定年後・田舎作って・コメ野菜

房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。穫れた作物は横浜の家の玄関先で販売、最近では配達もやってお客様に喜ばれている。

定年農業者連盟(定農連)

久しぶりに定農連

 久しぶりに定年帰農者連絡会の一部メンバーが集った。一昨年6月以来である。ちょっと前に成田のブルーベリー農家Nさんから集まらないかという連絡があり、一部の皆さんに声をかけて集まったものだ。BLOG読者でもあるNさんからは、我々がよくでかけている日帰り温泉でやるのはどうだろう、という提案があり、市原の江戸遊で集まった。
 お昼を食べながら話をしよう、というコアタイムは設定してあったが、早く行って風呂に入っておこうという人もいたりして、好きな時間に出かけていって、風呂に入ったりご飯食べたりしながらのんびりできるから、親しい方たちと会うには適当な場所ではないかと思う。まあ、平日の昼間に集まれる人限定だが。尽きぬほど話が出てくるのはこの集まりのいつもと同様であった。
 それにしても、団塊の世代が大量に定年になった時期も過去のものとなり、定年延長や再雇用の増加もあるからだと思うが、その次の代の人達の中には農業やったり田舎暮らししたりというセカンドライフに興味を持つ人がなんとなく減少気味と感じる。ちょっと残念な気がする。

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定年後の10年間を振り返る(5)

 今回は車の話だ。大多喜町会所の農地家屋を購入して乗り込んだのは2009年1月の末だったので、ちょうど10年が経過したところだ。10年という区切りについては何度か書いているが、その間ほぼ毎週横浜と大多喜町を往復しているので、合計すると500往復以上という勘定になる。往復はだいたい200Kmだから、その往復だけで10万キロだ。実際には配達や買い物にも使っているので、300Km/週くらいは走っているし、それ以外の利用も含めると20万キロ(2万キロ/年)は走ったんじゃないかと思う。過去に、学生時代や通勤に車を使った時期には3000キロ/月ということもあったが、ほぼその次のレベルで車をよく使った。そもそも、農場から最寄りの駅(外房線天津小湊)までは10Kmもあり、路線バスも最も近い粟又の滝までは6Kmほどあるから、車がないと普通の生活は無理なのである。
 この10年間で、体力的にはかなり劣化が感じられるようになったが、この通り車というものにかなり依存したライフスタイルになっているので、どこまで続けられるかということは、いつまで運転できるかということとほぼイコールである。今年の暮れには免許の書き換えがあり、70歳を過ぎているから以前とは違うチェックもあるはずだ。車も、メインがハイブリッドになったり、他には2台の軽トラがあるだけだし、運転のスタイルも完全に変化した。走ることへの執着はいまや皆無で、道具として使うだけだ。野菜を運ぶ、材料を運ぶ、えすかる号を運ぶ、いつもなにか運んでいるな。まあ、細く長くやっていこう。
 
0129雪に埋もれる
 

10年間を振り返るシリーズ
定年後の10年間を振り返る(1)
定年後の10年間を振り返る(2)
定年後の10年間を振り返る(3)
定年後の10年間を振り返る(4)


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BLOGを振り返る(1)農場用地の評価のようなもの

 昔のBLOG記事をパラパラ見ていたのだが、入植後半年弱が経過した2009年の初夏に、今の農場を選んで(住むようになって)よかったことや悪かったことをまとめたものが見つかった(自分で書いたんだが!)。同じように田舎暮らし用の物件を探す方に対して、私が感じたことをまとめて判断の目安としてほしいということで書いたのだった。ずいぶん時間が経過しているので、現状とは違うところもあるが、その時の評価も一理あると思うので概ねそのまま引用する。
 
 大体のところは、最初の方にも書いているが、色々なものを先々代のオーナーさんから引き継いだということに尽きるだろう。何しろ、この場所は戦後の開拓地であって、山の隙間の木の根だらけの土地を開墾して田んぼにしたのだから、会ったことはないけれどそのご苦労は偲ばれるのである。定年後の10年間を振り返る(4)では、色々工夫したようなことを書いたが、その先々代さんのことを思うと足元にも及ばないと感じるのであった。
 そのあとに、農業者ではない人が8年ほど住んでいたので、田んぼは姿を消して単なる草原にはなっていたが、一応草刈りなどはやってくれており、最低限の作業で田んぼや畑を復旧することが出来たのは幸運だった。
 
 
農場のよかったところ・悪かったところ

良かった・悪かった・整理の前に

よかった① 農家継承(全ての要素が詰まっている)

よかった② 農家継承(施設と資機材)

よかった③ 農家継承(住まい)

よかった④ 農家継承(水)

よかった⑤ 農家継承(その他)

よかった⑥ 自宅からの時間的距離が近い

よかった⑦ 家の敷地内に農地がある

よかった⑧ 農地もたっぷりある

よかった⑨ 素晴らしいご近所さんたち

悪かった点① 害獣と害虫

悪かった点② 駅や町から遠いこと

1219田んぼができる前2
    入植直後、山から見た農場


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定年後の10年間を振り返る(3)

1213孫と稲刈り

 本当の冬に入ったが、相変わらずなんだか慌ただしい。今日のように雨が降っているとちょっとした一段落感はあるが、それでも資材を買いに出かけたりしてボーっとしているヒマはあまりない。結局、コメだけでなく野菜や芋を育て、時にはタケノコなど自然のものも採ってマイクロ直売所をやろうと思うと、周年にわたってやることは尽きることがない。これはうちの直売所に出荷してくれている友人たちも同様だと思う。
 しかし、常になにかやることがあるという緊張感はとてもありがたい。いつどんなときでも仕事があり、やればそれが成果につながるし、やらないと必ずしっぺ返しが来る。今の時期、夏の間にはびこった蔓や草の始末もやっているが、例年とは比べ物にならぬほどひどい状況だ。山など未だに足を踏み入れられない。最初のうち、これは秋に異常なほどの雨が降ったせいだと考えていたが、考えてみると去年の冬は軽トラキャンパーユニットの製作に没頭していた。そのせいで環境整備をサボったからではないかと思い始めている。という具合に反省事項もあるが、そうだからこそ「よし頑張ろう」という気持ちも湧いてくるのである。このように仕事のネタが尽きないことは、今まで10年間続けてこられたことの大きな原動力に違いない。
 さてその10年、うち最初の3年はサラリーマンと2足のわらじだったから、農作業などは週末の2日プラスαしかできなかった。おそらくそれが最低限やらなければいけない仕事量だろう。その3年間は、コメや芋野菜などを、量は少々違うかもしれないがとにかく生産していたはずだ。今はそれが3日増えて週に5日あるが、この増えた分ではやれば成果を生む仕事をやっているのだと思う。残りの2日は横浜で作ったものを販売しているから、それを削る訳にはいかないから、5日での最適配分を考えていく必要はある。
 カミさんとそんなことを話していて意見が揃ったのは、全て自分の考えでスケジュールや実施事項を決められるという自由さが素晴らしいということだった。二人で同じことをやるとたちまち喧嘩になるので、それぞれが自分の仕事を自分のペースでやり、必要なときには依頼と指示を受けて手伝う形で協力する、こういうフォーメーション・仕事の進め方も10年間順調に続いてきたことにつながっているはずだ。

1213スイカ


10年間を振り返るシリーズ
定年後の10年間を振り返る(1)
定年後の10年間を振り返る(2)

1213稲


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定年後の10年間を振り返る(2)

 10年前のちょうど今頃、現在農場と呼んでいる大多喜町の農地つき住宅の存在を知ることとなり、紅葉見物で混み合う粟又の滝あたりの渋滞を抜けて現地の見学に来たのだった。仲介業者に案内されて一度見に来て、ちょっと迷いがあったカミさんの提案で、我々だけでもう一度やってきて、道を歩いていたご近所の人たちに色々聞いたりして、最終的にはここがいいということになった。私はコメ作りができそうだから大賛成、カミさんは携帯もつながらずケモノや山蛭が出ることが気になるシブシブの決断だったようだ。
 それから長い時間が経ったようだが、コメも作物も芋もまだ10回しか作っていない。それまでは何でも2年で飽きていた私も、依然としてこうやって自分たちの食べるものを育てる生活にのめり込んでいる。このシリーズ(1)では、作物を作ることとそれを売ることを仕事として位置づけてきたこと、それこそが現在の生活がうまく行っていることの基本になっていると書いた。その後も色々考えていたが、それに大きな間違いはないだろう。ただ、他にもなにかあるような気がして、あれこれ考えている。何しろ10年という一区切りだからね。
 ちょっと思いついているのは、食べるもの、それは大げさに言えば命の源になるが、これを自分自身で生み出すということも別の大きな柱ではないかと考えている。サラリーマン時代までは、食べることというのは結構面倒なもので、楽しみというようなものではなかった。今でもその辺りは変わっていないけれど、自分で作ったものを食べるということは格別のものと感じる。
 さらにいえば、幸いにしてコメを作れる環境を得たことだ。私はもともと農的生活には全く興味がなかったのだが、唯一の例外があって、カミさんが横浜の家の屋上で作っていた古代米には心を惹かれたのだった。定年の頃に田舎暮らし用の物件を探したときも、私にとっての重要事項は「コメを作れそうなところ」だった。今の農場は、もともと農場ではあるものの田んぼは消えていたのだが、ユンボを借りてそれを復活させることからはじめて、最初の年からコメを作ることが出来た。もうその勢いはずっと続いているといっていいだろう。米ができるような田んぼを手に入れるのは意外にハードルが高いのだが、じつに幸運だったと言える。コメという不思議な植物との接点がなければ、今まで続いていなかったかも知れないと考えるほどである。

1130稲


 
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定年後の10年間を振り返る(1)

 10年目の農業は、1ヶ月以上も天日干しのイネを人質に取られ、かなり難航している。が、そのうちなんとかなるだろう。考えてみれば、自然が相手だからこちらの期待通りにはならないほうが当たり前かもしれない。10年間は、そのような想定外の出来事を片付けながら、なかなか楽しく過ごしてきたように思い出せる。自分で言うのもおかしい気もするが、定年後の過ごし方としてはかなりうまく行っていると思っている。10年という一区切りの時期に来て、それはなぜだろうかと考えていたのだが、マイクロではあるものの農業をやり、作ったものを販売するというところまで含め、新しい仕事を始めたということがその理由の最大のものだと考えている。

1012農場1
    出来上がったばかりの田んぼの畦道を歩く私(2009/05):平瀬拓撮影

 2009年の2月に入植して田んぼと畑作りから始めたが、最初に売らなければと思ったのは、自分で作ったものではない、タケノコが山程採れたからだった。それからいろいろな山菜、自分で植えたジャガイモができ、作物のローテーションがだんだんできていったのだった。そんな中で一つの転機があった。2012年4月にテレビ朝日の「人生の楽園」に出たことだった。ほとんどのことは自分で考え片付けてきたが、こういうメディアに取り上げられるというのはレベルの違うインパクトが有る。その結果、横浜の家の周囲ではうちの小さな直売所が結構脚光を浴びた。そしてそのときにメールを出して注文を受け取り置きをするシステムが出来上がり、現在まで安定したお客さんとしてつながっている。それともう一つ重要なこと、取材のときに加わってくれたBLOG仲間を通じて毎週出品してくれる提携農家ができたことだ。売るものと売り先の柱がそこで固まったわけだ。

