし無線機も買ったが、一度も交信していない。
7.新型コロナ罹患
年末にとうとうコロナにかかってしまった。鴨川の杉乃井ホテルに泊まったんだが、どうもそこで感染ったらしい。
8.胃潰瘍罹患・ピロリ菌退治
血便が出て亀田クリニックに行ったところ、胃カメラ検査となった。薬で治ったけれど、ついでにピロリ菌退治もやってもらった。
9.サルの攻勢激化
サルの被害は数年前から発生していたが、この年はちょっとひどくなっていた。まず、タケノコから始まり、ジャガイモ引き抜き、
10.養液栽培システムの不調
昨年に続き、養液栽培ではいうべき収穫がなかった。今年の失敗は、コケ取りの薬が悪さをしたかららしい。2年連続で不作だったため、来年はやらないことにした。


2023年10大ニュース
1.眼瞼下垂手術を受ける
元町マリン眼科は、眼瞼下垂手術が一つの柱となっている。事務長としては、いつか手術を受けようと考えていたが、1月にその時がやってきた。
2.元町マリン眼科法人成り(マリン&サンズへ)
2022年のお盆の頃、突然法人申請をしようとなり、どこかに頼む時間的余裕もなかったので、私が申請業務をやることにした。無事法人にはなったけれど、振り返ると随分無茶なことだったかも。
3.田植機小屋完成
2022年に90歳を超えるお年寄りから田植機とトラクターを譲ってもらったが、トラクターの収容施設は作ったけれど、田植機の小屋は遅れていた。今年完成。
4.アグリカ第3の人生へ
中型のトラクターを買ったが、粘土質の田んぼなのでクローラ駆動のアグリカを残していた。しかし、出番がなくなったので嫁入り先を探していたが、横浜の友人が山梨の別荘で使うということでもらってくれた。
5.天日干しシステム見直し
いろいろ作業分析をしたら、稲刈りから脱穀までのいわゆる天日干し前後では、稲束を運ぶ作業が大変ということがわかった。このため、田んぼの中で稲刈りしてすぐ干せるように仮設のハザを使うことにした。
6.台風による大雨被害いろいろ
9月の台風による大雨で、農場周辺は色々な被害が続出した。
7.高齢者の仲間入り
今年の誕生日で75歳となり、免許更新では高齢者教習が必要となったし、保険証も高齢者のものになった。クルマにもマークをつけた。
8.大腸カメラ受診
昨年の胃カメラ→胃潰瘍発見→ピロリ菌退治に続き、大腸カメラも勧められて受診。異常はなかったが、亀田クリニックでは医師に営業させているらしい。
9.キョンの攻勢激化
年初の冬野菜栽培(田んぼ)では、種まき時期はバッタの被害があったが、その後加害者はキョンに入れ替わった。キョンは、新芽も生長した葉茎もすべて食べるため、壊滅的な被害になる。
10.養液栽培2年連続失敗
昨年に続き、養液栽培ではいうべき収穫がなかった。今年の失敗は、コケ取りの薬が悪さをしたかららしい。2年連続で不作だったため、来年はやらないことにした。

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カテゴリー「10大ニュース」を設定

1218看板

 15年続けているこのBLOG、記事の数は7,600を超え、書いている本人でさえ全てを把握するのは無理となってきている。元々が日記であり備忘録の要素も多分にある。定年後の田舎暮らしが一種のブームになっていた頃に始めたので、同じようなことをやっている方、やろうとする方々に、これは伝えておきたいという要素も入っている。なので、検索でたどり着く方も多いようで、たとえば「竹の保存方法について」http://kaisho-farm.blog.jp/archives/1015275691.html は、いつもこのBLOGの人気記事のトップになっている。試しにgoogle検索で「竹の保存方法について」を調べると、たしかに堂々先頭に出てくる。ただ、検索してもほんの一部分に接するのみである。

1218レイアウトV210
  最初のレイアウト

 昨日、今年と去年の10大ニュースをまとめてアップしながら考えたが、そうだこの10大ニュースは当BLOGの骨格のようなものじゃないかと思えてきた。15年の間、何を考えてどんなことをやってきたか、何に困ったか、どんな工夫をしたか、どんなものを買ったか、ということが時系列で把握できる。流れる川を傍で見ているようなものだ。

1218会所農場使用前
  入植直後、田んぼはまだ出来ていない

 ということを喜ぶのは自分自身だけかもしれないけれど、まあ、そんな自己満足もあっていいだろう。何しろ15年やっているんだから。よろしければカテゴリー「会所農場10大ニュース」を見てやってください。スマホだとちょっと探しにくいかな。



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2022年10大ニュース

 この年は色々忙しかったようで、毎年やっている10大ニュースのまとめをすっかり忘れてしまったらしい。よく年の暮れに気づき、慌ててまとめたもの。


1.軽トラ交代(キャリイからジャンボへ)
13年間使ったスズキ・キャリイ(DA63T)を例のビッグモーターが40万円で買ってくれたので、安全装置フル装備のハイゼットジャンボに取り替えた。






2.トラクターと田植え機(中古)購入
農機具店の紹介で、90を超えたご老人からトラクターと田植機を購入した。田んぼはやめるのかもしれないが、新しいトラクターを買ったそうなので、まだまだ頑張るのかも。




3.トラクター小屋完成
田植機はともかく、トラクターはなかなかの大きさで入れるところがない。とりあえず小屋を作った。田植機小屋は先送り、納屋に収容。




4.田んぼへの揚水ポンプ壊れる
春頃に配線の腐食で一度動かなくなった水中ポンプが、夏の終わり頃に完全に壊れてしまった。ちょうど2年の保証期間が終わったあと。1世代前のポンプを使って最後の水を揚げた。




5.3号田んぼ暗渠工事実施
3合田んぼの水がなかなか抜けないので、暗渠を構築した。ところが、水が出てこないため、今のところ効果を発揮していない。




6.アマチュア無線免許取得
ドローンとの連携が必要ではないかと取ったけれど、どうも必要ないみたいだ。コールサインももらったし無線機も買ったが、一度も交信していない。




7.新型コロナ罹患
年末にとうとうコロナにかかってしまった。鴨川の杉乃井ホテルに泊まったんだが、どうもそこで感染ったらしい。






8.胃潰瘍罹患・ピロリ菌退治
血便が出て亀田クリニックに行ったところ、胃カメラ検査となった。薬で治ったけれど、ついでにピロリ菌退治もやってもらった。




9.サルの攻勢激化
サルの被害は数年前から発生していたが、この年はちょっとひどくなっていた。まず、タケノコから始まり、ジャガイモ引き抜き、







10.養液栽培システムの不調




1217ジャンボin元町
  ジャンボ、さっそく元町ストリートに侵攻


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2023年10大ニュース

今年もやってきた、10大ニュースの発表時期。考え始めたら、2022年にはまとめるのを忘れたことが発覚。1年前は元町マリン眼科の法人化申請で右往左往していた時期であり、完全に忘れていたらしい。では今年の10大ニュースをどうぞ。

1.眼瞼下垂手術を受ける
元町マリン眼科は、眼瞼下垂手術が一つの柱となっている。事務長としては、いつか手術を受けようと考えていたが、1月にその時がやってきた。



0905術前術後


2.元町マリン眼科法人成り(マリン&サンズへ)
2022年のお盆の頃、突然法人申請をしようとなり、どこかに頼む時間的余裕もなかったので、私が申請業務をやることにした。無事法人にはなったけれど、振り返ると随分無茶なことだったかも。




3.田植機小屋完成
2022年に90歳を超えるお年寄りから田植機とトラクターを譲ってもらったが、トラクターの収容施設は作ったけれど、田植機の小屋は遅れていた。今年完成。




4.アグリカ第3の人生へ
中型のトラクターを買ったが、粘土質の田んぼなのでクローラ駆動のアグリカを残していた。しかし、出番がなくなったので嫁入り先を探していたが、横浜の友人が山梨の別荘で使うということでもらってくれた。




5.天日干しシステム見直し
いろいろ作業分析をしたら、稲刈りから脱穀までのいわゆる天日干し前後では、稲束を運ぶ作業が大変ということがわかった。このため、田んぼの中で稲刈りしてすぐ干せるように仮設のハザを使うことにした。



6.台風による大雨被害いろいろ
9月の台風による大雨で、農場周辺は色々な被害が続出した。




7.高齢者の仲間入り
今年の誕生日で75歳となり、免許更新では高齢者教習が必要となったし、保険証も高齢者のものになった。クルマにもマークをつけた。



8.大腸カメラ受診
昨年の胃カメラ→胃潰瘍発見→ピロリ菌退治に続き、大腸カメラも勧められて受診。異常はなかったが、亀田クリニックでは医師に営業させているらしい。




9.キョンの攻勢激化
年初の冬野菜栽培(田んぼ)では、種まき時期はバッタの被害があったが、その後加害者はキョンに入れ替わった。キョンは、新芽も生長した葉茎もすべて食べるため、壊滅的な被害になる。



10.養液栽培2年連続失敗
昨年に続き、養液栽培ではいうべき収穫がなかった。今年の失敗は、コケ取りの薬が悪さをしたかららしい。2年連続で不作だったため、来年はやらないことにした。




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最後の同期会

 9月に、卒業後50年近く続いていた同期会が終わるという記事を書いたのだが、本日がその最後の同期会だった。平均年齢75〜80の会だけあって時間は昼から、朝9時半に農場を出て会場である京王プラザホテルに向かった。


 
 前の記事でも触れているが、いろいろな経歴・年齢の人が集まって、かなり集中的に受けたプログラムであり、そんな状況を共に過ごした仲間意識は高く、いつもそうだが瞬時に昔に戻るのである。80余名のメンバーのうち2割は鬼界に入り、出席予定者の31名のうち2名が怪我などで直前キャンセル、ご夫人同伴者2名を加えて31名の会合は、半世紀を経た会であることを考えると盛会だったと思う。しかし、老人ばかりなので、一人ずつではなくゼミ単位という形だったが、予定時間は大幅に伸びてなんとか「若き血」を歌って終わり。飲まない私は、普通2次会には顔を出さないが、今日は特別で最後まで。
 これからのコミュニケーション手段についても発表があったが、facebook のグループ編成と招待という形になるらしい。一段落とはなったが、まだまだ何らかの形で続くだろう。

1125集合写真
  昭和51年7月卒業時の写真、日吉のキャンパスにて

 余談だが、いろいろな人から「太ったね」と言われた。随分長い間この体型なんだが。下の写真は今日配られた写真集の中の卒業時記念写真。その中に映っている私は、たしかに細めである。今よりは15Kgくらいは体重も少なかったはず。ウエストも70cmくらいだった気がする。人生いろいろ変遷があるな。

1125その一部



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定期会合の終わり

 若手サラリーマン時代に、会社から慶應ビジネススクールというところに派遣されていた。1年弱、仕事を離れてハーバード・ビジネス・スクール仕込のMBAコースを受けるというなかなか貴重な体験だった。内容としては、ビジネスのいろいろなフェーズでぶつかる問題をケーススタディという形で解決をはかるもので、予習とスカッションをかなりきっちりとやったものだった。年齢層としては、学部新卒の人からある程度実務に携わってきた人までいろいろで、ほぼ缶詰で密度の濃いコミュニケーションを行うことから、卒業後も定期的に集まってきたのだった。
 先日、同期会の会長さんからメールが届き、今年で終わりにしようという提案付きで最終会合の案内が来たのだった。メンバーの平均年齢はそろそろ80に近くなっているはずで、これは英断だろうと感じている。実は、元の勤務先の大学同窓の会があって、私は一番下っ端で幹事をやってきたのだったが、コロナの期間開催できず、80を遥かに超えたメンバーさんもいるので、いまさら再開というのもなあ、と悩んでいたのだった。こちらは自然消滅かなあ。コロナ禍でこういう会の運営も大きく影響を受けたのである。終わり方は特に難しい。
 先週、嵐の後に東京まででかけていったのは、高校時代からの仲間の会だった。当初8名だったメンバーは、その後2名増えて10名となったんだが、残念ながら2名の物故者が出て、今は8名の会となっている。これは平均75歳ということで、先程の2つの会よりは若いから、あと少しは続きそうだ。現に、先週の会では暮れに忘年会もやろう、ということになったくらいだから、まだまだ勢いがある。ただ、体力は衰えていて、病気の話題が半分以上だったんじゃないかな。まあ、それでも古い仲間と会うのは楽しいもんだ。

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確定申告終了

 といっても、前から進めていた医院のものではない。それについては、事業の部分を一通りまとめて上流に引き渡したので、わずかに空いた隙間で当方の申告(青色申告農家の)を取りまとめた。カミさんが領収書などの整理と集計、私は収穫量と直売の売上、それと固定資産と減価償却をまとめた。まあ、大したものではないので昼から始めて夕方には終わりという具合である。売上については昨年比若干増だが、事業復活支援金をもらっているので増収である。ただ、支援金プラスアルファで購入したものが結構あり、それらを即時償却したので、去年も結構な赤字であった。今回もWEBで取りまとめてそのまま送信したが、すっかり慣れてきて効率的にできたと思う。

0303たなびく燻炭の煙
  前回、朝起きたら燻炭の煙がりが立ち込めていた

 これで明日はジャガイモ畑耕耘、ヤリスのタイヤ交換、田植機小屋の計画、第2かぼちゃシェルターの組み立て、借り畑サツマイモ畑に燻炭撒布、新しい燻炭の準備。なんだかやることいろいろだね。

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今年の米作り、もうすぐ開始

 ミルキークイーンの種籾が来週到着する。3月に入ったら種籾を2週間ほど水に浸けて、3月後半には苗箱に播き、それから苗を育てていく。秋まで続くコメ作りの始まりだ。今年は15回目、でも我々自身はまだ新米である。下の表を見ると、15年間の思い出が湧き出てくる。