1012農場2
    うちの山から見下ろした農場(2009/05)

 いつもの年ならイネ刈りから1週間、長くても2週間で新米ができるのだが、今年は1ヶ月経ってもまだ天日干し中だ。お客さんからはずいぶん催促が来ている。申し訳ないことだが、実はこれが嬉しい。やはり期待されているのはありがたいことなのだ。自分たちのやっている仕事が、ささやかではあるが社会に受け入れられていること、その対価として売り上げたお金がいただけること、これこそ生業(なりわい)というものではないかと思う。今年の暮には70歳となるが、幸いこの仕事に定年はない。車の運転ができなくなれば続けられないだろうが、それまで元気に続けていきたいものである。
 

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定農連(関連)ミーティング開催

0601いちじく研修

 一時期は年に2~3回は集まっていた定年帰農者連絡会は、私が行き届かないせいで長らく停滞していたのだが、本日臨時の集まりがあった。きっかけは、成田でブルーベリー作りをされているNさんから、「今度イチジクをやるということで、長生村でイチジク農家をやっているSさんのところにコツを聞きに行くよ」との連絡があり、私達も同行することにして、時間はなかったので一部のメンバーさんに打診して、茂原+大多喜のĪさんと木更津のIさんが加わった。
 あらためて調べてみると前回集まったのは2014年3月29日、定農連全体のミーティングを企画したが参加者が少なかったため一部メンバーで集まったことがあり、それ以来のことだった。メンバーさんはいずれも定年になってから農業あるいは農的生活に就いた方々で、それまでもキャリアも色々である所為か、工夫されていることも多種多様、毎回おもしろい話が聞ける。今日も、「10月とか11月にはまたやりましょう」、と釘を差された(?)が、また集まりましょう。
 こんなBLOGを長いことやっているので、同じようなことをされている方からのメッセージやコメントも頂いている。どうも最近の定年延長のせいか一時期の定年帰農ブームは過ぎ去ったような気もするが、やっぱり一つの考え方として共有する仲間は増やしていこう。

定年帰農者連絡回にご興味をお持ちの方は連絡ください。PCモードでは、右側のメッセージが便利です。スマホ・タブレットモードの場合、iam100show@gmail.com にメールください。


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「定年就農」がアマゾンに登場

 先日お知らせした本、「定年就農」には我々の生活が載っています(p53-60)が、定年後に農的生活をやるための色々な情報も書かれていました。定年後に田舎暮らしやって、作物も作るというのはやってみたいと思う方も多い反面、マイナスの情報もあったりして、常識に邪魔されて踏み切れないということも多そうです。私のBLOGも、興味のある方々への情報発信を大きな目的としていますが、この本も役に立ちそうです。
 書店に並び始めた段階ですが、アマゾンでは現在一時的に在庫切れと書いてあります。もしかして人気ベストセラーになりそうなんでしょうか、いやそれはないと思います。ただ、定年就農は挑戦する価値はありますよ。
 




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素朴社新刊「定年就農」で紹介されました

 1年ほど前に素朴社という出版社から連絡があり、定年後の農業についての書籍を企画しているので取材させて欲しいという依頼。すでに、同様の切り口で色々なメディアには出ていたので、あまり新味はありませんよといったけれど、それでもいいから取材させて欲しいとのことだった。
 取材はちょっと時間が経過したあと、11月になってからとなった。産経新聞記者だったというライターさんは、珍しく銀塩カメラ持参で現れた。最終的にはこちらが提供した写真しか掲載されなかったようだから、年代物のカメラは不調だったのかもしれない。

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 それから半年以上が経過、最初の連絡から1年近く経ってようやく本が送られてきた。何度も企画がボツになったんじゃないかと思うほど時間がかかったが、雑誌とは違い色々大変なのだろう。パラパラと読んでみたが、20人のご同輩たちを取材したレポートに加えて、やってみようと思う人達へのオリエンテーション的な解説と資料が載っている。通り過ぎたものとしては「ああ、そうだよな」と思う後半の内容なのだが、これからはじめる人には参考になりそうだ。
 ということで、「またか」と言われそうだが、またまたタレント農家になってしまった。ところで、4年と少し前に放送された「人生の楽園:卯月の弐 千葉・大多喜町~旬をお届け!農的生活のススメ~」の再放送があるそうです。TV局側には「4年経って随分歳取りましたよ」といったんだが、まあやっていることはほとんど変わっていない。2016年7月29日(金)CSテレ朝チャンネル2で14時~。CSは見えないが見てみたいという方がおられたら連絡ください。それと、前述の本だが、まだ書店やアマゾンでは買えないようだ、読んでみたいという方がおられたらご連絡ください。
 
http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen_2016/contents/past/0170/
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12:田舎暮らしは自然との共生だ(最終回)

以前執筆依頼があったということで紹介した連載コラムについては、それぞれ当BLOGの記事にしてきました。今回の12回めで)出版社との約束が満了して最終回となりました。これまで、単発の記事や取材を受けたものなど色々ありましたが、一年にわたっての連載というのはもちろん初めてのことでした。それぞれの稿ごとの起承転結っもちろん考えましたが、12回の組み立ても工夫はしてみました。なかなかおもしろくためになった一年間でした。こういう機会を与えてくれた出版社には感謝したいと思います。振り返ってみると、掲載していない号もあるようです。実際の記事をスキャンしているので、そちらの方で完全版を用意します(そのうち)。

ふるさと


以下月刊ふるさとネットワーク2015/2からの転載

タイトル:定年帰農生活はまるでテーマパーク
12:田舎暮らしは自然との共生だ
 田舎暮らしを始めたら自分の食べる野菜は作りたいものです、できたらコメも作ってみたらいいと思います。こんなこと書いていますが、実は私自身、今の生活を始めるまで野菜作りの経験は全くありませんでした。そもそも興味もなかったのです。家内は市民農園を借りて野菜作りをしていたのでその延長だったと思いますが、私は定年をきっかけに新しいことにチャレンジしてみようという感じで目をつぶって飛び込んだ方でした。ろくに準備もせずに始めたものですから知識や力には限界がありましたけれど、野菜やコメは不思議にうまく出来たという印象です。植物はじっとしているだけですが、実際には極めて優秀ないきものであり、自身の力でちゃんと育ってくれるのです。それは、植物だけでなく自然界のすべてにいえることなんでしょうね。
 今の生活を改めて振り返ると、まさに自然に包まれて森羅万象の全てと対話しながら過ごしているということに気が付きます。同世代の人達と話をすると、1年が早いという話が必ずといっていいほど出てきます。しかし、私はそうは感じません。植物と付き合っていると、花が咲いたり収穫だったり紅葉だったり、一年のある時期の出来事までがずいぶん長くて待ち遠しいものです。それに、自然の中にいると毎日のようにいろいろなことが起こり、退屈することがないのです。
 40年以上も都会でサラリーマン生活を送ってきたのですが、第二の人生を全く違う形で始めたことは大正解だったと思います。五木寛之さんの「林住期」という本の受け売りですが、古代インドの法典が教える人生4区分のうちの3番めが「林住期」です。家を形成して子供を育てる「家住期」を終えた後、森林に隠棲して野菜や果実を食し修行し、自分自身のために生きる時期なのだそうです。これはまさに、今の我々の生活そのものです。引き続きこの生き方を存分に楽しみたいと思います。
 さて、2月号から書き始めて今月で12回め、これが最後になりました。6年間の田舎暮らしにはいろいろな出来事があり、様々な問題解決や工夫もしてきました。そうした記録は私のBLOG「定年後・田舎作って・コメ野菜」にまとめています。よろしければ検索して御覧ください。

   この記事は田舎暮らしの総合情報誌「月刊ふるさと
   ネットワーク」のコラムとして掲載されたものです。
   この本は、田舎暮らし向け物件を扱う「ふるさと
   情報館」が発行しているもので、全国の物件情報や、
   田舎暮らしに関連する色々な話題が掲載されています。
   将来の田舎暮らしを目指す方には役に立つ情報誌だと
   思います。書店では販売しておらず、年間購読の
   会員誌となっています。下記で無料の見本誌を入手
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    電話:03-3351-5601(ふるさと情報館・代表)
    HP:http://www.furusato-net.co.jp


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  定年帰農その4:田舎暮らしの醍醐味の一つ:米作り 
  定年帰農その5:農業従事者になる(農地取得)
http://rookiefarmer.blog26.fc2.com/blog-entry-4193.html
  定年帰農その6:害獣との戦い
  定年帰農その7:森の聖霊と過ごした2週間(1)
  定年帰農その8:森の聖霊と過ごした2週間(2)先月の続き
  定年帰農その9:定年帰農者は機械を使いこなそう

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「野菜だより」発売になりました

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 以前取材を受けていた学研パブリッシング発行の野菜だよりが発売となりました。某番組の取材などもあってすっかり忘れていましたが、発行元が送ってくださったので思い出しました。最近では唯一買っている「現代農業」を定期購読で送ってもらうようにしてから、書店に行くこともなくなってしまいました。インターネットで大体用は済むのですが、本との距離を離すわけにはいかないと反省しています。

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 この116~119ページに、我々の農場や直売所のことを記事として掲載してくれています。この隔月発行の雑誌は、家庭菜園をやるような方を対象としたものですから、万人向けのものではありませんが、本屋さんに行ったらどうぞのぞいてみてください。今回は、レポーターさんのご要望もあって、農家としての収支のことも伝えたので記事に収録されています。こういった内容は、通常は明らかにしたくないものですが、定年世代の皆さんが同じようなことをやるためには重要情報だと思うので、簡単ですが情報提供しています。同様の目的で、他のメディアへの掲載も考えているところです。
 
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定年帰農その9:定年帰農者は(無理せず)機械を使いこなそう

以前執筆依頼があったということで紹介した連載コラムについては、1~7回目のものを当BLOGの記事にしてきました。ここでは8回目11月号分を掲載します。

以下月刊ふるさとネットワーク2014/11からの転載

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タイトル:定年帰農生活はまるでテーマパーク
9:定年帰農者は(無理せず)機械を使いこなそう
 2反の田んぼと2反の畑をやり始めてから6年が過ぎようとしています。始めたころは60歳でしたが、毎年確実に歳をとっていきますし、それにつれて体力も次第に衰えていると実感しています。もちろん、体・筋肉を使う仕事もやっていますが、体力がつくところまでには至りません。そういう状況ですから、無理せずになるべく機械に頼っていこうというのが私どもの方針になっています。
 トラクターや管理機などはもちろん必需品ですが、我々のところでは運搬車と小さなバックホーが非常に便利な道具となっています。運搬車は特に収穫の際には大活躍します。9月のコメの収穫時期には、刈り取った稲束を稲架まで運んだり、天日干しを終えた稲束をハーベスターまで運び、脱穀が終わるとモミの入った袋をしまうために納屋に運ぶといった具合で、この機械はじっとしている時間がありません。最初のうちは古いハーベスターの駆動部に荷台を載せたものを使っていましたが、酷使に耐えられず壊れたので、中古だらけのうちの機械の中では珍しく新車を買って使っています。
 もう一つのバックホーは、普段はあまり使う暇がありませんが、シーズンオフには主役のような存在になります。毎年冬になると田んぼを広げたり畦や土手を整備していますが、それにはなくてはならない機械です。また、オフには裏山に入る仕事も結構あります。例えばシイタケのホダ木を伐り出したりといったことです。これまで山まではなかなか手が回らない状況でしたが、去年の冬からは運搬車が通れる道を整備することも始めています。今年は、水がひかない田んぼに暗渠を設置しようと思っていますが、その主役はバックホーです。うちの機械は0.5tクラスという小さなものですが、使いみちを考えるとこのぐらいが手頃という感じです。
 農業には定年がありませんが、我々は60歳からという遅いスタートでしたから、この楽しい仕事をできるだけ長く続けたいと考えています。そのためには役に立つ機械を積極的に使っていくことも必要です。今回はエンジンがついた機械の話になってしまいましたが、実は色々な道具もできる限り自分で作る努力をしています。そのあたりはまた機会があればまとめてみましょう。なんでも工夫して10年も20年も頑張りたいと思います。

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   この記事は田舎暮らしの総合情報誌「月刊ふるさと
   ネットワーク」のコラムとして掲載されたものです。
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定年帰農その6:害獣との戦い

以前執筆依頼があったということで紹介した連載コラムについては、1~5回目のものを当BLOGの記事にしてきました。ここでは8月号分を掲載します。

以下月刊ふるさとネットワーク2014/08からの転載

タイトル:定年帰農生活はまるでテーマパーク
6:害獣との戦い
 山間部の集落では害獣の被害に悩まされていることはよく話題となるが、私の農場も例外ではない。近所同士が顔を合わせるとまずこの話題、誰のところでカボチャがサルにやられたとか、どこでイノシシが罠にかかったという具合。被害が大きいのはイノシシ、最も防ぎにくいのはサル、そのほかシカ・キョン・タヌキ・イタチ、ウサギやネズミまでいてほとんど動物園状態だ。
 購入前に仲介業者さんから「出ますよ」と言われていて認識はあったけれど、農業を始めて作物ができ始めると実害が出始め、放っておくわけにはいかなくなった。イネの苗をシカが食べたり、田んぼの土手をイノシシがミミズを狙って掘り始めてから、慌てて外回りの柵の穴をふさいだり防獣ネットや電気柵を張ったりした。しかし、一度入ったところを簡単にあきらめるような連中ではない。イノシシの被害が大きかった3年目は、前の年に600Kg穫れたコメが4分の1以下に減るという困った状況だった。
 ところがその年の冬に、不用品のパレットをあげるというありがたい話が舞い込み、これを並べて上にネットを張ったフェンスを耕地の周りに巡らすという対策を講じた。しかし、これでもう大丈夫と思ったらそれは甘かった。イノシシは諦めずに入り込み、相変わらず土手のミミズを狙って掘り返す始末。仕方なく、人感センサーをあちこちに取り付けて、ケモノが近付いたら家の中で警報が鳴るようにしておき、鳴ったらそこをめがけてロケット花火を撃つという防衛策を考え出した。イネ刈りの前の1カ月以上、私は横浜の家に帰らずに泊まり込み、警報装置の下で寝てチャイムが鳴ると飛び起きるという夜を過ごした。この間に放ったロケット花火は1,500本、その甲斐あってイノシシの被害はゼロとなった。
 という具合に、イノシシ・シカ対策は一応の成果を見ているが、現在の課題はサルに移っている。フェンスや電気柵でも完全には防げない。どうも山の上から様子をうかがっているようで、昼食で家に入ったりするとさっそくやってくるという具合である。今のところビニールハウス内には侵入して来ないこと、センサーで狙われるエリアを監視することなどが対策につながりそうで、なんとか奴らを山に押し戻したいところだが、長期戦に対する覚悟も必要かもしれない。

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定年帰農その5:農業従事者になる(農地取得)

以前執筆依頼があったということで紹介した連載コラムについては、1~4回目のものを当BLOGの記事にしてきました。ここでは7月号分を掲載します。

以下月刊ふるさとネットワーク2014/07からの転載

タイトル:定年帰農生活はまるでテーマパーク
5:農業従事者になる(農地取得)

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 農家ではない人が農地を所有(登記)することは簡単ではありません。農地法の制約で、自治体の農業委員会が農地取得者を農業従事者として認めることが前提となるためです。私も農地を取得(仮登記)した年の春に大多喜町役場に相談に行きましたが、かなり否定的な反応だったため、態勢を整えるために1年程度待つことにしました。(否定的だったことにはちょっと事情があったようです)。
 その1年の間に作物を実際に作り、横浜の自宅でそれを販売することを積み重ね、再び役場に出向きました。向こうの担当者も人が替わっていたせいか前とは全く異なるポジティブな反応で、5反歩以上にするために近所の農地を借りることと私を農業従事者として認めることを一度に委員会にかけてくれ、晴れて農家となることができました。担当者の交代だけでなく、町として新規就農者や移住者を増やそうという方針がその1年の間に出ていたのかもしれません。その後も大多喜町では、通常5反歩必要な面積制限を1反歩まで下げ、新規就農者の敷居を下げてくれています。また、空家バンク制度などの定住者増加対策も始めています。
 ところで、農業委員会に認めてもらうためには営農計画書をまとめて出さねばなりません。自治体により書式は異なるかもしれませんが、年間の作付け計画・収支見通し(売り上げや生産経費など)・農業機械の現状などをまとめたものです。提出するのはまとめた数字ですが、私の場合は経験のない農業を自力で立ち上げたことでもあり、細かい内訳まで検討して作りました。計画書をまとめることが一種のシミュレーションとなり、色々なことを進めていくための道標となったのです。サラリーマンを卒業した2012年度からは青色申告制度を利用していますが、これも営農計画の延長であり収支の整理がとても簡単でした。ということで、農業従事者として認められたことだけでなく、その後の農業の計画や実行にとても役に立ったのでした。

   この記事は田舎暮らしの総合情報誌「月刊ふるさと
   ネットワーク」のコラムとして掲載されたものです。
   この本は、田舎暮らし向け物件を扱う「ふるさと
   情報館」が発行しているもので、全国の物件情報や、
   田舎暮らしに関連する色々な話題が掲載されています。
   将来の田舎暮らしを目指す方には役に立つ情報誌だと
   思います。書店では販売しておらず、年間購読の
   会員誌となっています。下記で無料の見本誌を入手
   できます。
    電話:03-3351-5601(ふるさと情報館・代表)
    HP:http://www.furusato-net.co.jp

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定年帰農の見学者が訪ねてこられた

 今月の初めごろ、BLOG経由で見学希望の方が連絡をくれた。その連絡がなぜか迷惑メールに入ってしまっていたので気付くのが遅れてしまったが、何度かのやり取りを経て、今日農場にご夫妻で訪ねてこられた。埼玉県三郷市に本拠地があり、千葉県一の宮町に別荘を所有されている方だった。宅地300坪に400坪の農地がついているということだから、農的生活には十分という気もするけれど、ポニーを買いたいといったご希望もあるらしく、南房総に移ることを検討中らしい。
 今日の来訪は数日前に決まったのだが、たまたま成田で果樹園(ブルーベリー)をやっている定農連仲間のNさんが電話をしてきて、近くで用があるので、同じ日同じ時間帯を狙ったように立ち寄りたいと連絡してきたので、結局3組が集まることになった。
 我々よりはちょっと下の世代で、これからじっくり組み立てれば素敵な定年後の生活を実現できるだろう。
 永年帰農者連絡会への参加、ミーティング出席、メンバー宅の見学など、色々な形でもお付き合いや連携が始まると思う。
 

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定農連ミーティングの代わり

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 本日は定年帰農者連絡会のミーティングの予定だったが、出席者が少なく延期ということにあいなった。これまで会の連絡手段にしてきた yahoo!グループのメーリングリストも来月サービス終了予定だし、そのせいか最近はダウン気味のようで、いくつか書いたつもりのメールが戻ってこないなど、ちょっとガタピシした感じである。しかし、出席できる人だけでも集まろうということになり、長生村のSさん宅に4名が集合した。

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 そもそもの目的だったSさんのイチジク畑も見せてもらった。私は比較的最近(1か月ほど前だったかな)お邪魔していたが、その時に比べて誘引用の農業用パイプや防風ネット用の単管パイプなども設置してあり、2年間の見習い(研修)の成果が具体的に見えていたと感じた。今年から農業収入も期待できるそうだ。

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 今日は暖かかったので炬燵の部屋ではなく、西側のイチジク畑予定地に向いた部屋でいろいろ雑談をした。Sさんのお宅は文化財といってもいいほどの素晴らしい古民家で、高い天井や立派な柱や鴨居などをみながら座っているとなんだか楽しくなるのである。ただ、行くたびにいろいろ変化しており、お守りをするのはさぞかし大変だと思われる。友達が持っていてたまに遊びに行かせてもらうのが一番良いのかもしれない。

 今回は流れてしまったミーティングをどうするかも話題になり、5月の中ごろくらいだろうか、私のところの田植えの時期にやろうという話になった。大多喜でも南の方の僻地ゆえ申し訳ないと思い、これまでは長生村のSさんや成田のNさん、大多喜のIさんのところにお世話になっていたが、今回は遠いけれど当方に集まっていただくことにした。手で植える田植えも、よろしければ体験してもらうことになる。
 
 これまで、せっかくメーリングリストがあっていろいろなところのメンバーさんもおられるのに、ミーティング(会員密度の高い千葉ばかりとなってしまう)主体となっていたきらいもあるので、新しいメーリングリスト採用・切り替えも行うので、会のすすめ方も何か工夫しようと考えている。ということで、定年帰農者連絡会(定年世代および予備軍の方で、農業あるいは農的生活に興味のある人、実践中の人の情報交換の集まり)に興味のある方を募集します。ご興味のある方は右の管理者への連絡欄からメッセージを送ってください。


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中国中央TVで放送されました

先日取材を受けたCCTVの番組放送が昨日あったようで、記者さんから視聴できるWEBについて連絡がありました。
こちらは温泉から帰るバスの中で、劣悪な通信環境のため途切れ途切れですが、何とか視ることができました。

http://jingji.cntv.cn/2013/12/19/VIDE1387459448160508.shtml
[経済情報ネットワーク]ホット日本の退職者は、農業に戻 :自給の種類の中から音楽販売20131219から
タイトルはchromeの翻訳のままで、変なところもあります。