0217コメ作り

 去年から働き始めた(乗用)田植機、今年から参加する田の草取り機など、衰える体力を補う仕掛けは徐々に増やしているが、問題は天日干しだろう。運搬車を使う以外は助けはなく、老人2名でクタクタになるまでハザにかける。(1週間~)干したあとは脱穀だ。
 この作業はきついのだが、これをやるからうまい米ができると信じて頑張ろう、と毎年思っている。

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連載「定年起農生活」を、今一度紹介する

 同じようなタイトルの記事を、2020年5月に書いている。昨日の「再び定年起農」の中でも触れた月刊誌への連載を紹介した記事で、経緯と12ヶ月分の連載記事へのリンクも貼ってある。



 毎月記事を送るといった経験はめったにないことで、全体の構成を考えつつも、今回は何を書こうかなどと考えるのは、なかなか楽しかった記憶がある。この記事にも書いてあるが、たびたび紹介しているので、以前からの読者の方には大変申し訳ない。当BLOGが急上昇中なので、読んでもらいたいものを再び掘り出しているのである。

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再び定年起農

 昨年後半、「定年起農」というキーワードで連載記事を書いたのだった。以前から来ていただいている読者さんには耳タコ(眼タコ?)で、あらためて触れるのは申し訳ないが、14年前にサラリーマンから定年により転身し、以降仕事のような趣味のような形で続けてきたことをまとめたものだ。きっかけは、数年前に田舎暮らし不動産に特化した仲介業者さんが出している月刊誌に1年間(12回)連載した記事が元になっているが、半田舎暮らしの中で感じ取ったいろいろなことをまとめたものとなっている。この連載記事については、また別に特集を書く予定。
 実は、にほんブログ村というサイトに以前から登録していたのだが、とあることがきっかけで、注目度が上がりそうな気配であり、ここで結構手間をかけてまとめた記事を出しておきたいという下心で、この「定年起農」をとりあげることにした。「またか」、と思われる方、大変すみません。
 
 我々団塊の世代が定年を迎えた10年と少し前、定年後の生活をどうするかというのは大きな流れのようになっていた。私自身は団塊の一員だし、ちょうどその頃こんなことを始めたので、「人生の楽園」にまで顔出したりしたこともあった。しかし、14年間で世の中はずいぶん変化して、例えば定年の延長とか、その他多くの状況変化が起きて、ちょっと時代が変わった感がある。しかし、いろいろ振り返ると、定年後の結構長い時間を過ごすのに、かなり適した解であることは間違いないと思うので、「定年起農」シリーズはやはりお読みいただきたいところである。

0201大根干そう


 ということで、シリーズの最後のまとめからリンクを貼ってきます。




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応援依頼

1224スッキリ1

 昨日は温泉から早帰りしたが、実は庭の木を切りに来る人を頼んであったのだ。温泉の予約のほうが先だったので、早帰りで調整したのだった。今年の秋は、クリニックの法人申請の仕事から経理屋業務が続いていたので、さすがに農場の環境整備までは手が回らなかった。もっぱらカミさんがやっていたんだが、木を切ったり枝を払う仕事はやはりに大変で、町役場(シルバー人材センター)に頼むことにしたのだが、その一日目が昨日だったのである。

1224スッキリ2

1224スッキリ3
    田んぼには切った枝の一部、ピンクのリボンは切る目印


 事前に切る木を決めておいたが、こちらのようなにわか農家とは違って仕事は早く、3時頃には木の関係は終了、刈払機を背負ってあたりの草刈りまでやってくれた。こちらの見当では、1日では終わらないと思っていたんだが。まあ、5歳下というからその違いも多少はあるだろうけど。約束では、地面から上を切って燃し場に運んでもらうのを依頼、地面から下はこちらがユンボでやることになっていた。ユンボの仕事は慣れたものだから、デスクワークの合間でもできる。まあ、74歳ともなると助力を頼むのも致し方無いだろう。庭は、床屋に行ったようにスッキリした。

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定年起農(99)シリーズ終了

1204定年起農1

 (12)まで続けた定年起農シリーズを一旦終わらせることにした。ネタはいくらでもあるのだが、またそのうち違うシリーズとして立ち上げて触れていこう。従来、「定年帰農」という表現を使っていたが、今回は発音は同じでも「定年起農」とした。その意味は、定年になったら始めてみよう農業を!というメッセージの発信なのである。定年は後ろに延びているし、なかなか踏み切るのは難しいと思うが、定年後14年間の起農生活を振り返ってみると、そこには素晴らしい価値が転がっていたように思う、個人の感想だが。
 ということで、定年を迎える頃からこういう暮らしを送るために必要だと思われる情報に触れたつもりだ。もちろん私なりの解釈であり、工夫した結果であって、誰にでも通用するものではないかもしれない。14年間で、数え切れないくらいの想定外の状況に突き当たったが、必ず乗り越えてきた。まあ、そんなに重大な問題はないんだけれど。どちらかというと、ロールプレイング、あるいはテーマパークでの体験、そうした解釈が適当ではないかと思う。おかげで、やることはいくらでもあって退屈しないし、充実した毎日を過ごせている。
 このシリーズは終わるが、BLOG自体は今まで同様続けて行くので、懲りずにご覧ください。
 今回、「定年起農」というカテゴリーを新設して、このシリーズを入れました。また、過去の記事のうち、田舎暮らしの雑誌に1年間連載した記事もこれに加えました。同じようなシリーズは他にもあるので、まだ増えるかもしれません。考えてみると、私のBLOGとしては、最も重要なカテゴリーと言っても良さそうです。

1204定年起農2


























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定年起農(11)自然とともに暮らす

 この定年起農シリーズ(7)「田舎暮らしの楽しさ」では、田舎暮らし不動産情報誌に1年連載した記事を転載しているが、その(最後の)トリとなる記事のタイトルは、「12:田舎暮らしは自然との共生だ(最終回)」となっている。定年後の暮らしで変わったことは色々あるが、我々が選択した山の中での農的生活では、自然と向き合い包まれて暮らすということが、それまでの都会でサラリーマンという生活との最も大きな違いであり、特徴といっていいだろう。自然といっても四季の移り変わりや気候・天気・鳥や動物など、いろいろな要素があるけれど、どうもそれらはみんなつながっている感じ。もちろん意識はしていないだろうけれど、例えば天候の具合によって特定の虫が発生して、何かの植物がやられるといった状況が常に起きていると思う。

1008田舎暮らし03

 「自然との共生」などと書くと、穏やかな自然に包まれるのんびりした生活が思い浮かぶかも知れない。「カーテンの隙間から漏れる陽の光と鳥の声でめがさめ、外に出て森の空気をいっぱい吸い込む」、といったことは否定はしないけれど、それは別荘やリゾートホテルでの短期滞在の場合じゃないだろうか。ずっと自然の中で暮らすとなると、ちょっと違う側面がある。いってみれば敵の包囲網の中に飛び込んでいるようなものだから、こちらの思うようには行かないことがいっぱいある。ケモノがこちらの領域に侵入することは頻繁にある。まあ、こちらが彼らの領域に侵入しているといったほうが正しいのかもしれない。

1008田舎暮らし02

 そんな環境の中で作物を作っているわけだから軋轢はいろいろある。きっとその中に埋没するのがいいのだろう。と思うが、未だその境地には到達していない。しかし、表に出たり田んぼの傍らに立つと、昨日と違う、さっきと違う、去年と違う姿に触れることができ、それに気づくたびになんと奥が深いのだろうと感じざるを得ない。数百年どころか、数千・数万年前から自然の営みは続いているわけだから、生きてもたかだか数十年の我々とは根本的に違う生き方だろう。
 60歳になった頃から飛び込んだからこれまでも僅かな間だし、これから先もそう長くはないだろうけれど、とにかくこんな環境で過ごす時間を作れていることは、ずいぶん幸せなことではないかと感じている。
 

    定年起農(1)
    定年起農(2)
    定年起農(3)
    定年起農(4)
    定年起農(5)
    定年起農(6)土地を探す
    定年起農(7)田舎暮らしの楽しさ
    定年起農(8)経済的側面について 
    定年起農(9)マイクロ直売所のすすめ
    定年起農(10)植物の底力は頼りになる

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定年起農(12)農業所得・危機一髪

 「定年起農(8)経済的側面について」などで色々書いているが、私の場合はサラリーマンを引退した翌年に青色申告の登録をしており、毎年これによって所得税の申告をしている。零細なので、農業では毎年赤字だが、損益通算というルールで他の所得と合計され、赤字のおかげで他で天引きされた税金が戻ってくる。この仕組みは、私のような定年後の農業者にとっては実にありがたいもので、購入した機械の償却や通勤費用(横浜・農場間)も吸収してくれる。
 ちょっと前に突然国税庁が、事業の売上が300万円未満の場合は雑所得とみなすと発表した。その場合には損益通算ができなくなり、いろいろな経費が認められなくなってしまうという重大な危機となるところだった。結果的に、パブリックコメントに反対意見が集まり、制度変更を見送ったというニュースを今朝見たところだ。
 私の場合、たとえば半年以上結構な手間をかけて作っているコメも、1年分の売上は50万円程度だ。普通の農家の3倍ほどの700円/Kgという価格設定にしているにも関わらずである。他の芋・野菜をくわえても300万円どころかその半分も行かないというのが実態である。もし雑所得になってしまうとなったら、私がおすすめしているような定年起農はどうにも成り立たなくなる可能性が大である。
 具体的にどの様になるかは来年の申告をやってみないとわからなかったが、もし国税庁の目論見通りになっていたら、おそらく農業と直売をこのまま続けるかどうかに関わる大きな変化がありそうだった。もうやめるか!、とならずに済んだので、ちょっとホッとしている。特に今年は、あと10年継続を考えて田植え機・トラクター(いずれも中古)などを買い、その上に3号田んぼの暗渠設置などのインフラ投資を考えているので、今まで通りとなったのは朗報だ。うちの場合、耕地の面積合計は5反歩ほどで、昔の水呑み百姓のレベルだが、もう少し規模が大きかったとしても300万円という農業収入は決して低くない。これが雑収入になったのでは、定年すぎてから始めようという場合などには足かせになるだろう。まあ、とにかくそうした障害は一応なくなったということで、私もまたがんばることにしよう。

    定年起農(1)
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    定年起農(7)田舎暮らしの楽しさ
    定年起農(8)経済的側面について 
    定年起農(9)マイクロ直売所のすすめ
    定年起農(10)植物の底力は頼りになる
    定年起農(11)自然とともに暮らす

1,008田舎暮らし01

1008田舎暮らし05


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定農連の連絡網

 3年前、新型コロナが流行するまで、私と同じような定年後起農(=帰農)をやっている人たちの集まりがあって、ときどきミーティングを行っていた。最後のミーティングは2019/04だったので、もろに新型コロナに邪魔されたということになる。その後、ときどきミーティングの声掛けしようと思ったが、なにしろ私が平均値という高齢者の集まりだから、感染症流行下で実現には至らなかった。
 最近になって、ほぼ毎日更新を続けていたメンバーさんの一人のBLOGが、2ヶ月ほど止まってしまった。病気持ちでもあったから、何かあったんじゃないかと気になっていたが、どうせなら近くのメンバーさんたちに様子伺いのメールを出してみようと思いついた。それで出してから1週間、4名の人達からの返信がまったく届かない。こちらは大仕事が一段落したということもあり、今日順々に電話をかけてみた。
 そうすると、一人はメールに気づいて返信を出してくれたことが判明、しかし記憶にはない。よく調べたら迷惑メールになってしまっていたことがわかった。あとの3名は、読んだが忙しくて返事見送り1名、読まなかった方2名。ということで、平均70歳を超えてくると、メールでの連絡はどうもおぼつかなくなりそうな感じである。秋の後半、コロナが落ち着いたらミーティングやろうということにはなったが、さてどうなるだろう。


活動していた頃、これは定農連の話題だった。

0814定農連ミーティング
  ミーティングの写真を探したら2013年冬のときのものが出てきた
  このときは、中国国営テレビの取材を受けていたのだった
  この場所は、メンバーさんが持っている私設研修所
  次回もここを使わせて貰う予定


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定年起農(10)植物の底力は頼りになる

0731昨年秋の田んぼ

 毎年 毎年 コメ・イモ・野菜を作っているが、出来栄えや出来具合は決して同じではない。農業の先生であるご近所のおばあちゃんに言われたことがあるが、「だめなものがあっても、逆によく穫れるものがある、何も穫れなくて困ることはない」ということなんだが、確かにそんな感じである。それに、竹やぶや山もあるし、野のものを採ってくるという奥の手もあり、いざとなったらなんとか食べていけるだろう。根っからの都会人には敷居は少々高いけれど。
 それで、冒頭にも「作っている」と書いたが、冷静に考えると私は作っていない。手助けするくらいのところかもしれない。ついている虫を潰すとか、倒れそうになったら紐で吊るとか、そんな感じかな。最初の年など、あれよあれよといううちにコメができてしまった。BLOGのエピソードについていうと、比較的うまくいったときのほうが多いが、失敗もしばしば発生する。例えば今年は、養液栽培が何かの病原菌にやられ、メロン全滅という残念な結果になってしまった。逆に、ジャガイモは病気もなく健康に育っていた。そんな具合で、今年も自給自足は可能である。ただ、コメだけは希望される方が多く、年内でなくなるのが常である。
  植物を育てるなんていうことは無縁の私だったが、13年半前から一人前の顔をして百姓やっている。実際には何年やっても新米なんだが、幸いなことに造るのは私ではないから、適当に環境整備などを手伝いながら収穫時期を待っているのである。私の仕事というと、ケモノ対策が3分の1、田んぼの水関係の整備が3分の1、残り3分の1が直接的な農作業、耕す・たねまく・草取る・収穫などである。ケモノがいなければ3分の1は暇になるかもしれないが、それでは少々・かなりつまらないかも。
  毎週・毎日一応予定は立てるが、想定外の出来事も多く、その都度慌ただしく対応を進めるというのがいつものパターンだ。おかげで暇で困るということは一瞬もない。大変大変なように見えるかもしれないが、充実しているという方が自分自身にとっては大きいと言える。
 
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    定年起農(9)マイクロ直売所のすすめ

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定年起農(9)マイクロ直売所のすすめ

0715秋の直売所


 14年間の(半)田舎暮らしのほとんどの期間を通じて、横浜の家の玄関先の直売は続けている。そもそものきっかけは2009年の春先に大量に採れたタケノコをなんとかしようと始めたことだった。そのあと、ワラビや順々にできてくるジャガイモ・野菜、そして秋のサツマイモや里芋、それに初めて作ったコメまで、玄関前直売所はまあまあ順調に推移したと思う。5月には、ご近所さんが作ってくれた折りたたみ式の棚(素晴らしい出来栄え)もできて、小さいながらも形は整ったのである。



 そのあと、当BLOGで何を売るかをお知らせして棚で売るというスタイルで毎週やっていた。それが一変するのは2011年4月のことだった。テレビ朝日の「人生の楽園」で取り上げられたのである。放送に対する反響の大きさは半端ではなかった。それまでは、前をワンちゃんの散歩で通る方くらいにしか認知されていなかったのだが、幅広くいろいろな方に伝わった。ただ、売り物は増えるわけではないから、毎週あっという間に無くなるということが繰り返された。



 しかし、そういった状況もしばらくすると変化する。前からお付き合いしていて「人生の楽園」にも出てくださった仲間から、木更津のご近所仲間の作った野菜を出したいという申し出があり、品数も量も大巾に増えることになった。日曜の夕方に木更津に寄って提携農家さんたちの出品物を預かり、そのまま横浜に戻って月曜と火曜でうちの分も含め売ることになったのである。品数が増えると別の店に行かなくてもある程度揃えることもできるから、お客さんもありがたい筈なのだ。



 さて、それがしばらくつづいたあと、2013年7月に次の大きな転機が訪れる。配達をすることになったのである。BLOGでお知らせをしたあとメールで注文を受け、取り置きあるいは配達を行うことにした。この配達方式はお客さんにも受け入れられ、直売所の店の売上よりもずっと多くなり、我々の農業の柱のようになったのである。



 そして2019年3月、直売所の看板を一旦下ろすことになる。私も70歳(古希)を迎えたので、車を使っての農場往復や配達を見直そうということになり、配達していたお客様や提携農家さんたちに残念がられながらやめることにして、コメや芋などまとまった収穫があったときに臨時販売(宅配)をおこなうことにしたのだった。しかし、ある程度の広さの畑もあるし、草っ原にするわけにはいかないので作物はできてくる。ということで、しばらくしてから、最初の頃のように玄関先の棚にうちでできた野菜を並べておく方式で細々と再開して現在に至っている。



 ということで、長くなったが13年半の直売の経過を書いてみた。筋書きはなかったが、いろいろな幸運と縁があって、そして何よりお客さんのご愛顧により、うまい具合に直売もやれていたが、これはとても重要なことだったと振り返ってみて、あらためて感じる。それは頑張って作った米野菜を活かせるということでもあり、また定年後の生活の生きがいともなり、よくもまあこんなことやってきたなあ、という感慨とも言うべき気持ちがある。このシリーズ(6)では2箇所居住をお薦めしたが、それとセットになるのが「田舎で作って都会で直売」なのである。細々と再開したあと、実は着実にお客さんが増えている。最近は端境期が続いて少ないこともあるが、1時間でなくなってしまう。やはり作リ手の顔が見えるのは違うのかもしれない。農薬を使わないで作っている野菜は喜んでもらえるのかもしれない。
 ちなみに、2009年から昨年までの当家の作物の売上高は1150万円、自家消費分身内への分を加えると1400万円ほどと考えられるから、年100万円くらいは収入となっていたわけだ。ただ、毎年減価償却費だけでも60〜70万円はあるから、毎年赤字である。ただ、実際には金が出ない減価償却費があるから、キャッシュフローではそれほど悲劇的な数字にはならない。テーマパークの入場料くらいの負担で済んでいるというところだろう。
 
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定年起農(8)経済的側面について

 定年帰農生活シリーズの11番目は、「定年帰農生活はまるでテーマパーク 11:田舎暮らしの経済計算」である。アバウトではあるが、当家の経済状態なども書くことになるので、連載の中に入れることについては思案したのだが、定年後の方向決定に際しておそらく最重要と言ってもいいくらいの要素であり、あえて書いてみることにしたのだった。2014年ごろに書いたもので、世の中も私自身も状況の変化はあるが、この「定年起農」の方でも引用しておくことにする。とりあえず、元記事をお読みください。



 私は定年到達の3年後、サラリーマンを完全引退するときに、農業での青色申告の申請をして、以降毎年その括りで確定申告をやっている。これにより、自分の農業収入や費用が明確になっており、そして何より農業が自分の仕事という自覚につながっている。「最近の直売について」という記事の中で、「14年目でまだまだ続いているのも、(お客さまに)買っていただいているからに他ならない。」と書いているが、毎年確定申告をやって自分の農業を客観的に眺めているのも継続の要因となっている気がする、毎年赤字だけれど。
 定年後の前半(これまで)は余り問題なくやってこれたが、後半については未知数の部分もある。病気やボケなどへの対処、さらに運転免許がどうなっていくかが不安要因となっているが、横浜の元の家に片足を残しているのが効いてくると考えている。
 

    定年起農(1)耕作の薦め
    定年起農(2)
    定年起農(3)ロードマップ作ろう
    定年起農(4)チーム作りは重要かも
    定年起農(5)ロードマップの一つ:居住形態
    定年起農(6)土地を探す
    定年起農(7)田舎暮らしの楽しさ
  
  
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定年起農(7)田舎暮らしの楽しさ

これまでの私のBLOG記事中で、我ながら一番と思うシリーズがある。2年ほど前に紹介記事 ”連載「定年帰農生活」を振り返る” を書いたので、ご覧になった方が多いと思うが、あえてもう一度紹介しておこう。この「耕作の薦め」の中に入れておきたいからだ。耕作とは直接関係の無いものも含まれているけれど。
経緯は紹介記事冒頭に書いてあるが、1年かけて12のテーマを選んでまとめており、(半)田舎暮らしをやってみて良かったことなどをまとめたものだ。実際のところ、幸運に恵まれたのか私の場合良いことばかりだった。中でも野生のフクロウとの出会いと別れは衝撃的だったので、2ヶ月の続き記事で触れている。
一種サブタイトル的にも使っているが、「定年帰農生活はまるでテーマパーク」は全くその通りで、日々想定外の出来事が起こりその対応に追われると言う日々で、いろいろ工夫して解決するのはとても楽しいことであった。まあ、暇でぼーっとしている瞬間は皆無だったと言ってよく、それは今でも継続中。さすがに13年もやっているとたいていのことは経験済みで、BLOGの題材は減っており、重複も頻出しているかもしれないが、年寄りと話をしていると「あるある」なので、勘弁してください。なにしろ6,800以上も記事を書いているから、そろそろ減速してもいいだろうと言うこともあって、振り返りながら総まとめをしているところである。



連載「定年帰農生活」を振り返る


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    定年起農(6)土地を探す

0701フクちゃんアップ
  写真撮影時は左羽根を傷めていたが、無事回復して森に帰っていった

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定年起農(6)土地を探す

 横浜の家から車で1時間ほど、京浜急行の特急を使えば通勤も可能という半リゾートマンションから田舎へ飛び出そうと考え始めたのは、年末に定年を迎える2008年の夏くらいからだった。平日に田舎暮らし用不動産のWEBを見て見当をつけて仲介業者さんに連絡し、 週末にみに行くと言う繰り返しがずっと続いた。最初のうちは、当時所有していたマンションの近くで探そうとしたが、早々に挫折した。今頃はどうかわからないが、農地が販売用不動産として出てくることはほぼなかった。まして、横須賀・三浦・逗子葉山ではあり得なかったのである。
 もちろん、関東一円も対象で山梨県や茨城県にも出かけて行ったが、母親が暮らす横浜の家から完全に離れるわけにはいかないと言うことで、対象外となった。アクアラインを使えば時間距離が近い千葉県内でも何ヵ所も見に行ったが、一般的な田舎暮らし物件は、農地としては面積不足だったり、借りる必要があったりして、これと言うものにはなかなか出会えなかった。最終的に、今の農場の物件に出会ったのは12月に入ってからだった。
 面積が広く色々できそうだ、何より田んぼが作れそうと言うことで、詳細な検討なしに買うことにしたんだが、あとになって良かった点・悪かった点をまとめ、BLOGに書いたので、次に紹介する。購入あるいは借りる際の評価項目の参考としてくださればありがたい。



























0626初夏の農場の空撮


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BLOGタイトルの整理

 6000を超えているんじゃないかと思っていたこのBLOGの記事数だが 、調べたらこの記事の前までで6,817件ということがわかった。実はさっきまで、全部の記事のタイトルを抜き出して一覧表を作るという荒技をやっていたところだ。色々なことを書いてきているが、そのかなりの部分は記憶から蒸発している。今回のシリーズをまとめるにあたり、今までに書いたものも振り返って利用してみようと考えたのである。
 例えば、まず見つかったのが農場の良かったところ悪かったところをまとめたもので、入植した年の7月ごろに11本の記事で整理してある。これなどは今書いている定年起農のシリーズには関係が深そうなので、この辺りから引用してみる予定。今日は日が変わったので続きはあとにしよう。

0625タイトル一覧表
  A4縦に2段組、細かい字が40ページにわたり並ぶ、暴力的な一覧表

 
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定年起農(5)ロードマップの一つ:居住形態

 私のケースでは、50歳あたりから一応2地域居住をやっており、定年に際して現在の2ヶ所目に買い替えて継続したので、そのまま続いている。定年前は2ヶ所と言っても寝る場所が変わる程度だった。勤め人だから、そこでのコミュニケーションがほとんどで、地域との交流はほとんどなかったと言ってもいい。ただ、市民農園をやっていたカミさんは、そこの野菜作り愛好家の皆さんとの交流があり、それなりに充実した週末農業をやっていたらしい。

0623山の農場

 定年後の農場での暮らしを始めてからは、ずいぶん様子が変化した。私の方も、道普請や法事などに顔を出すようになったし、以前とは違ってご近所の皆さんとの交流も結構やるようになった。また、別にまとめて触れることになると思うが、横浜の家で直売をやったおかげで、お客さんとの交流ができた。定年退職後、仕事もなくなるが人との交流もなくなりがちではないかと思うが、両方でコミュニケーションが生まれたおかげで私の生活はずいぶん充実したのではないかと思う。
 子供たちが独立してから定年までの間、借金でリゾートマンションを買って返済していくというのは、金が入ればすぐ使うという私の行動パターンを見越したカミさんの戦略だったらしいが、おかげで定年時の買い替えはすんなりできたのであった。 ただ、耕作のための土地や田舎暮らしのための家は、買わなくても揃えることは可能だろう。当方の農地がある大多喜町は、この10年以上で人口が1割位強減っている。もちろん消滅可能都市の中に入っているが、町役場も危機感を持っていて、空き家バンク制度もずいぶん早くやっていたし、農地取得のための面積制限も、一般の5反歩以上から1反歩以上にして敷居を低くしたのもずいぶん早かった。そういった制度を使えば手軽に物件を手にいれる(借りる)ことも可能なはずだ。
 長くなったので、この項のまとめに入ろう。前にも言ったが、こんな生活始めて13年半、すでに定年後の生活の後半に入っているような気がする。このあとの時間経過により、車の運転ができなくなった時、医療や介護の施設に入らざるを得なくなった時、この田舎家しかなかったらかなり不自由になってしまうだろう。そう考えると、娘や息子がいる横浜の家にいつでも戻れるというのはいいかもしれない。(娘や息子の世話になる気はないけれど。向こうもその気はないかもしれないし。)このシリーズを通じて、自分の選択をひとさまに薦めるつもりはないが、この2か所居住だけは検討された方がいいと思うものだ。

Googleフォトで眺めて懐かしかったが、定年まで週末を過ごしたマンションは、海が目の前だった。西は三浦海岸、東は久里浜方面、真下はウインドサーフィンのメッカで、週末は多くの人が集まる所だった。冒頭の、山にかこまれた農場とは180度違う立地。両方あればよかったかもしれないが、とてもじゃないが行く暇はないだろう。 
0623海一望