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本日は二回目の取材(CCTV)

 前に書いたように、CCTV(中国中央TV)の取材を受けているが、今日午後から農場に取材班がやってきた。中国人の記者さんと日本人の撮影・音声スタッフ二人という組み合わせだ。相手が変わっても話すことは変わらないので、こちらはもう慣れたもの。日本では放送されないということもあるが、まったく緊張などとは無縁の対応である。

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 最初に農場の全景を撮りたいということで、お隣にお願いして向かい側の山から撮らせてもらった。私自身も、結構忙しいということもありなかなか上がる機会がないので一枚撮影。うちの山からの撮影も薦めてみたが、重いカメラを担いで上りたくはないらしく、あっさり却下とあいなった。

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 彼らが大きく反応したのは井戸ポンプだった。撮影が終わり最後に、土がついた三脚などを洗いたいので井戸を貸してくださいと頼まれたのだが、ポンプを押すところをスマホで撮ったりしていた。あれはどうも取材とは関係がなさそう。若者世代にはかなり面白く映るようだ。冬になってきたが、年間の温度変動が少ない井戸水は、次第に温かく感じるようになってきた。井戸のある生活は四季それぞれ風情があると思う。


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マスコミ取材の話題2点

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 以前簡単に書いたことがあったんじゃないかと思うが、正確には覚えていない。「月刊ふるさとネットワーク」という雑誌の取材を受けていたが、本日手元に掲載紙が届いた。実際に取材を受けるまで、宝島社からでている「田舎暮らしの本」と間違えているという失礼なことをしてしまったが、この「月刊ふるさとネットワーク」は大多喜の土地建物を買った際に売主さんについていた仲介業者さんが出している本で、定期購読客向けで書店には出ていないのではないかと思う。毎月、顧客の中から2組を選び2ページの記事を書いているらしい。

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 内容は、BLOG読者さんはご存知のことがコンパクトにまとまったという感じだ。全員ではないが一族が集まった際の写真なども掲載されている。本蓼立ち読みもできないと思うが、予備の本は送ってもらっているので、見たい方は連絡ください。
 
 もう一点、定農連のミーティングの記事にひっそりと書いたが、中国中央TV(CCTV)の取材を受けている。CCTVビジネスチャンネルの東京事務所が担当しているものだが、中国でも定年世代のセカンドライフは興味を持たれているらしく、ニュース番組の中の数分のコーナーを使って日本の定年帰農の状況を紹介するというものらしい。定農連のミーティングの状況はすでに撮影やインタビューを済ませたが、あと大多喜の農場と横浜の直売所を取材し、北関東地域の自治体で、定年帰農受け入れに熱心なところを取材する予定もあり、そういった材料でまとめるようだ。放映は中国全土で日本は当然含まれていないが、放送後WEBではみることができるようになるらしい。れっきとした国営放送だから、国家レベルでも定年世代の取り扱いには注意をしているということの反映ではないかと推測される。中国語は全く分からないけれど、どういうまとめ方をするのかについては大変興味がある。
 
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雑誌「人生の達人」で紹介されました

 取材を受けたときなど、確かBLOGにも書いたと思うが、人生の達人(KKベストセラーズ発行)に記事が載りました。テレビの「人生の楽園」は別にして、「現代農業」などの農業に関係する雑誌などには載ったことがあるが、今回はそれらとはちょっと趣が違うものだ。この雑誌は、歴史人の増刊として刊行され、今回が3号目。50代からの企業ゼミというテーマの農業編ということになる。
 そのような内容なので、当初の投資額とか農業関係の収支、家計収支などの金銭関連の情報を求められた。普通はそうした情報は出さないものだが、定年世代に農業を始めてほしいということは私にとっての重要なテーマだから、大体の情報を開示してみた。
 あらためて読んでみると、半自給自足ということと農業以外のことをやっている暇がないということから、生活費はずいぶん少ないということがわかる。また、農業収支は赤字で減価償却分を除いたキャッシュフローベースでようやくトントンになる勘定だ。しかし、そろばん勘定では現れない大きなメリットがあるので、そのあたりはライターさんに強調したので、ちゃんと書いてあた。
 定年後どうもダラダラしていて何とかしたいとか、定年を迎える前にいろいろ検討しているといった方には、参考にしていただけるかもしれない。
 



今だと、「現代農業」にも記事が載っている。これは私が書いたもの。方向は全く違うが、定年世代が農業を始めるというところは共通している。都会でも大きな本屋さんなら置いてあると思うので、立ち読みしてみてください、2冊とも。




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大先輩農園を見学

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 今日は、横浜市旭区にお住まいで、近所にちょっと広めの家庭菜園(BLOG名称も同じ)をお持ちのYさんが野菜の注文をしてくれた。もともとはBLOGを介した薄いつながりだったが、6月にYさんが梅干し用梅をたくさん注文してくださり、私としても広めの家庭菜園の主として興味深く感じていたのだった。なにしろ、私が突然農業に跳び込んだきっかけは、以前カミさんが借りていた市民農園だし、それをもうちょっと本格的にやってみようというところからすべてが始まったからである。それと、明日発売になるらしい「人生の達人」の記事取材の過程で大多喜町と接触し、私自身は町の活性化や人口増のきっかけに「広い市民農園」が有効ではないかと思っていたので、ぜひ訪問していろいろお話をうかがいたいと思っていたのだった。
 注文の野菜を取りに来られるということだったが、配達ついでに菜園の様子を見せてほしいと厚かましいお願いをして快諾していただき、数カ所の配達を終わらせてYさんのお宅を目指した。野菜をお渡しした後、車で数分と至近の場所にある菜園に案内していただいた。旭区中白根のあたりは、当然のことだがかなり住宅地化が進行しており、そんな中にもともとの農地が少しだけ残っている。その一角の600平米程度がYさんの菜園だ。周りは地主さんや同様に借地をしている皆さんの畑である。前にも概略は聞いていたが、特区農園という制度により、農地法に縛られずに地主(農家)が利用者に貸すことができるというもののようである。一応賃借料も聞かせていただいたが、公表することの了解はいただいていないけれど、通常とは一ケタ違うくらい安いのであった。

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 畑を一回りしていろいろ説明をしていただいたが、何しろこちらは始めてから5年目の新入生、Yさんはその何倍も経験を積まれた大先輩で、いろいろ感心するばかり。ただ、枯れ気味の井戸しかないため、冬野菜の苗づくりが始まる今の時期は大変だということと、広い菜園でとれるものが圧倒的に多いため、作物の行先をどうするかということがご苦労の種ではないかと感じたのである。
 特区農園制度は、利用者と地主間の取り決めでできるとしているが、実際には横浜市のように基本的な条件作りを自治体が行って、触媒のように促進する環境整備が大事だと思う。定年世代が農的生活を始めるためのきっかけとしてぜひとももっと広がってほしいものだ。また、これが定住のきっかけとなることも注目すべきだろう。
 
 参考資料
     関連資料(農水省)
     関連資料(横浜市)
 
 
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現代農業9月号が届きました

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 5日発売の現代農業9月号が横浜の家に届いていました。「重いのはイヤだ」という巻頭特集の中で「定年帰農の「重い」をラクにした三つの機械」という6ページの記事を書いています。もともとの依頼は「軽トラで重いものを運ぶといったテーマで書いてくれませんか」というものだったけれど、軽トラはごく普通の使い方しかしていないし、とりあえず運搬車のことを書いた原稿を送ってみました。その中の「運搬車は忠実なロバのようなもの」という表現が気に入られたようで、その勢いでバックホーと軽トラを含めて書いてくれという依頼になりました。
 まあ、農業をやっている人なら珍しくもない機械を3つも並べてしまいましたが、やはり定年帰農者という目線からの使い方などがいいということなのかもしれません。夢中でやってはいますが、60歳の時に農場を手に入れて始めたのですから、それから4年半も歳を重ねました。衰える体力を補うこんな機械はやはり必需品です。

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 しかし、こんなBLOGをやっていると、記事のネタや写真はすぐ揃うものです。ただ、私自身の写真はほとんどありませんから、それは4月号の記事の取材の時のものを流用していました。農業関係者以外の方は、ほとんど読むことのない雑誌ですが、大きい本屋さんならあると思います。立ち読みでもしてみてください。



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本日の雑誌取材の結果

 前に、「雑誌取材の話が舞い込んだ」で概略を書いたが、本日実際の取材があった。事前に質問事項はもらっていたし、それに従って内容なども整理していたので、順調に終了。詳細は記事にまとめてくれるのでここではあまり触れないが、50代の皆さんが開業準備をするためのヒント集(農業編)というような内容だから、果たしてこちらの話がどの程度役に立つのかはわからない。雑誌「人生の達人」は8/20発売予定。
 今日は我々への取材では終わらなかった。その後、大多喜町役場で産業振興課農林係の皆さん(課長補佐・係長・副参事)達との面談が組まれていたので、私も出かけていって加わってきた。そもそも、事業として農業に跳び込むというのはかなり無理があるし、一個人のみの力で開業するのは大変だという実体験から、自治体としてのサポート体制の整備を進めてもらおうということで話をつないだのだった。実際のところ、農業従事者資格取得の条件を1反歩以上と通常よりも敷居を低くしていること(一般は5反歩以上、農地を借りるときも1反歩以上なら農業委員会に申請できる)、空家バンク制度で住居のあっせんを行っていることなど、やっていることはゼロではない。今日の成果は、今回の記事の中で農地取得や賃借などを希望する場合やその他いろいろの問い合わせ先として「大多喜町産業振興課」と明記してよいとの了解が得られたことだ。たくさんの問い合わせが殺到すれば、対応の方法の模索やシステム化なども進めざるを得なくなり、色々な人たちを受け入れる町へと変化していくだろうと期待している。
 
余談だが、新装なった大多喜町役場はなかなか面白い。もともとの建物は隠れた名建築だったが、それを改修して増築建物をつけた構成になっている。増築部分はやはり旧館のような大空間となっている。ずいぶん意識して計画したものだと思う。写真くらいとってくるべきだったな。