0623海一望2

0623海一望3










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定年起農(4)チーム作りは重要かも

 当家の場合、カミさんの方が田舎暮らし=農的生活については先輩だった。(3)のロードマップでは触れなかったが、今回の更に前には(50歳の頃だろうか)、三浦半島の先端部(津久井浜)の海岸沿いのリゾートマンションを買って、週末はそこで暮らしていた。結果的に見ると、海から山に大転換したことになる。カミさんはそこで市民農園を借り、大転身の10年くらい前から野菜作りをしていたのである。そんなことから、今回の定年起農開始に際しては、説得の努力は不要だった。どちらかというと、通常の田舎暮らしとは一桁違う農地を買うのだから、手に負えないんじゃないかという懸念があったらしいが。米も作って仕事にするという私の計画は無謀と思われたかもしれない。まあ、こちらがカミさんの趣味についていくという図式だから、反対はできなかったのだろう。
 しかし、始めてから10年以上も経つと、そのような形で二人のチームでやってきたということが大変にプラスだったと感じる。そもそも70歳超えたら、一人でできることは知れている。こちらは腰痛持ちだから、今週初めの移動の際は、ジャガイモ入れた箱はカミさんに運んでもらったくらいだ。量的には大したことないが、米も芋・野菜も作って販売までやってしまうという今の状況は、2人で役割分担しながら必要なときには協力・加勢するということは必要条件に近い気もする。そのような仲間を作り、説得してチームでやっていくという体制作りには、たとえ夫婦であっても時間がかかるものだ。このことは、ロードマップを作る際にぜひとも織り込んでほしいものだ。
 ちょっと話はそれるが、カミさんと私の大きな違いは、植物への愛情だった。私は、生き物として受け止めるのに10年くらいはかかった気がする。なので、種まきは今でもカミさんの仕事と理解している。

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この写真は、ここ
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定年起農(3)ロードマップ作ろう

 何事にも計画があった方がいいが、逆に縛られることもあるので勝手気ままにやるのも悪くないだろう。私が14年前に田舎暮らし物件を探し始めた頃、実はあまり先の見通しは持ってはいなかった。どちらかというと勝手気まま路線だった。今振り返って考えると結構上手くやってきた感じがするのは、相当運が良かったと思わざるを得ない。
 しかし、寿命も延びて定年後の生活も20年くらい続くことは当然になりつつある。それに、定年後収入は確実に減少する。長く楽しい生活を続けようと思ったら、やはり計画は必要になるだろう。私の経過を振り返って、参考になりそうなことを整理してみよう。
 まずは切替の時期だが、私は60歳の定年到達の少し前に農地を探し始めた。契約はまさに年末近くの誕生日あたり、実際の定年とほぼ同時だった。そのあと3年ほど再雇用でサラリーマンを続けて、63歳の時に専業農家になった。振り返ってみると、このタイミングは悪くなかったようだ。起農時点は、やはりいろいろな作業が重なるので、歳はなるべく若い方がいい。ただ、給料をもらえるうちは出来るだけ頂戴するのがいいので、掛け持ちでも仕事は続けた方がいいだろう。しかし、週末のみの農作業では十分とはいえないところもあるので、いつ専業となるかはよく考えるべきだろう。
 というふうに考えていくと、元々の仕事から農的生活にどのようにして、どのタイミングで軸足を移していくか、というあたりをあらかじめ考えておいた方がいいと思われる。なので、あらすじ的な「ロードマップ」を考えてみることを勧める。

0621田んぼ作り






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耕作の薦め・とある定年起農者の記憶(2)

 本題に入る前に、昨日の作業に触れておこう。収穫時期に入っているジャガイモだが、梅雨の合間に何回か掘っており、昨日が最後で残りを全部掘った。今年は収穫量をちゃんと把握していなかったが、合計は700Kgほどだと思う。うちの場合、直売をやっているから想定内だが、この量はかなりのものである。何が起きても何ヶ月も食いつなげることができるはずだ。

0629ジャガイモ収穫

 そんなことを目的にして作ることもないが、言いたかったのはジャガイモが作りやすく、成果も大きいということだ。初心者でもあまり苦労することもない。例えば、育つ時期が春先中心ということで、草にやられる危険性も低い方である。そして、何より効率がいい。種芋が1Kgあったら、20〜30Kgの芋を容易に作れるくらい。ただ、問題もある。それは連作(次のシーズンも続けて作る)のときに病気(アバタ)が出やすいことだ。収量も減るかもしれない。とはいうものの、いろいろな特徴・長所から、「自分で作ったものを食べよう」というテーマにはもってこいだと思う。
  
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耕作の薦め・とある定年起農者の記憶(1)

 ちょうど定年を迎えたころにこんなこと始めて、14年目も半分が過ぎた。それまで市民農園で作物を作っていたカミさんとは違って、環境も仕事の種類もまったく違うサラリーマンを40年近くやっていた私には、相当大きな転機だった。再雇用で引き続きサラリーマンは続けることにはなったが、手に入れた農地は幸いなことに田んぼを作れそうという見当はついていたので(というか、選択の重要要件としていた)、第2の仕事として農業(特に米作り)を位置づけることができたのだった。
 もともとゼネコン社員だった私にとって、田んぼを作ったり畑を開墾するのはさほど畑違いではなく、10年くらい田畑としては使われていなかった農地(草原状態)は、すぐに元の状態に戻せたし、最初の年から米も収穫できた。調査・計画・準備・施工という手順を辿れば、工事造作はなんとかなるわけだ。どちらかというと、米作りを始めとする農業関連の知識などの方が何一つなく、今のようにいろいろな人がBLOGやYOUTUBEで発信したりということもなかったから、現代農業という月刊誌くらいが唯一の情報源で、隅から隅まで読んだのだった。その程度の情報レベルでもなんとかなったのは、植物が基本的に持っている設計図の優秀さだったのだろう。いろいろな環境の変化に応じ、生き方や成長の方向などを、予め作られているプログラムに因って決めながら成長しているように思えた。私から見ると、最低限の環境はなんとか用意はしてあげるが、あとは向こう任せ。植物自体の生命力が頼りだったようだった。
 食べるものなんか金払えば手に入る、金は勤めている会社が毎月払ってくれる、ということをそれまでは当然のこととしていたのだが、自分で作ったものを食べるという体験は、行動を土台から変えるのに十分なものだった。半農半サラリーマン時代を終わらせ、一応農業者として青色申告を行うことにしたのは定年後3年が経過した2011年末のことだった。税務署に青色申告承認申請書と個人事業開業届出書を出して、農業を仕事にする形は整った。などと、さらっと書いてはみたが、山ほどいろいろな問題にぶつかり、一つずつ解決していったのが最初の1年間だった。しかし、今思うとあまり心配はいらないと思う。米はタネ蒔いてから収穫まで半年以上の時間がかかる。初めてだと慌ててしまうが、時間のリズムはそれはそれはずいぶんゆっくりなので、どんなことでも対策が間に合わないということはあまりないように思う。
 それでこの記事は前置きなんだが、本題は標題の「耕作のすすめ」であって、今一度色々振り返ってまとめをしてみようと思う。食料自給率の問題は昔からわかっていたことなのに、国のレベルでは絶対に解決しないだろう。不安定な世情を見ると間に合うかどうか心配はあるが、やっぱり自分で作った物を食べることにはチャレンジしてもらいと思う。まあ、自衛の勧めと言ってもいいかもしれない。一応連載にするつもりだが、何度も試みているので、これまでと違う切り口になるかどうか。前の引用などもやるかもしれない。不定期になるが書いていこう。これまで「定年帰農」としていたが、「定年起農」とした、これがいいんじゃないか。

0616農場全景


0616監視カメラ画像


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会所農場2021年10大ニュース

 (自分自身としては)恒例の10大ニュースをまとめてみた。いつものように1年間のBLOG記事をざっと眺めて、中からピックアップするのである。例年に比べて少々エピソードとしては小物感があるなあ、と思いながら10件を選択した。なんだか去年のニュースと同じようなものもある。
 全体を見渡すと、農業に関する話題はほとんどない。強いて言えば、ケモノ対策(サル)と田んぼ用の揚水ポンプ更新くらい。まあ、昨年8月に開院した娘の眼科での仕事に重心をかなり預けたので、それがこういうところに現れているのだろう。ただ、コメはかなり穫れた方だし、農業収益としては、コロナの影響をモロに受けた昨年から回復している。こんな感じで気楽にやっていくのもいいような気がする。

1229天日干し


 さて、小物揃いなので時系列で並べてみた。

1)ヤリス登場


 7年半で12万キロ走ったフィールダーハイブリッドの代わりはヤリスハイブリッドだ。フィールダーはまだまだ健康体で、もう1回車検を取るつもりだったが、歳はとったのに安全装置がついていないことが気になっていて、3台続けて買っているセールスマンの出してきた条件にグラリと来て予定外に買ったものだ。自動ブレーキやレーンキープ機能はついているし、異常なほど燃費がよく、この頃のガソリン高騰でもびくともしない。当分乗ることになるだろう。

2)健康シフト


 1月に血圧が高め(時々140~150)であることが判明し、一気に対策を強化した。塩分を控える食事や運動など。この結果、5月頃には130内外まで落ち着き、ほぼ平常状態となっている。ただ、血液検査で脂肪が多めとの判定があり、要注意かも。眼と脂肪のサプリは継続中。
 
3)山歩き


 健康対策の一環として、農場周辺の山を歩くということを冬の間のテーマにしていた。かなり前に、営林署や自治体が散策路として整備したようで、荒れてはいるがちょうどいい感じの山道となっている。健康状態観察用にスマートウォッチも買ったが、これが運動チェックにはとても有効で、なかなか面白かったのだが、今シーズンはまだ再開していない。
 
4)クリニックの会計業務


 昨年8月開院から5ヶ月間の会計を今年の2月にまとめた。クラウド会計を使い、わからないところは税理士に教えてもらうというやり方だったが、なんとか決算までたどり着いた。これから今年の会計業務をまとめ始めるところ、さあ頑張らないと。

5)えすかる号の足回り交換


 軽トラの積載重量は350Kgだが、えすかる号はほぼそのくらいの重量があったはずだ。さすがに標準の足回りでは不安定で、大型トラックに追い越されたときや風の強い高速では、船のようにゆらゆらするほどだった。このため、足回りのほとんどを交換してみた。並行して装備重量を80Kgほど軽くしたこともあって、効果はてきめんで、高速走行の安定性は大幅に向上した。

1229えすかる号

 
6)サル対策(監視カメラ)


 監視カメラは以前から使っていたが、今年は無線LANの範囲拡大により有効な位置に配置することができるようになり、これまでわからなかったサルたちの行動パターンを把握できるようになった。この結果、どうやら案山子が意外に有効ということが判り、来年は動く案山子に挑戦しようと考えている。

7)ポンプの更新結果


 6年間、ひたすら15m下の川から水を揚げていた水中ポンプだが、明らかに揚水量の低下がみられたので、交換した。その結果、揚水量は倍ほどになった。農事用の動力線を使っているが、毎月の電気代は5,000~6,000円ほど。3万円/シーズンはまあまあというところだろう。

8)アマチュア無線に挑戦


 我が国では、ドローンに対する締め付けはかなり厳しい。ドローン自体の操縦免許も設定されると思うが、無線免許も必要になるのではということで、第3級アマチュア無線免許に挑戦し、なんとか合格した。合格率は6割位のはずで、比較的優しい国家試験なのだが、なにしろこっちは73歳という老人だ、恐ろしいことに丸暗記はほぼできなくなっている。ということで、合格できるうちに取ってよかったなあと感じている。合格後、小型のポータブル無線機を買って無線局免許の申請を行っており、来年早々には免状が届くはずだ。ついでにハムにも手を出そう。
 
9)メインPCの入れ替え


 3年しか使っていないThinkPad(Ryzen)が,windows11に非対応ということが判明した。そんなことは想像だにしていなかったので、先行版を入れていたのだが、それが仇となりwindows10にも戻せないという変な状態になってしまった。このThinkPadは、スキャナつないだり2画面にしたりで、クリニックの会計業務に使っており、思い切って新しい(といってもあまり見た目の変化はないが)ThinkPad に入れ替えたのだった。Mac Mini(M1) や chromebook(i3) など交代要員も試しているが、やっぱりwindowsにはかなわない、私の使い方の場合だが。

10)ドローン本格活用(?)