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雑誌取材の話が舞い込んだ

 先月、BLOG経由で雑誌取材の打診があり、横浜の家で一度面談した。その結果、正式な取材の申し入れがあり、来週農場に記者さんがきてあらためて話をしたり、写真撮影をすることが決定した。今回はちょっと変わった切り口である。出版元はKKベストセラーズで、「人生の達人」という新しい雑誌(先月第1号が出た)。新しい雑誌で、連載シリーズなどもこれから固まっていくのだろうが、私の出番は、50歳台から独立開業をしようという皆さんに先輩から経験などを伝えるというもので、まあ農業編ということになる。
 一応農場取得時のことや、その後の農業資格取得時の営農計画、昨年の青色申告の時などの概要から、開業資金面や実際の収支の実際などを柱にして取材を受けようと思ってはいるが、どう考えても元はとれないし、生業として成立するようなものにはなりにくい。たとえば、地方自治体などの優遇制度や支援などでもないと敷居は高いといわざるを得ない。ということから、農業資格取得の条件を5反歩から1反歩に下げたり、空家バンク制度を進めたりしている大多喜町役場を巻き込もうと思い立った。ちょうど産業振興課農林係に行くついでもあったし。
 記者さんにそれを伝えると乗り気だったので、今日役場に行ってきた。農林係の係員さんもぜひ記者さんと話をしたいということだったので、私に対する取材と並行して役場の出る幕もあるだろう。
 
    大多喜町の公式ホームページ

    大多喜町は自然があふれる森の町である。
    4年半世話になっているが、
    こういう素晴らしいところに目をつける人が
    もっといてしかるべきだと思う。
    そんなことも伝わるといいんだが。

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      掲載予定誌「人生の達人」、店頭にて

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      その目次 

申し訳ないが、私は絶対に買わない範疇の雑誌だ、しかし15万部発行と強気!
これとは別に「現代農業」9月号に私の書いた記事が掲載される予定、時期的には同じころかも。

    
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定農連第6回ミーティング開催

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 農業者にとってはミーティング日和の雨の中、メンバーNさんの果樹園で第6回ミーティングが行われました。参加者は8名で、うちご夫婦が3組でした。これまでは何らかのテーマ(作業)を決めてやることが多かったのですが、今回はNさんが作ったピザ窯を囲んでフリーに話し合うということにしていた。ピザ窯については、メンバーのそれぞれも作ってみたいという思いがあるようで、別項にまとめることにします。
 今回は数年後の定年をにらみ、農地取得と果樹園の運営を検討中の初参加メンバーがおられたこともあり、例えば農家資格の取得のこととか、ビニールハウスのいろいろな工夫とか、獸害とか、もちろんブルーベリーやイチジク栽培の特徴や紹介など、いろいろな話が飛び交いました。この集まりの特徴ですが、定年到達前は農業と無縁の仕事をしていた方が大半で、発想の原点が様々です。そうした方々があれこれ考えた結果を具体化しているわけで、本当に何回集まっても「へー、なるほどね!」ということがあるのが特徴です。
 しかし残念なこともあります。現在のところ、名簿メンバー(住所連絡の公開可)は16名、その中には首都圏以外にお住まいの方が4名おられます。立ち上げて17ヶ月目ですが、そもそもがメーリングリストを柱にした地域・年代などの枠を超えたコミュニケーションを目指しているわけで、集まれるメンバー以外の方々との連携などをもっと考えたいと思います。
 次回の予定は話題に上りませんでしたが、これまでは大体3ヶ月に一度のペースでしたから、お盆の頃になるかもしれません。しかし、いつも集合写真は撮り忘れます。

 
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林住期を楽しむ

 「畑道楽」という取材を受けて掲載となった本を以前紹介したが、この冒頭部分に「林住期」に触れながらリタイア後の畑仕事に打ち込むことの意義やメリットなどをまとめた文章があった。(05ページ)あまり他人の書いた文章に感心したり同調することはめったにないのだが、これについては「まさにその通り」と思った。
 私自身は「林住期」のことは全く知らなかったのだが、起源はインドのバラモン教にあるようで、人生を4つの時期にわけた3番目がこれで、「孫の誕生を見届けた家長は家を離れて荒野や林に住み、質素で禁欲的な生活を営む。」のだそうだ。五木寛之さんが本にまとめていて、その引用として
   「これまでにたくわえた体力、気力、経験、キャリア、能力、センスなどの
    豊かな財産のすべてを土台にして大きくジャンプするとき。」
    林住期こそが人生の真の黄金期。
というのだが、今の我々の生活に照らすと全くその通りといいたくなってくる。ということで、さっそくアマゾンで購入ボタンを押してみた。別に畑や農的生活に限ることはない、どこかで主たる仕事を切り替える必要は出てくるはずだ。その前にこれらの本を読むのはいいことだと思う。






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本日は定農連のミーティング

 フクロウのフクちゃんの到来以来、どうやらその対応に追われているのか、今回はミーティングがあることも書きそびれていたのだが、今日はそのミーティングだった。
 
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場所は、前にも会場になったことがある長生村のSさんのお宅。ご覧の通りの大変立派な古民家だ。
 
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いろいろな情報交換の後、まずは草履づくりが始まった。

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11月のミーティングでは縄をなうあたりで留まっていたので(私はそこまで行けなかったが)、今日はその続きというわけだ。私について言えば、前回のミーティング以後に自主トレをやって縄はなえるようになっていたし、ほかのメンバーさんも縄は当たり前のレベルでわら草履に取り掛かる。

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私は何とか片方分編んだが、最後の芯の縄を引っ張るときに切れてしまい、本日分は失敗。
 
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 後半は竹細工で、メインは熊手だ。

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サンプルをみんなでチェックしながらのトライアンドエラーで、まあまあ似たようなものが出来あがったが、これもまた復習や続編が必要ではないかと思われる。私が正月前に作った横置き型の花器を試作した方もいた。

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 次回はピザの石窯作りに挑戦された成田のNさんの果樹園での開催となった。
 
 
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また雑誌の取材依頼

 暮れに農業関係の月間雑誌から記事の依頼が飛び込んだことは書いた、「原稿依頼が舞い込んだ」。先日、同じ雑誌の別の編集者から連絡があり、あらためて取材の依頼があった。今度は、管理機で畝立てをするのに苦労している人に、畝立て用のアタッチメントを作っている会社の人がアドバイスをするという記事らしい。まあ、管理機も畝立て用のアタッチメントも持っていて使ってはいるのだが、そういえばすべて自己流でやっているし、会所の土は粘土だから培土器の羽根を割ったことも2度ほどあるし、いい機会だと思ってOKした。今回は勉強にもなりそうなので、定農連メンバーの皆さんにも参加を呼びかけている。

 この春は、農業関係のムック本「農場で雑誌の取材を受けた」と今回の雑誌記事2本に載ることになった。サラリーマンをリタイヤしてからは、すっかり予定表がヒマそうな様子になっていたが、ときどきこんな予定も入るようになった。ただ、こちらは4年しかやっていない農家だから、大したことはない。ちょっと多すぎるような気もしている。

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2012年を振り返る

 昨年の暮れで40年以上勤めた会社を辞めたので、2012年は農業に専念した最初の年ということになります。その一年は、テレビに出たり、直売所の拡充があったり、かなり賑やかで充実した年でしたが、なかでも私にとっての大きな変化は、定年帰農者連絡会のスタートでした。
 その更に前の2009年に農(業)の世界に飛び込んだわけですが、周囲や見えてくる状況からは「日本の農業の崩壊」という構図が強く感じられました。一人の人間の力では、とてもその流れを変えられはしませんが、なんとかするためのグループを作る種子には定年世代が乗り出すことが現実的だと思いついたのです。私自身について言えば、60年間にわたり食べるものに苦労するなどと言う経験はありませんでしたが、いざ作るということになったときの手間や必要な知見など、その深いことに驚かされましたし、こういうことを体験することになって本当に幸せなことだなあと感じたわけです。年金というセーフティーネットがある定年後の我々が、我々を育て行かしてくれていた田んぼや畑を受け継いでいき、ちゃんとした食糧生産システムの再生を待つ、あるいは作っていく手助けを行うことが一つの使命ではないかと思ったわけです。
 そんなことが底流にあって始めた定年帰農者連絡会ですが、2012年1月5日に最初のメンバー登録を行い、現在は22名となりました。メンバーは日本全国におられます。最近様子が聞こえませんが、外国にもいらっしゃいます。比較的千葉県に多いこともあって、千葉エリアでは4回のミーティングをやりましたが、本当はインターネットの特性を活かして地域の壁を乗り越えたいと思っていますが、まだその完全な実現には時間が必要かもしれませんが、きっとうまくいくと思っています。来年もその先も、千葉県大多喜町の田んぼ2反と畑2反で農業を続けますが、一方では定農連の活動やもっと大きなテーマ、日本の食糧生産システムの再構築にまで手を届かせたいと思います。

 今年も当BLOGをご愛読いただきありがとうございました。4年も続けていてちょっとマンネリ気味の嫌いもありますが、工夫して改良していきますので、引き続きのご愛顧をお願いいたします。

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    11月の第4回定農連ミーティングで作った注連縄です
    このようなものには興味も縁もなかったので、
    ちゃんとした飾り方も解らず、玄関にかけておきました。

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定農連(定年帰農者連絡会)ミーティング経過

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 昨日は準備のことに触れたが、本日朝から実際にミーティングが行われた。われわれは少し遅れて着いたが、すでに庭のブルーシートの上には色々な機械が順番に並べられていた。

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まず、研修室に入ってIさんから本日の作業の説明を受けた。作業内容はフローチャートによって整理されていた。

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その後は庭に出てそれぞれが作業を始める。
最初は脱穀機で穂をとるところから始まる。続いて藁を機械で柔らかくする。それが基本作業。

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途中で、みんなで持ち寄った昼食をいただく。

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縄をなう機械はすばらしい、私はまだ手でなうのはうまくできない。

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その後は草鞋とか注連縄とか俵作りが始まった。

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さすがに一日では限界があり、筵までは進まなかった。

最後に反省会もやったが、次回は2月頃と決まった。寒い時期で屋外の作業は厳しいため、長生村のSさん宅の倉庫で本日の続き、縄をなったり草鞋を作ったりといった基本作業をもう一度やり、確実に技術を身につけることになった。

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定農連(定年帰農者連絡会)ミーティングについて

 本日、3回目のミーティングがありました。今まで4・6・8月ですから2ヶ月に一度のペースです。メンバーさんも徐々に増えてきて、現在19名となりました。本日は千葉県関係の7名が出席、うち3組は夫婦での出席でした。また、新規メンバーさんが2名参加でした。
 各メンバーの現況紹介やエピソードが発表され、またこの会がきっかけとなった(木更津)ファーマーズクラブ女子会と横浜直売所の連携なども話題となりました。また、当BLOGでも紹介させてもらった茂原のIHさんの農具も話題となり、さっそく木更津Iさんのお知り合いから古代米(桿が長い飾り用のもの)のワラを刈らしてもらい、次回のミーティング(10月後半か)に縄やムシロ作りをやろうということになった。実に素晴らしい展開でした。
 今回の開催場所は成田のNさんの果樹園でしたが、ブルーベリーは既に終了済み、また来年のお楽しみとなりました。本日都合が悪かったメンバーさん、遠隔地で参加できなかったメンバーさん、メインはネット経由のコミュニケーションです。先ほど、山口県の方が参加希望という連絡をくれました。どんどんやりましょう。
 