 去年の10月に買ったドローンは、画面がスタビライズされないなど、高級機とは全く別物だったが、それでも鳥のように空から地上を見たり、遠くを眺めるということの気持ちよさを味あわせてくれた。ケモノの侵入をチェックするとか、離れている借り畑の様子を見るとか、今の農的生活には役立つところも多そうなので、DJI Air 2S というなかなかちゃんとしたものを購入した。これは、最初のものとは全く別物で、文句のない空撮ができる代物だ。ただ、世の中の絶景映像とは異なり、このあたりの風景は平凡極まりない田舎といったものであるのがちょっと残念だ。しかし、田んぼや畑の定点観測には素晴らしい道具と言えるだろう。なくさないように、壊さないように注意して、農場の四季を撮っていくことにしよう。




駆け足でみる13年間、この下のLINKからどうぞ



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11月突入

 今年もあと2ヶ月、なんていうことを書くのは初めてだ。このところずっと、1年が短いなんて考えたこともなかったが、なぜだろうと考えた。おそらく眼科の仕事をやっているからかもしれない、と思っている。毎週農場からでかけていって顔出しているし、毎月決まった仕事もやってくる。年の単位でやらねばならないものもある。そういえば、「えっ、もう1ヶ月経ったのか」と感じることも多い。
 イネなどの植物とつきあっていると、そんなに時間に追いまくられることはないのかも。まあ、季節の移り変わりを感じながらの生活は、時間はゆっくりと進むのかもしれない。

1101天日干し



 

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2020年会所高原自然農場10大ニュース

1230看板

 例によって今年を振り返っている。今年は娘が始めた眼科クリニックに関することが大きな位置を占めている。工事段階から手伝ったが、開業後も総務的な仕事・会計の仕事を続けている。ということで、

1)第3の人生始まる
 クリニックを立ち上げるというのは、私自身のニュースとは別のようにも思えるが、私としては新しいジャンルの仕事だ。なので、元町マリン眼科の事務長という第3の仕事をスタートさせたということで10大ニュースに入れた。今年の初夏以降はほとんどこれに専念して、田畑のお守りはカミさんに任せっぱなしだった。その代わり、新しい仕事は少しずつ身に付いてきている。これからしばらくは経理やさんである。




2)端末の変化(進歩?)
 端末周りは今年も色々変化した。年末近くの大きな変化はMAC mini(M1)の導入だ。appleがついにIntelとたもとを分かったと聞いて、また評判がえらくいいので、思わず挑戦した。40年ほどのPC生活の中で、MACとの接点はほとんどなかった。この先どっちに向かうのか自分でもわからないが、これも新しい挑戦である。
 もう一つは、chromebookを試していることだ。1台目はアメリカのAmazonから購入したASUSのもの、2台目はLenovo のideapad duetという端末、これはandroid tabletに置き換わるのではないかと実験中。iPadに近い立ち位置で、これはきっと当分使っていくことになりそう。
 3点目はメインのスマホの交代だ。今までメインで使っていたpixel 3 XL がちょっと不安定になったので、交換予定を1年はやめて pixcel 5 に交代。これは普通に使いやすくて手に馴染むスマホだ。






3)農民車の交代
 納車は来年にずれ込むが、これまでのフィールダーハイブリッドを下取りに出して、ヤリスハイブリッドに交換することにした。12万キロ弱走ったフィールダーは、まだ良コンディションで20万キロを目指せるほどだが、残念ながら衝突防止装置などの安全対策がなく、72歳の我々にはもう少し進歩したシステムが必要だろうと言うことになり、交換。何かあってからでは遅いからね。



4)ハーベスターの交代
 入植した年に中古度購入したハーベスター(米の脱穀機)が昨年のシーズン終盤に壊れ、中古機械が見つかったので入れ替えた。今どき天日干しをやる農家はそれほど多くなく、探すのは難航するかに思えたが、運良く木更津の農機具店で見つかった。今年の作業に使用したが問題はなく、交代はうまく行ったようだ。



5)ソーラー井戸ポンプシステムの改良
 5年経過したソーラーシステムのコントローラーを、9月頃にすべて入れ替えた。これにはまだ続きがあり、春までに残りを更新する予定である。このポンプは、昼の明るい間400L/毎時程度の水を揚げており、上の池・ハウス・田んぼ・下の池に水を配っている。このようにいつも水が使えるのはとてもありがたい。



6)電気工事少々
 昨年第2種電気工事士免許をとったが、一応それを活かすためにAC100Vを田んぼの家側部分とハウスに引き込んだ。これまでは電工ドラムなどで引いていたのだが、ちゃんと配線したつもり。時間があればさらに延長する計画だ。将来的には田んぼのどこでも電気を使えるようにしたい。これは動力用というよりは、ケモノ対策のカメラやWIFI設置のためである。

7)映像機械の充実
 まだBLOGではテスト程度だが、360度カメラとドローンを購入した。360度カメラは、クリニックと農場・直売所のgoogleビジネスで活用する予定だが、今のところ会計業務に追われており、少し先の春頃になると思う。ドローンはなかなか面白いのだが、画面が揺れるので防止機構のついたものへのグレードアップを検討中。



8)ケモノ対策の新展開
 これまで、リモートセンサーを使った警報装置を使っていたが、サルは手に余っていた。監視カメラのいいものが安く買えるようになったので、これを使いはじめた。やはり目で確認できるのはありがたいし、(農場にいれば)すぐに追い払える。農場にいないときどうするか、それが問題だ。



9)台風復旧作業に追われる
 昨年秋の台風で、当方も若干の被害に見舞われた。房総半島の別のエリアほどではなかったが、それでも新年から春は復旧作業に追われた。被害は、ハウスのビニールの破れ・ハザの沈下と傾き・かぼちゃハウスの潰れ・大時計柱折れる、などである。



10)信州旅行にでかけた
 コロナ禍で、えすかる号でもでかけにくい状況が続いた。唯一、小康状態だった晩秋の時期に信州にでかけて紅葉を見たが、その後再びコロナが勢いを取り戻しており、えすかる号も横浜の家で惰眠を貪っている。2人で出かけると、眠るときはとても狭いため、立体的に空間を見直した2号を検討しているが、さてできるだろうか。



今までの10大ニュースはこちらです。



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定年帰農生活はまるでテーマパーク 11:田舎暮らしの経済計算

以前の連載記事の欠号を再掲載 経緯は末尾を参照してください。
書いている内容は、2014年時点のものです。

 田舎暮らしを始めたいと思うとき、金銭面の見通しをつけておくことは重要ですね。定年後の貯金や年金に頼る身となっては特にそうです。実は私自身はあまり心配せずに飛び込んだのですが、結果的にはうまくいっています。人によりいろいろ状況は違うでしょうが、一つのケーススタディとして当方の事情を簡単に説明してみたいと思います。
 まずは物件の取得費用から始めます。私のところは土地が約3000坪で、うち半分が居住や耕作に使える平らな土地です。そのままで住める家と大きな納屋があり、農業用の若干の投資を含めての総額は2000万円ほどでした。別荘地を買って家を建てるという基準からすればそれほど高くはありませんし、私は10年ほど所有していたリゾートマンションの買い替えという形でしたから踏み切りやすかったのです。しかし、平らな部分を農地に替えても、その収益でこれを回収するということはちょっと無理です。借りるという選択肢もあると思います。定年後に向けた準備も、直前ではなく子供が一人前になった時点など、早めに着手する方がいいかもしれません。
 ささやかですが農業収入のことにも触れましょう。横浜の家の玄関先で開く小さな直売所の収入とコメやイモなどの通販を合わせた売上は月10万円程度です。横浜と大多喜の農場を毎週往復しているので交通費がかかるし、現金ベースでは収支トントンというところです。とてもではないが、これだけでは食べていけません。ただ税金面では、農業用機械や移動用のクルマの購入費等の減価償却分を費用に加えていますので、これが収支としてはマイナスとなります。年金の収入と合算すると、天引き分がかなり戻りますので、一種の節税効果を産んでいます。
 次は生活費です。売るほどコメや野菜を作っていますから、肉や魚などを除くと基本的に自給自足です。ですから食費はかなり少な目です。それ以外もあまりお金は使いませんね、農作業にも追われているので使う暇がありません。まあ、それ自体が趣味のようなものなんですね。総務省発表の定年後の夫婦の生活費統計では月約27万円位のようですが、それはかなり下回っています。
 自然に囲まれながら作物を作るという生活はとても充実しています。でもシンプルでお金がかからない生活で済むのです。これだけでは食べていけないと書いた農業も、生活の足しになるというよりは生活自体を豊かにするために大いに役立っていると考えています。始めてから6年が経過しますが、お金では得られない楽しみに恵まれているといつも感じています。


定年帰農生活はまるでテーマパーク 10:手前味噌と梅干し作り

以前の連載記事で欠号があったため、再掲 経緯等は末尾を御覧ください。

 この生活を始めてから、色々なものを自分達で作ることが身につきました。コメや野菜などの作物は当たり前なのですが、それらをさらに加工するということにも挑戦しています。なかでも作ってよかったと思うものはなんといっても味噌です。2011年だったか、知り合いから君津市で古くから栽培されている在来種の大豆を貰ったのがきっかけです。それを育てて収穫してから味噌造りに挑戦しました。最近ではインターネットで何でも検索できるし、糀屋さんも近くにあったし、特に問題もなく味噌ができましたが、特筆すべきはそのおいしさでした。信州の味噌屋さんから買ったこともあったけれど、自分で作った味噌は買ったものとはまったく別ものです。その在来種の大豆は、エダマメとして食べても味噌作りの準備で煮豆にしたものを食べても甘くておいしかったので、豆自体の美味さもあると思います。
 次の年から大豆の作付けを増やして直売所で「味噌を作りませんか!」ということで販売してみました。もちろん作り方や麹を手配するサービスも用意しました。結構反響があり、ご近所では味噌づくりがちょっとした流行になりました。2年目となる今年初めも注文をとりましたが、大体の方が前の年より作る量を増やしていました。
 単にできたものを売るだけではなく、こういう自分で何かを作ってみるというきっかけを提供するということも、とても意味のあることだと思います。同じようなものとしては梅の実があります。田舎の家には梅の樹は当たり前のようにあり、毎年採らせてくれるお宅もあるので、直売所では「梅酒や梅ジュース、梅干しを作りませんか」ということで毎年提供しています。これも味噌造りと同様に好評です。
 うちもずっと都会暮らしをしていましたが、材料を買った上に作り方を調べてというのは結構敷居が高いものです。田舎にいると、こういったものは作るのが当たり前という感じで、教わることも容易です。実は梅干しも味噌作りも近所や知り合いの「おばあちゃんの知恵」を借りています。長年の経験は貴重なものでインターネットでは得られないノウハウも教えてもらいました。都会と田舎を行ったり来たりする生活の中で、こうしたモノづくりの習慣や知恵もさらに広げていこうと思っています。


連載「定年帰農生活」を振り返る

 2014年の初めごろ、ふるさと情報館という田舎暮らしに特化した不動産仲介業者さんが刊行している「月刊ふるさとネットワーク」という本に連載コラムを書いてほしいという依頼があった。12か月にわたり「定年後の田舎暮らし」という切り口でテーマを探し、シリーズ記事にしてみた。それぞれはBLOGにも掲載してfacebookからもリンクを貼った。また、2015年暮れには、facebookのノート機能を使ってこれを保存し、田舎暮らしに挑戦・検討している方の参考にしてみようと考えたこともある。読み直すと、それなりに私自身の田舎暮らしを物語っていると感じるので、改めてまとめてみました。またかと思われる方もいらっしゃるかもしれないが、そのような経緯と目的なのでご容赦を。12の記事のうち、なぜか10番目11番目がBLOGに見当たらない。これをアップしたあと、追いかけて復活記事を掲載する予定です。(追加済み)

 このきっかけは、その月刊誌の前年12月号に載った記事(取材を受けたもの)だった。2ページを転載しておく。
0517記事01

0517記事02

































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田舎暮らしを見直そう

0517できたての田んぼの風景

 私が田舎暮らしと農的生活を始めたのは11年半前、60歳の定年を迎えた直後からだった。それまではどちらも全く無縁の生活を続けていたのだったが、その前の10年ほどは三浦半島先端部のリゾートマンションに週末の拠点を置いており、そこで市民農園を借りて畑作りを楽しんでいたカミさんに同調するかたちで、もうちょっと本格的な田舎暮らし&農的生活に挑戦しようじゃないかということになったのである。趣味的(楽しみ)だったカミさんに比べ、私の方はサラリーマンを卒業する代わりに仕事として位置づけようといいう気持ちがあり、そのあたりは少々ずれがあった。けれど、2反歩の田んぼと2反歩の畑を手掛け始めると、すぐさまできた作物をどうするかという話となり、また農地を登記するには営農の事実を町の農業委員会に認めてもらわねばならず、横浜の家の玄関先で直売を行うという形で、一応ビジネスとして動き始めたのだった。
 それから11年半、横浜の家で続けていた直売と配達をやめるといった大きな変化(2019春)はあったが、コメ・イモ・野菜・果物を作るという我々の生活の基本路線は変わっていない。ただ、途中で東日本大震災の発生や最近の新型コロナウィルスの流行など、社会的な変化はいろいろ起きている。我々のスタート(2009年)の頃、田舎暮らしと農的生活は一種のブームのような時代で、このBLOGでいろいろ発信していたものだから、テレビ朝日の「人生の楽園」に出たりした(2012年4月)ものだったが、この10年ほどの間にそのブームがすっかりピークを過ぎた感がある。団塊の世代の高齢化や定年の延長、年金給付時期の繰り下げなど、社会構造の変化によるものだろう。
 私自身、定年帰農&田舎暮らしを続けるうちに、その面白さや楽しさに気付きながら、このBLOGを手がかりにいろいろな情報を発信してきたが、同じようなことをやっている方や始めようとする方への情報提供と交換を強く意識してきたのだった。だが、前の段落に書いたような社会の変化や田舎暮らしと農的生活の退潮を感じるわけだが、それは時台の流れだと思ってきたのだった。
 しかし、ちょっと待てよと思ったのが今の新型コロナの流行だ。我々はほとんど横浜の家に戻らずに農場に籠城して田植えや畑仕事をやっているが、何がどうなっても食べて生活するのには困らないじゃないかとあらためて感じている。もうすぐジャガイモが穫れるし、夏から秋にかけてはイモやコメが順次取れてくる。今のパンデミックはすぐに収まるとは思えないし、そのあと未曾有の社会の変化が起こっても不思議ではない。会社も仕事も収入も年金も、今の延長で考えるわけにはいかない状況がありうる。脅かすわけじゃあないけれど、一つの選択肢としてこういう生活を考えるのもあるのではないかな。
 というわけで、私自身ももう一度BLOGを見直したりして、「定年帰農と田舎暮らし」を振り返っていくことにした。



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コメ作りを振り返る(4:収穫)