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定年帰農者連絡会(定農連)について

 このBLOGに来られる方々が手がかりにしている検索キーワードを調べると、「定年帰農者連絡会」あるいはその一部分の文字列が常に上位に入っている。7月の集計では、「定年帰農者連絡会」がキーワードのトップで38回、4位に「定年帰農(21回)」、5位に「定年後(19回)」、7位に「60歳からの帰農(13回)」といった数字が並んでいる。「人生の楽園」で触れたし、BLOGの説明にも書いてあるが、定年後の農的生活をされている方、あるいは近い将来やろうと思っている方々が来られているのだと理解している。つい最近、実際に連絡会への参加を希望された方が2名おられ、さっそく入会手続きを済ませたところである。これでメンバーは17名となった。登録済みでもまだ連絡がなく、どこのどなたかが不明の方も5名ほどいるが、いずれ具体的に参加していただけると期待している。
 
 現在の活動内容は、メーリングリストによる情報交換・コミュニケーション、時々行われるミーティング(メンバー密度の高い千葉エリア)、個別活動(情報交換・援農・その他)など。私についていうと、
   足りなかったイネの苗をいただいた、
   田植えを手伝ってもらった、
   サツマイモ(安納イモ・鳴門金時)の苗をいただいた、
   手が回らなかった草刈りを手伝ってもらった、
   田んぼの草取りを手伝ってもらった
など、メンバーの皆さんからずいぶん助けてもらっている。また、メンバーつながりで木更津の人たちの野菜を直売所で販売し、こちらの商品不足も助けてもらうというギブ&テイクも始まっていて、本当にありがたい仲間が増えました。

 さて、17人の現会員以外の皆様、そんな連絡会に参加しませんか。参加資格なんてありません。一応、定年世代で農業(農的生活)をやっている、あるいはやりたい人がメインにはなりますが、将来のためにリサーチしようと考えている予備軍の方もOKです。地域も制約条件ではありません。インターネット経由のコミュニケーションをメインにして、地域や状況などの制約を超えたネットワークになればいいと思っています。今のところ、メンバー密度が高い千葉エリアではミーティングもやっていますが、仲間が増えれば地域分科会も動き始めるでしょう。
 
 定年帰農は、ある意味ブームです。しかし、良いことばかりではないかもしれないし、いろいろな問題が発生するかもしれません。そんなときに、いろいろな経験を重ねた仲間の存在は大きいと思います。今みていたTV番組では、田舎暮らしをはじめて3年以内にやめる人が27%もいるといっていました。そうならないために何か手伝えるかもしれません。その前に、自分たちに向いているのか、やってみる価値があるのか、そんなことを先輩達の事例研究で確認してみることもきっと意味のあることではないかと思います。ということで、参加してみようという方はご連絡ください。
    
 
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今週の横浜直売所の様子

 既報の通り、定農連つながりで木更津市矢那地区のファーマーズクラブの分科会(女子会)の皆さんと連携することになったが、今回からかなり本格的に品物も出していただいた。例年、7月から8月は暑さのせいもあって品物が少ないからか、お客さんが少なくなるのか、売り上げの数字は減るのだが、今回は結構売れた。それはやっぱり品物が色々あったからだと思われる。住宅地の中だしお客さんの数はそれほど多くないから、売り手がみんなで手分けしていろいろ揃えるようになると、やはりあれこれ買っていただける。私も今回は、ちゃんとひげも剃って玄関で待機し、なるべくお客さんとコミュニケーションをとり、ご質問などには答えるようにした。勧めるというところまでは踏み込まないけれど。

 取りあえず滑り出し順調である。野菜などはすぐに育つものではないから時間は必要だが、みんなで相談して品揃えや時期などを調整すれば、「野菜はこの直売所でほとんど揃う」ということになるんじゃないだろうか。いろいろ楽しみである。

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 ところで、今回の連携にはいろいろとプラス要素が多い。まず第一に、木更津市矢那地区は通り道であることだ。わざわざ取りに行くようだとちょっと無理があるだろう。それに、会所と矢那では4~5度位温度の違いがあることだ。これは、同じ作物でも時間差ができるということになる。露地でやっていると、どうしてもできるときにはたくさん穫れるんだが、気候の違いでうまく山崩しができることになる。もっとも良いと思うことは、横浜という街と木更津市矢那地区を結びつけることだ。これまでは大多喜町会所と横浜をつないでいたが、それが更に広がったことが大きな可能性につながるんじゃないかな。
 また新しいことをぶち上げているといわれそうだが、「C&Fコネクション活動」と名付けよう。CityとFarmを結びつける活動である。C&N(ature)と迷ったが、自然というのも幅が広いから、具体的に「農家・農場」と街をつなぐということにした。ただ、残念ながらビジネスとして成り立つというものではない。しいていえば、社会の中で今までにはなかった新たなコミュニケーションを創れるということだろうか。
 
 こういうこと、我々だけでなくより幅広い運動にしていけるといいのだが、誰かやりませんか。
 
 
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定年帰農者連絡会・ミーティング

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 長生村にあるメンバーの一人Sさんの古民家で、定農連のミーティングが開催された。参加者は7名(うちは夫婦、カミサンも数に入っている)、今回初参加の方が3名だったが、前回(テレビ収録の時)同様話は尽きず、あっという間に夕方を迎え、お開きとなった。
 皆さん、年齢もいろいろ(53~66)、経験も様々、やっていることもいろいろだが、予備軍を含め定年後を農的生活をして過ごそうという気持ちは共通しており、話題は尽きないしいろいろな意見が出てくるのである。
 定年帰農は大きなブームといっていいと思うが、それほどバラ色のものではなく、挫折や行き詰まりも往々にしてあるはずだ。そんなときにいろいろな知恵をもらったり、力を貸してもらえる仲間がいるのは貴重だと思う。

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 なお、Sさんのお宅については、私も以前簡単にご紹介したことがある「本日は農家の休養日」、本日残念ながら都合が悪く欠席だったメンバーのIさんがご自身のBLOGでレポートしている「歴史を感じる古民家」。また、次回は成田で果樹園をされているNさんのところで、ブルーベリーを摘みながらミーティングを行う予定。現在メンバーは15名、簡単にはミーティングに参加できない遠隔地の方々もおられるが、メーリングリストによるコミュニケーションも大きな柱にして今後も活動を継続していくことになる。参加ご希望の方は、当BLOGの右側の「管理者への連絡・ご意見など」経由で、メールアドレスをお知らせ下さい。定年帰農者という言葉に拘ってはおりません。定年はまだ先の方も大歓迎、今実際に農と関係がなくても結構、この会に入って様子を見たり、本当にやってみる価値があるかを確かめるというのもありですよ。

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梅雨空の一日、来客あり

 水曜木曜と収穫作業が続き、田んぼを這いずり回って草取りをした昨日の夕方は多少アクセルを戻し気味だったが、今日は朝から雨でほぼ完全休養日。そんな中、以前からお話をいただいていたお客さんが訪ねてこられた。
 同年代のこの方は、この春仕事をリタイアされ、信州のご両親のところに戻って農的生活(あるいは農業)を行うということで、古代米についての状況視察であった。高校まではご実家から通われたそうだからコメ作りについては間違いなく私よりも詳しい模様、とにかく秋になって無事こちらが古代米を収穫できたら種籾をお渡しすることになった。
 ところで、この方のもう一つの柱は「天蚕」ということである。私は全く知らなかったが、クヌギや楢などの葉を食べる蚕で、江戸時代に安曇野の有明地区で成育が始まったものらしい。繭から(天蚕)糸を紡ぎ出して、織物にしたものは今や基調で高価なもののようだ。織物にするこれはカミサンの受け売りだが、代々の皇后陛下は、公務としてこれを育て織物にするらしい。(宮内庁HPで確認してみた
 ご多分に漏れず、その方の実家のあたりも高齢化に伴う休耕地化が進んでおり、天蚕を育てることがうまくいけば、幅を広げて地域の再活性化にもつなげたいというビジョンもあるらしい。なるほど、と感じた。定農連仲間と話していても感じるが、皆さんそれぞれ思い思いの切り口で、いろいろなセカンドライフを楽しんでおられる。この方もそんな新生活を構築されると思う。
 
 
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4回目の田植え終了で考えること

 4回目の田植えを終えたのだが、田んぼでイネを育てるということは私にとって不思議なほどしっくりと合っている気がする。少なくとも2世代前までは農業とは縁がなかったし、私自身はずっと都会暮らしで、農的要素は無関係だったにもかかわらず、である。唯一近付いていたことといえば、カミサンがやっていた市民農園と屋上田んぼだが、そういえば屋上で育っていたイネ(古代米)の逞しさとコメを作る不思議な力にはある意味感動を覚えていたから、それが今の伏線といえないことはないだろう。

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    8年ほど前の屋上田んぼ、このコメの子孫はいま農場の3号田んぼに植わっている

 でも、それだけではない気がする。田んぼのそばで、イネの様子をみたりいろいろな生き物の行動などを眺めていると、どうも祖先が同じようにしていたことであるかのような「既視感」があるように思える。田んぼのそばでは、不思議に五官を働かせていろいろなことを感じ取ろうとしている自分に気付く。田植えが終わると、頭の中は田んぼの水のこと、害獣のこと、肥料のこと、そんなことで一杯になり、あれやこれやシミュレーションを行っている。それが何ともいえず楽しい。
 農業をやっている人の高齢化が進み、私などは若造になりそうだ。コメ作りをやりたくても諸般の事情が許さず、後ろ髪を引かれながら引退する人も多いはずだ。どうでしょう、先祖がやっていたコメ作り、見直してやってみませんか。といっても、なかなか適当なチャンスはないかもしれないが、探してみればあるんじゃないかな。去年の暮れから仲間が集まっている「定年帰農者連絡会」に入りませんか、一緒に探しましょう。
 
 
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来客あり、農業の大先輩

 前に、「人生の楽園」反響(役場経由のありがたいお申し出)」という記事を書いたことがあった。番組の中で籾を手で播いているシーンがあり、ご覧になった方から自分の機械を差し上げたいとの申し出があったという話だった。
 そのときは鄭重にお断りしたのだが、89歳になるご老人は今年でコメ作りをやめるとのことであり、永年愛用した機械を差し上げたいというものだったから、断ることが実に申し訳なく、いつかうちにも来ていただいたりしなければと思っていたのだった。それが、本日実現したのである。
 番組の直後に農場に見学に来られた方がご老人のお知り合いで、その方が本日連れてきて下さったのである。簡単にこちらの状況をご覧に入れながら説明したが、折しも田植えの最中であり、早々にお帰りになったので色々教えていただくような時間はもてなかった。おそらく70年くらいコメを作られている方が今年で終わりにするということの寂しい気持ちは、作り始めてたった4年目の私でもよくわかる。これからもときどきはお目にかかりたいと思っている。また、私も89歳まであと20数年、まだまだコメを作れるぞ、という刺激もいただいた。

 テレビに出たことの影響は色々あったけれど、このようにいろいろな方とのつながりが出来、それがどんどん広がることが素晴らしいと感じている。

http://rookiefarmer.blog26.fc2.com/blog-entry-2876.html
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人生の楽園の反響(自分自身の周囲編)

 いろいろな反響があって、それらについては順次整理してきた。
 
2012/04/30 :「人生の楽園」反響・直売所編(2回目)
2012/04/18 :「人生の楽園」の反響・ご近所からの依頼編
2012/04/17 : 突然の電話注文
2012/04/17 :「人生の楽園」反響・直売所編
2012/04/16 :「人生の楽園」反響(役場経由のありがたいお申し出)
2012/04/14 : テレビ番組「人生の楽園」の反響
 
 大体一巡したので、最後に自分自身の周囲のことを書いてみる。
 
 GWの間、私の会社員時代の友人(入社以来40年以上の付き合い)が農場にやってきた。彼は我々の「人生の楽園」を評して、二地域居住でどちらのご近所とも良好なコミュニケーションを作っているところがいい、と話していた。それを聞いたあと、自身でも色々考えてみたが、さすがにつきあいが長いだけあって、「なるほどそうだね」という感じだった。
 番組の中でもそんな雰囲気は出ていたが、ある程度やらせ的な部分も若干はあったかもしれない。しかし、終わったあとはそれが本当に実体になってきた感じが強くするのである。きっと、横浜の人たちは農場でどんなことをやっているのか、会所の人たちは横浜でどんなことをやっているのか、そういう向こうの状態がよく見えて、また向こう側の周囲の人たちがどんな反応をしているかも理解してくれたんだと思う。それで、横浜でも会所でもご近所さんたちとの距離がものすごく近付いたようだ。
 
 まだまだこれからだけど、会所で作ったものを横浜直売所で売り、横浜でもらったもの(パレット)を会所に持っていくというものの流れがもっと幅広くなり、そして両方の人たちの気持ちも行き交うような動きになっていけば、いろいろなことが変わってくるんじゃないかな、と考えている。3年と少し前から「農業」の周辺にいるんだが、このままじゃ農業だけでなく日本そのものまでどうにもならないという焦燥感もなくはない。一人で何とかできるものでもないが、何もしない政治を待っても何も変わらない。それならできることをやってみたいのである。できることから一歩一歩。
 

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今日は休養日、仲間(先輩)の果樹園を訪問

 昨日も雨、今朝もそれが続いていた。予報では午後まで雨が降るというし、定農連の仲間(といっても定年帰農についての大先輩)のお宅を訪ねることにした。心配だったのは、2~3日前からネット張りで忙しいときいており、作業の邪魔にならないかということだったが、成田エリアの予報も雨だったし、ご本人の了承も得られて出発。一応長靴・手袋などの手伝い道具は持参したが、見学止まりだった。

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 300本のブルーベリー畑と、それをほぼ覆うネットはなかなか大変そうである。我々の田畑とは違った苦労があるようだった。とても驚いたのは道具や機械が充実していること、しかもそれがきちんと整理されていることだった。常々、ものの収納や整理について私に文句を言い続けているカミサンは、いい見本があったと思ったらしい。確かに参考になるところ大で、さっそくフィードバックすることにした。
 
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    鍬などは吊してある、うちでは壁の桟に引っかけたりしており、
    ときどき倒れてきて危険な状態。

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    スコップ類は穴の下から差し込みひねって吊す

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    これはうちでも同様にやっているが、位置が高く
    剪定バサミがときどき落ちてきて危険。


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 最後の写真に写っている右側の倉庫は、中古の温室の鉄骨を買って地上部分をご自分で組み立てたということだ。鉄骨に留まらず内装などもよくできている。大工さん顔負けである。また、倉庫内については単管パイプを組んで棚などの骨格にしてあり、これも有効な手段と思った。(手前のミニ温室ではない、その向こうの15坪の倉庫のこと)
 
 しかし、同じ千葉県でも南と北は結構距離がある。途中、大多喜に寄ったし行程は120キロ。往復は220キロを超えた。このあいだの「人生の楽園」の取材時には、この大先輩に二度も来ていただいた。申し訳ないことである。それにしても、雨に降られても訪ねていって色々な話と勉強させて貰う仲間がいるのは大きな財産である。定年帰農者連絡会は素晴らしい。


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本日は農家の休養日

 予定通りの休養日である。朝から出かけていった。最初の訪問先は下大多喜の農家、先日役場経由で播種機をあげるというお宅だった。到着すると、そこは山の懐に囲まれた農家だった。納屋の前に機械が置いてあったが、電動のかなり使い込まれたもので、ほぼ想像通りのもの。奥からおじいちゃんが出てきて挨拶をしたが、うちの田んぼは2反歩もなく、せいぜい20枚程度しかモミを播かないから機械はいらないと申し上げて、いただくのはお断りをした。
 しかし、89歳になるというが、80歳くらいにしかみえないそのおじいちゃんは、今年限りでコメ作りを引退するらしい。不要になった機械も誰かに使ってもらいたかったのだろうけれど、こちらもお断りせざるを得なかった。来年の今頃、田植え前の時期になったらきっと寂しいだろうから、迎えに来て教えを請うくらいしなければいけない。それにしても89歳までコメを作れるらしい。私もあと4分の1世紀コメ作りができれば嬉しいのだが。

 色々話すうちにタケノコを掘って行けということになり掘り始めるが、腰に時折痛みの走る私が1本掘る間に、おじいちゃんはドンドン掘ってくれ、結構な量のタケノコの山ができた。途中から、おじいちゃんよりも更に二つ年上のおばあちゃんも加わり、しばし農業談義のあと、失礼した。
 
 茂原で昼食を食べたあと、次の訪問先(定農連仲間Sさん)に向かった。Sさんご夫婦は「人生の楽園」にも登場されているが、古民家を改修して住まわれており、どのようなお宅かということについてとても興味があったのである。
 
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 それにしてもずいぶん大きいし風格もあるお宅である。一部、キッチンをはじめとする水回りなどは現代風になっているが、あとは昔の雰囲気が残っている。ただ、床下などの建物の骨格は全面的に手が入っているようだ。
 母屋の他にも古い離れ家があり、ここは未改修だけれど、古い資料・文物などがあり、興味を持ってのめり込むと、とても農業などはやっていられないほど面白そう。

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 これまでの5年間のSさんの人(!)力で、屋敷の敷地内には畑がある程度できているが、巨木や巨木を切った丸太や切り株があり、まだまだ手をかけていく余地はありそうだった。それでも、色々な楽しみがあるようでうらやましい限りである。これからも「定農連」メンバーの本拠地訪問は続けたい。
 
 定農連(定年帰農者連絡会)は、定年世代あるいは予備軍の方で、農業や農的生活を行っているかやりたいと考えている人たちの集まりです。メンバーは11名ですが、インターネットを媒体としていますから、全国(全世界!)に広がっています。興味のある方はコメントや右の管理者へのメッセージ欄でご連絡ください。
 

 
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定年帰農者連絡会について(あらためて説明します)

 12日の朝日新聞夕刊の記事「人生の楽園・夢への道」の楽園インフォでは、定年帰農者連絡会(定農連)のことも採り上げられていました。これに着目してBLOGに来られた方もおられると思うので、この会のことをあらためて紹介しておきましょう。
 私は、定年を迎えた3年と少し前に農場を手に入れ、サラリーマンの傍ら週末農業をやるという生活を始めましたが、割と早い段階で定年到達者が農業に転身するのはなかなかよい選択肢であるとの確信を得ていました。定年到達者あるいは予備軍の方々で農業あるいは農的生活をやってみたいと思う人たちに、それがどのようなものかを伝え、背中を押したいということも、このBLOGの大きな目的にしてきました。

 昨年の暮れのこと、一つのエポックがありました。このBLOGの読者の方からあいついで「情報交換をやりましょう」とのご提案があり、それではということでメーリングリスト(Yahoo!グループ)を立ち上げたのでした。さいしょのうちは時折メールを出し合うという程度の緩やかなコミュニケーションが続いていましたが、先日メンバー(4/12現在10名)のうちの4名(4家族)が当農場に集まり、初ミーティングを行いました。その様子は、おそらく明日の「人生の楽園」の中でも紹介されると思います。
 番組の撮影はごく短いものでしたが、ミーティングはずっと続き、かなり話が弾んでメンバーの本拠地を順次回っていこうなどの提案もありました。さらに、そのあとも個別の情報交換が続いているようです。私も今までの3年間、独学でやってきたようなものですが、こういうグループがあって、色々な経験やコツを教えてもらえる仲間がいるということのメリットは計り知れないと感じました。
 
 簡単に書きましたが、このあたりの経緯・記事は「定年帰農者連絡会」というカテゴリーにまとまっています。ちょっと余分なものも入っていますが、このBLOGにしてはそれほど多くないので、どうぞご覧の上よろしければご参加ください。
 なお、先日は千葉県関係者が集まりましたが、メンバーは関東以外にもおられます。メーリングリストというメディアの特性を活かせば、地域の枠を超える活動も十分可能です。また、それぞれの地域にメンバーが増えれば分科会的な活動も進むでしょう。また、「定年帰農者」としていますが、もちろん定年世代以外の方も大歓迎ですし、将来農的生活をやってみたいという方も大歓迎ですよ。興味のある方は、右側の「管理者への連絡」欄からメールアドレス入力の上、ご連絡ください。
 
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定年後歩かなくなったかも

 サラリーマンをリタイアしてから色々な変化があり、それは「1ヶ月後」「3ヶ月後」としてちょっとまとめてある。そのどちらにも書いてはいないが、大きく変化したことの一つに「歩かなくなった」ことがある。12月27日が元の会社への最後の通勤だったが、そのときを最後に電車には乗っていない(正確にはワシントンDCの地下鉄を除く)。出かける用事があるときは、2回ほどバスに乗ったけれど、それ以外は車であった。プリウスαの燃費がいいから、電車で移動するよりずっと低コストということも原因の一つだ。川崎図書館に行く時など、駐車料金を考慮しても車が安い。
 そんなことが原因で、歩くことが減り足が衰えた。農作業は結構やっているが、使う筋肉は歩く場合と違うらしい。今日、ハガキを出すためポストにいったが、それだけでも歩いたという感じがする。東海道や日光街道を踏破した足はどうしたんだろう。カミサンは、いつも私が居るので、送ってもらうから足が衰えたといっているが、それは俺のせいではないといっておきたい。

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 ということで、先ほど桜見物を兼ねて歩いてきた。昔は賑やかだったマイカル本牧まで行って帰ってくるルートだ。米軍のキャンプが返還されたときに植えられた桜だろうか、今が樹勢としては盛りである。満開の中を歩いてきたが、距離はほぼ4.5キロ程度。なかなか疲れたが、どんどん歩くことにしよう。といいながら、明日は用があって都内に出かける。やっぱりプリウスαで行くことになりそうだ。
 