0428収穫

 ちょっと間ができてしまったが、次に進もう。スタートからいきなり収穫に跳んでしまったが、やはりこれまでの11回のコメ作りを引っ張ってきたのは、収穫の喜びだった。「収穫の喜び」とはちょっと陳腐な表現と思わないでもないが、コメの収穫には他の作物とは明らかに違うインパクトが有る。特に1年目の収穫の際の達成感は、きっと死ぬまで忘れないだろう。
 2008年末に農地(現在の農場)を購入したのは、60歳の定年を迎えたときだった。当面再雇用という形で仕事は続けるのだが、それまで全く経験のない農的生活、特にコメ作りに重心を移すのは、思い出してみるとなかなか痛快で興味深いことであった。田んぼ予定地は10年近く使われておらず、むかしの田んぼは全く姿を消していた。入植後まずやったのは田んぼの計画だった。そして3月に2週間の休暇を取り、重機を借りて一気に田んぼの造成を行なった。その後、水を引っ張り、苗を植えて初めての田植え、そのあとは全く筋書きのない出来事とそれへの対応があとからあとから続く。それこそ無我夢中でやった結果、ついにコメができた。わけわからないから、相当変なこともやっていたのだが、イネというのは実に間口が広い生き物で、私の邪魔を跳ね返してコメを作ってくれた。この感動が今まで続く原動力だったと思う。
 それまでの半生の中では、農的生活に飛び込むなどとは思ってもみなかったのだが、やってみるとまるで昔からやっていたような感覚だった。もちろんわからないことだらけだが、ゆっくりと進む時間の中で、調べて対策を考えて実行するのは全く無理のない話だ。おそらく、DNAの中に経験値が刷り込まれているんじゃないかな。
 毎年毎年イネはコメを作ってくれるが、田んぼの状態も苗の出来具合も、そして天候の移り変わりも違っている。仕事なのか、趣味なのか、遊びなのか、はっきりしないけれども、始めてからこれまでずっと楽しみ続けているのは確かだ。あと何年できるかわからないけれど、きっと最後まで楽しめるだろう。そうそう、いい忘れているが、自分で作ったコメの美味さは格別だ。

0428初めてのコメ

0428脱穀中

0428初めての籾摺り












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コメ作りを振り返る(2:準備)

 1月末に引っ越してきたが、まず考えたのはその年から米を収穫したいということだった。農家ではなかった前の持ち主が7~8年ほど何もやっておらず、田んぼは姿を消して単なる傾斜地となっていた。ただ、幸いなことに定期的に草刈りはやっていたようで、周辺部以外は灌木やススキなどは生えておらず、丈の低い草が生えている程度。古い航空写真を探してみると、昔は棚田状になっていたことがうかがわれたので、これを参考に復旧させようと考えた。

0115造成前

 最初の作業は計画だ。昔の状況も参考にして、田んぼのレイアウトを決める。次に田んぼとする予定のエリアの高低測量を行う。全体的に南から北に下がっており、田んぼ予定地では4mほどの高低差があった。そこに田んぼを配置して畦・通路の位置や段差を決める。そして、大まかな土の移動量を決めるというプロセスで検討した。ちょっと困ったのは、南北の傾斜だけでなく、東から西についてもレベルが下がっていることだった。この東西のレベル差は、あとで行う重機での施工でも解消できない部分が発生し、結構長い間田んぼの高低差(傾斜)として苦しむ結果になった。

0115造成後

 もう一方で、田んぼの必要条件である水の確保を進めた。うちの敷地の外れ、西側の竹やぶの崖を下ると、養老渓谷の源流が流れている。田んぼのレベルからは20mほど下だが、ここに昔のポンプ小屋とポンプ本体があった。7~8年の空白の間に3.5KWのモーターは朽ちていたが、ポンプはまだ使えそうで、昔使っていたらしいJAに再生を依頼した。また、ご近所さん情報で向かい側の山の絞り水をパイプで引いていたことを知り、床下にしまってあった塩ビ管を探し出してつないでみた。延長は100m以上だが、これで24時間一年中水が流れてくることになった。平常時はそれほど水量は多くなかったのだが、川からの揚水と沢水の組み合わせで田んぼの水をまかなえそうな見通しが立った。
 そんな準備を進めていくうち、私にとっては都合の良い事態が発生した。勤めている会社が諸般の事情で営業停止処分を受けることとなり、定年になる前からの営業企画的な仕事を引き続き担当していた私は、その期間中は暇になることに。2週間ほどそういう状況が続くことになったので、貯まっていた休暇をまとめてとることにして、重機を借りる手配もして、冬の間から計画していた田んぼ造成工事を一気に片付けることにした。勤めていたのはゼネコンだし、職種としては建築屋だったので、触ったこともないユンボ(2t)だったが、すぐに習熟して作業をどんどん進めた。田んぼにするエリアは、だいたい3000㎡で、実際の田んぼとなるのはその約半分、ぶっつけ本番ではあったが2週間の作業でなんとか田んぼらしきものが出来てきた。その段階ではまだ川のポンプは治っていなかったが、山からの水が入り始めて田んぼらしくなってきた。(続く)

0115注水後


0115注水後





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コメ作りを振り返る(1:前夜)

 今年の米作りについては先日まとめてみた。今回は、これまでの11回目の米作りを全体的に眺めていこうと思う。

0109収穫

 そもそも、私は植物と触れ合うような農的暮らしには全く興味を持っていなかった。カミさんの方は、ここに来る前の週末拠点〔三浦半島津久井浜)付近で市民農園を借りるなど、以前から一貫して農的志向があったが、私の方はというと、力仕事が必要な際にちょっと手伝う程度で、ほとんどタッチしていなかったのだった。ただ、カミさんが市民農園と並行して、横浜の家の屋上で古代米を育てており、それをみて稲の不思議さには少々興味を抱いていた。
 定年を迎える2008年末に向けて、当時の週末ぐらしの拠点から、さらに飛躍しようということになり、関東エリアを幅広く探し始めたのだが、私は定年をきっかけとして、どうせなら米を作るような暮らしに転向しようと考えて、田んぼをやれそうなことを選択の条件に入れることにした。この源流は横浜の屋上田んぼだったのである。一番手軽な道、三浦半島あたりでも探したが、田んぼ適地はおろか、農地も適当なものが見つからない。山梨や茨城にも足を伸ばしたが、どうも農地を探すこと自体が当時の一般的な不動産流通(田舎暮らしを含む)経路からはかなり難しかったようだ。
 毎週物件を探して、週末に現地に行って確認するということを2~3ヶ月くらいはやったと思う。そして今の場所にたどり着いた。だいたい300~500坪が標準の田舎暮らし物件の中では、農地を含む3000坪という広さは目立つものだった。そして、どうやら昔は田んぼだったことも判明、しかしその当時の持ち主は農業をやらず、田んぼも畑も草原に姿を変えていた。それに、携帯はつながらず、イノシシ・シカなどのケモノ、山蛭まででる一種とんでもないところということもわかった。カミさんは、そんな状況や広すぎる農地を理由に消極的だったが、なんとかここに落ち着いた。現地視察は2008年12月の紅葉の頃、その後契約などの手続きを進め、実際に入居したのは翌2009年1月末だった。仲介業者の案内で一度見て、決定する前にもう一度出向いたが、そのときには地域の人達がやっているもみの木庵(蕎麦)に寄ったり、散歩しているご近所さんと話をするなどで、カミさんの不安もかなりの程度解消し、決してリサーチは十分とはいえなかったが、とにかく購入が決定した。(続く)






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会所農場11年の歩み(長い)

できたての田んぼの風景


 2014年から10大ニュースをまとめ始めたが、実際には2009年に入植していろいろやってきた。ついでだから2009年から2013年までの5年間も同じように10大ニュースを抽出して項目だけでも並べてみたら、流れをよく振り返れそうだと思った
今のところ、これまでにまとめた2014年以降の10大ニュースほど丁寧に調べていないので、単なる項目の羅列+アルファである。2009~2013年は、10大ニュースの記事を未作成(2020/01現在)。

会所農場10大ニュース 2009年
1.田んぼを造成
  12日間バックホーをレンタルして、草原を田んぼにした。
2.田んぼの水確保
  山から出る沢水と養老渓谷の水
3.狩猟免許取得
  ワナ免許
4.横浜直売所開設
  玄関先の棚
5.タケノコ大量に採取
  直売所開設につながる
6.携帯がつながる
  DOCOMO 入植時は圏外
7.農業機械を揃える(バインダーとハーベスター)
  乗用管理機・田植え機・籾すり機はあった。
8.池の築造
  田んぼの水の入口と出口に池を設置
9・ケモノと戦う
  周囲の柵が未整備だったため、シカ・イノシシ・サル出入り自由
10.美味しい米が取れた
  自分で作った米は最高にうまい
  

会所農場10大ニュース 2010年
1.軽トラ購入
  スズキ・キャリイの新古車、龍ケ崎まで買いに行った
2.畑を借りる
  ご近所さんから。5反歩のうち2反歩程度借用
3.農業者になる
  大多喜町の農業委員会で審査。これにより農地を本登記
4.玄関前スペースにコンクリート打設
  有効な作業スペースとなる
5.農と農業の間に挟まれる
  ジャガイモが900Kgも穫れてμ直売所では手に負えない
6.ミニ管理機購入
  カミさん用に買ったが、意外とじゃじゃ馬
7.鉄筋ハウスをもらう
  会社の先輩作成の鉄筋製の小屋、数年間活用してサビにやられる
8.ボイラー故障。交換
  もともと点いていた灯油ボイラーが寿命を迎えたので交換
9.イノシシと戦いながらイネ刈り
  夜中にもイネ刈りやった
10.田んぼの拡張
  周囲の無駄が多かったので、年末年始にバックホー借りて拡張


会所農場10大ニュース 2011年
1.ミルキークイーン(コメの品種)導入
  当初のコシヒカリに加え導入、のちにこれのみとなる
2.山の開発
  通用路開設、ヒノキ伐採、ホダ木用雑木伐採など
3.ホダ木作り
  2.で伐採した雑木で作成
4.トラクターゲート設置
  もともとあった朽ち果てた鉄扉を交換
5.光回線開通
  2011年6月
6.プリウスα購入
  農場と直売所の往復用
7.イノシシによるコメの減収
  2割程度しか穫れず、壊滅的打撃
8.電気柵による防獣対策
  田んぼには十分な効果がなく、7.の減収となった
9.(マイクロ)ユンボ購入
  0,5tの小さな中古ユンボ(バックホー)
10.サラリーマンを引退
  定年から追加で3年勤め、引退して専業農家となる


会所農場10大ニュース 2012年
1.大時計設置
  会社の後輩諸君が贈ってくれた。農場のどこからでも見える。
2.ワシントン旅行
  NIHに勤務していた娘夫婦を訪ねた
3.屋敷内の整備
  家は昭和27年築。基本住めるが、囲炉裏・書斎など整備。
4.定年帰農者連絡会立ち上げ
  現在も時々情報交換
5.山側パレットフェンス構築
  イノシシ・シカの侵入箇所を塞ぐもの
6.テレビ朝日人生の楽園に出る
  大多喜で作った作物を横浜で売るというライフスタイルを取材される
7.テレビ効果いろいろ
  お客さんが増えてメール注文制度を開始、提携農家さんも参加
8.さつまいもがイノシシにやられる
  借り畑の芋畑を電気柵で護り、被害は最小限にとどめた
9.運搬車購入
  入植時にあったハーベスター改造の運搬車が壊れたので更新。
10.メディアの取材相次ぐ
  TV効果。「畑道楽」「月間ふるさとネットワーク1年連載」
  

会所農場10大ニュース 2013年
1.移動通信開始
  b-mobileシムとhuaweiスマホ(テザリング)で開始
2.怪我したフクロウを保護
  2週間で回復、森に帰った。あんなに可愛い生き物はない。
3.ビニールハウス(1棟目)建設
  ミニトマトなどのハウス栽培開始
4.ハウス内に沢水を引く
  田んぼに向かいパイプから分岐させ、ハウスで用水利用
5.最初のスマホ持ち始める
  新古のgalaxy nexus を格安シムで運用 電話はガラケーのまま
6.直売所の配達サービス開始
  近所のお客さんだけではなくなり、拡販につながった。
7.コストコ小屋を作る
  農機用の小屋。正式名称は Lifetime Shed
8.テラス・屋外便所など整備
  生活関連施設を拡充
9.コストコ小屋裏の山入り口と登山道整備
  山の開拓用設備を作った(その後放置)
10.メディアの取材ますます拡大
  TV効果。雑誌現代農業(3件)、雑誌「人生の達人」、中国国営TVほか

山からの農場黄金版


会所農場10大ニュース 2014年を振り返る

(1) 大雪(2月) (気象)
(2) 農民車交代 (基盤)
(3) 乗用管理機(トラクター)交代 (農機)
(4) 天井裏にケモノ (防獣)
(5) ビニールハウス2号棟建設 (基盤)
(6) 水源地のダムを作り替えた (基盤)
(7) 溶液栽培に挑戦 (農業)
(8) 雑誌「野菜だより(2015/1)」に記事掲載 (媒体)
(9) ふるさとネットワークに連載記事 (媒体)
(10) FM東京ホンダスマイルミッションに出る (媒体)

会所農場2015年10大ニュース

1.コメの(大)減収 (農業)
2.4号田んぼの暗渠完成 (基盤)
3.ソーラーシステムの導入 (基盤)
4.カボチャ決戦サルに完勝 (防獣)
5.溶液栽培順調 (農業)
6.北側境界柵整備 (基盤)
7.水中ポンプの更新 (基盤)
8.ハウスへの配水工事完成 (基盤)
9.北側隣地境界の柵を更新 (防獣)
10.マスコミで取り上げられる (媒体)
旧6.イチゴやイモが豊作 は削除

2016年会所農場10大ニュース

1.収録書「定年就農(単行本)」発刊 (媒体)
2.川水配管増強 (基盤)
3.田んぼの土手と畦整備 (基盤)
4.納屋内整備 (基盤)
5.ソーラー利用井戸ポンプの運用 (基盤)
6.台風9号の被害 (気象)
7.耕運機更新 (農機)
8.cube i9他、windowsマシン導入 (端末)
9.huaweiトリオの導入 (端末)
10.田んぼの雑草対策で農薬使用 (農業)

会所農場10大ニュース(2017年)

1.軽トラハウス「えすかる号」完成 (虎家)
2.籾摺り機交代 (農機)
3.井戸ポンプ更新 (基盤)
4.PCの不具合と交換 (端末)
5.端末の変更 (端末)
6.農場のTV購入 (他)
7.町道脇土手の整備 (基盤)
8.納屋道具棚増設 (防獣)
9.山の時計移設 (基盤)
10.コメの不調 (農業)

会所農場10大ニュース(2018年)

1.長雨で天日干し難航 (気象)
2.ハイゼットトラック購入 (虎家)
3.田んぼの裏作に成功 (農業)
4.えすかる号本格供用開始 (虎家)
5.エアコン購入 (基盤)
6.4号田んぼに暗渠設置・トラクターゲート建替え (農業)
7.pixel 3 XL と ThinkPad PCとスマホの代表交代 (端末)
8.イノシシ侵入といちごのハクビシン被害 (防獣)
9.格安SIM・ファミリー割引導入 (端末)
10.自前サーバーに挑戦・挫折 (基盤)

会所農場10大ニュース(2019年)

1.横浜の定期直売(配達)終了 (農業)
2.第2種電気工事士に合格する (基盤)
3.帯状疱疹にかかる (他)
4.えすかる号拠点は横浜に (虎家)
5.台風襲来(15号・19号) (気象)
6.トラクターゲート+ハウス完成 (基盤)
7.カメラによる監視体制実施 (防獣)
8.農場の看板の更新 (基盤)
9.ハーベスターの故障 (農機)
10.キャンパーフェス2019参加 (虎家)

2020年会所高原自然農場10大ニュース
1)第3の人生始まる
2)端末の変化(進歩?)
3)農民車の交代
4)ハーベスターの交代
5)ソーラー井戸ポンプシステムの改良
6)電気工事少々
7)映像機械の充実
8)ケモノ対策の新展開
9)台風復旧作業に追われる
10)信州旅行にでかけた


2014年以降の()内説明
基盤とはいわゆるインフラで、農業をやっていくための基盤的項目を表している。虎家は当て字で、軽トラハウス、つまりえすかる号関連だ。端末は、PCやスマホ・タブレットなど、情報機器関連のニュースを指している。媒体とは、TVや雑誌書籍に取り上げられたことである。

うちの山からみた農場


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過去の10大ニュース(6年間)を俯瞰する

 とりあえず、これまで6年間分の10大ニュースを種類分けしてみた。

会所農場10大ニュース(2019年)

1.横浜の定期直売(配達)終了(農業)
2.第2種電気工事士に合格する(基盤)
3.帯状疱疹にかかる(他)
4.えすかる号拠点は横浜に(虎家)
5.台風襲来(15号・19号)(気象)
6.トラクターゲート+ハウス完成(基盤)
7.カメラによる監視体制実施(防獣)
8.農場の看板の更新(基盤)
9.ハーベスターの故障(農機)
10.キャンパーフェス2019参加(虎家)

会所農場10大ニュース(2018年)

1.長雨で天日干し難航 (気象)
2.ハイゼットトラック購入(虎家)
3.田んぼの裏作に成功 (農業)
4.えすかる号本格供用開始 (虎家)
5.エアコン購入  (基盤)
6.4号田んぼに暗渠設置・トラクターゲート建替え(農業)
7.pixel 3 XL と ThinkPad PCとスマホの代表交代 (端末)
8.イノシシ侵入といちごのハクビシン被害 (防獣)
9.格安SIM・ファミリー割引導入 (端末)
10.自前サーバーに挑戦・挫折  (基盤)

会所農場10大ニュース(2017年)

1.軽トラハウス「えすかる号」完成 (虎家)
2.籾摺り機交代 (農機)
3.井戸ポンプ更新  (基盤)
4.PCの不具合と交換 (端末)
5.端末の変更 (端末)
6.農場のTV購入 (基盤)
7.町道脇土手の整備 (基盤)
8.納屋道具棚増設 (防獣)
9.山の時計移設  (基盤)
10.コメの不調 (農業)

2016年会所農場10大ニュース

1.収録書「定年就農(単行本)」発刊 (媒体)
2.川水配管増強 (基盤)
3.田んぼの土手と畦整備 (基盤)
4.納屋内整備 (基盤)
5.ソーラー利用井戸ポンプの運用 基盤)
6.台風9号の被害 (気象)
7.耕運機更新 (農機)
8.cube i9他、windowsマシン導入 (端末)
9.huaweiトリオの導入 (端末)
10.田んぼの雑草対策で農薬使用 (農業)

会所農場2015年10大ニュース(前編)

1.コメの(大)減収 (農業)
2.4号田んぼの暗渠完成 (基盤)
3.ソーラーシステムの導入 (基盤)
4.カボチャ決戦サルに完勝 (防獣)
5.溶液栽培順調 (農業)

会所農場2015年10大ニュース(後編)

6.イチゴやイモが豊作 (農業)
7.水中ポンプの更新 (基盤)
8.ハウスへの配水工事完成 (基盤)
9.北側隣地境界の柵を更新 (防獣)
10.マスコミで取り上げられる  (媒体)

会所農場10大ニュース 2014年を振り返る

(1) 大雪(2月) (気象)
(2) 農民車交代 (基盤)
(3) 乗用管理機(トラクター)交代(農機)
(4) 天井裏にケモノ  (防獣)
(5) ビニールハウス2号棟建設 (基盤)
(6) 水源地のダムを作り替えた (基盤)
(7) 溶液栽培に挑戦 (農業)
(8) 雑誌「野菜だより(2015/1)」に記事掲載 ( 媒体)
(9) ふるさとネットワークに連載記事 (媒体)
(10) FM東京ホンダスマイルミッションに出る (媒体)

基盤とはいわゆるインフラで、農業をやっていくための基盤的項目を表している。虎家は当て字で、軽トラハウス、つまりえすかる号関連だ。端末は、PCやスマホ・タブレットなど、情報機器関連のニュースを指している。媒体とは、TVや雑誌書籍に取り上げられたことである。
 

次いで、項目別に集計してみる。

       2019 2018 2017 2016 2015 2014   項目計
  基盤   3   2   3   4   4   3   20
  農業   1   2   1   1   0   1   9
  端末   0   2   2   2   0   0   6
  媒体   0   0   0   1   1   3   5
  虎家   2   2   1   0   0   0   5
  防獣   1   1   1   0   2   0   5
  気象   1   1   0   1   0   1   4
  農機   1   0   1   1   0   1   4
  その他  1   0   1   0   0   0   2
  
農業を支える基盤関連は全体の3分の1を占めて最も多い。農業と直接関連するものを加えるとほぼ半分、農機4件もこの括りだろう。農場の10大ニュースだからこれは当然かも知れない。しかし、その他が半分近くもあるのは、いろいろ好きにやっているということの証明かもしれない。端末とか虎家(軽トラハウスえすかる号)は好きでやっている部分だろう、これは大事にしていきたい方向だ。
媒体(メディア)に取り上げられることは、集計以前の2012年の人生の楽園から始まったが、だんだん下火になってきていることがよく分かる。新年になって、えすかる号が取り上げられたけれど(別項)。

俯瞰するなどと大げさな表現だったけれど、まあ平凡な定年後農業者の実態が当たり前に出てきた感じ。ただ、意識としては昨年くらいから第二の定年と考えていろいろなことに挑戦しようとしており、次の10大ニュースにはそうしたことが織り込まれるようにしたい。

201806農場



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会所農場10大ニュース(2019年)

 2014年から始めた農場10大ニュースは6年目。趣味でやっている小さな農場なので、大したニュースはないんだが、かき集めてみた。それにしても今年の終盤は、帯状疱疹に引っ掻き回されて、その上に1週間ほど前から腰痛が出て、仕事もBLOGもかなり停滞したが、しかしそれでも10大ニュースはまとめておかないと、ということで調べ始めた。

1229田んぼ広角
 


1.横浜の定期直売(配達)終了
 今年の一番はなんといってもこれだろう。入植した2009年の春先、ちょうどタケノコやワラビが出始めた頃から始めて、細々と穫れたものを玄関先でご近所さん相手に販売していた。2012年の4月に「テレビ朝日の人生の楽園」に出たことが一つの転機となり、ちょっと遠くのお客さんも増えて配達を始め、そして野菜を出品する提携農家さんも増えて、なかなか順調に推移していたのだが、我々が古希(70歳)を迎え、農場往復や配達周りの運転にも注意をしていく必要もあり、毎週月火の配達を含む定期販売を終わりにさせてもらった。
 しかし、米や芋野菜を育てる農業は引き続きやっていくので、横浜に帰ったときは不定期で玄関先で販売するし、米や芋などは宅配便を使った箱売りもやっている。まあ、気楽にやっている感じだ。


 

2.第2種電気工事士に合格する



 農業周辺では電気に随分世話になっている。水について言えば、田んぼの水は20mほど下の川から動力ポンプで揚げているし、畑やハウスの水はソーラー発電で井戸水を揚げている。そういえば水道も来ていないから、生活で使う水も40m下からポンプで揚げている。よく考えたら、電気の使用はあまり多くないかも。
 しかし、24∨で運用している井戸水などに使用するソーラー、12∨運用のえすかる号のレベルはいいんだが、AC100∨や200∨だと自分自身でやれることが限られてくる。とりあえずは、農場全体にWIFIを拡げたいが、そのためには電源が必要になってくる。それで、電気関係の常識を知りたいということもあって、第2種電気工事士を取ることにした。
 最初に筆記試験を受けて、それに合格したら今度は技能試験となる。歳はとっていても暇だから、どちらも合格して、晴れて電気工事士となった。まだ活かせていないけれど。
 



3.帯状疱疹にかかる
 10月はじめのある日、右の肩甲骨の裏側が痛んだ。場所も変だが、痛み方がこれまで経験したことがない感じだったので、いつも行く医者(皮膚科もやっている)に行って相談したところ、帯状疱疹の可能性があるということで、薬を処方してもらいのみ始めた。翌日疱疹が出て当たりだとわかったが、困ったことに右手全体に痛みが出始め、何もできなくなった。帯状疱疹の痛みは独特で、風にあたってもいたいというくらいのものだった。疱疹は殆ど出なかったのは薬が効いたからだと思うが、痛みは続いた。どうも帯状疱疹のあとの神経痛が出てきたらしい。いつもかかる医者がペインクリニックを紹介してくれたので、そちらに転院。2回神経ブロック注射をうってもらって、ようやく収まってきたのは12月の後半になってから。でもまだシビレた感じは残っているし、右人差し指の関節は時々痛む。何しろとにかく、帯状疱疹は厄介だ。そして7人に一人くらい発症する帯状疱疹後神経痛はもっと厄介だ。だいぶ収まってはきたが、これから先も寒さや気圧低下などで痛みが出るのではないかと思っている。




4.えすかる号拠点は横浜に

1229同居

 一昨年(2017年)暮れに完成したえすかる号は、その後もずっと農場においてあり、旅に出るときは農場発だった。しかし、房総半島南部にあるため、どこに行くにも横浜に比べて1時間半~2時間は余計に掛かる。距離も200Kmくらいは多くなるだろう。ということで、置き場を横浜の家に変更した。
 一つ問題があるのは、農場にはある屋根付きの置き場がないことだ。スペース的にはギリギリだが、狭い表の道路から少し坂を上がることになるので、農場の2m幅を2.5m幅に拡げたとしても、柱にぶつける可能性はゼロではない、運転能力も低下してくるし。ということで当面無しでしのぐことにした。いまのところ雨漏りなどは発生していないし。
 出かける回数を増やそうとしたのだが、3.の帯状疱疹に邪魔されて出かけやすい2ヶ月半を無駄に過ごしてしまった。



 
5.台風襲来(15号・19号)
 知事を含め千葉県は有名になったが、被害にあった方は気の毒だ。まだ復旧していないブルーシートのお宅もまだ随分残っている。
 ただ、うちの農場はありがたいことに被害は軽微だった。15号が来たときに、ハウスのビニールが破れ、かぼちゃハウスの骨が曲がり、道路側の柵が倒れたくらい。後ろの2つは飛来物によるものらしい。昭和27年完成の家屋は、若干天井裏で止まる程度の雨漏りはしたけれど、あとは問題なし。米は、ちょうど直前に天日干ししてあったし、稲架も倒れなかったので大丈夫だった。
 千葉県がかなりニュースになって、お問い合わせも多かったのだが、ほぼ無事でした。
 


 
6.トラクターゲート+ハウス完成

1229ゲート小屋

 昨年の10大ニュースの頃は、単管パイプに寄る骨組みができた段階だったが、今年になって付属の小屋も完成した。毎年シーズンオフにはまとまった仕事をするのが通例だが、昨シーズンは4号田んぼの暗渠新設と、町道側の農地用出入り口の更新がテーマで、そのうちの一つがこれである。小屋は主要目的ではなく、門柱となるパイプが倒れないために大きな枠を作ってそれを小屋として利用したということだ。一応、ワラと燻炭の倉庫にしている。



 
7.カメラによる監視体制実施
 ジャガイモの成長段階の5月後半、サルが出没して引っこ抜くという事案が発生し、監視のために古いスマホやタブレットを総動員してカメラにして使った。この結果、サルの被害はその後なくなったのだが、どうもカメラの固定と給電のために、畑の横にえすかる号を置いたので、これが奏功したような感じだ。しかし、監視カメラアプリの可能性は確認できたので、畑と田んぼをカバーできるWiFiとAC電源ネットワークを作りたいと思っているのだが、帯状疱疹に邪魔されている。