 
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放送日決定(人生の楽園)

今日のテレビ朝日18時からの「人生の楽園」という番組の最後に来週の予告がありました。そこには何だかみたことある夫婦が・・・・
昨日TV局のプロデューサーがチェックして最終的に予定が決まるということだったので、番組名などはそれ以降に出すと制作スタッフと一応約束しておりましたが、14日(土)で本決まりのようです。北朝鮮の影響がなければですが。
連携記事の取材が昨日農場の方でありましたが、これは12日の朝日夕刊に載ります。BLOGをご覧の皆様、すっかり舞台裏が見えてしまうかもしれません。

    テレビ朝日HPの番組予告


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定年帰農者連絡会第1回ミーティング

 某番組取材とも関係のあるようなないような、結果的には取材対象になったけれど、昨年暮れから立ち上げていた「定年帰農者連絡会」のミーティングを行った。今回集まったのは4ファミリー、9名のメンバーの半分には届かなかったが、海外・地方の方が3名おられるので、初めてにしてはよく集まっていただけたと思う。
 集まってみてわかったけれど、これはなかなか有用なつながりになると思う。本日付で定年という方も2名、そのうちのお一人は5年間の準備期間はあったものの、まさにこれから本格的に農業を始める段階。皆さんそれぞれ状況や経歴・これまでの専門は違うが、相互の情報交換はかなり有効という感じであった。
 たまたま千葉県内で就農中・準備中の方が集まった形だが、今後も相互訪問・応援・交歓といった動きが続くのではないかと思うし、そうしたい。それに、来られなかった方々も交えてネット上での活動を続けたいと考えている。
 「定年帰農者連絡会」にご興味をお持ちの方、参加ご希望の方は右の「管理者への連絡」やコメントにてご連絡ください。
 
 
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退職後3ヶ月経過、変化したことは

 今日の朝、カミサンと話していて「何だか前よりも忙しいね」ということで珍しく意見が一致した。カミサンとしては、以前なら月火は同様に忙しかったけれど、水木金で掃除洗濯など諸々の家事と休息の時間が取れたが、今は水曜が移動日で日曜までが連続農作業、翌週の月火は直売所などと続くサイクルだから、休むヒマがないということらしい。それに、確実にやることが増えている。今はちょうどTV取材のまっただ中ではあるが、その他もいろいろある。私はその他いろいろの原因を作り出している身だから当然忙しい。
 退職後1ヶ月の記事を見たら、結構マイペースでじっくりやっているようなことを書いていたが、今はずいぶん変化している。勤めているときは、大体のところ経験をベースにして対応できることが多かったが、今はもっと考えること・対応していることの範囲が増えて、その場その場で考える要素が増えてきているように思う。まあ、ヒマより忙しい方がずっといいのだが。

 それと、大きく変化しつつあるのは近所の方々との交流である。それは横浜も大多喜も同様だ。横浜では直売所に関わっていることが大きな要因になっている。会所の方は、やはり居る時間が増える分交流の機会が増えている。これもなかなかいいものである。
 
 
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雨の今日はTVの事前取材(ロケハン)

 去年の暮れに話があり、ときどき若干触れていましたが、我々のような世代のセカンドライフを紹介する某番組の取材の話がここへ来て急に進み始めました。2月頃に一度取材の申し入れはあったのですが、この冬の寒さのせいで野菜も何もろくに穫れず、もう少し先の方が番組作りも楽ではないでしょうかと先送りにしていました。しかし、寒さは全国的な現象ですからネタ切れになったのかもしれませんね、こちらにまた話があったものです。
 本日、放送局系制作会社の人たちが農場にやってきてロケハン(事前取材)をしていきました。TV側から、別にやっている定年帰農者連絡会(メーリングリスト)のNさんにも来てもらえないかとの要請があり、農繁期は始まっているにもかかわらず立ち会ってもらいました。事前に制作会社の担当の方がBLOGや私への質問によって整理をされていたので、状況はかなり把握されていたようですが、やはり会って話してわかることもあり、かなりの時間を掛けてのやりとりとなりました。雨ですから、(Nさんや我々農業者には好都合でもあったのですが、)傘をさしての屋外視察になりました。このあと、月曜日は横浜の家に来て直売所の視察、といっても小さな直売所ですが。撮影は3/25・26を中心とする5日間か、その翌週。会所はまだ春らしくないし、売り物が揃うかどうかが心配らしく、そのあたりで日程は決めかねているようです。実際の放映時期と撮影時の季節感が食い違っても変ですからね。どっちにしても放映は4/14・21・28のいずれかになるということでした。
 ディレクターとAD2名でしたがロケバスで登場、巨大です。27坪ある納屋も隠れてしまいました。お昼は、会所区の皆さんが半ボランティア的にやっている分校跡の蕎麦屋に行きましたが、我々もその往復時にロケバスに乗せてもらいましたよ。どうなるかわかりませんが、そんなことが進み始めました。

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定年帰農のための必要要素

 これの前に思いつきで居場所の確保について書いたけれど、もう少し地道に考える必要があると思い、あらためて体系的に考えよう。セカンドライフとして農業あるいは農的生活に進もうとしたときに必要と思われる色々なものを列挙してみる。
 
フィールド系
 F1.農林地
 F2.居場所
 
ヒューマン系
 H1.パートナー
 H2.協力者
 H3.先生
 
リソース系
 R1.資金
 R2.農業機械

成果品系
 S1.購入者
 S2.応援者

触媒系
 C1.ヒューマンネットワーク
 C2.公的支援

このうち最後の触媒系は上の4項とはちょっと違うものをイメージしている。触媒と表現しているように、反応というか行動を促す働きのものを考えている。一応この枠組みでいろいろ考えてみようと思う。不定期になりそうだが。

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定年世代の就農を考える(拠点を作る)

 このテーマについてはいろいろ考える要素があるが、田舎における拠点として廃校が使えないかと思いついた。遊休農地と廃校とは人口減少地域という共通項があり、相関関係があるのではないかということで注目したのである。千葉県の廃校リストがwikipediaに掲載されていたが、たとえば、私の農場がある大多喜町には廃校となった小学校が3ヶ所ある。
 そのうち1ヶ所は会所にあり、ここは地域の人たちが管理を引き継ぎ、休日に蕎麦屋および蕎麦道場として使っている。もう1ヶ所は、民間企業(キャンピングカー販売会社)が借り受けてオートキャンプ場にしているらしい。最後の1ヶ所は、地域のみなさんが集会所に使ったり、災害時の避難所となったりしているようだが、はっきりした使途は不明である。ただ、町が平成20年に発表した「行財政効率化推進計画」では、有効活用の対象となっていた。
 民間企業がどのような形で借り受けたかは不明だが、NPOなどの法人をつくり、管理方法などの主体や基準を明確にすれば、廃校を借りることは可能かもしれない。また、自治体には家や農地などの物件の紹介・斡旋などを期待したいので、空き家バンク制度を所管している企画財政課企画係や農林課に相談してみるといいかもしれない。
 まだ思い付きのレベルだが、拠点があるとないとでは大違いで、これは検討してみたい。ただ、どこも地域の人たちにとっては想い出がある大切な施設である。役所との相談も必要だが、「それなら是非使って欲しい」と地域のみなさんが思うような光り物(企画)が必要だろう。
 
 ウイキペディア 千葉県の廃校(小学校)
 
 会所分校

 宇筒原分校

 田代分校


 
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定年後の変化・ヘアスタイル編

 「定年後の生活の変化(1ヶ月後)」の続編である。昨夜、2チャンネルも含めて色々情報収集した。やっぱり長めのスポーツ刈りにしようと一応決めたのだが、本日看板作りに必要な資材を買いに行くことになり、急遽床屋に立ち寄った。
 長めの七三頭のオジサンが、いきなりスポーツ刈りなんていうものだから、店員さんは一瞬たじろぐような感じだったが、それじゃあ長めにしましょうねと引き取って散髪を始めた。長めだから5分のバリカンで刈りますよ、といいながら刈っているが、いいも悪いもなくただ任せるだけ。
 途中で、「どうしても丸くなっちゃいますねえ」という弁解が聞こえたが、どうやら髪の毛が少なくて腰がないから、角刈りのような角ができないということらしい。角刈りと頼んでも結局同じような卵形の頭になったに違いない。
 というようなやりとりの中、40年ぶりのヘアスタイルチェンジは完了した。それにしても頭が寒い。

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 ところで、頭を洗うことと洗ったあとの始末は劇的に簡単になった。夏が楽しみだ。
 
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定年後の生活の変化(1ヶ月後)

 正確にいうと定年は3年前、その後3年間は再雇用という形で引き続き同じ会社にいたから、都合40年と9ヶ月サラリーマン生活が続いていた。それを暮れで終了して1ヶ月が経過した。わずか1ヶ月だが、生活は大きく変化したのでそのあたりを考えて整理してみよう。
 まずは時間が完全に自分のものになったということが大きな変化だ。最後の方は結構自由にやっていたつもりだが、それでも自分以外の要素で予定や行動は影響を受けていた。それはほとんどなくなったといってよいだろう。家族との摩擦も、当家の場合だとほとんど問題とはなっていない。もともと農場での行動は完全に別で、必要なときに協力しあう形なので、今のところはその延長になっているのだろう。ずっとこのままかどうかは、現時点では判断しづらいところである。
 そのことと関係があるが、何かやろうと思うとかなり集中できる感じだ。やはり、平日の昼間に仕事があるというと、時間のかかるものでは細切れになってしまうし、どうしても片手間感が生まれてしまうんじゃないかと思われる。今年になってやったことは、いずれもあれこれ色々考えながらできているように思う。作ったばかりの看板についていえば、サラリーマン時代なら平日の夜をつぶしたりしても結局メインは週末の作業だから、2週末ぐらいはかかっていたかもしれない。それが1日で完了、そんな感じだ。
 その他、気になっていることは体重の増加だ。農場にいるときはそうでもないが、横浜の家にいるときは、ついつい間食をしてしまう嫌いがある。暇なのかもしれない。つられてカミサンも体重増となっているようで、間食禁止につきあうよう求められている。私自身は怖くて体重は量れていないが、増加していることは明らかだ。
 あとは、通勤時間がゼロとなったことはやはり大きいだろう。私の場合は、始発に乗り換えたり、始発の出る駅に回ったりしていたから、3時間以上/日を費やしていたので、生まれた時間的余裕は大きい。ただ、通勤時も考える時間や文章を書くという使い方をしていたから、いくらかはそれ等が不十分になっているかもしれないが、はっきりした変化は今のところ感じ取れない。
 ということで、比較的忙しい農場での暮らしと、ちょっとのんびりしながらまとまった仕事や勉強をやる横浜の自宅での生活が、ほぼ適当な割合で始まっている定年後1ヶ月である。


 
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