 
8.農場の看板の更新
 入植した頃に作った看板がぼろぼろになっていて、随分前から新設したいと思っていた。ひょんなことから立派な板をもらったので作ろうとしていたけれど、農閑期になってからは例の帯状疱疹に邪魔されて、大変遅くなったのだが、なかなかいい看板ができた。



9.ハーベスターの故障

1229ハーベスター


 米の脱穀作業に使うハーベスターは、入植した年にバインダーとセットの中古物を買って11回使用したのだが、キャブレターが壊れてガソリンがジャブジャブとシリンダーに流れ込むようになってしまった。エンジンは、チョークを引いたような状態で動くから今年最後の作業はやり遂げたが、もう寿命かもしれない。ということで、只今ヤフオクをのぞいて物色中だ。
 今年は、アグリカもオイル漏れしたが、これはちょっとした修理でなおった。大したもんじゃないが、チェーンソーも壊れかけたが、これは自力でなおした。11年もやっていると色々故障は出てくるようだ。

 
10.キャンパーフェス2019参加

1229キャンパーフェス

 農場というよりはえすかる号ネタだが、11月はじめの3連休に安曇野で開催された「キャンパーフェス2019」に行ってきた。主たる参加車はえすかる号のような軽トラキャンパー、その他の多様なキャンピングカー70台以上が集まるというもので、実は帯状疱疹のひどいときだったが、なんとか参加した。取材に来ていた方の記事が公開されたのでリンクを貼らせてもらいます。 

 それにしても、いろいろなところを勝手にほっつき歩くには最適の移動手段。作るのが嫌なら買うという方法もあります。研究してみては。
 



これまでの10大ニュース















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定年後の10年を振り返る(7)戦うコメ作り

 前の(7)コメ作りは、節目の時期や収量などをまとめたものだが、今回はその続編だ。もっともっといろいろなことがあったので、その辺をまとめてみよう。

0408田んぼ造成中

0408工程表

 
2009年(始まり)
 この年の2月に現在の農場に入居した。前年末で定年を迎えて会社に再雇用してもらいながら、半田舎暮らし&農的生活を始めたのである。このあたりは戦後の開拓地で、当初入植した方は高齢となってこの農地と田舎家を手放し、次に7年ほど所有した方は農地を使わずに草を刈る程度だったから、次の私が入ったときには田んぼも畑も既に姿を消しており、最初からの出直しという感じであった。3月末に12日ほど休みが取れたので、その間重機を借りて草原となっていた緩斜面に一気に棚田を作った。はじめての田植えは、本当に手探りで手植えだった。でも、米がちゃんとできた。この年の暮れに、再度ユンボを借りて田んぼを拡張した。(1320平米→1923平米)

2010年~2013年(ケモノ対策)
 最初の年は、周りもろくに囲わず出入り自由でやっていたので、植える前や植えたばかりの苗を鹿に食われるという被害があった。しかし、それはほんの始まりであって、イネ刈りの時期にはイノシシが入り、1割ほどだったが被害にあってしまった。このケモノ対策は2012年まで続くのである。翌2011年には山側(西側)に電気柵を設置したが、イノシシはそれでも自由に入ってきて、この年の被害は結構酷いことになってしまった。2年目にしては結構穫れた2010年の600Kgの2割ほど、130Kgしか穫れなかった。ロケット花火で追い払うという対策も始めたが、柵をガサゴソするような音を頼りにぶっ放すので効果は大したことはなかった。こちらが眠ってしまえばそれもできない。

0408フェンス
 
 2012年は、ケモノ対策が一定の効果を顕すようになった年である。一番大きな要素はパレットによるフェンスの構築だ。パレットとは、荷物を載せてフォークリフトで運ぶためのパネルである。横浜の家のご近所さん(お客さんでもある)の勤め先で不要になったパレットを分けてもらえることになり、200本ほど使ってケモノの侵入口となる西側(山とヤブ)と北側(隣地境界)に柵を作った。この段階では侵入を完全に防げず、他の対策も講じていくが、このパレットフェンスが防衛の柱となっていくのだった。8月頃からリモートセンサーを各所に取り付けて、柵に近づくケモノ(ほぼイノシシ)を見つけられるようにして、反応があった場合にはロケット花火を発射するということを始めたところ、ようやく何とかなりそうになってきた。ただ、パレットを押し上げるようにしてイノシシが入ってきており、2割ほどの米が被害にあってしまった。しかし、ケモノ対策についての手応えは感じられたのである。

2013年(ケモノ対策は奏功、次の敵は・・・)
 2012年も2013年も、イネ刈りの直前は横浜に帰らず泊まり込んで不寝番を続けることになったが、ようやくイノシシも諦めたようで、押し上げたりして侵入することがなくなった。鼻が強力でプラスチックのパレットなど簡単に押し上げる。こちらも負けておらず、パレットの内側足元に土を盛ったりパイプを這わせたりして対抗手段をとったのだ。

0408コナギ退治
 
 ところが、今度は次の問題が発生する。それは田の草だ。最初のうちは草もあまり生えなかったのだが、年ごとに増えてきて目立つようになってきた。主にはコナギという草になるが、田植えを終えた5月の後半から7月の中頃までの2ヶ月ほど、田んぼに入って這いずり回りながら草を取るという作業が必要になってきた。2014年には、747Kgという収穫量の最高記録を出しているが、実はこの年も草の勢いは半端ではなく、アイガモンという刈払機のアタッチメントを使ったりして何とか収穫を確保したのだった。しかし、翌2015年にはついにコナギに負け、収量半減という事態となる。いよいよ草の勢いが大きくなってきたのだった。2016年には、ついに田んぼ用の除草剤を1回使うことにせざるを得なかった。

0408台風養生
 
2017年~20178年(天気も敵となる)
 うちのコメは天日干しだ。だからうまいといってもいいだろう。そのかわり手間はかかるし、天気に大きく左右される。2017年の場合は、イネ刈りの時期に雨が続き、台風も2回来たりしてかなり苦労した。それよりもひどかったのが2018年で、イネ刈りを済ませたあとに雨が多くなり、乾きそうになると降るという繰り返しで、早ければ1週間もかからない天日干し期間が2ヶ月近くに伸びてしまった。このせいで、くず米や割れ米が多く発生し、収量も1割以上減った感じだ。ただ、幸いなことに食味などは変わらず、美味しい米になってくれた。2017年は、台風などに強そうだということでミルキークイーンの姉妹種であるミルキープリンセスにしたが、背丈が低い分収量が少なかったようで、2018年からはミルキークイーンに戻している。
 
 ということで、10年間いろいろな問題にぶつかって対処してきた。まだまだ各材料はいろいろあるが、このくらいにしておこう。10年で10回しか作れないからまだ新米だが、それでもいろいろなことがわかってきたようで、実に楽しい。第3の定年まで頑張ろう。
 

定年後の10年間を振り返る(1)

定年後の10年間を振り返る(2)

定年後の10年間を振り返る(3)

定年後の10年間を振り返る(4)

定年後の10年間を振り返る(5)

定年後の10年間を振り返る(6)

定年後の10年間を振り返る(7)米作り

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定年後の10年間を振り返る(7)米作り

0331

 10年間の田舎暮らし・農的生活の背骨はコメを作ることにあったといってもいいだろう。その米作りの時期や収量を整理してみた。
 
          田植え    落水    イネ刈り     収量
2019年  /  ~ /    /    /  ~ /       Kg
2018年 4/30~4/30 8/25 8/31~9/11  604Kg 天日干し雨に邪魔され2ヶ月・くず米多い
2017年 5/11~5/18 8/26 9/09~9/15  530Kg イネ刈り雨に邪魔される、ミルキープリンセスで収量少
2016年 5/12~5/14 8/28 9/10~9/17  660Kg 除草剤使用開始
2015年 4/30~5/11 9/02 9/15~9/23  280Kg コナギ被害甚大 
2014年 5/16~5/17 8/25 9/04~9/18  747Kg 最高記録、プール育苗・アイガモンで草取り
2013年 5/16~5/22 8/31 9/07~9/22  560Kg 猪被害一段落、次は草被害
2012年 5/17~5/24 9/08 9/20~9/30  400Kg パレットフェンス構築、でもやられる
2011年 5/27~5/28 8/30 9/10~9/18  130Kg イノシシ被害甚大
2010年 5/15~5/29 8/30 9/10~9/23  600Kg 手植え、イノシシ被害(1割)
2009年 5/02~5/31 9/13 9/18~9/27  320Kg 初めてのコメ・手植え

大抵のことはBLOGを見直せば調べがつく。それにしても、毎年いろいろな状況変化があるもんだ。パラパラ見ただけでも思い出すことが多い。そうしたことまで整理して記録すると、なにかいい発見・知恵があるかもしれない。冬の間にやっておかないとね。

0331収穫


定年後の10年間を振り返る(1)

定年後の10年間を振り返る(2)

定年後の10年間を振り返る(3)
定年後の10年間を振り返る(4)

定年後の10年間を振り返る(5)

定年後の10年間を振り返る(6)

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定年後の10年間を振り返る(6)横浜直売所

 この10年間、農的生活と並行して収穫物を売るという役目を負っていた直売所(と言っても横浜の家の玄関先の棚)を閉じることにした。70歳になったことで毎週の往復と配達で依存していた車の運転を少し遠ざけようと思ったこと、収穫日を含めて週のうち3日の直売関係作業のうちのいくらかを農作業に振り向けようとしていること、この2点が方向転換の理由だ。他にもいろいろ事情はあったのだが、なにしろ農作物の栽培には準備期間が必要だ、出品してくれる協力農家さんたちもいるし、早めに決断をした。

0327直売所

 定年後の10年間を振り返る(1)で簡単に書いたが、入植した2009年の春の筍から始まって、ずっとある意味農作業を後押ししてきたのが直売所の向こうにいるお客さんたちだった。当初はうちの前の細い道を(ワンちゃんの散歩などで)通る人たちがメインのお客さんだったが、2012年春に人生の楽園(テレビ朝日)で取り上げられてからずいぶん幅が広がり、その後もネット経由で無農薬野菜というキーワードで探してくれた方も加わる、という具合に失速することなく続いていた。また、人生の楽園を契機に始めたメール配信と取り置き・配達もずっと続いてきた要因になっている。それに、そのころから木更津の農家さんが加わったことも大きい。一通り野菜関係が揃うということで、利用される方も増えるのである。
 そんな感じに上手く回っていたのだが、日月火で300Km近くも走るのは少し心配になってきた。運転に問題があるとは全く感じないけれど、年寄りは自分ではわからない。何かあってからでは遅いだろう。しかし、日曜日に収穫して夕方木更津の提携農家さんに立ち寄って委託品を預かり、横浜の家についたら品物を整理してメールを書き、月曜朝にメールを出して注文を集め、取り置きしたり配達したり、そして火曜の夜には農場に帰る、という一連のリズムがなくなるのもいいかもしれない。また、商品に不具合はないか、注文間違いはないか、決めた時間に配達できるか、といった心配もなくなるわけだ。緊張感が失われるかもしれないが、10年間の緊張をほぐすのもいいかもしれない。ということで自分で第二の定年にした。
 とはいっても、農的生活をやめるわけではなく、むしろ更に深耕しようと考えているので、穫れたもの(コメ芋中心)を何とかするという必要は残っている。第一の定年はサラリーマンから田舎暮らし農業への大転換だったが、今回の定年(2)はそれほどドラスティックではない。しかし、いろいろ考えて更に楽しもう。

 ところで、10年間の直売所の売上は1290万円、うち46%はうちで作ったもの、34%が木更津の提携農家さん出品、残りはうちのコメや芋などを箱売りした売上げだ。ただ、半端でなく赤字だったな。
定年後の10年間を振り返る(1)

定年後の10年間を振り返る(2)

定年後の10年間を振り返る(3)

定年後の10年間を振り返る(4)

定年後の10年間を振り返る(5)

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横浜での直売が終了

0326最後の配達完了

昨夜9時に直売所最後の配達が終わった。オドメーターは174Km、100Km弱は農場から帰ってきたときのものだから、朝6件・夕方4件・夜2件の配達で75Kmを走ったことになる。
田んぼに作っている畑は田植えの準備のために潰すから、とう立ち菜やほうれん草などもできるだけ取ってきたけれど、月曜一日だけであっさり完売、今日は店も出さないことにした。
それにしても、お客さんたちからは「感謝」と「残念」という言葉を沢山頂いた。それはこちらも同じで「感謝」しかないのだが、一回目の定年のとき同様、余力を持って次の一歩に踏み出すことも考えないと。次の一歩といっても「農」をもうちょっとしっかりやることだから、今回の2回目の定年は方向としてはあまり変化はなさそうだ。


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久しぶりに定農連

 久しぶりに定年帰農者連絡会の一部メンバーが集った。一昨年6月以来である。ちょっと前に成田のブルーベリー農家Nさんから集まらないかという連絡があり、一部の皆さんに声をかけて集まったものだ。BLOG読者でもあるNさんからは、我々がよくでかけている日帰り温泉でやるのはどうだろう、という提案があり、市原の江戸遊で集まった。
 お昼を食べながら話をしよう、というコアタイムは設定してあったが、早く行って風呂に入っておこうという人もいたりして、好きな時間に出かけていって、風呂に入ったりご飯食べたりしながらのんびりできるから、親しい方たちと会うには適当な場所ではないかと思う。まあ、平日の昼間に集まれる人限定だが。尽きぬほど話が出てくるのはこの集まりのいつもと同様であった。
 それにしても、団塊の世代が大量に定年になった時期も過去のものとなり、定年延長や再雇用の増加もあるからだと思うが、その次の代の人達の中には農業やったり田舎暮らししたりというセカンドライフに興味を持つ人がなんとなく減少気味と感じる。ちょっと残念な気がする。

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